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4歳編
友達が出来ましたわ?
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王宮に着きましたわ。
王宮に着くと、王子殿下専属執事の方が門のところで立っていましたわ。
「フーレインド公爵令嬢様お待ちしておりました。
ユウマリーク殿下がお待ちです。お庭までご案内させてもらいますね。」
「あら、待たせてしまいましたか、申し訳ございませんわ。
案内よろしくお願いしますわ。」
あちゃー、待たせてしまいましたか。
まあ、王子殿下はきっとお心広いだろうから、
許してもらえますわね(きっと)。
庭に着きましたわ。
さすが王宮の庭ですわね。
庭とは思えないほど広いですし、花壇に植えられている花なんか、
植物園に植えられている花のように種類がありますし、
綺麗に整えられていますわ。
お茶会の席には丸くて白い円状のテーブルと、
そのテーブルを囲むように3つの椅子が置いてありますわ。
そのうちの1つの椅子に、王子殿下が座られていますわ。
あら?
3つ?必要な席は、私と王子殿下の席、2つのはずてすが。
そんなことを考えていると、王子殿下がこちらに気づいたようですわ。
すると、私に、話しかけてきました。
「やあ、スカーレット嬢。突然呼び出して悪かったね。」
本当ですわ!
ものすごく迷惑でしたわ!
でも、そんなこと王子殿下に言えるわけもないので、
「いえいえ、気にしないでください。」
と返しましたわ。
ですが、あまり隠せなかったようですわ。
「そんな迷惑そうな顔してそんな事言われても説得力ないよ?」
すぐにバレてしまいましたわ。
まあ、バレてしまったのですから、
本当のことを、言ってしまいましょうか。
「はあ、そんなに顔に出てました?
だって、ふっつうに迷惑だったんですもの。」
「あははは!!やっぱりスカーレット嬢は面白いね。
そういえば、もうスカーレット嬢と僕は友人なんだから、
そんな畏まった口調じゃなくても大丈夫だよ。」
おっ!それならお言葉に甘えて、
「そう?なら、そうさせてもらうね。」
「あはは!!はやっ!
普通そうゆうのは遠慮するもんなんだよ。スカーレット嬢。」
「え?そんなこと言っても、仕方ないじゃん?
家でも、あんな畏まった口調で、話さなくちゃいけなかったんだから、
辛いじゃん?めんどいじゃん?」
「え!家でも!?確かにそれは辛いねー。笑」
「笑!?ちょっ!地味にひどくない?王子殿下。」
「む。その王子殿下やめて?
僕のことはユウマでいいよ?
僕もスカーレット嬢のことスカーレットって呼ぶから。」
「え!?それいいんですの?
あ、私の事はスカーレットでいいですわよ。」
「いいよ、いいよ。気にしないで」
「そこまで言うなら、分かりましたわ。」
あれ?
そういえばなんで、今日は呼び出されたんだろう?
「そういえば、なんで今日呼び出したの?」
「ん?ああ、言ってなかったね。
この前のパーティーの時に、
スカーレットの友達作りの協力する
って言っただろう?」
「うん」
「それで、色々探してみたんだよ。
そしたら、いい子を見つけたから紹介しようと思って」
「え!本当!?早く早く!紹介して!」
「はいはい、落ち着いて、紹介して上げるから」
「むぅ。早く紹介してよぅー。」
「ミリナリア嬢、おいで」
「はい!」
返事の聞こえた方を見ると、
明るい茶色のツヤツヤした髪を、
少しゴムで1つ結んでいて、それ以外は下ろしている、
可愛い女の子を見つけた。
その子は、トコトコとこちらに向かって走ってきた。
カッ可愛い!
「ミリナリア・ランゼットです!
よろしくお願いしますわ!スカーレット様」
「こちらこそ、よろしくお願い致しますわ。ミリナリア様」
「ああ、そうだ。
スカーレット、位のことなら安心してね、
ミリナリア嬢は侯爵家だから」
「!、それなら安心ですね!」
「ふふっ!、よろしくね!タメでいい?スカーレット様」
「いいわよ!あ、私もタメでいい?ミリナリア様」
「うん!私の事はリナってよんで!
