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5歳編
買い物です!①
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今、私は、馬車の中にいます。
これから家族と一緒に王都で買い物をするのです。
久しぶりの家族みんなでのお出かけなのでものすごーーーく楽しみですわ!
「お姉様は何買うのー?」
うーん、文房具とか服とかアクセサリーかしら?
「文房具や服を買いたいですね。
アル(アルベルトの愛称です)は、何を買うのですか?」
「僕はね、本と文房具買うんだー!」
「あらー、アルったら、勉強でもするのかしら?」
「うん!お姉様に教えてもらうの!」
アル可愛好きです!なんでこんなに可愛いのぉ!!
「ふふ、スカーレットちゃんと教えてあげるのよ?」
あったり前じゃないですか!
「はい!」
「良かったわね。スカーレット教えてくれるそうよ。」
「ありがとうございます!お姉様!」
はうっ。かか可愛いすぎます!
アルってなんでこんなに可愛いのですか!
「ジュリアは、何を買うのかしら?」
「……文房具とパソコン。」
「あら、なんでそれにしたのかしら?」
「…秘密。」
あっ!お母様の前でそれ言っちゃ──────
「あらあら、私に秘密ですって。
そんなの、出来るわけないじゃない。
ねえ?みんな。」
おおお母様ここ怖いです!
「ん?みんな聞いてるのかしら?」
はははいい!!
「き、聞いてますわ。お母様。」
おっふ。声が少し裏返ってしまいました。
「「は、はい。聞いてます。」」
みんなも少し、怖がってますわね。
「まあまあ、ジェシカ落ち着いて。」
「貴方は黙ってらして。」
「は、はい。」
お父様、そこで負けてはダメでしょう。
「そ・れ・で?ジュリアは、私に秘密って言ったわよね?
そんなの、私が許すとでも?
ふふふ。私の前で秘密って言ったこと後悔させてあげますわ。」
お母様は、なんでかは知りませんが、秘密って言葉が好きではないみたいで、
秘密って言葉を聞くと長々と説教を食らうのです。
私も以前、お母様の前で秘密という言葉を使ってしまって、
それはもう一日中説教されましたから。
今日は短くしてもらいたいですね。
せっかく家族みんなでの買い物なのですから、楽しみたいですし。
ふふっ。早く王都に着かないかしら。
あれから、しばらく経って、王都に着きました。
お母様の説教は王都に着く直前まで続きました。
ですが、王都では家族みんなで楽しもうと思ったらしく、説教はやめたそうです。
お父様は、なにか用事があるらしく、どこかに行ってしまいましたが、
後で合流することになりましたので、それまでほ、お母様とお兄様達と弟達と王都を見て回ることになりました。
王都は、獣人やエルフなど様々な種族がいました。
獣人は、耳と尻尾が生えてて、しかも毛がふわふわしてて可愛いです!
いつか、獣人の友達とかもほしいですね。
エルフは、もう凄いです!男の人はイケメンで、女の人は美人で、
容姿端麗の人ばっかです。
種族以外にも、お店の種類も色々ありました。
フードコート店や服屋さん、それに文房具屋さん。
アクセサリー店や花屋もありました。
とにかく色々ありました!
「スカーレットはアイスクリーム食べる?」
「食べます!」
「何味がいい?レーミ味とフリーン味とソーダー味があるけど。」
「うーん、フリーン味でお願いします。」
「おっけー。」
何故か、イチゴ味はレーミ味で、フリーン味はメロン味で、名前が変わっているのに、
ソーダー味はそのままなんですよね。
なんでかしら?
「はい。スカーレット。」
「ありがとうございます。」
ペロッ。
うぅーん、美味しいです!
滑らかなクリームと甘いメロンの味が組み合わさってて、ベリーベリーグットです!
「スカーレットって、本当に美味しそうに食べるよね。」
「うん!幸せそうに食べてる!」
「そりゃあ美味しいですし、美味しい物食べたら幸せな気分になるじゃないですか。」
「お姉様!それ1口頂戴。」
「はい。そちらも1口くださる?」
「パクッ。美味しいぃ!はい!お姉様。」
「パクッ。うぅーん。これも美味しいです。」
「スカーレット、僕にも1口くれないかい?」
「なら僕にも!」
「どーぞ。」
「ふむ。これも上手いな。はい、お返しにこっちのもあげる。あーん。」
「え!あ、あーん、パクッ。……………」
「スカーレット?」
「美味しーい!………あれ?どうしたの?スカーレット。」
「……お、美味しいです!
この滑らかなクリームに、爽やかなソーダーの味が加わり、クリームの独特の食感も味わえるとともに、スッキリした気分にもなれる。
さっ、最高です!!」
「「あははっ!」」
あれ?なんか笑われた?
「スカーレットは、可愛いなぁ。」
「スカーレットってば、面白ーい!」
え?なんで?
「お姉様って、食レボ上手いね!」
「そ、そう?ありがとう。」
アルは、いいとしてもお兄様達の反応は理解出来ませんわ。
と、疑問を抱きながらも、王都を見て回るスカーレットであった。
これから家族と一緒に王都で買い物をするのです。
久しぶりの家族みんなでのお出かけなのでものすごーーーく楽しみですわ!
