41 / 85
5歳編
パーティーの準備です!
しおりを挟む
家に着くと、一旦みんなは、それぞれの私室に戻りました。
そして、数分たった後に、お父様以外がホールに集まりました。
あ、ホールとは、家の中にあるパーティーなどに使われる会場みたいなところです。
ホールの中に入ると、既にお母様とアランお兄様がいらっしゃいました。
「スカーレット、いらっしゃーい。」
お母様が隣の席へ促してくださいました。
私が席に座り終えると、お兄様が、
「スカーレット、パーティー終わったら僕の私室に来てくれないかい?少し話したいことがあるんだ。」
「分かりました。」
お兄様から?なんでしょうか?
まあ、今はそんなことよりパーティーの事ですね。
ガチャ
そんなことを考えていると、ジュリアが来ました。
「あら、ジュリアいらっしゃーい。
あなたにしたら遅かったわね。」
確かにそうですね。ジュリアは、普段時間厳守ですからね。
「パソコンいじってました…」
「まあ、早速使ってたのね。気に入った?」
「はい。」
ジュリアは前まではいっぱい喋っていたのに、最近になってあまり喋らなくなってしまいました。
何故でしょうか?心配です。
「あとは、レオンとアルだけね。」
と、お母様が言った時、ドアが開きました。
「遅れてすみません。お父様への手紙を書いてました。」
「大丈夫よー。まだ始まってないですから。
それにしても、レオン遅いですね。」
「ホッ……良かった。
レオンお兄様ですか?僕もかなり遅れてきましたから、確かに遅いですね。」
「レオン呼んできましょうか?」
「はぁー、お願い、アラ─────」
ドンッ!
お母様がアランお兄様に頼んでいる途中にドアが勢いよく開きました。
これこそ噂をしてたらなんとやらですね。
「遅れてすみません!」
ドアの方を見ると、私の予想通りにレオンお兄様が立っていました。
「レオン、ドアを勢いよく開けてはダメだと何回も言ってるわよね?ニコッ」
うわあー。相変わらずお母様のオーラは凄いですね。
「す、すみません。」
「まあまあ、お母様、レオンも反省しているようですし、時間もないので準備始めませんか?」
「それもそうね。レオン、次やったら覚悟しときなさい。」
「はっ、はい。」
アランお兄様の言う通りですね。
あと、夕食の時間まで数時間しかありません。急がなくては。
「それじゃあ、みんな、それぞれの担当について。」
えーと、私とアランお兄様とアルが装飾担当で、ジュリアがデザイン担当で、お母様がパーティーの進行の担当だったかしら。
それで、レオンお兄様は___
「え!?担当って何!?僕は!?」
「レオンは、食事担当だよ。」
そうです。レオンお兄様は食事担当なのです。
理由は、レオンお兄様が1番私達の中で食事に詳しいし、他のことをすると、何をしでかすかわからないからです。
「そこ!口じゃなくて手を動かして!時間が無いんだから!」
「「「はい!」」」
お母様に注意されてしまいました。
時間も限られていますし、急がなくてはなりませんね。
よし、頑張りましょう!
そして、数分たった後に、お父様以外がホールに集まりました。
あ、ホールとは、家の中にあるパーティーなどに使われる会場みたいなところです。
ホールの中に入ると、既にお母様とアランお兄様がいらっしゃいました。
「スカーレット、いらっしゃーい。」
お母様が隣の席へ促してくださいました。
私が席に座り終えると、お兄様が、
「スカーレット、パーティー終わったら僕の私室に来てくれないかい?少し話したいことがあるんだ。」
「分かりました。」
お兄様から?なんでしょうか?
まあ、今はそんなことよりパーティーの事ですね。
ガチャ
そんなことを考えていると、ジュリアが来ました。
「あら、ジュリアいらっしゃーい。
あなたにしたら遅かったわね。」
確かにそうですね。ジュリアは、普段時間厳守ですからね。
「パソコンいじってました…」
「まあ、早速使ってたのね。気に入った?」
「はい。」
ジュリアは前まではいっぱい喋っていたのに、最近になってあまり喋らなくなってしまいました。
何故でしょうか?心配です。
「あとは、レオンとアルだけね。」
と、お母様が言った時、ドアが開きました。
「遅れてすみません。お父様への手紙を書いてました。」
「大丈夫よー。まだ始まってないですから。
それにしても、レオン遅いですね。」
「ホッ……良かった。
レオンお兄様ですか?僕もかなり遅れてきましたから、確かに遅いですね。」
「レオン呼んできましょうか?」
「はぁー、お願い、アラ─────」
ドンッ!
