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44-4 壊れたオモチャ
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俺は副会長を追いかけることなく扉を締め、会長の隣に座る……もう会長って呼ばない方が良いのかも……副会長も……
そんな事を思っていると、俺のスマホから着信音が……誰だろ
画面を見ると! 俺はすぐに出る。
『お兄ちゃまーーーなんで昨日メールの返信くれないの~~』
そう、美月からの返信の催促電話……
「ごめんごめん、美月ここの所くれなかったから、見てなかったよ」
『もう~~酷いいい、待ってたのにお兄ちゃまに聞いて欲しいことがあったから~~』
「なんかあったのか?」
また学校で……俺は心配そうに訪ねる
『ううん、スッゴクね不思議で楽しい事があったの、お兄ちゃまに聞いてほしくて』
楽しい事と言われて俺はホッとした。
「そうか……良かった、あのさ美月本当にごめん、今色々あってさ、今度ゆっくり聞くよ」
『お兄ちゃま……何かあったの?』
「うん、まあ……大丈夫だよ、ごめんな美月」
『…………ううん、いいの美月の事は……じゃあお兄ちゃま後でね』
「あ、うん……ごめんな」
美月の電話を終えると同時に先生が入ってくる!!
「おおお! びっくりした!」
「あ、ごめんなさい、ノックした方が良かった?」
「いや、まあさっきノックされてもびっくりしたし……」
「さっき? 誰か来たの?」
「あ~~長くなるから後で話すよ」
「そう……、それより見てこれ」
「え? あ!!、そ、それは」
「そうそう、びっくりした、これ、いつもの髪よね」
先生は赤みがかったウエーブのウィッグを俺に見せる……そうか……いつのも髪が偽物って事だったのか……
『これが私よ……』
金髪で会った時にそう言っていた会長の姿を思い出す。
つまりこれって染めてないって事? 会長ってハーフなのか?
凄く綺麗な顔立ちに納得しつつ、隣に座る会長の髪を触っていると……
「お、お兄ちゃん……何をしてるのかな……」
「え?、あ!」
俺と自分の荷物を詰めたと思われるキャリーバックを持った妹が先生の後ろにいる…………
「あ、栞ご苦労様、荷物ありがとうな」
「ううん、いいんだよお兄ちゃん、それより……今、何をしてたのかな?」
「いや、ちょっと髪をね……」
「へーー、お兄ちゃんイチャイチャしないって言ってたけど、女の子の髪を触るって事はイチャイチャには入ってないんだ、へ~~~」
「いや、ほら見て先生の持ってるの、会長って日頃の方が嘘だったんだよ、だからこっちが地毛で、染めてないんだなーって見てたんだ」
「見るだけなら触らなくてもできるんじゃない?」
「いや、えっと、はっきりと見ようかと」
「ハイハイ、兄妹喧嘩は後にしてね、そろそろ出ないと……」
先生が止めに入ってくれる、流石先生助かった……
「兄妹喧嘩じゃありません!!! 痴話喧嘩です!!!」
痴話って……そもそも喧嘩してねえし
「えっと……まあ……とにかく準備が出来たなら私の家に行きましょう」
先生が栞に引きながらも出ようと催促する。
「そうだな、じゃあ葵これかぶってね」
先生からウイッグを貰い葵に被せる、少し嫌そうにしたが素直に被ってくれた、
まだ学校は完全に人が居なくなったわけではない、さすがにこの髪では目立つ……
「髪を纏めてからピンで留めたりするんだろうけど、まあ、学校を出るまでだから大丈夫でしょ、じゃあ行くわよ」
ぞろぞろと4人で生徒会室を後にする、先生は学校を出たところにタクシーを待たせてあった、できるな先生。
会長を挟むように俺と妹が後ろに乗り込み先生が前に乗り家に向かった。
####
「副会長が部屋に来た~~~!?」
とりあえず先生の家に入り、リビングでお茶を飲みながら一息付いた所で先程の話しを簡単にする。
会長は俺の隣で少し不安そうにキョロキョロしている。
ちなみに妹は反対側の隣で俺にくっついている、もう先生に隠すつもりはない……というか最初からないけど……
俺はとりあえずあったことを先生と妹に話す、会長は全くわかっていないのか、常にニコニコして俺の隣に座っていた。
「そんな……」
先生が俺の話しを聞いて信じられないという顔をしている、まあ俺だっていまだに信じられていない
「栞、どう思う?」
「うーーーん、よくわからないな~~」
「わからないか……」
「うん、もう会長さんじゃなくなってるからね、すっかり女の子になってる」
「そんな事って可能なのかな?」
「どうだろう、私にはその辺は……」
「だよな、先生は?」
「国語教師の私に聞かれても、そこまで行くと精神科医とかじゃないと」
「最終的にはそういうところで診てもらうって事もか……」
そこに会長を連れていくっていうことは出来ればしたくないけど……
「にいに?」
「なんでもないよ」
俺がニッコリ笑うと、無邪気に笑い返す……やべえ可愛い
