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第三章 悩める剣士との出会い
第71話 いざ浮気現場へ!
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ノーミー視点
「あれ?おかしいわねここにいると思ったんだけど・・・」
私は一軒の家の屋根の上に座り呟いた。
通りを歩く多くの人が飲み屋やレストランに吸い込まれていく。
アドレーヌの屋敷でワタルが一人で飲みに行きたいと言った後、こっそりと抜け出し一人で繁華街へ来てワタルを探している最中だ。
ずっと私たち、特にウェンディと一緒にいるワタル。一人になりたい気持ちは分かるが、まぁ別の目的があるのが明白だ。
長年ザリオンと一緒にいれば、男がどんな行動をするかぐらい分かる。
ワタルの邪魔をするつもりはないが、なにせこの世界に慣れていないのに夜遊びをすればどんなトラブルがあるかわからない。
特に、ワタルはお人好しで他人に共感しやすい。
避けられない事態が起これば助けてやろうと老婆心を働かせる。
「そんなに気になるなら一緒に行けば良かったのに・・・」
私はさっきから後ろでコソコソとしている青いドレスに声をかけた。
「なんでわかったのよ」
「逆になんでバレないと思ったのよ」
私が何か呟くたびにチラチラと顔をのぞかせるウェンディを発見できない方がおかしい。
このお子様妖精は相変わらず素直じゃない。そこが可愛いんだけど・・・
「全くもう・・・ここにはいないみたいだから他に行くわよ」
「なんで分かるのよ?」
「あんなバカ魔力見逃すはずないでしょ。」
「それもそうね」
アハハ!ウェンディは冷静さを失ってるわ。
・・・・・・・・・
「ちょっ!ここって・・・人族の男女があれこれするところでしょ?」
ガクガク
「揺らさないでウェンディ!少し落ち着きなさい!」
私たちは娼館が立ち並ぶ通りを見渡せる家の軒先に来ている。
ワタルが飲み屋街にいないとなると、ここにいる可能性が高い。
「あのねウェンディ。人族の男は性行為をするのは自然のことなの!妖精と違うの!分かる?」
「だからってワタルは私と妖精の契約を結んでいるのよ!女の人族とまじわるなんて浮気だわ!」
「あなたが妖精の契約の本当の意味を教えてないのが悪いのよ!それにザリオンだってミルフィーユ王国の王女と結婚したんでしょ」
「ノーミーはそれで良かったの?」
「私だって初めは悩んだわよ!でもね何度も王女と話し合って友人になれたわ!人族と契約するってことはそれも理解しなければならないのよ」
「でも!」
「いい加減にしなさい!ワタルはウェンディを蔑ろにする人族なの!」
「違うけど・・・ワタルはバカだけど優しいけど・・・」
「少しワタルを理解する努力をしないとあっという間にとられちゃうわよ。なぜだか妖精にモテモテだし」
「ノーミー・・・もっと人族の事を教えて」
「おい!見たかあの美人!」
「見た見た!なんだか冴えない男の手を引いて宿屋に入っていってたぞ」
「羨ましいね~きっとあの銀の腕輪はチャームの効果があるんだよ!」
「まじか!どこに売っているだ?」
二人の酔っぱらいがそんな話をしながら真下を通り過ぎていった。
私とウェンディは酔っぱらいがやってきた方を同時に見る。
「ごめんウェンディ。ワタルは予想の斜め上をいっているかも・・・」
「え?どういう事?」
私の目にたくさんの幼霊に囲まれている宿屋が映っていた。
・・・・・・・・・
アドレーヌ視点
「ねぇアドレーヌ。ノーミーとウェンディがいない・・・どこに行ったか知ってる?」
屋敷で食事とお風呂に入り、寝ようとする私にユキナちゃんが話しかけてくる。
大人が寝るには少し早いがユキナちゃんはまだ子どもだ。
ベットに一緒に入り、お話するのが日課になっている。
「ああ・・・きっとワタル様の様子を見に行ってるのかな?」
