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妹としたいと想像するのはいけない事ですか?
第1話 僕は妹が大好き……ただしそれは空想の中でだけ
しおりを挟む人には言えない趣味の一つや二つ、誰にでもあると思う。
ご多分に漏れず僕にもそんな趣味が一つある。
誰にも言えない……友人にも家族にも……特に妹には絶対に言えない、言えるわけが無い。
僕の趣味は……『妹』……。
僕は……妹物の小説や漫画をこよなく愛している。
高校生になってからは薄い本にも手を出し始めた……例のお祭りの三日目に売ってるエッチな奴もかなり沢山愛蔵している。
そう……始めに言っていた通り、僕には妹がいる……妹がいるのに妹物を読むなんてって……そう思うかも知れない。
しかし、妹物の妹と、現実の妹とは明らかに違う。
妹物の妹は……兄が大好きなのである。
現実の妹が兄を大好きなんてあり得ない、……僕が読んでいる本の中の妹は、妹達はおとぎ話の世界の人物達と一緒なのだ。
つまりこの押し入れ深くに押し込んでいるこの本達は、皆おとぎ話、そう絵本と一緒なのである。
しかし、誰もがそう思ってくれれば良いのだが…………もし、万が一……僕が妹を、実の妹を愛している、近親相姦願望を持っている奴だなんて家族に……妹に思われたら……。
『にい……最低……キモい……お母さん、にいがあ……私を性的な目で見てたああああ!』
なんて言われたら、そんな事態になったら……おわた……完全に人生おわた状態になってしまう。
だから……この事だけは……この趣味だけは……バレてはいけない……。
兄が好きな妹も、妹が好きな兄もこの世には存在しない。
そんな兄妹はこの世に……いるわけが無い。
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