『あなたの思うがままよ』
副会長のあの言葉が甦る、俺は頭を振ってその言葉を忘れるようにした。
「とりあえず、ご飯を食べましょう、いま何か頼むから」
急いで帰ったので買い物をしていない、今から作るのも大変だし今日は何か注文しようと
「会長……、葵はこの中かで何か食べたい?」
適当においてあったチラシを見せると
「うんとねえ、ピザ~~」
「だそうです」
「ハイハイ、じゃあとりあえずお風呂に入っちゃって、今お湯張るから」
「お風呂だって、葵入っておいで」
「にいにと入る~~~~」
いった瞬間部屋の空気が止まる……今確実にピシッと音が聞こえた……マジで聞こえた……
「えっと、一人で入れるよな?」
「入れない~~にいにとじゃなゃきゃ嫌~~~」
ニコニコ笑いながら俺にすり寄る会長……えええっと……怖くて妹の顔が見れない……
俺は先生に助けてと視線を向けると
「あ、葵ちゃん、泡のお風呂に入りたくない? ブクブクって」
「泡のお風呂?」
「そう、泡がねブクブクってなるんだよ」
「入りたい!!」
「じゃあ私と一緒に入りましょう」
「にいには?」
「にいにはね使い方がわからないんだよ、だから」
「えええええええ、にいにとも入りたい」
「3人は無理だからね、にいにはここで待ってるって、ね」
「そうだよ葵行っておいで、俺はここで待ってるから」
「うーーーん、本当にどこにも行かない?」
「ほらピザ受け取らないと行けないから、ね?」
「じゃあ行く、えっと……」
葵は先生の顔をじっと見る……
「里見、里見お姉ちゃんだよ、葵ちゃん」
先生はその目線に気が付き自分の名前を言った。
「うん、じゃあ里見お姉ちゃんと、お風呂に入ってくる、にいに待っててね」
「じゃあ、よろしく、はい行こうね」
俺は先生に目線で感謝をして二人を見送った……はああああ助かった。
「ねえ……お兄ちゃん、どうするの?」
二人が浴室に行ったのを見計らい妹が俺に切り出す。
「うん」
「このままだとお兄ちゃん一生面倒見かねない」
「それは……」
そんな事は出来ない、でも……じゃあどうすれば
「もしお兄ちゃんが望んでそれをするなら私は協力する、たとえお兄ちゃんどんな判断をしようとも、私はお兄ちゃんに従うだけ、でも……もしそれがお兄ちゃんの望みじゃなかったら、私はあらゆる手段を使ってでも阻止するから……」
「どういう事?」
「私の友達から何から全部協力してもらって、会長の身寄り、引き受け先を探します」
「出来るのか?」
「SNSで晒せば簡単だよ、でも……」
「そんな事をしたら、会長の事が全てバレてしまうか……」
恐らくもう会長にも学校にも戻れなくなる、好奇な目でみられてしまうか……
「とりあえず、今はまだなんとも言えないよ、それに一応保護者はいるらしいからまずそこに連絡をしないと」
「うん……」
「俺はまだ副会長の人形って言葉を信じてない、でも現状何らかしらで副会長のコントロールにあってそれがなくなったって事だろう、生まれてからずっと今みたいな状態だったわけじゃないだろうし……、その時の状態や前の状態に戻るかも知れないし、結論を出すには早すぎるよ」
「うん……、そうだね、ごめんなさい、私少し焦って……」
「いいんだよ」
俺は妹の頭を優しく撫でた、うっとりとする妹
「でも……この現状、どうすれば……」
俺がポツリと言うと妹がその言葉にポツリと返す。
「美月ちゃんならそういう事詳しいかも……」
「そうか!……でも電話じゃ今の状況を説明するには結構大変かも……、それに今の会長をキチンと見せられないし、かといって長野まで連れて行くのも……それより一番は……学校に復帰したばかりの美月をこんな事に巻き込むわけには……」
「うん……そうだね」
「とりあえず俺たちで出きることをしよう、栞……協力してくれるか?」
「当たり前でしょ! 何言ってるのお兄ちゃん!!」
妹は俺を見ると、少し怒ったようにそう答えた。
「ありがとう」
俺はそう言って妹の頭をそっと抱いた……
そんな事を思っていると、俺のスマホから着信音が……誰だろ
画面を見ると! 俺はすぐに出る。
『お兄ちゃまーーーなんで昨日メールの返信くれないの~~』
そう、美月からの返信の催促電話……
「ごめんごめん、美月ここの所くれなかったから、見てなかったよ」
『もう~~酷いいい、待ってたのにお兄ちゃまに聞いて欲しいことがあったから~~』
「なんかあったのか?」
また学校で……俺は心配そうに訪ねる
『ううん、スッゴクね不思議で楽しい事があったの、お兄ちゃまに聞いてほしくて』
楽しい事と言われて俺はホッとした。
「そうか……良かった、あのさ美月本当にごめん、今色々あってさ、今度ゆっくり聞くよ」
『お兄ちゃま……何かあったの?』
「うん、まあ……大丈夫だよ、ごめんな美月」
『…………ううん、いいの美月の事は……じゃあお兄ちゃま後でね』
「あ、うん……ごめんな」
美月の電話を終えると同時に先生が入ってくる!!
