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first taste 4-3
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何でか知らねぇけどドキドキしてる。
今日の俺はちょっと変なのかも知れないな。
疲れてるのかな?
でも、すごかったよなぁ…と、もう前髪に隠れちまってる竹川の顔を思い描く。
よくカッケー男の顔を甘いマスクとかって言うけど、竹川のマスクは格別だと思った。
普通の甘いマスクが上白糖だとしたら、そうだな…竹川のは…ベルベットの光沢を放つ飛びきり上等な蜂蜜。
「どうぞ?」
出されたチャイを一口のんで竹川が呟く。
「凄い、美味しい…です」
「気に入ったんならまた飲みに来てくださいよ」
冗談半分に俺が言う。
「はい!是非!」
まぁこの返事は礼儀だとして。
ウチのチャイは結構甘めだ、それを気に入るって事はコイツ絶対甘党だな、と判定を下す。
これじゃあ常連にはならなそうだ。
…残念。
もうあの上等の蜂蜜拝む機会は無いだろう。
因みにお土産の菓子折は俺の大好物、老舗和菓子屋『おせん』の鮹煎だった。
超大喜びした俺に、『昔、これを好きな人が知り合いに居て、その人が辛党だったんで…。』とチョイスした理由をもごもごと告げて来た。
この店の売りは海老煎で、鮹煎餅はちょっと知る人ぞ知るって品物なんだけど…。
妙な偶然もあったもんだぜ。
ビバ偶然!
今日の俺はちょっと変なのかも知れないな。
疲れてるのかな?
でも、すごかったよなぁ…と、もう前髪に隠れちまってる竹川の顔を思い描く。
よくカッケー男の顔を甘いマスクとかって言うけど、竹川のマスクは格別だと思った。
普通の甘いマスクが上白糖だとしたら、そうだな…竹川のは…ベルベットの光沢を放つ飛びきり上等な蜂蜜。
「どうぞ?」
出されたチャイを一口のんで竹川が呟く。
「凄い、美味しい…です」
「気に入ったんならまた飲みに来てくださいよ」
冗談半分に俺が言う。
「はい!是非!」
まぁこの返事は礼儀だとして。
ウチのチャイは結構甘めだ、それを気に入るって事はコイツ絶対甘党だな、と判定を下す。
これじゃあ常連にはならなそうだ。
…残念。
もうあの上等の蜂蜜拝む機会は無いだろう。
因みにお土産の菓子折は俺の大好物、老舗和菓子屋『おせん』の鮹煎だった。
超大喜びした俺に、『昔、これを好きな人が知り合いに居て、その人が辛党だったんで…。』とチョイスした理由をもごもごと告げて来た。
この店の売りは海老煎で、鮹煎餅はちょっと知る人ぞ知るって品物なんだけど…。
妙な偶然もあったもんだぜ。
ビバ偶然!
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