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5歳編

お父様、可愛すぎます!

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あれから数分経ち私達は今、お父様を泣き止まさせています。
「レン、そろそろ泣き止まなさいよ。」
「だっでええー!
みんながごんなごどじでぐれるなんで思わながっだんだもおおん」
「はいはい。
嬉しいのはわかりますけど、泣きすぎてみんな呆れてますわよ?」
「えっ!?うぞ!」
あはは、ほんとですよー。
ふっつーに呆れてますよー。お父様ー。
なんか、自分で呆れてるなんて言うのおかしいですけど。

あ、気になってる人いるかもですが、ジュリアの前世話は気にしないことにしました!
細かい(細かいのか?)こと気にしてちゃ生きてられませんからね!
 
はあー、全く。
最終手段使いますか。
「みんな、ずっと泣いてるお父様はほっといて戻りましょう。」
「「「「はーい。」」」」
「えっ!?うぞ!?泣ぎ止むがら待っでええー!」
「3秒で泣き止んでください。」
「わがっだ!」
「3、2、い───」
「泣き止んだよ!」
わあ、可愛いー。
お父様が小動物に見えてきました。
すぐ泣き止むとかチョロすぎます!お父様!
「スカーレット?どうしたの?」
「い、いえ。なんでもありません。」
「?」
あ、危ない危ない。
ポーカーフェイスの練習しないと、すぐにバレてしまいそうですね。
「レン……チョロすぎよ。」
お母様も同じことを思ったみたいです。
私とお母様って、考え方が似てるのかしら?
まあ、家族なのに考え方が全然違ったら変ですが。
「え!?ちょっ、チョロい!?」
「ええ。チョロいですわ。」
「うぅー。大人としての威厳が……」
え、お父様そんなのとっくに無くなってますわよ?
お父様、見た目的には威厳はありますが、中身というか性格は小動物なので。
「元々ないから大丈夫よ。」
「酷い……」
お父様、大人なのになんで少年のようなその目ができるんですか!?
すごくうるうるしてますよ!?
だから、威厳がないんですよ!まったく。
まあ、声には出しませんがね。
また、泣かれると困りますので。
「レン、威厳を見せたいならその泣き虫なところを直しなさい。
それが出来なければ威厳は諦めることです。」
「はっ、はい!」
かっかわいー!
はっ!威厳を見せられたら、可愛いところが見れなくなるのでは!?
それはいけないですね!
お父様を説得しなければ!


あれから数時間程スカーレットは、レンに長々と「今のお父様が好きです!変わっちゃうのはいや!」アピール(?)をしたのであった。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
愚者の声
「いえーい!やっと!やっと!終わった!!
もう、父の日から随分経っちゃいましたよ。あはは。
っと、本題に入らなくては!
実は!この度!なんと!なんと!
人気投票(登場人物の)しちゃうことにしましたー!!
1人1票です!!
感想で、投票〇〇〇〇、と書いてくれれば投票完了です!!
期間は、7月10日から7月15日までです!
なんか、短くてすみません!!
と、言うわけで!投票よろしくお願いします!!」



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