「おおお! びっくりした!」
「あ、ごめんなさい、ノックした方が良かった?」
「いや、まあさっきノックされてもびっくりしたし……」
「さっき? 誰か来たの?」
「あ~~長くなるから後で話すよ」
「そう……、それより見てこれ」
「え? あ!!、そ、それは」
「そうそう、びっくりした、これ、いつもの髪よね」
先生は赤みがかったウエーブのウィッグを俺に見せる……そうか……いつのも髪が偽物って事だったのか……
『これが私よ……』
金髪で会った時にそう言っていた会長の姿を思い出す。
つまりこれって染めてないって事? 会長ってハーフなのか?
凄く綺麗な顔立ちに納得しつつ、隣に座る会長の髪を触っていると……
「お、お兄ちゃん……何をしてるのかな……」
「え?、あ!」
俺と自分の荷物を詰めたと思われるキャリーバックを持った妹が先生の後ろにいる…………
「あ、栞ご苦労様、荷物ありがとうな」
「ううん、いいんだよお兄ちゃん、それより……今、何をしてたのかな?」
「いや、ちょっと髪をね……」
「へーー、お兄ちゃんイチャイチャしないって言ってたけど、女の子の髪を触るって事はイチャイチャには入ってないんだ、へ~~~」
「いや、ほら見て先生の持ってるの、会長って日頃の方が嘘だったんだよ、だからこっちが地毛で、染めてないんだなーって見てたんだ」
「見るだけなら触らなくてもできるんじゃない?」
「いや、えっと、はっきりと見ようかと」
「ハイハイ、兄妹喧嘩は後にしてね、そろそろ出ないと……」
先生が止めに入ってくれる、流石先生助かった……
「兄妹喧嘩じゃありません!!! 痴話喧嘩です!!!」
痴話って……そもそも喧嘩してねえし
「えっと……まあ……とにかく準備が出来たなら私の家に行きましょう」
先生が栞に引きながらも出ようと催促する。
「そうだな、じゃあ葵これかぶってね」
先生からウイッグを貰い葵に被せる、少し嫌そうにしたが素直に被ってくれた、
まだ学校は完全に人が居なくなったわけではない、さすがにこの髪では目立つ……
「髪を纏めてからピンで留めたりするんだろうけど、まあ、学校を出るまでだから大丈夫でしょ、じゃあ行くわよ」
ぞろぞろと4人で生徒会室を後にする、先生は学校を出たところにタクシーを待たせてあった、できるな先生。
会長を挟むように俺と妹が後ろに乗り込み先生が前に乗り家に向かった。
####
「副会長が部屋に来た~~~!?」
とりあえず先生の家に入り、リビングでお茶を飲みながら一息付いた所で先程の話しを簡単にする。
会長は俺の隣で少し不安そうにキョロキョロしている。
ちなみに妹は反対側の隣で俺にくっついている、もう先生に隠すつもりはない……というか最初からないけど……
俺はとりあえずあったことを先生と妹に話す、会長は全くわかっていないのか、常にニコニコして俺の隣に座っていた。
「そんな……」
先生が俺の話しを聞いて信じられないという顔をしている、まあ俺だっていまだに信じられていない
「栞、どう思う?」
「うーーーん、よくわからないな~~」
「わからないか……」
「うん、もう会長さんじゃなくなってるからね、すっかり女の子になってる」
「そんな事って可能なのかな?」
「どうだろう、私にはその辺は……」
「だよな、先生は?」
「国語教師の私に聞かれても、そこまで行くと精神科医とかじゃないと」
「最終的にはそういうところで診てもらうって事もか……」
そこに会長を連れていくっていうことは出来ればしたくないけど……
「にいに?」
「なんでもないよ」
俺がニッコリ笑うと、無邪気に笑い返す……やべえ可愛い
『あなたの思うがままよ』
副会長のあの言葉が甦る、俺は頭を振ってその言葉を忘れるようにした。
「とりあえず、ご飯を食べましょう、いま何か頼むから」
急いで帰ったので買い物をしていない、今から作るのも大変だし今日は何か注文しようと
