乙女ゲームに転生？そんなの知りません私はとことん家族と幸せに暮らします！

小等部です！

先生に呼ばれた！

あれから数分後、私は職員室前まで来た。
ああー、何を話されるんだろう。

ガララ

「失礼します。1年S組、スカーレット・フーレインドです。
先程先生に職員室に来るよう言われたので来ました。」
「ああ、スカーレットさんですね。こちらに来てください。」
あ、さっきの先生がいる。
ん？なんか先生多くない？
それになぜかめっちゃ視線が来るんだけど………
私が先生に言われた場所まで行くと、先生がなぜ私を職員室に呼んだのか説明してきた。
「えーと、今回スカーレットさんを呼んだのは理由があります。
1つ目、先程行った試験でのことについて。
2つ目、スカーレットさんの今までのことについて。
3つ目、スカーレットさんのこれからについて。
4つ目、私達からスカーレットさんに頼みたいことがあるため。
の4つの理由があります。
私達からすれば4つ目の理由が1番大きいものです。」
「頼みたいこと？」
「はい。
スカーレットさんは、成績は優秀で生徒からの人望も厚い。
なのでスカーレットさんには生徒の手本になってもらいたいのです。」
「え？でも私よりも成績優秀で人望も厚い人いますよね？」
「はい。いるにはいますが。
少し問題がある人が多くて…………」
「例えば？」
「え、例えばですか？
うーん、例えば、その人には妹がいるんですが、妹を中心にして生きてるみたいでどこでも妹が、妹がー、で妹のことばかり話していたり。ですかね？」
シスコン？
ていうかその人の妹可哀想。
自分の知らないうちに自分が周りに知られているって。
ある意味ホラーじゃん。
「………妹を大事にしてらっしゃるんですね。」
「……………まあ、そうとも言えますね。
それ以外では、あまり人付き合いが上手くなくて、特定の人達の人望がとても厚い人とか？」
うーん、強面タイプかな？
特定の人達ってのはその人のファン？みたいな感じかな？
「それと、女癖があまり良くないというか、悪いというか、そんな人がいますね。」
チャラ男かな？
私はあまりチャラ男は好きじゃないから関わりたくないなー。
「とまあ、問題がある人ばっかりなので、スカーレットさんになってもらおうかと。
その過程でその問題がある人達の少しでもいいのでその問題を解決できるようしてもらえないかと。
それで、スカーレットさんには『執行部』というものを作っていただきたくて。」
「しっこうぶ？」
しっこうぶってあれ？この「執行部」？
「はい。
執行部は生徒会のようで生徒会ではありません。
立場的には生徒会より上になるかもしれません。
生徒会は、生徒の意見を学園に伝えたり、学園の行事を生徒達が取り組むときのリーダーのような存在になっており、
仕事は学園の雑用だったり生徒への指示だったり様々なものがあります。
それに比べ執行部は、
学園が指定した生徒、問題のある生徒をちゃんとした、普通の生徒へと変えていくものです。
それ以外にもちゃんとした仕事はあります。
執行部には学園の象徴としても活動してもらいます。
学園の行事では、学園の象徴として活動してもらったり、各学園が月一で集まるパーティーで活動してもらったり、
このような仕事もしてもらいます。
それ以外はほとんど生徒会と同じようなものですね。
仕事量は多分生徒会の倍以上になると思いますが。」
えええ！
思ってたのと違った！
なんか、生徒を取り締まって規律を守った学園生活を送らせるとかそういうのを考えてた！
「そして、この執行部をスカーレットさんに作ってもらいたいのです。
執行部はスカーレットさんをリーダーにしたいと思います。
メンバーはこちらで組ませてもらいます。
あ、初期メンバーはこちらで組ませてもらいますが追加メンバーなど入れたければ私達と要相談して入れても良いと判断すれば入れられます。
それで、スカーレットさん、執行部を作っていただけますか？」
「執行部を引き受けるのはいいのですが、今、執行部について聞いていると、もう作っているように感じられたのですが。」
「ああ。
執行部は別に作ってはいません。
執行部の活動内容などをこちらが決めているため詳しい内容になったかもしれませんが。」
ああ、なるほど。
まだ作ってはいないけど、活動内容とかはもう以前から決めていたからまるで作ってあるかのように詳しい説明になったと。
「ふむ。なるほど。分かりました。
執行部は引き受けますね。」
「ありがとうございます！スカーレットさん！」
「いえいえ。
それでさっきから気になつていたのですがメンバーは誰なんですか？」
「あ、メンバーは、
キース・クラリチェさん、アイン・エルカインさん、マリア・タベルクさん、ケント・フラリネさん、計4人です。
キースさんは2年生、アインさんは1年生、マリアさんも1年生、ケントさんは2年生です。」
うーん、誰もわからない。
アインさんとマリアさんは1年生みたいだけど、私と同じクラスにそんな人はいなかった気がするから他のクラスかな？
「ふむ。分かりました。アインさんとマリアさんは同じ学年みたいですし後で話しかけてみます。」
「アインさんとマリアさんはAクラスとBクラスよ。」
「ありがとうございます。
それで、私への頼み事はわかりましたが他のは？」
「ん？ああ。まずは先程の試験のことですね。」
うーん、やっぱりサンダーエクスプロージョンのことかな？
女神様に教えて貰ったっていえば変な目で見られそうだなー。
聞かれた時なんて応えようかなー？
うーん、まあなるようになるよね。(考えることを放棄した。)









☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
愚者の声
「執行部誕生？です！
なんだろう………登場する人物が多すぎていつか整理できなくなる気が………………
………あはは。まあ、その時はその時だよね！(考えることを放棄した。ｗ)
今日はあと数話できたら更新したいと思います！」



(あ、出来たらだよ？)