その代わりに、
スカーレット様のこと、スカーレットって呼んでいい?」
「うん!いいよ!リナ!!」
「えへへ、スカーレット!!」
「リナ!」
「スカーレット!」
「リナ!」
「スカーレット!」
と、しばらくの間、友達が出来たことが嬉しくて、
何回もお互いを愛称で呼び合いましたわ。
王宮に着くと、王子殿下専属執事の方が門のところで立っていましたわ。
「フーレインド公爵令嬢様お待ちしておりました。
ユウマリーク殿下がお待ちです。お庭までご案内させてもらいますね。」
「あら、待たせてしまいましたか、申し訳ございませんわ。
案内よろしくお願いしますわ。」
あちゃー、待たせてしまいましたか。
まあ、王子殿下はきっとお心広いだろうから、
許してもらえますわね(きっと)。
庭に着きましたわ。
さすが王宮の庭ですわね。
庭とは思えないほど広いですし、花壇に植えられている花なんか、
植物園に植えられている花のように種類がありますし、
綺麗に整えられていますわ。
お茶会の席には丸くて白い円状のテーブルと、
そのテーブルを囲むように3つの椅子が置いてありますわ。
そのうちの1つの椅子に、王子殿下が座られていますわ。
あら?
3つ?必要な席は、私と王子殿下の席、2つのはずてすが。
そんなことを考えていると、王子殿下がこちらに気づいたようですわ。
すると、私に、話しかけてきました。
「やあ、スカーレット嬢。突然呼び出して悪かったね。」
本当ですわ!
ものすごく迷惑でしたわ!
でも、そんなこと王子殿下に言えるわけもないので、
「いえいえ、気にしないでください。」
と返しましたわ。
ですが、あまり隠せなかったようですわ。
「そんな迷惑そうな顔してそんな事言われても説得力ないよ?」
すぐにバレてしまいましたわ。
まあ、バレてしまったのですから、
本当のことを、言ってしまいましょうか。
「はあ、そんなに顔に出てました?
だって、ふっつうに迷惑だったんですもの。」
「あははは!!やっぱりスカーレット嬢は面白いね。
そういえば、もうスカーレット嬢と僕は友人なんだから、
そんな畏まった口調じゃなくても大丈夫だよ。」
おっ!それならお言葉に甘えて、
「そう?なら、そうさせてもらうね。」
「あはは!!はやっ!
普通そうゆうのは遠慮するもんなんだよ。スカーレット嬢。」
「え?そんなこと言っても、仕方ないじゃん?
家でも、あんな畏まった口調で、話さなくちゃいけなかったんだから、
辛いじゃん?めんどいじゃん?」
「え!家でも!?確かにそれは辛いねー。笑」
「笑!?ちょっ!地味にひどくない?王子殿下。」
「む。その王子殿下やめて?
僕のことはユウマでいいよ?
僕もスカーレット嬢のことスカーレットって呼ぶから。」
「え!?それいいんですの?
あ、私の事はスカーレットでいいですわよ。」
「いいよ、いいよ。気にしないで」
「そこまで言うなら、分かりましたわ。」
あれ?
そういえばなんで、今日は呼び出されたんだろう?
「そういえば、なんで今日呼び出したの?」
「ん?ああ、言ってなかったね。
この前のパーティーの時に、
スカーレットの友達作りの協力する
って言っただろう?」
「うん」
「それで、色々探してみたんだよ。
そしたら、いい子を見つけたから紹介しようと思って」
「え!本当!?早く早く!紹介して!」
「はいはい、落ち着いて、紹介して上げるから」
「むぅ。早く紹介してよぅー。」
「ミリナリア嬢、おいで」
「はい!」
返事の聞こえた方を見ると、
明るい茶色のツヤツヤした髪を、
少しゴムで1つ結んでいて、それ以外は下ろしている、
可愛い女の子を見つけた。
その子は、トコトコとこちらに向かって走ってきた。
カッ可愛い!
「ミリナリア・ランゼットです!
よろしくお願いしますわ!スカーレット様」
「こちらこそ、よろしくお願い致しますわ。ミリナリア様」
「ああ、そうだ。
スカーレット、位のことなら安心してね、
ミリナリア嬢は侯爵家だから」
「!、それなら安心ですね!」
「ふふっ!、よろしくね!タメでいい?スカーレット様」
「いいわよ!あ、私もタメでいい?ミリナリア様」
「うん!私の事はリナってよんで!
その代わりに、
スカーレット様のこと、スカーレットって呼んでいい?」
「うん!いいよ!リナ!!」
「えへへ、スカーレット!!」
「リナ!」
「スカーレット!」
「リナ!」
「スカーレット!」
と、しばらくの間、友達が出来たことが嬉しくて、
何回もお互いを愛称で呼び合いましたわ。
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