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49-3 二人きりの家
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妹と二人きりでの共同生活の打ち合わせ? はまだ続いていた……
「いや、だから何か分担してやらないと、ほら俺も前はたまに作ってたから、ご飯は交代制で」
「嫌」
妹は巌として首を縦に振らない
「せめて掃除とか」
「やだ」
「じゃあ洗濯とか」
「駄目」
「せめて自分の分くらい」
俺が妹の下着を洗うのは問題ありそうだし……
「いや! 私の楽しみを取らないでお兄ちゃん!」
「いや楽しみって……」
俺のパンツ洗うのが?
「お兄ちゃんは何もしなくて良いの! 家の事はお兄ちゃんの妻である私に任せて!!」
「いやいやいやいや、妻じゃないし、無理だって、学校行きながら全部こなす何て」
「大丈夫! 将来働きながらでもやるつもりだから!」
「いやいやいやいや」
「え? お兄ちゃんは専業主婦の方がいい?」
「いやいやいやいや」
「ああ、じゃあ私が働いてお兄ちゃんが主夫に?」
「それただのヒモだから、妹のヒモって何かニート何だかヒモ何だかよく分からないよ! とにかく最低だから、やらないから」
「ああ、もうお兄ちゃん! どうしても私にお兄ちゃんの世話をさせたくないなら!」
「ないなら?」
「私より良い成績取って!」
「ぐはあ」
うわあああああああ、それ言うか、言っちゃうかああああ
「そうしたら、私のパンツでも何でも洗わせてあげる!」
「いや、それは出来れば成績を取っても避けたいなと……、て言うか出来るわけないだろ!」
「うん! 絶対に負けないもん!」
「いやいやいやいや」
妹は学年トップの成績、しかも家で学校の勉強はしないと言っていた、授業を聞いていれば分かると……そんな天才に俺が勝てるワケがない……
「とーーにーーかーーくーーー、私が全部するのおおお、お兄ちゃんの面倒は全部私がみーーるーーのーーー!!」
妹は駄々っ子の様にソファーの上でジタバタする、パンツ見えるぞ……下も青のストライプ……お揃いか……
ああ、駄目だ~~~こうなったら妹はどうにもならない、かといって俺が何もかもしないって言うのはやっぱり……
考えろ、考えろ、これじゃある意味尻に敷かれた旦那と一緒だぞ……何か無いか、妹の弱点とか……うーーーーん……妹の弱点、この完璧妹の弱点何て、妹の弱点、弱点……って…………俺じゃん……そうか! よし……
「あーーーーじゃあ全部栞に任せちゃおうかな~~」
「え! うん、任せてお兄ちゃん! やった!」
よし乗った……ふふふふ、いつまでも妹にやられっぱなしの俺じゃないぞ!
「あーーー、でもそうなると、一緒に居られる時間が少くなっちゃうな~~」
「え、何で?」
「ほら、これからは毎日こうやってここでイチャイチャ出来るのに、栞さん、帰って来てから掃除だの洗濯だの料理だの一人でやるって言ってるから出来ないね~~、あーー残念だ、栞とイチャイチャしたかったなーーー」
「え、え、えーーーーー! イチャイチャ……お兄ちゃんと……毎日イチャイチャ、えへへへへへへへへへ」
「でも、栞さんお忙しいみたいだしい、邪魔しちゃ悪いから、じゃあ俺は誰か誘って外でお茶でも飲んでくるかなぁ~~」
「へ?」
「ほら俺、ハーレムあるみたいだし~~」
「ええええええええええええ!」
ふふふふ、動揺してるぞ
「月曜日は麻紗美で、火曜日は美智瑠で、水曜日は会長で、木曜日は先生で、金曜日はセシリーで、土曜日は美月の所で一泊してとか良いかもね~~」
「お、お兄ちゃん、ま、待って待って、えっと、そう……夜やる、夜やれば良いんだよ」
「えーーー、でもご飯食べて食後栞とゆっくり出来ないのか~、それは寂しいな~~」
「お、お兄ちゃん……えっと」
「あ、ほらよくテレビとかで見るじゃん、若い夫婦が一緒にご飯作ったり、洗濯物干したり、ああいうイチャイチャが出来るのに、なんだ~~、そうか~~栞は俺としたくないんだ~~、栞がご飯作っている間に俺がお風呂掃除してお湯入れちゃって、入れちゃったから先にお風呂にしようか~、え~~ご飯冷めちゃうよ~~、ああじゃ一緒に入っちゃおっか~~な~~んて」
「い、一緒、お兄ちゃんと、家のお風呂でいっひょ……ふええええ」
「でも栞は一人で全部やらなきゃいけないんだよな~~、俺がご飯食べている間に、お風呂掃除して~~、お風呂入っている間に食器片付けて~~、あ~~全然一緒にいる時間無くなっちゃうな~~、そうか~~栞は俺と一緒にいたくないのか~~なーーんだ栞って言うほど俺の事好きじゃないんだな~~」
「そ、そんな事……えっと、えっと」
何かいい方法が無いか考えているけど、俺の希望通りに色々やるにはどう考えても時間がない、ふふふふ、完璧
さあここで俺が二人でやろうと言えば、栞も首を縦に振るだろう、どうだ! 完璧だろう、わっはっはっはっははははははははは~~~
「な、栞、だから俺も手伝うよ、だから二人でやろうよ」
そう言うと、うつ向いている妹が、そのまま頷いた。
「うん…………」
悔しいのか、小刻みに震えている……俺はそんな妹の頭を撫でて慰めた。
「ふ」
「ふ?」
俺が頭を撫でると、妹が小刻みに震えながら変な言葉を口にする。
「ふ、ふふっ、ふふふっ、ふふふふっ、ふふふふふふふふふふふふふふふふ」
ん、笑ってる? そう思った途端に満面な笑みで妹が顔を上げた。
「お兄ちゃん!、今完璧に私を妻と認めたね、若い夫婦がイチャイチャって」
「え! いや、あれは例えばなしで……」
あれ? 妹は泣いていたんじゃなかったの? あれ? あれ? おかしいですよ?
