乙女ゲームに転生？そんなの知りません私はとことん家族と幸せに暮らします！

5歳編

今年絶対おかしい！私のせい？私のせいなの！？

あれから、数分程たって、神官が前に出てきました。
「長らくお待たせしました。
これより、測定の続きを行います。」
ふぅ。
やっと順番が進みますわね。
「マトラリカ侯爵令息様、前に。」
「はい。」
なんか、成長したら女たらしか、天然タラシになりそうですわね。
紫の髪に、紫に少しピンクがかかった？綺麗な瞳をしています。
くっ！なんて、この世界はレベルが高いんですの！
5歳なのにこんなに綺麗な子がたくさんいるなんて！
凄すぎる！って言うか、私の常識(イメージなど)が、
どんどん崩れて行くよぉ！うわぁーん！

と、くだらないことを考えているうちに(自分でくだらないと思っている)、
マトラリカ侯爵令息が、神官の近くまで行き終わったようです。
「水晶にお手を。」
「はい。」
そう言って、マトラリカ侯爵令息が水晶に手をかざしました。
すると、ハースウェルト伯爵令嬢より少し弱いくらいの光の強さでした。
魔力は、青と緑と黄緑色に光りました。
合計3属性ですね。
えーと、例年通りならこの子も、すごい！っと噂になりますが、
今年は、チートじみた人が数人いるため霞んでしまいますわね。
ドンマイ！マトラリカ侯爵令息様！
「これより公爵家の測定になります。」
やった！やっと順番来たァ！ゲホゲホ
来ましたわぁ！……いけないいけない、言葉遣いが(汗)
公爵家は、ラスフォル王国には3つしかなく、私と同じ歳の子は一人しかいないのですぐに私の順番になりますね！
「フリーゲン公爵令息様、前に。」
「はい。」
おお、金髪に似たりよったりの色ですわね(髪が)。
これは、モテますね！私の女レーダーがビンビン反応してます！
容姿は、金髪に似た色で、瞳は水色の瞳。
爽やかな雰囲気とともに俺様なような雰囲気もありますが、
この容姿なら、俺様でもモテますね。
逆に俺様な部分もモテポイントに入ってそうですね。
おっと、また考えに浸っているうちに、
いつの間にか神官の近くまで行き終わっていました。


……あ、そういえば、さっきから殿下のこと放置してる気が、
……………………まあ、いいですよね！(汗)


「水晶にお手を。」
「はい。」
ああ！危ない。また考えに浸っていました。
いけませんね。これは、周りが見えなくなってしまいますね。
直さなければ！
っと、えー、
フリーゲン公爵令息は、水晶に手をかざすと、
リナの光の強さより少し弱いぐらいですかね？
属性は、赤と青と水色と緑と黄緑色に光りました。
合計5属性ですね。
ハースウェルト伯爵令嬢と同じ数です。
でも、魔力量はフリーゲン公爵令息の方が多いようなので、
フリーゲン公爵令息の方が強そうですね。
5属性と言って慌てなくなりましたね、神官。
これは、リナの7属性がかなりの印象を与えたようですね。
って言うか、今年は、チートの人多すぎません？
これって私のせい？そうなの？
まって、この流れ的に私は、チート確定だとして、
ユウマもチート？え？まさか？
ってか、この考えに至ったことでフラグ立てた気が……
うん！考えるの辞めよう！




スカーレットは、フラグをたてた気がし、
慌てて考えるのを放棄したのであった。