お母様がアランお兄様に頼んでいる途中にドアが勢いよく開きました。
これこそ噂をしてたらなんとやらですね。
「遅れてすみません!」
ドアの方を見ると、私の予想通りにレオンお兄様が立っていました。
「レオン、ドアを勢いよく開けてはダメだと何回も言ってるわよね?ニコッ」
うわあー。相変わらずお母様のオーラは凄いですね。
「す、すみません。」
「まあまあ、お母様、レオンも反省しているようですし、時間もないので準備始めませんか?」
「それもそうね。レオン、次やったら覚悟しときなさい。」
「はっ、はい。」
アランお兄様の言う通りですね。
あと、夕食の時間まで数時間しかありません。急がなくては。
「それじゃあ、みんな、それぞれの担当について。」
えーと、私とアランお兄様とアルが装飾担当で、ジュリアがデザイン担当で、お母様がパーティーの進行の担当だったかしら。
それで、レオンお兄様は___
「え!?担当って何!?僕は!?」
「レオンは、食事担当だよ。」
そうです。レオンお兄様は食事担当なのです。
理由は、レオンお兄様が1番私達の中で食事に詳しいし、他のことをすると、何をしでかすかわからないからです。
「そこ!口じゃなくて手を動かして!時間が無いんだから!」
「「「はい!」」」
お母様に注意されてしまいました。
時間も限られていますし、急がなくてはなりませんね。
よし、頑張りましょう!
0
お気に入りに追加
2,068
あなたにおすすめの小説
【完結】婚約者の義妹と恋に落ちたので婚約破棄した処、「妃教育の修了」を条件に結婚が許されたが結果が芳しくない。何故だ?同じ高位貴族だろう?
つくも茄子
恋愛
国王唯一の王子エドワード。
彼は婚約者の公爵令嬢であるキャサリンを公の場所で婚約破棄を宣言した。
次の婚約者は恋人であるアリス。
アリスはキャサリンの義妹。
愛するアリスと結婚するには「妃教育を修了させること」だった。
同じ高位貴族。
少し頑張ればアリスは直ぐに妃教育を終了させると踏んでいたが散々な結果で終わる。
八番目の教育係も辞めていく。
王妃腹でないエドワードは立太子が遠のく事に困ってしまう。
だが、エドワードは知らなかった事がある。
彼が事実を知るのは何時になるのか……それは誰も知らない。
他サイトにも公開中。
好きでした、さようなら
豆狸
恋愛
「……すまない」
初夜の床で、彼は言いました。
「君ではない。私が欲しかった辺境伯令嬢のアンリエット殿は君ではなかったんだ」
悲しげに俯く姿を見て、私の心は二度目の死を迎えたのです。
なろう様でも公開中です。
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
婚約者が実は私を嫌っていたので、全て忘れる事にしました
Kouei
恋愛
私セイシェル・メルハーフェンは、
あこがれていたルパート・プレトリア伯爵令息と婚約できて幸せだった。
ルパート様も私に歩み寄ろうとして下さっている。
けれど私は聞いてしまった。ルパート様の本音を。
『我慢するしかない』
『彼女といると疲れる』
私はルパート様に嫌われていたの?
本当は厭わしく思っていたの?
だから私は決めました。
あなたを忘れようと…
※この作品は、他投稿サイトにも公開しています。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。
藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった……
結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。
ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。
愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。
*設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
*全16話で完結になります。
*番外編、追加しました。
王命を忘れた恋
須木 水夏
恋愛
『君はあの子よりも強いから』
そう言って貴方は私を見ることなく、この関係性を終わらせた。
強くいなければ、貴方のそばにいれなかったのに?貴方のそばにいる為に強くいたのに?
そんな痛む心を隠し。ユリアーナはただ静かに微笑むと、承知を告げた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる