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第9話 少女の神の功績
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【暗澹】
1.見通しが立たず、希望が持てないさま。
2.暗くてものすごいさま。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そう感じてしまうのも仕方がないと思う。だって木造の家、木の柵や槍。文明レベルが想像できる。日本の文明に溺れていた頃と差がありすぎる。ここはまさに絵に描いたような異世界。いや正確には漫画に描いたような異世界である。ゆえに現代日本に慣れきってしまっている僕には異世界は手に余るし、目に余る。それとこの状況である。静かすぎる森、地方全体で起きている行方不明事件、名前も知らない村長と一対一で座っている僕。どうすればいいのやら…。
そうして考え事をしていると村長から話しかけてきた。
「仁様。飲み物のおかわりはいかがですか?」
「いえ…、結構です。」
明らかに気を使われているのがわかる。それに様で名前を呼ばれたのは初めてだ。
「あの、僕のことは様付けで呼ばなくても大丈夫ですよ」
「そういうわけには参りません。リン様のお連れ様ですから」
どうやらリンはかなり尊敬されているようだ。いったいなぜだろうか。気になる。
「リンとはどういうご関係なんですか?」
「ご恩のあるお方です。仁様はどのような?」
「僕は事故に遭いそうになっていたところを助けていただきました。おかげさまでこうして生きている状態です」
「おぉ!そうですか。嬉しいことを聞きました。では我らはお互いにリン様に助けられた仲ということですか」
村長はニコニコして、僕を仲間認定したようだ。そのおかげか村長の雰囲気が少し柔らかくなった。
「ちなみにあなたはリンにどのような恩があるのですか?」
「それは…」
興味本位で尋ねただけだが、僕を見る村長の目が真剣さを帯びているのに気づいた。
「まぁ、リン様にご恩のあるあなた様であればよろしいでしょう」
何かの基準をクリアしたようだ。誰にでもできる話ではないということか。
「約1年前のことです」
村長はそうして語りだした。約一年前のことを。正確にはもっと前のことを。
村長には今現在家族がいる。娘であるレオナという女性と孫娘であるレナという子どもである。ある日レオナはルバーナの町である商人の男と結婚し、おめでたいことにレナが生まれた。ただそれから数年すると商人の男は商売が上手くいかず、レオナとレナを養っていくことが難しくなった。そこで商人の男は彼女たちを実家に戻した。
それから数年経ち、約1年前。その商人の男がゴロツキのような冒険者を複数、護衛に連れてここに戻ってきた。用件を聞くとどうやら商売がうまくいったから娘を連れ戻しに来たという。そのわりには彼らは粗末な荷馬車でこの村を訪れており、身なりに関しても商売がうまくいっているようには見えなかった。怪しんだ村長とレオナは彼らに寝床と酒を与え、会話を盗み聞きした。すると彼らはバカのようにゲラゲラ笑い、全部喋った。それは恐ろしい内容だった。彼らはレオナの娘を奴隷として売ろうとしたのだ。この国では奴隷は認められていないため、非合法の奴隷となる。そこには何の権利もないため、どんな扱いを受けるかわからない。
村長とレオナは顔を真っ青にした。そしてレナを隠してやり過ごそうとしたり、力づくで奪おうとする彼らに逆らった。しかし武装した彼らに為す術もなく、連れていかれてしまったそうだ。その後町に遣いを出した。しかしそこの兵士に事情を話してもどうにもならず、泣き寝入りをしていた。そこに現れたのがリンだったそうだ。
「私とレオナはレナを連れていかれたとき、半身が引き裂かれたような思いでした。我々の力では何もできず、町の兵士も頼りにはならない。いったいどうすれば、どうすればいいのかと…。私とレオナは一晩中悩んでいました。そのとき、リン様は食料を交換してほしいと村に訪ねられて来ました。そこでレオナから事情を聞き数日分の食料と引き換えに、我々の願いを依頼として引き受けてくださいました。私とレオナにはただ待つことしかできませんでしたが、その間は暗澹たる思いでした。しかしそれから1週間後リン様はレナを連れて戻ってきてくださいました!」
村長は泣きそうな顔をして言った。テーブルの上に置いてある村長の拳は、そのとき苦痛を思い出すように強く握られている。いったいそこにどれだけの苦しさや無念さがあったのか、全て僕に語りかけるときの表情に表れていた。そしてレナを連れて帰ってきてくれたとき、それらの痛みが洗われたのだと。そして神に祈るように、神に感謝したようだ。彼らの崇める太陽の神と彼らを救った小さな女の子の姿をした神に。
「その後リン様は私とレオナに遺産だと言って、袋いっぱいの金貨や銀貨、銅貨をくださいました」
遺産とは誰の遺産だろうか。決まっている。商人の男である。しかしそれだけのお金をその男が持っていたのなら、わざわざ子どもを奴隷にする必要はなかったのではないだろうか。
「その商人の男はそんなにお金を持っていたのに、わざわざこの村に護衛をつけて子ども一人を奪っていったのですか?」
「ええ。その点は私も疑問に思いました。するとリン様は一言、関係者も始末したと言っておりました。そのときのリン様のお姿は明らかに争いがあったようにローブも服も破れており、ボロボロだったのです」
つまりは関係者も罰を与え、そこから遺産として持ってきたのだろう。
「そしてリン様は我々にこうおっしゃいました。『レナはまだ幼く奴隷というものを知らん。自分が売られそうだったことやその先のことも理解してはおらん。この娘は必要以上に怖い思いをした。ゆえにもう泣かせてやるな』と」
