168 / 255
51-7 妹の座争奪戦
しおりを挟む
「えっと……いいんですか先生……」
「はい! 許可は取り付けました!! あの、山野井先生のお孫さんです! そんな方が当校の学園祭に協力してくださるなんて……ああ、なんて素晴らしい……」
俺は美月に小さな声で聞いてみた……
「サイン本だけにしては気合い入ってるな先生……」
そういうと美月は俺の耳に口を寄せてさらに小さな声で答えた
「えっとね、弥生ちゃまの昔書いてた生原稿を学校に寄贈して、いつか講演もする……かもって」
「え? 婆ちゃん講演片っ端から断ってるんじゃなかったっけ? めんどくさいって」
「うん、だから……かもって、生原稿も捨てようとしてたのを美月が前に貰ったんだよね」
「マジか、婆ちゃん人気作家の自覚ないな……」
「今は全部PCだから凄く貴重なのにね、弥生ちゃま書道の師範クラスで字が凄く綺麗だから、あれって超お宝だよ」
「そうか……そりゃ校長も許可するよな……」
「えっと、それでは許可も下りていると言う事で、山野井美月ちゃんにも、妹カフェのお手伝いをして頂く事になりました」
会長がそう言うと、美月は席から立ち上がり、何処で覚えたのか素晴らしい所作でお辞儀をする。
「山野井美月小学校4年生です、拙い自分ですが精一杯頑張りたいと思います、宜しくお願い致します」
ポカーンと魅入ってしまう一同、さすがに今日はゴスロリではなく制服姿、いや正確には公立の小学校なので制服はない、多分私服のブレザーなのだろう、そんな姿で小学生に美しいお辞儀をされればこういう反応になる。
「美月ちゃん~歓迎するよぉ」
「美月君一緒にやれて嬉しいぞ!」
美月の友達の二人、恐らく今日の事はある程度連絡していたのであろう、美智瑠と麻紗美がそう言うと、他の皆が我に返り拍手をした。
「ありがとうございます」
笑顔でそう言うと美月はもう一度お辞儀をして俺の横に座った。
すっかり人当たりが良くなった美月、何があったのか、前から知識は大人よりも凄かったけど、この1ヶ月で急速に性格も大人になった気がした……それはそれでまた怖くなったと言う事なんだろうけど……
「えっとでは、これからの予定を決めましょう」
そう言うと美智瑠が立ち上がり各々の意見をホワイトボードに書き込んで行く。
美月が加わった事で、計画や予算が見る見るうちに決まって行く、特に今まで考えて居なかった恐らく出来るであろう行列やその対処まで言及する……やっぱり凄い子だよ……
そしてそろそろお開きになろうかと言う時にやっぱり来ました、小学生の前でもお構い無しです。
「に~~~~い~~~~に~~~~」
「ああ……またか……」
俺の首に抱きつき、ほっぺにキス……ハイハイ
「お兄ちゃまが言ってたのはこれか……」
美月がぼそぼそっと言う
「どうなんだ美月これって」
「うーーん、フラッシュバックの一種なのかな~~」
「フラッシュバック?」
「うん、凄く辛い体験や事故の記憶が突然甦ってくるって奴」
「辛い体験……」
「そのショックを和らげようとしているのかも」
「どうすれば?」
「お兄ちゃま嬉しそうだし、そのままさせとけば~~」
「いやいやいやいや」
「ストレス解消になってるんでしょうけどね……ただ」
「ただ?」
「他にストレスを貯めている人がいるからそっちのケアをしないとね~~」
俺はそう言われ妹を見る、うわーーーー溜めてそう……
いつも隣なんだが今日は美月が居るので少し離れた所からこっちをジト目で見ている妹、しかも今日は美月が泊まる事になっている……
「美月も他の皆もだけどね~~」
ううう……そんな事言われても…………
俺は恐る恐る全員を見渡す……あれ? そう言えば、全然発言もしなく、雫より存在を感じなかった奴が一人…………
「えっと……セシリー、大丈夫か?」
「あ…………わての事覚えててくれはりましたか……」
どよーーんと沈んでいるセシリー、いつもの明るさは全くない。
「ど、どうした?」
「わての扱いが……どこもかしこも雑で……もうわて……要らないんじゃないかなって……」
あ、ヤバい本気で落ち込んでる。
「そ、そんな事ないぞ! セシリーには女子の気持ち、特にこういうイベントじゃあ、オタク女子の気持ちを考えて貰わないと!」
「そ、そうでっか?」
「ああ! セシリーが居ないとこの企画……成功しないぞ!」
「せいこう……」
「いや成功な、平仮名は止めて、いやちょっと待て、漢字にもしないで」
「分かりました! わて頑張ります、お兄様の為に一肌でも二肌でも脱ぎます、全裸になります! お兄様と一緒に、せいこうしますううう!!」
そう言うとセシリーはスカートのホックを外しチャックをおろしってやめろおおおおおおおおおお!