「一緒にお茶、一緒にご飯、一緒に洗濯、一緒に掃除、そして一緒に……お風呂!! まさかここまでとは! やった! 言質取った! 作戦成功!!!」
「作戦て…………え、ええええええええええええええええ!」
「やったああああ、やったああああああ、毎日お兄ちゃんと一緒だあああああ」
飛び上がって喜ぶ妹……え、え、どう言う事?
「ちょっと待て最初から? え? えっと言ってない、言ってないぞ!」
しまった形成逆転だ、妹に嵌められた……、もう駄目だ……こういう時は三十六計逃げるに如かずだ!
俺がそう思い知らぬ存ぜぬで切り抜けようとしたが……
『栞がご飯作っている間に俺がお風呂掃除してお湯入れちゃって、入れちゃったから先にお風呂にしようか~、え~~ご飯冷めちゃうよ~~、ああじゃ一緒に入っちゃおっか~~』
妹のスマホからさっきの俺のセリフがって……録音してたのか!
「栞、ずるいぞ、それ返せええええええ」
俺が手を伸ばすと、持ち前の運動神経で交わし妹は逃げる。
「嫌だあああ、これは証拠なの~~~!」
「お願い栞さん、それを、消してくれーーー!」
俺は妹を追い掛けながら懇願するが、妹は捕まらない、凄い反射神経で俺を交わす……
やはり俺は妹には全く勝てないのか~~~~!
「いや、だから何か分担してやらないと、ほら俺も前はたまに作ってたから、ご飯は交代制で」
「嫌」
妹は巌として首を縦に振らない
「せめて掃除とか」
「やだ」
「じゃあ洗濯とか」
「駄目」
「せめて自分の分くらい」
俺が妹の下着を洗うのは問題ありそうだし……
「いや! 私の楽しみを取らないでお兄ちゃん!」
「いや楽しみって……」
俺のパンツ洗うのが?
「お兄ちゃんは何もしなくて良いの! 家の事はお兄ちゃんの妻である私に任せて!!」
「いやいやいやいや、妻じゃないし、無理だって、学校行きながら全部こなす何て」
「大丈夫! 将来働きながらでもやるつもりだから!」
「いやいやいやいや」
「え? お兄ちゃんは専業主婦の方がいい?」
「いやいやいやいや」
「ああ、じゃあ私が働いてお兄ちゃんが主夫に?」
「それただのヒモだから、妹のヒモって何かニート何だかヒモ何だかよく分からないよ! とにかく最低だから、やらないから」
「ああ、もうお兄ちゃん! どうしても私にお兄ちゃんの世話をさせたくないなら!」
「ないなら?」
「私より良い成績取って!」
「ぐはあ」
うわあああああああ、それ言うか、言っちゃうかああああ
「そうしたら、私のパンツでも何でも洗わせてあげる!」
「いや、それは出来れば成績を取っても避けたいなと……、て言うか出来るわけないだろ!」
「うん! 絶対に負けないもん!」
「いやいやいやいや」
妹は学年トップの成績、しかも家で学校の勉強はしないと言っていた、授業を聞いていれば分かると……そんな天才に俺が勝てるワケがない……
「とーーにーーかーーくーーー、私が全部するのおおお、お兄ちゃんの面倒は全部私がみーーるーーのーーー!!」
妹は駄々っ子の様にソファーの上でジタバタする、パンツ見えるぞ……下も青のストライプ……お揃いか……
ああ、駄目だ~~~こうなったら妹はどうにもならない、かといって俺が何もかもしないって言うのはやっぱり……
考えろ、考えろ、これじゃある意味尻に敷かれた旦那と一緒だぞ……何か無いか、妹の弱点とか……うーーーーん……妹の弱点、この完璧妹の弱点何て、妹の弱点、弱点……って…………俺じゃん……そうか! よし……
「あーーーーじゃあ全部栞に任せちゃおうかな~~」
「え! うん、任せてお兄ちゃん! やった!」
よし乗った……ふふふふ、いつまでも妹にやられっぱなしの俺じゃないぞ!
