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小等部です!

久しぶりの我が家

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あれから数時間が経ち、各学年のトップ10が決まった。
私の学年のトップ10は、
私、リナ、ユウマ、カズヤ、ハント、メリル、ミーシャ、カンタ、リョウ、マティアス
になった。
アランお兄様、レオンお兄様、特別棟の人は全員それぞれの学年のトップ10に入っていた。
それにしても、私達第1学園って、それなりに凄いのかな?
各学年のトップ10に必ず3人は入ってる。
まあ、私達みたいに5人全員入ってる。学年もあるけど………
「スカーレット、続きの試合は明日やるみたいだよ?
残りの時間なにする? 」
「うーん、とりあえず今日は家に帰ろうかな。
私、特別棟で暮らすようになったから最近家に帰ってなかったんだよね。」
「そっかー。
それじゃあ、私も帰ろうかな。」
「なら一緒に行く?方向同じだし。」
「うん!そうする!」
「2人は帰るのかい?」
「「うん!」」
「そっか。気をつけて帰るんだよ?
また明日ね。」
「はーい!また明日ー!」
「ええ。また明日。」











「ねえねえ、スカーレット。」
「ん?なに?」
「私さ、ハントさんのことがイマイチ分からないんだ。」
「ハントさんのことが?」
「うん。
同じチームなのに、何も話しかけてこないし、
話しかけてこないから放っておけば、時々すごく見られるし。
特に!スカーレットのことよく見てるし。
変じゃん?」
「うーん、まあ、確かに見られてる感じはしてたけど…………
ハントさんはあれじゃない?
話しかけたいけど、話しかけずらいから見てるだけとか。」
「え?なんで?
話しかけたいならかければいいじゃん。」
「まあ、そうなんだけどね。
世の中には、話しかけたいけど、自分から話しかける勇気がない人がいるんだよ。」
「えー?
私にはよくわかんないや。」
「そっか。
まあ、いつか分かる時が来ると思うよ。」
…………なんだろう。
こう話してると、私が年取ってるみたいな気が……………

トントン

「ミリナリア様、ご到着致しました。」
「分かったわ。
それじゃあ、スカーレット、また明日ね。」
「ええ。また明日。」
…………それにしても、ハントの存在忘れてた。
私ってよく忘れるなー。ハントのこと。
ていうか自分で言ってて思ったけどハントって、別に話かけずらないとか話しかける勇気がないとか、そういう性格じゃなかったと思うんだけど…………?
うーん、ハントなんて興味なかったしタイプでもなかったから、そんなに覚えてないよ?
ゲームでも、ヒロインに積極的に話しかけてたし……………
よくわかんないや。
まあ、気にしててもしょうがないし…………
とりあえず頭の隅にだけ置いておくか……











家に着いた。
久しぶりの我が家。
落ち着くなー。

ガチャ

「ただい─────」
「スカーレットお姉様ーー!おかえりなさい!」
「アル、ただいま。」
「どうだったの?大会。」
うーん、相手が弱すぎてつまんなかったけど、ここは楽しかったって言った方がいいのかな?
ああー、でも大会って楽しむためのものじゃないし…………うーん。
「自分の実力がどんなものなのか知れたから楽しかったわ。」
「そっか!」
うん、嘘は言ってない!
自分の実力がどれだけやばいのか知ったし、リナとのお喋りは楽しかったし!
嘘は言ってない!

ガチャ

「「ただいま。」」
「おかえりなさい、アランお兄様、レオンお兄様。」
お兄様達が帰ってきた。
「スカーレットお姉様、こい………お兄様達はほっといて行きましょ。」
「へ?」
「あっ!アル!」
「あ、おい!独り占めはずるいぞ!」
あ、アル。
私がいない間に何があったの?
お兄様達への態度が…………
「お兄様達は学園で会えるんだからいいじゃん!
僕はまだ学園に通えないから全然会えないんだぞ!」
「「うっ!」」
………確かに、お兄様達とは学園でも会えるけど……
「アル、せっかくなんですからみんなで過ごしたいです。」
「むぅ……………スカーレットお姉様がそう言うなら………」
「ふふ。ありがとう。」
「それじゃあ、スカーレット。まずは着替えてからにしようか。」
「あ、そうですね。」
「それじゃあ、着替えたら集合な。」
「分かりました。」
ふふふ。
やっぱ家はいいなー。
それに、アルとも久しぶりに話せたし!
…………それにしても、アルは一体どうしたんだろう?








スカーレットに会えない日が続き、学園で会うことが出来るアラン達に嫉妬していただけなのだか、そんなことに気づかないスカーレットであった。








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