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2部1章 再スタート
両雄相まみえる
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「じゃあここで良いから」
「は?」
「なんでそんな怖い顔を……」
妹と兄の風呂シーンなんて興味無いだろうし、僕も記憶から消去したので割愛させて貰う。
とりあえず裸というその弱い立場から、僕は妹に散々罵られたとだけ言っておく。
『お兄ちゃんって、結論的に言うとさあ、私に見捨てられて、それで死んじゃおうとして、北海道に行ったって事でいいよね?』
『──は?』
『ふふふ、お可愛い事』
だーーかーーらーー忘れた、やっぱり過去は忘れる事にする!
そして……翌日久しぶりの登校、生憎の空模様の中、僕はいつも通り妹と一緒に家を出た。
いつも通りと言ったらいつも通りなんだからね!
そしていつもの分かれ道、妹に向かってここでいいと言った所、妹の顔がまた鬼の形相に変わった。
「は? 早速あいつと仲良く登校ですか?」
「しないよ!」
「どうだか!」
「良いからここで、はい鞄」
僕は手を伸ばし妹から鞄を奪う。
「ああん、もう! お兄ちゃん乱暴なんだからあぁ」
「な、艶かしい声を出すな」
慌てて周囲を見回すが同じ学校の生徒は見られず、ホッと胸を撫でおろす。
「いい! あいつとした事は全部私とするって約束忘れないでね!」
「わかった、昨日でわからされたから」
円とした事以上だった……もう二度とごめんだ。
「じゃあ行くけど、傘持てるの?」
「鞄の中身が軽いから大丈夫」
僕は器用に鞄と傘を右手に持って妹に見せた。
「ふん! じゃあね! お兄ちゃんなんか転んじゃえ!」
舌をベッと出して妹は自分の学校に向かって歩いていく。
「あ、今日からまた、まど……白浜さんの家で勉強するから」
昨日も言ったが確認の為にもう一度妹に向かって言うと、妹はこっちに振り向き、これでもかというくらい目の下を指で下げ、さっきの倍くらい舌を出し、あかんべーをした。
「お兄ちゃんのバーーカ」
そして、そう言うと再び中学に向かって歩いていく。
僕は妹が見えなくなるまで見送ると、学校に向かって歩き出した。
一週間振りの登校、土曜日に来たけれど、それとは違う怖さが僕を襲う。
ただでさえ悪目立ちしていた僕、いくら届けを出していたとはいえ、一週間も休んでいたのだから……しかも円と共に……。
僕の心はこの空のように暗雲が立ち込めていた。
「ううう、やっぱり持ちにくい……」
学校の途中円のマンションの前で一度立ち止まる……。
妹に言われたからでは無いが、円に連絡は勿論しない。でも……偶然だったら、なんて期待をほんの少しだけしたが、円はいつも人目を避けるか如くギリギリに登校してくるのを思い出す。
歩くのが遅い僕と一緒だと、間違いなく遅刻してしまう時間に出てくるって事だ。
なのでさっさと諦め学校向かうと、少し先で誰かを待ってる様に、赤い傘をさして佇む女の子がいた。
その女の子は僕を見るなり満面な笑みで子犬の様に駆け寄ってくる。
「せ、先輩!」
栗毛で低身長、パッと見小学生の様な容姿、でもその顔立ちはまるでフランス人形の様に整っている。
将来が約束されている顔立ち……3年後には会長みたいにって、そりゃそうか会長の妹なんだから。
「灯ちゃん?」
「わあああ、覚えてくれたんだ!」
「そりゃあね、スターターありがとね、お礼言えなかったから」
「ううう」
「え?」
「しぇ、しぇんぱいいい、わ、私、感動して……ずっと泣いてて、昨日もずっと涙が止まらなくて、今も先輩を見たらまた思い出して涙があああ、うええええ」
「えええ? な、泣かないで、え? 格好悪いの間違いじゃ?」
「そんな事無いですう! 何度も何度も立ち上がって……先輩格好良すぎて、どうしてくれるんですか! こんなグシャグシャな顔で学校にいかなきゃならなくなっちゃったじゃないですか!」
「そ、そんな事言われても」
「責任取って下さい!」
「せ、責任?」
「そうです責任取って結婚してください!」
「──は?」
『バコッ!』
その時灯ちゃんの後ろから鞄を片手に金髪の美女が唐突に現れるやいなや、持っていたその鞄で灯ちゃんの頭を乱暴に殴った。
「いったああああああいい」
「えええええ!」
「あーーーかーーーーりーーーー!」