そしてしばらくはルバーナに近づくなと言い残し、彼女は去っていったそうだ。
1.見通しが立たず、希望が持てないさま。
2.暗くてものすごいさま。
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そう感じてしまうのも仕方がないと思う。だって木造の家、木の柵や槍。文明レベルが想像できる。日本の文明に溺れていた頃と差がありすぎる。ここはまさに絵に描いたような異世界。いや正確には漫画に描いたような異世界である。ゆえに現代日本に慣れきってしまっている僕には異世界は手に余るし、目に余る。それとこの状況である。静かすぎる森、地方全体で起きている行方不明事件、名前も知らない村長と一対一で座っている僕。どうすればいいのやら…。
そうして考え事をしていると村長から話しかけてきた。
「仁様。飲み物のおかわりはいかがですか?」
「いえ…、結構です。」
明らかに気を使われているのがわかる。それに様で名前を呼ばれたのは初めてだ。
「あの、僕のことは様付けで呼ばなくても大丈夫ですよ」
「そういうわけには参りません。リン様のお連れ様ですから」
どうやらリンはかなり尊敬されているようだ。いったいなぜだろうか。気になる。
「リンとはどういうご関係なんですか?」
「ご恩のあるお方です。仁様はどのような?」
「僕は事故に遭いそうになっていたところを助けていただきました。おかげさまでこうして生きている状態です」
「おぉ!そうですか。嬉しいことを聞きました。では我らはお互いにリン様に助けられた仲ということですか」
村長はニコニコして、僕を仲間認定したようだ。そのおかげか村長の雰囲気が少し柔らかくなった。
「ちなみにあなたはリンにどのような恩があるのですか?」
「それは…」
興味本位で尋ねただけだが、僕を見る村長の目が真剣さを帯びているのに気づいた。
「まぁ、リン様にご恩のあるあなた様であればよろしいでしょう」
何かの基準をクリアしたようだ。誰にでもできる話ではないということか。
「約1年前のことです」
村長はそうして語りだした。約一年前のことを。正確にはもっと前のことを。
村長には今現在家族がいる。娘であるレオナという女性と孫娘であるレナという子どもである。ある日レオナはルバーナの町である商人の男と結婚し、おめでたいことにレナが生まれた。ただそれから数年すると商人の男は商売が上手くいかず、レオナとレナを養っていくことが難しくなった。そこで商人の男は彼女たちを実家に戻した。
それから数年経ち、約1年前。その商人の男がゴロツキのような冒険者を複数、護衛に連れてここに戻ってきた。用件を聞くとどうやら商売がうまくいったから娘を連れ戻しに来たという。そのわりには彼らは粗末な荷馬車でこの村を訪れており、身なりに関しても商売がうまくいっているようには見えなかった。怪しんだ村長とレオナは彼らに寝床と酒を与え、会話を盗み聞きした。すると彼らはバカのようにゲラゲラ笑い、全部喋った。それは恐ろしい内容だった。彼らはレオナの娘を奴隷として売ろうとしたのだ。この国では奴隷は認められていないため、非合法の奴隷となる。そこには何の権利もないため、どんな扱いを受けるかわからない。
村長とレオナは顔を真っ青にした。そしてレナを隠してやり過ごそうとしたり、力づくで奪おうとする彼らに逆らった。しかし武装した彼らに為す術もなく、連れていかれてしまったそうだ。その後町に遣いを出した。しかしそこの兵士に事情を話してもどうにもならず、泣き寝入りをしていた。そこに現れたのがリンだったそうだ。
「私とレオナはレナを連れていかれたとき、半身が引き裂かれたような思いでした。我々の力では何もできず、町の兵士も頼りにはならない。いったいどうすれば、どうすればいいのかと…。私とレオナは一晩中悩んでいました。そのとき、リン様は食料を交換してほしいと村に訪ねられて来ました。そこでレオナから事情を聞き数日分の食料と引き換えに、我々の願いを依頼として引き受けてくださいました。私とレオナにはただ待つことしかできませんでしたが、その間は暗澹たる思いでした。しかしそれから1週間後リン様はレナを連れて戻ってきてくださいました!」
村長は泣きそうな顔をして言った。テーブルの上に置いてある村長の拳は、そのとき苦痛を思い出すように強く握られている。いったいそこにどれだけの苦しさや無念さがあったのか、全て僕に語りかけるときの表情に表れていた。そしてレナを連れて帰ってきてくれたとき、それらの痛みが洗われたのだと。そして神に祈るように、神に感謝したようだ。彼らの崇める太陽の神と彼らを救った小さな女の子の姿をした神に。
「その後リン様は私とレオナに遺産だと言って、袋いっぱいの金貨や銀貨、銅貨をくださいました」
遺産とは誰の遺産だろうか。決まっている。商人の男である。しかしそれだけのお金をその男が持っていたのなら、わざわざ子どもを奴隷にする必要はなかったのではないだろうか。
「その商人の男はそんなにお金を持っていたのに、わざわざこの村に護衛をつけて子ども一人を奪っていったのですか?」
「ええ。その点は私も疑問に思いました。するとリン様は一言、関係者も始末したと言っておりました。そのときのリン様のお姿は明らかに争いがあったようにローブも服も破れており、ボロボロだったのです」
つまりは関係者も罰を与え、そこから遺産として持ってきたのだろう。
「そしてリン様は我々にこうおっしゃいました。『レナはまだ幼く奴隷というものを知らん。自分が売られそうだったことやその先のことも理解してはおらん。この娘は必要以上に怖い思いをした。ゆえにもう泣かせてやるな』と」
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