「あーーー、でもそうなると、一緒に居られる時間が少くなっちゃうな~~」
「え、何で?」
「ほら、これからは毎日こうやってここでイチャイチャ出来るのに、栞さん、帰って来てから掃除だの洗濯だの料理だの一人でやるって言ってるから出来ないね~~、あーー残念だ、栞とイチャイチャしたかったなーーー」
「え、え、えーーーーー! イチャイチャ……お兄ちゃんと……毎日イチャイチャ、えへへへへへへへへへ」
「でも、栞さんお忙しいみたいだしい、邪魔しちゃ悪いから、じゃあ俺は誰か誘って外でお茶でも飲んでくるかなぁ~~」
「へ?」
「ほら俺、ハーレムあるみたいだし~~」
「ええええええええええええ!」
ふふふふ、動揺してるぞ
「月曜日は麻紗美で、火曜日は美智瑠で、水曜日は会長で、木曜日は先生で、金曜日はセシリーで、土曜日は美月の所で一泊してとか良いかもね~~」
「お、お兄ちゃん、ま、待って待って、えっと、そう……夜やる、夜やれば良いんだよ」
「えーーー、でもご飯食べて食後栞とゆっくり出来ないのか~、それは寂しいな~~」
「お、お兄ちゃん……えっと」
「あ、ほらよくテレビとかで見るじゃん、若い夫婦が一緒にご飯作ったり、洗濯物干したり、ああいうイチャイチャが出来るのに、なんだ~~、そうか~~栞は俺としたくないんだ~~、栞がご飯作っている間に俺がお風呂掃除してお湯入れちゃって、入れちゃったから先にお風呂にしようか~、え~~ご飯冷めちゃうよ~~、ああじゃ一緒に入っちゃおっか~~な~~んて」
「い、一緒、お兄ちゃんと、家のお風呂でいっひょ……ふええええ」
「でも栞は一人で全部やらなきゃいけないんだよな~~、俺がご飯食べている間に、お風呂掃除して~~、お風呂入っている間に食器片付けて~~、あ~~全然一緒にいる時間無くなっちゃうな~~、そうか~~栞は俺と一緒にいたくないのか~~なーーんだ栞って言うほど俺の事好きじゃないんだな~~」
「そ、そんな事……えっと、えっと」
何かいい方法が無いか考えているけど、俺の希望通りに色々やるにはどう考えても時間がない、ふふふふ、完璧
さあここで俺が二人でやろうと言えば、栞も首を縦に振るだろう、どうだ! 完璧だろう、わっはっはっはっははははははははは~~~
「な、栞、だから俺も手伝うよ、だから二人でやろうよ」
そう言うと、うつ向いている妹が、そのまま頷いた。
「うん…………」
悔しいのか、小刻みに震えている……俺はそんな妹の頭を撫でて慰めた。
「ふ」
「ふ?」
俺が頭を撫でると、妹が小刻みに震えながら変な言葉を口にする。
「ふ、ふふっ、ふふふっ、ふふふふっ、ふふふふふふふふふふふふふふふふ」
ん、笑ってる? そう思った途端に満面な笑みで妹が顔を上げた。
「お兄ちゃん!、今完璧に私を妻と認めたね、若い夫婦がイチャイチャって」
「え! いや、あれは例えばなしで……」
あれ? 妹は泣いていたんじゃなかったの? あれ? あれ? おかしいですよ?
「一緒にお茶、一緒にご飯、一緒に洗濯、一緒に掃除、そして一緒に……お風呂!! まさかここまでとは! やった! 言質取った! 作戦成功!!!」
「作戦て…………え、ええええええええええええええええ!」
「やったああああ、やったああああああ、毎日お兄ちゃんと一緒だあああああ」
飛び上がって喜ぶ妹……え、え、どう言う事?
「ちょっと待て最初から? え? えっと言ってない、言ってないぞ!」
しまった形成逆転だ、妹に嵌められた……、もう駄目だ……こういう時は三十六計逃げるに如かずだ!
俺がそう思い知らぬ存ぜぬで切り抜けようとしたが……
『栞がご飯作っている間に俺がお風呂掃除してお湯入れちゃって、入れちゃったから先にお風呂にしようか~、え~~ご飯冷めちゃうよ~~、ああじゃ一緒に入っちゃおっか~~』
妹のスマホからさっきの俺のセリフがって……録音してたのか!
「栞、ずるいぞ、それ返せええええええ」
俺が手を伸ばすと、持ち前の運動神経で交わし妹は逃げる。
「嫌だあああ、これは証拠なの~~~!」
「お願い栞さん、それを、消してくれーーー!」
俺は妹を追い掛けながら懇願するが、妹は捕まらない、凄い反射神経で俺を交わす……
やはり俺は妹には全く勝てないのか~~~~!
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