「げ! お姉ちゃん?!」
「あんた今日、日直って言ってたでしょ?! こんな所で油売ってないで、早く学校に行きなさい!」
「だ、だってええ」
「だってじゃない!」
「ぶうううう、じゃあ先輩また後でねえ~~」
灯ちゃんは嘘泣きだったのか? また満面な笑みで僕を一度見ると、スカートを翻し学校に向かって走って行く。
小さな身体を一杯に使い、ウサギの様に走る姿に僕は思わず見入ってしまう。
姉妹揃って……その走りを見て才能を感じさせられてしまう。
「ご、ごめんなさいね、あの子にスターターを頼んだの失敗だったかなあ」
いつもの表情を見て、改めて会長だと認識する……さっきまで鬼だと、金髪の吸血鬼かなって思っていたから……。
「いいえ、そんな事……」
「そ、それよりも身体は大丈夫? その、怪我とか」
「ええ、大丈夫です……最後に……支えて貰えたので」
あの会長に飛び込んだ時の柔らかい胸の感触が今さらながらに思い出す。
「はう!」
「はう?」
会長は嬉しそうな表情に変わり、そして目をウルウルとさせ僕を見つめる。
「そ、その、別に狙ってとかじゃないのよ? だからスターターを灯に急遽変わって貰ったわけじゃ決して無くて、で、でも多分最後はフラフラでゴールするんじゃないかなって、だから、あ、でも……少しはその」
真っ赤な顔で、今度は少し困った様な表情に変わり、しどろもどろに聞いてもいない事を言い出す会長。
しかしその顔は次の一言で一瞬にして氷の様ないつもの会長の表情に変わった。
「こんな所で何をしているのかしら? かいちょうさん」
さっき灯ちゃんの後ろから現れた様に、今度は会長の後ろから……まるで季節が逆回りして真冬に戻った様な冷たさの声で……円が僕達に声を掛けて来た。
「……あら、白浜さん、居たんですか?」
「そうね、雨が降っているので、ひょっとしたらと思って早めに出てきたんですが、どうやら正解だったみたいですね」
僕の目の前で二人が対峙する。
な、なんだろう? この雰囲気は一体……。
何か悟○とベ○ータが向き合ってる様な……そんなイメージが頭に浮かぶ。
とりあえず金髪だから会長は既にスーパーなんとかになっているって事だよなーーと、僕はそんな事を思いながら現実逃避をしつつ二人を黙って見つめていた。
「は?」
「なんでそんな怖い顔を……」
妹と兄の風呂シーンなんて興味無いだろうし、僕も記憶から消去したので割愛させて貰う。
とりあえず裸というその弱い立場から、僕は妹に散々罵られたとだけ言っておく。
『お兄ちゃんって、結論的に言うとさあ、私に見捨てられて、それで死んじゃおうとして、北海道に行ったって事でいいよね?』
『──は?』
『ふふふ、お可愛い事』
だーーかーーらーー忘れた、やっぱり過去は忘れる事にする!
そして……翌日久しぶりの登校、生憎の空模様の中、僕はいつも通り妹と一緒に家を出た。
いつも通りと言ったらいつも通りなんだからね!
そしていつもの分かれ道、妹に向かってここでいいと言った所、妹の顔がまた鬼の形相に変わった。
「は? 早速あいつと仲良く登校ですか?」
「しないよ!」
「どうだか!」
「良いからここで、はい鞄」
僕は手を伸ばし妹から鞄を奪う。
「ああん、もう! お兄ちゃん乱暴なんだからあぁ」
「な、艶かしい声を出すな」
慌てて周囲を見回すが同じ学校の生徒は見られず、ホッと胸を撫でおろす。
「いい! あいつとした事は全部私とするって約束忘れないでね!」
「わかった、昨日でわからされたから」
円とした事以上だった……もう二度とごめんだ。
「じゃあ行くけど、傘持てるの?」
「鞄の中身が軽いから大丈夫」
僕は器用に鞄と傘を右手に持って妹に見せた。
「ふん! じゃあね! お兄ちゃんなんか転んじゃえ!」
舌をベッと出して妹は自分の学校に向かって歩いていく。
「あ、今日からまた、まど……白浜さんの家で勉強するから」
昨日も言ったが確認の為にもう一度妹に向かって言うと、妹はこっちに振り向き、これでもかというくらい目の下を指で下げ、さっきの倍くらい舌を出し、あかんべーをした。
「お兄ちゃんのバーーカ」
そして、そう言うと再び中学に向かって歩いていく。
僕は妹が見えなくなるまで見送ると、学校に向かって歩き出した。
一週間振りの登校、土曜日に来たけれど、それとは違う怖さが僕を襲う。
