乙女ゲームに転生?そんなの知りません私はとことん家族と幸せに暮らします!

みゆ

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小等部です!

入学式です!

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ホールに着きました。
日本の一般の体育館みたいな感じで、それの倍の広さがあって、席が沢山置いてあります。
まあ、階級によって席が変わっているようですが。
平民だと木の椅子。男爵から子爵まではクッションが置いてある鉄の椅子。
伯爵から公爵は、フワフワの座り心地の良い華やかな椅子。
王族は、ステージが見やすく座り心地がよく華やかな椅子。
なんか、平民が可哀想に思えますね。
まあ、平民で通う人自体が少ないので簡単なものにしたのでしょうけど。
とりあえず座りましょうか。
どこに座りましょう。
なるべくリナやリン、カズヤが近くの席がいいですね。
ユウマは王族なので、近くには近付けないと思いますし。
うーん、リナとリンはどこかしら。
あっ!いました。カズヤも近くにいるようです。
私が近づくとリナが、手を振ってきました。
子犬みたいで可愛いです。
空いてる席はカズヤの隣だけみたいです。
カズヤの隣に座ると、
「スカーレット嬢、久しぶりだな。」
「お久しぶりです、カズヤ様。」
カズヤとは、あれ以来会ってないので約1年ぶりですね。
「スカーレット様、これからよろしくお願いしますわ。」
「こちらこそ、ミリナリア様よろしくお願いしますね。」
「スカーレット様、これからもよろしくお願い致します。」
「リンゼット様もよろしくお願いしますわ。」
一応ここにはいろんな令嬢、令息が居るので敬語で話します。
リナもちゃんと侯爵令嬢としての礼儀は出来るようです。
リンは元々出来てますし。カズヤは同じ位なので気にしていないようです。
リナは、ココ最近まで令嬢としてのマナーを頑張って勉強していると聞いてましたが、本当だったようです。
リナを信じてないわけではなかったのですが、やっぱり不安でしたね。
「スカーレット様?どうしたのですか?」
「ん?考え事をしていただけなので大丈夫ですよ。」
はあ、何年経っても考え事をするくせは直りませんわね。
ざわざわ
あ、ユウマが来たようです。
………あら?ユウマがこちらに来ますね。どうしたのでしょうか。
「スカーレット嬢、隣いいかい?」
え?王族の席はもっと後ろの方じゃなかった?
それに、そこは別の子がいるよ?
???
「え、ええ。大丈夫ですよ。」
「ありがとう。」
そう言うとユウマはそこに座っていた子にお願いし、空けてもらい席に座りました。
「ユウマリーク殿下の席は後ろの方ではなかったのですか?」
「そうだけど、友人の近くの方が楽しくていいじゃないか。」
「は、はあ。」
そんな理由で(自分もその理由でリナ達の近くに座ったのだが)ここまで来たのですか?
「ダメだったかい?」
「そういう訳ではごさいませんよ。」
いやいや、そんなことここで言えるわけないじゃないですか。
ここではいなんて答えたら不敬罪で捕まりますよ。
あ、始業式が始まるようです。
「えー、生徒諸君。私は、国立魔法第1学園の校長をしているアズール・レトリックだ。
私は、長ったらしい話は苦手なので短く終わらせるぞ。
まず、入学おめでとう!嫌な話をするが、第1魔法学園では、魔力があれば誰でも入学できる場所だ。
第2から第4魔法学園では、魔力を持っていても学力や階級で入学できない人も多々いる。
しかし第1は魔力があれば誰でも入学できる。
それは、君たち一人一人の可能性を潰したくないからだ。
なので、学力はそれほど関係ない。
クラスは学力も関わるがな。
ってことで君たちにはこれからも学力テストを受けてもらう!
その後に運動能力テストも受けてもらうぞ!
入学は無条件だがその分学園内では色々あるから頑張れよ!
これで私からの話を終わりにする。」
ええ………。
学力テストがあるのは知ってましたが運動能力テストもやるなんて聞いてませんよ!
学力はまあ大丈夫ですけど、運動は無理です!
乗馬とかは一応出来ますけど、走ったり泳いだりするのは無理です!
学力は自信ありますが運動はダメです。
「平民はこっちに来てください!!」
「男爵から子爵の人はこちらに来てください!」
「伯爵の方々はこちらへお集まりください!」
「侯爵以上の方々はこちらにお集まりください!」
はあ。とりあえずやれるだけやりましょう!
「リンゼット様、また後ほど。」
「はい。スカーレット様方も頑張ってください。」
リンは伯爵だから別れてしまいますね。
「それじゃあ、ミリナリア嬢、スカーレット嬢、カズヤ殿、行こうか。」
「「「はい。」」」



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