「ワタルお兄ちゃんはまだ帰ってきてない・・・二人だけずるい・・・」
「そのうち帰ってきますよ。」
「むぅーーー・・・ん?」
何かを探るように上を向いていたユキナちゃんが声を出した。
「どうしましたユキナちゃん?」
「ワタルお兄ちゃんが他の人族と一緒にいる」
「えっ?分かるの?」
「うん・・・この前絆が深くなったから・・・契約してるからどこにいるか大体わかる。一緒にいる人族はたくさんの木の幼霊が付いてる」
「そうなの?」
なんだか胸騒ぎがする。
「私、ちょっと行ってくる」
「え?行ってくるって・・・」
ユキナちゃんはトテトテとバルコニーがある窓に近づくと、背伸びをして鍵を外した。
私の寝室に繋がる大きなバルコニーは月明かりに照らされ、遠くに街の灯りが灯っている。ユキナちゃんは月を見上げると魔力を練り上げるのが分かった。
なんてキレイなんだろう・・・
白竜は力強さの象徴として知られているが、ユキナちゃんの変身した白竜は芸術的な美しさがある。
五メートルほどの大きさの体には長く白い体毛があり、それが潮風になびいている。
「それじゃ行ってくる」
「待って!私も行きたい!乗せてくれる?」
「良いよ・・・しっかり捕まっててアドレーヌ」
フワッとした一瞬の浮遊感と共に、あっという間に飛び上がったユキナちゃん。
羽ばたき一つでぐんぐん速度をあげ、気づけば街の上空に来ていた。
「いた・・・あそこだ」
ユキナちゃんの金色の瞳が真下の街をじっと見つめた。
「ちょっとユキナちゃん・・・このままいっちゃまずいんじゃ・・・キャーー!」
突然の急降下。
どんどん一軒の建物が近づいてくる。
ブワッ!
地面に到着する寸前、大きく羽ばたき速度を落とすと
「ふふーん!到着。すごい?」
「え、ええ。さすが私の妹ね」
「早く行こ!」
たくさんの木の幼霊が辺りに浮かんでいる宿屋の庭に降り立った私たち。
緑色の木の幼霊が取り囲む宿屋はどこか神秘的さえ思う。
なるほどこれではワタル様がこの建物にいるのは明白だ。
カランコロン
恐る恐る宿屋の扉を開ける。
「あっごめんなさい!今日はもうおしまいなんです」
テーブルを拭いて椅子を片付けていた一人の給仕が私たちに向かって声をかける。
「私たちは客ではありません。ここに来ている男性に用があります」
「そ、そうですか・・・えっと・・・どうしようかな?・・・マスターちょっと来てください」
給仕の女性は奥の厨房に声をかけた。
「なんだ?トラブルか?・・・アドレーヌ様?」
ガシャン!!
奥から出てきたマスターは手に持っていた鍋やお玉を落とし、驚きの表情でこちらを見ている。
「マスター知り合いなの?」
「バ、バカ!この方はミルフィーユ王国の第一王女様だ!」
「はぁー?ボケちゃったんですか?こんな安宿に王女がくるはずないでしょ?」
「俺は元宮廷料理人だ!毎日のようにアドレーヌ様を見ていたから間違いない!ほ、ほら頭を下げろ!」
「いたっ!えっ?ホントなの?」
目の前の人物は王城で何度か見かけたことがある料理人だ。
話が早くて助かる。
「ここに銀の腕輪をしたお方がいるわね?どこなのかしら?」
「は、はい。確か二階の部屋にお泊まりです」
「お泊まり・・・?まぁいいわ!あっユキナちゃん!」
マスターの話を聞いたユキナちゃんが二階の階段を登っていってしまった。
慌てて追いかける。
「アリシアさん・・・一体どんな男に手を出したのよ・・・修羅場の予感だわ・・・」
・・・・・・・・・
「ノーミー!ウェンディお姉ちゃん!」
「あ!お二人共」
階段を登り切り、二階の部屋が並ぶ廊下に着くと一つの部屋の前でノーミー様とウェンディ様がウロウロしていた。
「アドレーヌ!ユキナまで!」
「ここにワタル様がいるんですね」
「私たちも今来たところよ」
「それでは行きましょう」
「修羅場になるわね・・・」
「ああ任せろ!俺がアリシアを救ってやる!」
「・・・ううっ・・・すまない・・・ありがとう・・・」
バンッ!