「お姉様は何買うのー?」
うーん、文房具とか服とかアクセサリーかしら?
「文房具や服を買いたいですね。
アル(アルベルトの愛称です)は、何を買うのですか?」
「僕はね、本と文房具買うんだー!」
「あらー、アルったら、勉強でもするのかしら?」
「うん!お姉様に教えてもらうの!」
アル可愛好きです!なんでこんなに可愛いのぉ!!
「ふふ、スカーレットちゃんと教えてあげるのよ?」
あったり前じゃないですか!
「はい!」
「良かったわね。スカーレット教えてくれるそうよ。」
「ありがとうございます!お姉様!」
はうっ。かか可愛いすぎます!
アルってなんでこんなに可愛いのですか!
「ジュリアは、何を買うのかしら?」
「……文房具とパソコン。」
「あら、なんでそれにしたのかしら?」
「…秘密。」
あっ!お母様の前でそれ言っちゃ──────
「あらあら、私に秘密ですって。
そんなの、出来るわけないじゃない。
ねえ?みんな。」
おおお母様ここ怖いです!
「ん?みんな聞いてるのかしら?」
はははいい!!
「き、聞いてますわ。お母様。」
おっふ。声が少し裏返ってしまいました。
「「は、はい。聞いてます。」」
みんなも少し、怖がってますわね。
「まあまあ、ジェシカ落ち着いて。」
「貴方は黙ってらして。」
「は、はい。」
お父様、そこで負けてはダメでしょう。
「そ・れ・で?ジュリアは、私に秘密って言ったわよね?
そんなの、私が許すとでも?
ふふふ。私の前で秘密って言ったこと後悔させてあげますわ。」
お母様は、なんでかは知りませんが、秘密って言葉が好きではないみたいで、
秘密って言葉を聞くと長々と説教を食らうのです。
私も以前、お母様の前で秘密という言葉を使ってしまって、
それはもう一日中説教されましたから。
今日は短くしてもらいたいですね。
せっかく家族みんなでの買い物なのですから、楽しみたいですし。
ふふっ。早く王都に着かないかしら。
あれから、しばらく経って、王都に着きました。
お母様の説教は王都に着く直前まで続きました。
ですが、王都では家族みんなで楽しもうと思ったらしく、説教はやめたそうです。
お父様は、なにか用事があるらしく、どこかに行ってしまいましたが、
後で合流することになりましたので、それまでほ、お母様とお兄様達と弟達と王都を見て回ることになりました。
王都は、獣人やエルフなど様々な種族がいました。
獣人は、耳と尻尾が生えてて、しかも毛がふわふわしてて可愛いです!
いつか、獣人の友達とかもほしいですね。
エルフは、もう凄いです!男の人はイケメンで、女の人は美人で、
容姿端麗の人ばっかです。
種族以外にも、お店の種類も色々ありました。
フードコート店や服屋さん、それに文房具屋さん。
アクセサリー店や花屋もありました。
とにかく色々ありました!
「スカーレットはアイスクリーム食べる?」
「食べます!」
「何味がいい?レーミ味とフリーン味とソーダー味があるけど。」
「うーん、フリーン味でお願いします。」
「おっけー。」
何故か、イチゴ味はレーミ味で、フリーン味はメロン味で、名前が変わっているのに、
ソーダー味はそのままなんですよね。
なんでかしら?
「はい。スカーレット。」
「ありがとうございます。」
ペロッ。
うぅーん、美味しいです!
滑らかなクリームと甘いメロンの味が組み合わさってて、ベリーベリーグットです!
「スカーレットって、本当に美味しそうに食べるよね。」
「うん!幸せそうに食べてる!」
「そりゃあ美味しいですし、美味しい物食べたら幸せな気分になるじゃないですか。」
「お姉様!それ1口頂戴。」
「はい。そちらも1口くださる?」
「パクッ。美味しいぃ!はい!お姉様。」
「パクッ。うぅーん。これも美味しいです。」
「スカーレット、僕にも1口くれないかい?」
「なら僕にも!」
「どーぞ。」
「ふむ。これも上手いな。はい、お返しにこっちのもあげる。あーん。」
「え!あ、あーん、パクッ。……………」
「スカーレット?」
「美味しーい!………あれ?どうしたの?スカーレット。」
「……お、美味しいです!
この滑らかなクリームに、爽やかなソーダーの味が加わり、クリームの独特の食感も味わえるとともに、スッキリした気分にもなれる。
さっ、最高です!!」
「「あははっ!」」
あれ?なんか笑われた?
「スカーレットは、可愛いなぁ。」
「スカーレットってば、面白ーい!」
え?なんで?
「お姉様って、食レボ上手いね!」
「そ、そう?ありがとう。」
アルは、いいとしてもお兄様達の反応は理解出来ませんわ。
と、疑問を抱きながらも、王都を見て回るスカーレットであった。
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