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小等部です!

神とは………(´・Д・`)

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「やっほー!華蓮ちゃん!」
………だれ?
「ふっふーん、驚いた?僕はね夢を司る神様だよ。」
へぇー
「反応薄いね!」
だってなんか色々疲れたし反応する気力ない。
「………おつかれ華蓮ちゃん。」
ははは。そんな目で見ないでくれ。
で、何のようなの?
「あ、えーとねー女神様が華蓮ちゃんに伝えたいことがあるらしくてその伝言に!」
へえー、その伝言というのは?
「うんとね、確か
『華蓮ちゃん!華蓮ちゃんは運動能力に自信ないみたいだったからこの世界で上の方の運動神経にしといたよ!
それに、この世界の平均は日本の下の方のだから安心してね!
あと、私は女神から愛の女神に進化したから華蓮ちゃんに新しい加護あげたよ!
そんで華蓮ちゃんと念話でだけど教会じゃなくても話せるようになったよ!』
だって。」
…………日本の下の方がこの世界での平均?
私も下の方だったけど女神様のチートなら大丈夫だよね!
そんで、女神から愛の女神だっけ?
"愛の"が付いただけのような気が……………
「あ、ちなみに神とか女神とかの前になにか言葉がつくのはすごいことなんだよ。
酒の神とか緑の神とか。
僕はまだ神だけだからね。夢を司ってるけどまだ夢の神じゃないから。」
へえー。凄いことなんだ。
ん?てことは女神様って凄い人なの!?
「そうなるね。
言葉がつくのは数百年やってないとなれないしそれ以外の条件もあるからね。」
へぇー…………ってえええ!?
数百年!?ってことは女神様の年齢は…………
「華蓮ちゃん、女性に年齢を聞くのは、ね?」
あ、はい。そういうことですね。分かりました。
とりあえず年齢のことは忘れてあげよう。うん。
でも、念話できるなら別に伝言頼まなくてもいいんじゃない?
「あはは。華蓮ちゃん、この前女神様が驚かせようとしたら仕返ししたじゃん?
それで、いきなり念話したら驚かせるからダメかもって思ったらしいよ。」
あー、あのことか。
あれは女神様が悪いから仕方が無いじゃん?
ん?なんでその事知ってるの?
「僕達神はね、いつもとーーーっても暇だからお茶会したり下界に遊びに行ったりしてるんだ。
それで、この前一緒にお茶会した時に華蓮ちゃんの話が出てね。その時に女神様が言ってたんだよ。」
ええー、神様何してんの。
下界に遊びに行くって。いいの?それ。
「おっけーだよ。神の中のルールにも暇なときは下界に行ってもいいってのがあるしね。」
え…………ルールにまであるとかどんだけ暇なんだよ。
「だってさ神の仕事とか気に入った人に加護あげるとか気に入らない人を不幸にしたり呪ったりするくらいしかないし。
世界の仕事は部下達がしてくれるから。暇なんだよね。」
ふーんそうなんだ……………ってえええ!?
いやいやいや、気に入らない人を不幸にするって………それ仕事なの?
「そうだよ!神が気に入らない人を世界に野放しにしちゃいけないからね!」
は、はあそうですか。
「そうだよ!だからねちょっと、ね?いじわ………それなりに不幸になってもらわなきゃいけないでしょ?」
今、意地悪しなきゃとか言おうとしてたでしょ?
「………なんの事かな?華蓮ちゃん。」
図星でしょ。目線合わせないし。
「あ!華蓮ちゃん!そろそろ時間だね!
最後に1つ!僕からも加護付けといたよ!
それと新しい魔法あげといたからステータスで確認してね!ステータスって言ったら見れるから。
それじゃあ、もっと話したかったんだけど時間だからしょうがないよね!
またねー!」
え!逃げたなー!
しかも、なんで神ってみんな大事なことを最後に言うの!?
って、また強制!?
あああー!自分!起きるな!
あの神を逃がしていいの!?負けたことになっちゃうよ!?(そうなの?)
いやー!周りが明るくなってきた!
あ!あ!だめ!開けちゃダメ!スカーレット!!スカーレット!!





「………あ、起きた?スカーレット。」
「…………………はい。アランお兄様。」
「どうしたの?なにか悪い夢でも見た?」
「いえ。なんでもありません。」
「?」
もう!なんで起きちゃうのよ!
今度あったら絶対懲らしめてやる!


 



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