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0-4 妹の告白
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部屋に戻ってくるなり、そのままベットに飛び込み布団を被る
「きゃああああああああああああああ言っちゃったあああああああああああ」
「どうしようお兄ちゃん困ってたよね、保留ってことはまだチャンスあるよね」
「泣いちゃった、お兄ちゃんは優しいから、私が泣いたから断らないでいてくれたんだろうなあー」
おんなの武器?と頭をよぎる
「私ってずるい子かなー」
嘘泣きをした訳じゃない、お兄ちゃんの事を考えるだけで涙が止まらなくなる。
まして一世一代……いや、一生に一回の告白
断られる確率がかなり高いし、今まで通りの兄妹で居られなくなるかもと思うと……
「うええええええええええん」
「また涙が、どうしよう明日入学式なのにいいいいい」
布団を被って声で泣いて、涙が出ないようになんとかこらえていた。
####
入学式が終わり自宅へ戻る
足取りが重い
昨日泣きすぎた、いや涙をこらえ布団にくるまって声を出して鳴いた。
どうしよう、朝はなんとか普通にしたけど
お兄ちゃんは全然普通じゃなかった。
「お兄ちゃん暗かったなー」
「お兄ちゃんは優しいから私を傷つけない断り方を考えているんだろうな」
また涙が溢れてくる
どんな断り方にしろもう元には戻れない
少しの後悔と諦め、ほんの僅かな希望という複雑な感情で家路に付く
受け入れよう、どんな答えでも応えでもそれがお兄ちゃんの気持ち
大好きなお兄ちゃんの結論なんだから、私は受け入れる。
そう心に決めて、玄関を開ける
おにいちゃんの靴がある、お兄ちゃんは帰っていた。
出来るだけ普通にしようと心がけ、一つ気合いを入れ家に入る。
「ただいまーーー」
####
夢が叶った!
え、本当に夢じゃないよね? 何度も頬をつねる……
「痛い」
涙が出るがつねった痛みのせいではない
「お兄ちゃんが付き合ってくれるって、きゃあああああああああああ」
布団にくるまり絶叫
「どうしようどうしよう彼氏だよね、もうお兄ちゃんは私の彼、きゃあああああああああああああああああああああああ」
「とりあえず明日一緒に学校に行こうねって、あああああどうしよう夜寝れないよー、でも隣で歩くよね一緒に学校行くんだもん、顔近くで見られちゃう、駄目寝不足で変な顔お兄ちゃんに見られたくない」
「あ、手なんて繋いじゃったり?、どうしよおおおおおおおおおおおお、手、がさがさじゃないよね、クリーム塗らなきゃあ、歯もよく磨いてって別にキスするわけ、き、キスお兄ちゃんとキスきゃあああああああああああ」
「でも付き合ってるんだから、覚悟と準備はしておかないと、あ、下着も新しいのにしてって行きなりそこまでは、お兄ちゃんも節度あるって付き合いって」
「でももしかしたら今部屋に入ってくるかも、どうしよおおおおおおお、お兄ちゃんだって男の子だし、あんな本持ってるしああ、駄目どうしようそしたら私断れないああ、とりあえず今からお風呂にって、あ、お風呂一緒にってきゃあああああああ、え……いきなりとか……まさか…」
こうしてありもしない物凄い妄想のまま朝を迎え
結局別々に登校する事になる。
「きゃああああああああああああああ言っちゃったあああああああああああ」
「どうしようお兄ちゃん困ってたよね、保留ってことはまだチャンスあるよね」
「泣いちゃった、お兄ちゃんは優しいから、私が泣いたから断らないでいてくれたんだろうなあー」
おんなの武器?と頭をよぎる
「私ってずるい子かなー」
嘘泣きをした訳じゃない、お兄ちゃんの事を考えるだけで涙が止まらなくなる。
まして一世一代……いや、一生に一回の告白
断られる確率がかなり高いし、今まで通りの兄妹で居られなくなるかもと思うと……
「うええええええええええん」
「また涙が、どうしよう明日入学式なのにいいいいい」
布団を被って声で泣いて、涙が出ないようになんとかこらえていた。
####
入学式が終わり自宅へ戻る
足取りが重い
昨日泣きすぎた、いや涙をこらえ布団にくるまって声を出して鳴いた。
どうしよう、朝はなんとか普通にしたけど
お兄ちゃんは全然普通じゃなかった。
「お兄ちゃん暗かったなー」
「お兄ちゃんは優しいから私を傷つけない断り方を考えているんだろうな」
また涙が溢れてくる
どんな断り方にしろもう元には戻れない
少しの後悔と諦め、ほんの僅かな希望という複雑な感情で家路に付く
受け入れよう、どんな答えでも応えでもそれがお兄ちゃんの気持ち
大好きなお兄ちゃんの結論なんだから、私は受け入れる。
そう心に決めて、玄関を開ける
おにいちゃんの靴がある、お兄ちゃんは帰っていた。
出来るだけ普通にしようと心がけ、一つ気合いを入れ家に入る。
「ただいまーーー」
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夢が叶った!
え、本当に夢じゃないよね? 何度も頬をつねる……
「痛い」
涙が出るがつねった痛みのせいではない
「お兄ちゃんが付き合ってくれるって、きゃあああああああああああ」
布団にくるまり絶叫
「どうしようどうしよう彼氏だよね、もうお兄ちゃんは私の彼、きゃあああああああああああああああああああああああ」
「とりあえず明日一緒に学校に行こうねって、あああああどうしよう夜寝れないよー、でも隣で歩くよね一緒に学校行くんだもん、顔近くで見られちゃう、駄目寝不足で変な顔お兄ちゃんに見られたくない」
「あ、手なんて繋いじゃったり?、どうしよおおおおおおおおおおおお、手、がさがさじゃないよね、クリーム塗らなきゃあ、歯もよく磨いてって別にキスするわけ、き、キスお兄ちゃんとキスきゃあああああああああああ」
「でも付き合ってるんだから、覚悟と準備はしておかないと、あ、下着も新しいのにしてって行きなりそこまでは、お兄ちゃんも節度あるって付き合いって」
「でももしかしたら今部屋に入ってくるかも、どうしよおおおおおおお、お兄ちゃんだって男の子だし、あんな本持ってるしああ、駄目どうしようそしたら私断れないああ、とりあえず今からお風呂にって、あ、お風呂一緒にってきゃあああああああ、え……いきなりとか……まさか…」
こうしてありもしない物凄い妄想のまま朝を迎え
結局別々に登校する事になる。
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