そこにはワタル様が一人の美女と手をつなぎ見つめ合う光景が目に入ってきた。
「そこまでよ!」
私が二人に声をかけると一斉に振り向き、フリーズしたのであった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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「あれ?おかしいわねここにいると思ったんだけど・・・」
私は一軒の家の屋根の上に座り呟いた。
通りを歩く多くの人が飲み屋やレストランに吸い込まれていく。
アドレーヌの屋敷でワタルが一人で飲みに行きたいと言った後、こっそりと抜け出し一人で繁華街へ来てワタルを探している最中だ。
ずっと私たち、特にウェンディと一緒にいるワタル。一人になりたい気持ちは分かるが、まぁ別の目的があるのが明白だ。
長年ザリオンと一緒にいれば、男がどんな行動をするかぐらい分かる。
ワタルの邪魔をするつもりはないが、なにせこの世界に慣れていないのに夜遊びをすればどんなトラブルがあるかわからない。
特に、ワタルはお人好しで他人に共感しやすい。
避けられない事態が起これば助けてやろうと老婆心を働かせる。
「そんなに気になるなら一緒に行けば良かったのに・・・」
私はさっきから後ろでコソコソとしている青いドレスに声をかけた。
「なんでわかったのよ」
「逆になんでバレないと思ったのよ」
私が何か呟くたびにチラチラと顔をのぞかせるウェンディを発見できない方がおかしい。
このお子様妖精は相変わらず素直じゃない。そこが可愛いんだけど・・・
「全くもう・・・ここにはいないみたいだから他に行くわよ」
「なんで分かるのよ?」
「あんなバカ魔力見逃すはずないでしょ。」
「それもそうね」
アハハ!ウェンディは冷静さを失ってるわ。
・・・・・・・・・
「ちょっ!ここって・・・人族の男女があれこれするところでしょ?」
ガクガク
「揺らさないでウェンディ!少し落ち着きなさい!」
私たちは娼館が立ち並ぶ通りを見渡せる家の軒先に来ている。
ワタルが飲み屋街にいないとなると、ここにいる可能性が高い。
「あのねウェンディ。人族の男は性行為をするのは自然のことなの!妖精と違うの!分かる?」
「だからってワタルは私と妖精の契約を結んでいるのよ!女の人族とまじわるなんて浮気だわ!」
「あなたが妖精の契約の本当の意味を教えてないのが悪いのよ!それにザリオンだってミルフィーユ王国の王女と結婚したんでしょ」
「ノーミーはそれで良かったの?」
「私だって初めは悩んだわよ!でもね何度も王女と話し合って友人になれたわ!人族と契約するってことはそれも理解しなければならないのよ」
「でも!」
「いい加減にしなさい!ワタルはウェンディを蔑ろにする人族なの!」
「違うけど・・・ワタルはバカだけど優しいけど・・・」
「少しワタルを理解する努力をしないとあっという間にとられちゃうわよ。なぜだか妖精にモテモテだし」
「ノーミー・・・もっと人族の事を教えて」
「おい!見たかあの美人!」
「見た見た!なんだか冴えない男の手を引いて宿屋に入っていってたぞ」
「羨ましいね~きっとあの銀の腕輪はチャームの効果があるんだよ!」
「まじか!どこに売っているだ?」
二人の酔っぱらいがそんな話をしながら真下を通り過ぎていった。
私とウェンディは酔っぱらいがやってきた方を同時に見る。
「ごめんウェンディ。ワタルは予想の斜め上をいっているかも・・・」
「え?どういう事?」
私の目にたくさんの幼霊に囲まれている宿屋が映っていた。
・・・・・・・・・
アドレーヌ視点
「ねぇアドレーヌ。ノーミーとウェンディがいない・・・どこに行ったか知ってる?」
屋敷で食事とお風呂に入り、寝ようとする私にユキナちゃんが話しかけてくる。
大人が寝るには少し早いがユキナちゃんはまだ子どもだ。
ベットに一緒に入り、お話するのが日課になっている。
「ああ・・・きっとワタル様の様子を見に行ってるのかな?」
「ワタルお兄ちゃんはまだ帰ってきてない・・・二人だけずるい・・・」
「そのうち帰ってきますよ。」
「むぅーーー・・・ん?」