ただでさえ悪目立ちしていた僕、いくら届けを出していたとはいえ、一週間も休んでいたのだから……しかも円と共に……。
僕の心はこの空のように暗雲が立ち込めていた。
「ううう、やっぱり持ちにくい……」
学校の途中円のマンションの前で一度立ち止まる……。
妹に言われたからでは無いが、円に連絡は勿論しない。でも……偶然だったら、なんて期待をほんの少しだけしたが、円はいつも人目を避けるか如くギリギリに登校してくるのを思い出す。
歩くのが遅い僕と一緒だと、間違いなく遅刻してしまう時間に出てくるって事だ。
なのでさっさと諦め学校向かうと、少し先で誰かを待ってる様に、赤い傘をさして佇む女の子がいた。
その女の子は僕を見るなり満面な笑みで子犬の様に駆け寄ってくる。
「せ、先輩!」
栗毛で低身長、パッと見小学生の様な容姿、でもその顔立ちはまるでフランス人形の様に整っている。
将来が約束されている顔立ち……3年後には会長みたいにって、そりゃそうか会長の妹なんだから。
「灯ちゃん?」
「わあああ、覚えてくれたんだ!」
「そりゃあね、スターターありがとね、お礼言えなかったから」
「ううう」
「え?」
「しぇ、しぇんぱいいい、わ、私、感動して……ずっと泣いてて、昨日もずっと涙が止まらなくて、今も先輩を見たらまた思い出して涙があああ、うええええ」
「えええ? な、泣かないで、え? 格好悪いの間違いじゃ?」
「そんな事無いですう! 何度も何度も立ち上がって……先輩格好良すぎて、どうしてくれるんですか! こんなグシャグシャな顔で学校にいかなきゃならなくなっちゃったじゃないですか!」
「そ、そんな事言われても」
「責任取って下さい!」
「せ、責任?」
「そうです責任取って結婚してください!」
「──は?」
『バコッ!』
その時灯ちゃんの後ろから鞄を片手に金髪の美女が唐突に現れるやいなや、持っていたその鞄で灯ちゃんの頭を乱暴に殴った。
「いったああああああいい」
「えええええ!」
「あーーーかーーーーりーーーー!」
「げ! お姉ちゃん?!」
「あんた今日、日直って言ってたでしょ?! こんな所で油売ってないで、早く学校に行きなさい!」
「だ、だってええ」
「だってじゃない!」
「ぶうううう、じゃあ先輩また後でねえ~~」
灯ちゃんは嘘泣きだったのか? また満面な笑みで僕を一度見ると、スカートを翻し学校に向かって走って行く。
小さな身体を一杯に使い、ウサギの様に走る姿に僕は思わず見入ってしまう。
姉妹揃って……その走りを見て才能を感じさせられてしまう。
「ご、ごめんなさいね、あの子にスターターを頼んだの失敗だったかなあ」
いつもの表情を見て、改めて会長だと認識する……さっきまで鬼だと、金髪の吸血鬼かなって思っていたから……。
「いいえ、そんな事……」
「そ、それよりも身体は大丈夫? その、怪我とか」
「ええ、大丈夫です……最後に……支えて貰えたので」
あの会長に飛び込んだ時の柔らかい胸の感触が今さらながらに思い出す。
「はう!」
「はう?」
会長は嬉しそうな表情に変わり、そして目をウルウルとさせ僕を見つめる。
「そ、その、別に狙ってとかじゃないのよ? だからスターターを灯に急遽変わって貰ったわけじゃ決して無くて、で、でも多分最後はフラフラでゴールするんじゃないかなって、だから、あ、でも……少しはその」
真っ赤な顔で、今度は少し困った様な表情に変わり、しどろもどろに聞いてもいない事を言い出す会長。
しかしその顔は次の一言で一瞬にして氷の様ないつもの会長の表情に変わった。
「こんな所で何をしているのかしら? かいちょうさん」
さっき灯ちゃんの後ろから現れた様に、今度は会長の後ろから……まるで季節が逆回りして真冬に戻った様な冷たさの声で……円が僕達に声を掛けて来た。
「……あら、白浜さん、居たんですか?」
「そうね、雨が降っているので、ひょっとしたらと思って早めに出てきたんですが、どうやら正解だったみたいですね」
僕の目の前で二人が対峙する。
な、なんだろう? この雰囲気は一体……。
何か悟○とベ○ータが向き合ってる様な……そんなイメージが頭に浮かぶ。
とりあえず金髪だから会長は既にスーパーなんとかになっているって事だよなーーと、僕はそんな事を思いながら現実逃避をしつつ二人を黙って見つめていた。
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