俺は慌てて目を瞑る、一瞬黒い物が見えたけど……周りがドタバタとセシリーを取り押さえようとしている音が……
あああ、もう一体どうなるんだ! 学園祭までたどり着くのか?
「はい! 許可は取り付けました!! あの、山野井先生のお孫さんです! そんな方が当校の学園祭に協力してくださるなんて……ああ、なんて素晴らしい……」
俺は美月に小さな声で聞いてみた……
「サイン本だけにしては気合い入ってるな先生……」
そういうと美月は俺の耳に口を寄せてさらに小さな声で答えた
「えっとね、弥生ちゃまの昔書いてた生原稿を学校に寄贈して、いつか講演もする……かもって」
「え? 婆ちゃん講演片っ端から断ってるんじゃなかったっけ? めんどくさいって」
「うん、だから……かもって、生原稿も捨てようとしてたのを美月が前に貰ったんだよね」
「マジか、婆ちゃん人気作家の自覚ないな……」
「今は全部PCだから凄く貴重なのにね、弥生ちゃま書道の師範クラスで字が凄く綺麗だから、あれって超お宝だよ」
「そうか……そりゃ校長も許可するよな……」
「えっと、それでは許可も下りていると言う事で、山野井美月ちゃんにも、妹カフェのお手伝いをして頂く事になりました」
会長がそう言うと、美月は席から立ち上がり、何処で覚えたのか素晴らしい所作でお辞儀をする。
「山野井美月小学校4年生です、拙い自分ですが精一杯頑張りたいと思います、宜しくお願い致します」
ポカーンと魅入ってしまう一同、さすがに今日はゴスロリではなく制服姿、いや正確には公立の小学校なので制服はない、多分私服のブレザーなのだろう、そんな姿で小学生に美しいお辞儀をされればこういう反応になる。
「美月ちゃん~歓迎するよぉ」
「美月君一緒にやれて嬉しいぞ!」
美月の友達の二人、恐らく今日の事はある程度連絡していたのであろう、美智瑠と麻紗美がそう言うと、他の皆が我に返り拍手をした。
「ありがとうございます」
笑顔でそう言うと美月はもう一度お辞儀をして俺の横に座った。
すっかり人当たりが良くなった美月、何があったのか、前から知識は大人よりも凄かったけど、この1ヶ月で急速に性格も大人になった気がした……それはそれでまた怖くなったと言う事なんだろうけど……
「えっとでは、これからの予定を決めましょう」
そう言うと美智瑠が立ち上がり各々の意見をホワイトボードに書き込んで行く。
美月が加わった事で、計画や予算が見る見るうちに決まって行く、特に今まで考えて居なかった恐らく出来るであろう行列やその対処まで言及する……やっぱり凄い子だよ……
そしてそろそろお開きになろうかと言う時にやっぱり来ました、小学生の前でもお構い無しです。
「に~~~~い~~~~に~~~~」
「ああ……またか……」
俺の首に抱きつき、ほっぺにキス……ハイハイ
「お兄ちゃまが言ってたのはこれか……」
美月がぼそぼそっと言う
「どうなんだ美月これって」
「うーーん、フラッシュバックの一種なのかな~~」
「フラッシュバック?」
「うん、凄く辛い体験や事故の記憶が突然甦ってくるって奴」
「辛い体験……」
「そのショックを和らげようとしているのかも」
「どうすれば?」
「お兄ちゃま嬉しそうだし、そのままさせとけば~~」
「いやいやいやいや」
「ストレス解消になってるんでしょうけどね……ただ」
「ただ?」
「他にストレスを貯めている人がいるからそっちのケアをしないとね~~」
俺はそう言われ妹を見る、うわーーーー溜めてそう……
いつも隣なんだが今日は美月が居るので少し離れた所からこっちをジト目で見ている妹、しかも今日は美月が泊まる事になっている……
「美月も他の皆もだけどね~~」
ううう……そんな事言われても…………
俺は恐る恐る全員を見渡す……あれ? そう言えば、全然発言もしなく、雫より存在を感じなかった奴が一人…………
「えっと……セシリー、大丈夫か?」
「あ…………わての事覚えててくれはりましたか……」
どよーーんと沈んでいるセシリー、いつもの明るさは全くない。
「ど、どうした?」
「わての扱いが……どこもかしこも雑で……もうわて……要らないんじゃないかなって……」
あ、ヤバい本気で落ち込んでる。
「そ、そんな事ないぞ! セシリーには女子の気持ち、特にこういうイベントじゃあ、オタク女子の気持ちを考えて貰わないと!」
「そ、そうでっか?」
「ああ! セシリーが居ないとこの企画……成功しないぞ!」
「せいこう……」
「いや成功な、平仮名は止めて、いやちょっと待て、漢字にもしないで」
「分かりました! わて頑張ります、お兄様の為に一肌でも二肌でも脱ぎます、全裸になります! お兄様と一緒に、せいこうしますううう!!」
そう言うとセシリーはスカートのホックを外しチャックをおろしってやめろおおおおおおおおおお!
俺は慌てて目を瞑る、一瞬黒い物が見えたけど……周りがドタバタとセシリーを取り押さえようとしている音が……
あああ、もう一体どうなるんだ! 学園祭までたどり着くのか?
0
Twitterやってます。https://twitter.com/niinaamesyou
お気に入りに追加
257
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