何かを探るように上を向いていたユキナちゃんが声を出した。
「どうしましたユキナちゃん?」
「ワタルお兄ちゃんが他の人族と一緒にいる」
「えっ?分かるの?」
「うん・・・この前絆が深くなったから・・・契約してるからどこにいるか大体わかる。一緒にいる人族はたくさんの木の幼霊が付いてる」
「そうなの?」
なんだか胸騒ぎがする。
「私、ちょっと行ってくる」
「え?行ってくるって・・・」
ユキナちゃんはトテトテとバルコニーがある窓に近づくと、背伸びをして鍵を外した。
私の寝室に繋がる大きなバルコニーは月明かりに照らされ、遠くに街の灯りが灯っている。ユキナちゃんは月を見上げると魔力を練り上げるのが分かった。
なんてキレイなんだろう・・・
白竜は力強さの象徴として知られているが、ユキナちゃんの変身した白竜は芸術的な美しさがある。
五メートルほどの大きさの体には長く白い体毛があり、それが潮風になびいている。
「それじゃ行ってくる」
「待って!私も行きたい!乗せてくれる?」
「良いよ・・・しっかり捕まっててアドレーヌ」
フワッとした一瞬の浮遊感と共に、あっという間に飛び上がったユキナちゃん。
羽ばたき一つでぐんぐん速度をあげ、気づけば街の上空に来ていた。
「いた・・・あそこだ」
ユキナちゃんの金色の瞳が真下の街をじっと見つめた。
「ちょっとユキナちゃん・・・このままいっちゃまずいんじゃ・・・キャーー!」
突然の急降下。
どんどん一軒の建物が近づいてくる。
ブワッ!
地面に到着する寸前、大きく羽ばたき速度を落とすと
「ふふーん!到着。すごい?」
「え、ええ。さすが私の妹ね」
「早く行こ!」
たくさんの木の幼霊が辺りに浮かんでいる宿屋の庭に降り立った私たち。
緑色の木の幼霊が取り囲む宿屋はどこか神秘的さえ思う。
なるほどこれではワタル様がこの建物にいるのは明白だ。
カランコロン
恐る恐る宿屋の扉を開ける。
「あっごめんなさい!今日はもうおしまいなんです」
テーブルを拭いて椅子を片付けていた一人の給仕が私たちに向かって声をかける。
「私たちは客ではありません。ここに来ている男性に用があります」
「そ、そうですか・・・えっと・・・どうしようかな?・・・マスターちょっと来てください」
給仕の女性は奥の厨房に声をかけた。
「なんだ?トラブルか?・・・アドレーヌ様?」
ガシャン!!
奥から出てきたマスターは手に持っていた鍋やお玉を落とし、驚きの表情でこちらを見ている。
「マスター知り合いなの?」
「バ、バカ!この方はミルフィーユ王国の第一王女様だ!」
「はぁー?ボケちゃったんですか?こんな安宿に王女がくるはずないでしょ?」
「俺は元宮廷料理人だ!毎日のようにアドレーヌ様を見ていたから間違いない!ほ、ほら頭を下げろ!」
「いたっ!えっ?ホントなの?」
目の前の人物は王城で何度か見かけたことがある料理人だ。
話が早くて助かる。
「ここに銀の腕輪をしたお方がいるわね?どこなのかしら?」
「は、はい。確か二階の部屋にお泊まりです」
「お泊まり・・・?まぁいいわ!あっユキナちゃん!」
マスターの話を聞いたユキナちゃんが二階の階段を登っていってしまった。
慌てて追いかける。
「アリシアさん・・・一体どんな男に手を出したのよ・・・修羅場の予感だわ・・・」
・・・・・・・・・
「ノーミー!ウェンディお姉ちゃん!」
「あ!お二人共」
階段を登り切り、二階の部屋が並ぶ廊下に着くと一つの部屋の前でノーミー様とウェンディ様がウロウロしていた。
「アドレーヌ!ユキナまで!」
「ここにワタル様がいるんですね」
「私たちも今来たところよ」
「それでは行きましょう」
「修羅場になるわね・・・」
「ああ任せろ!俺がアリシアを救ってやる!」
「・・・ううっ・・・すまない・・・ありがとう・・・」
バンッ!
そこにはワタル様が一人の美女と手をつなぎ見つめ合う光景が目に入ってきた。
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私が二人に声をかけると一斉に振り向き、フリーズしたのであった。
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