「会長……、葵はこの中かで何か食べたい?」
適当においてあったチラシを見せると
「うんとねえ、ピザ~~」
「だそうです」
「ハイハイ、じゃあとりあえずお風呂に入っちゃって、今お湯張るから」
「お風呂だって、葵入っておいで」
「にいにと入る~~~~」
いった瞬間部屋の空気が止まる……今確実にピシッと音が聞こえた……マジで聞こえた……
「えっと、一人で入れるよな?」
「入れない~~にいにとじゃなゃきゃ嫌~~~」
ニコニコ笑いながら俺にすり寄る会長……えええっと……怖くて妹の顔が見れない……
俺は先生に助けてと視線を向けると
「あ、葵ちゃん、泡のお風呂に入りたくない? ブクブクって」
「泡のお風呂?」
「そう、泡がねブクブクってなるんだよ」
「入りたい!!」
「じゃあ私と一緒に入りましょう」
「にいには?」
「にいにはね使い方がわからないんだよ、だから」
「えええええええ、にいにとも入りたい」
「3人は無理だからね、にいにはここで待ってるって、ね」
「そうだよ葵行っておいで、俺はここで待ってるから」
「うーーーん、本当にどこにも行かない?」
「ほらピザ受け取らないと行けないから、ね?」
「じゃあ行く、えっと……」
葵は先生の顔をじっと見る……
「里見、里見お姉ちゃんだよ、葵ちゃん」
先生はその目線に気が付き自分の名前を言った。
「うん、じゃあ里見お姉ちゃんと、お風呂に入ってくる、にいに待っててね」
「じゃあ、よろしく、はい行こうね」
俺は先生に目線で感謝をして二人を見送った……はああああ助かった。
「ねえ……お兄ちゃん、どうするの?」
二人が浴室に行ったのを見計らい妹が俺に切り出す。
「うん」
「このままだとお兄ちゃん一生面倒見かねない」
「それは……」
そんな事は出来ない、でも……じゃあどうすれば
「もしお兄ちゃんが望んでそれをするなら私は協力する、たとえお兄ちゃんどんな判断をしようとも、私はお兄ちゃんに従うだけ、でも……もしそれがお兄ちゃんの望みじゃなかったら、私はあらゆる手段を使ってでも阻止するから……」
「どういう事?」
「私の友達から何から全部協力してもらって、会長の身寄り、引き受け先を探します」
「出来るのか?」
「SNSで晒せば簡単だよ、でも……」
「そんな事をしたら、会長の事が全てバレてしまうか……」
恐らくもう会長にも学校にも戻れなくなる、好奇な目でみられてしまうか……
「とりあえず、今はまだなんとも言えないよ、それに一応保護者はいるらしいからまずそこに連絡をしないと」
「うん……」
「俺はまだ副会長の人形って言葉を信じてない、でも現状何らかしらで副会長のコントロールにあってそれがなくなったって事だろう、生まれてからずっと今みたいな状態だったわけじゃないだろうし……、その時の状態や前の状態に戻るかも知れないし、結論を出すには早すぎるよ」
「うん……、そうだね、ごめんなさい、私少し焦って……」
「いいんだよ」
俺は妹の頭を優しく撫でた、うっとりとする妹
「でも……この現状、どうすれば……」
俺がポツリと言うと妹がその言葉にポツリと返す。
「美月ちゃんならそういう事詳しいかも……」
「そうか!……でも電話じゃ今の状況を説明するには結構大変かも……、それに今の会長をキチンと見せられないし、かといって長野まで連れて行くのも……それより一番は……学校に復帰したばかりの美月をこんな事に巻き込むわけには……」
「うん……そうだね」
「とりあえず俺たちで出きることをしよう、栞……協力してくれるか?」
「当たり前でしょ! 何言ってるのお兄ちゃん!!」
妹は俺を見ると、少し怒ったようにそう答えた。
「ありがとう」
俺はそう言って妹の頭をそっと抱いた……
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