果たして、阿宮は見知らぬ世界でどう生きていくのか————。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

貞操観念逆転世界におけるニートの日常
猫丸
恋愛
男女比1:100。
女性の価値が著しく低下した世界へやってきた【大鳥奏】という一人の少年。
夢のような世界で彼が望んだのは、ラブコメでも、ハーレムでもなく、男の希少性を利用した引き籠り生活だった。
ネトゲは楽しいし、一人は気楽だし、学校行かなくてもいいとか最高だし。
しかし、男女の比率が大きく偏った逆転世界は、そんな彼を放っておくはずもなく……
『カナデさんってもしかして男なんじゃ……?』
『ないでしょw』
『ないと思うけど……え、マジ?』
これは貞操観念逆転世界にやってきた大鳥奏という少年が世界との関わりを断ち自宅からほとんど出ない物語。
貞操観念逆転世界のハーレム主人公を拒んだ一人のネットゲーマーの引き籠り譚である。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
髪を切った俺が『読者モデル』の表紙を飾った結果がコチラです。
昼寝部
キャラ文芸
天才子役として活躍した俺、夏目凛は、母親の死によって芸能界を引退した。
その数年後。俺は『読者モデル』の代役をお願いされ、妹のために今回だけ引き受けることにした。
すると発売された『読者モデル』の表紙が俺の写真だった。
「………え?なんで俺が『読モ』の表紙を飾ってんだ?」
これは、色々あって芸能界に復帰することになった俺が、世の女性たちを虜にする物語。
※『小説家になろう』にてリメイク版を投稿しております。そちらも読んでいただけると嬉しいです。

先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件
桜 偉村
恋愛
別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。
後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。
全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。
練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。
武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。
だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。
そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。
武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。
しかし、そこに香奈が現れる。
成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。
「これは警告だよ」
「勘違いしないんでしょ?」
「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」
「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」
甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……
オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕!
※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。
「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。
【今後の大まかな流れ】
第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。
第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません!
本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに!
また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます!
※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。
少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです!
※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。
※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる