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五章 未来を考えた領地運営とは
8.兄弟でお茶会
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執務室は穏やかというより静かになっていた。
「二人だとなんだかな」
「うん」
新しい街は順調そのものだ。それに山も警備が行き届き、フェンリルたちもゆったりと過ごせているらしく遊びに行けば「何しに来た」なんて感じ。
「楽しんでるかな。ディエゴもフィトも。準備の時から楽しそうだったからね」
「楽しんでるだろ。これほどの長期休暇は初めてだからさ」
二人は自分の伴侶を連れて新婚旅行にでかけたんだ。落ち着いている今を逃したら、いつ行けるかも分からないからな。
「ディエゴの所はお父様が援助してくれたからイアサントに行くって言ってたね」
「ああ。フィトは長らく帰っていないドナシアンにな。実家は隣国も近いからそこにも行くって言ってた」
「そうねぇ。北の国ってどんななんだろうね」
隣の文官室も静かなもんだ。
ということで俺ちは午後は城に行きファウル兄様主催のお茶会。セリオは奥様会。
「やっと落ち着いたのか」
「はい。ご無沙汰しておりました。兄様」
俺たち兄弟だけで。こうやってお茶会するのは何年ぶりだろう。俺が城にいる頃……も誰かしらいなかったな。初めてか。
「ちい兄様ぁ」
「なんだよサントス。その呼び方は懐かしいな」
「でしょう。なんかさあ家族だけのお茶会自体しなくなったからね」
ニコニコと楽しそうだ。
「そうですね。俺はほとんど参加しなかったし」
イスマエルは騎士だから、あの頃は見習いで訓練に忙しくて。あんなに細かったのに今や騎士たちに混ざっても遜色ないくらい。
「イスマエルお前今役職は?」
「はい。副団長見習い」
「ほほう。頑張ったんだな」
当たり前だろって顔である。少しむかつく。
「兄様が遊んでいる間、俺はずっと鍛えてたし、騎獣も乗りこなせるように頑張ってた」
「はい。ごめんなさい」
真面目だからね、こいつは。
「ねえ。ちい兄様の新しい街に僕行ってみたんだ。あれなんで?なんでドナシアン?」
あ~……
「聞かなくても分かるだろ。ロドリグ様の案だよ」
「にしてもさ。あの特区みたいなのは?」
「それは俺も気になった。なんなんだ?」
兄様まで乗り出して来た。というか行ってたんだ。ならうちにも寄れよ。
「あれは自国の店との差別化だよ。売上が減っても可哀想だしいっそって」
「上から見てもあそこだけ他国みたいですよね」
イスマエルもか。お前も来ればいいのに。
「ドナシアン貴族のユーリ様のお抱え商人の特区なんだ。断れなくてな」
「ユーリ様?」
ドナシアンに魔法使いを借りに行った時の話をして聞かせた。
「あ~あれね。そっか、こちらからそんなに行ってたんだ」
「うん。同じだけ受け入れろってさ。でも競合するような店はなかったし、高いから客を選ぶ。問題にはならなかったよ」
「ふーん。街道側のいかがわしい店は?兄様にしては珍しいね」
「ゲフン……あれは」
あれはなあ。拒否はした。したんだけど人族エロいからさあ。旅行と下半身はセットなんだそうだ。だから諦めた。
いやあ、夜は常に人がひしめいてるんだよ。美しいエルフとか、猫族、他諸々。この国では珍しい種族が多くて特にこの国のお金持ち猫族が通ってる。ふう。
「あはは。あそこ庶民だけでなくて貴族も行ってるって噂だよ。きれいな子が接客してくれるってさ。城の催しで話してるのは耳にしたりするよ」
「へえ……」
兄様がお前は稼ぐのがある意味下手だよねってニヤッとしている。うん?
「俺はもう父様にはお金借りてませんけど」
「そうじゃない。自分の好き嫌いでそういった店を排除するから税収が増えないんだ」
「むう……」
どこの領地も風俗店は普通の店より売上からの税の割合が高いんだ。よからぬ輩の巣窟になりかねないからな。警備の手数料って名目でね。現実は警備を厳重にやっててもなる。無理なんだよ。
「それでもさ。儲ける気があるならばな」
「はあ。だも俺はやっばり嫌なんです。絵本の中みたいなキラキラした街にしたくて」
うっと絶句して、ぶははと全員が笑った。
「なんだ絵本の中の街って。お前!うはは」
「ちい兄様子供かよ!あれはお金に困った者の一時的にでも支える部分もあるんだよ!あはは。ないと困るのはちい兄様だよ!あはは」
イスマエルはさすが俺の兄様。甘いって。
「本当に変わりませんね。兄様は。かわいらしいまんま。うはは!」
俺はみんなの爆笑を聞きながらクッキーパリボリ。いいんだもん。キレイが好きなんだもん。エロいキレイはなしか、少なくていいんだもん!
「あ~涙出た。お前はもう。だが俺はそんなお前が好きだよ。あはは」
「兄様せっかく俺の好きにできるんだもの。国の中に一つくらいそんな領地があってもいいじゃん……ボリボリ」
不貞腐れてクッキーやサンドウィッチを食べた。家族で来ても健全!いいだろ!
「いいけどさ。はぁ。ちい兄様は変わんないね」
「本当に。ですがそんな兄様の考え方もいいと……クックッ」
みんな呆れてんだろ。いいんだもーん。それなりの収入にはなってるからね!
「ならお前らは何やってんだよ!イスマエル!サントス!兄様も!」
口元を隠しながらまだ笑ってるよ兄様。
「俺か?俺は父上から仕事を引き継いでいる。父上が前王から放置の案件とか、手付かずのものを拾い上げて見直しも始めた」
「ほほう。楽しい?」
「ああ。王子としての関わりとは違うからな。やり甲斐はある」
兄様は今すぐどうこう出来る物ではないが、少しずつ変えていこうとしているそうだ。俺が他国との関わりを強く持ったからね。
そのせいで今までの国のやり方だけでは追いつかなくなっているそうだ。
「あ~それはごめんなさい」
「いやいいんだ。鎖国してないのに鎖国状態の我が国に新しい風が入っているんだ。城下町も人族もちらほら目立つようになってきて、くま族は特にな。自分で魚屋開いたりしているよ」
「へえ……」
ドナシアンからもき始めて、色んなお店に他国の物が並ぶようになっているそう。
「お前の所の赤の生地な。あれを買い付けに来たついでにってのが今は多い。国だけで金が回っていたのが、外貨を稼げるようになって来ているんだ。いい事だよ」
「そう言っていただけると嬉しいです」
兄様とイスマエルはこれが本来だろうと言う。周りに国があった頃はこんなはずなんだって。
「でも人が増えると争いも増える。衛兵だけでは無理な場所も出てきて、自警団らしきモノも出来ました。繁華街や風俗街は特にね。自ら自浄しようとしてます」
「へえ。あの辺りの者は事なかれだと思ってたがな」
「それがね……」
イスマエルは今の現状を話してくれた。
やはり遠くに来ると色々ゆるむらしく、自国ではやらないことを平気でするようになる。
ケンカもそうだし、そんな感じだと輩や犯罪者も住み着く。うちは風俗街すら他国よりも健全だったんだって。
「荒れた見た目の悪い者が闊歩する。経営者は嫌な雰囲気に悩みまして、こちらに相談してはくれてたんですよ。ですが我らの目をかい潜る者ばかりです。とうとうどこからかよからぬ薬も持ち込まれたようで……」
「ああ……」
昼間っから酒飲んで路地裏で倒れている者。薬で冷たくなっているものなんか出始めた。薬はさすがに国を上げて検挙して収まりましたが、すぐにまた何か起きてもおかしくない。
俺はそんな事に気が付きもしなかったな。うちでは見かけないし。
「いい事ばかりではないんだな」
「ええ。だから俺は兄様のやり方はいいと思いますよ。多少収入が減ろうともね」
「ありがとう。イスマエル」
はいはい!僕も!とサントスの話になった。彼は宰相になるべく兄様の隣にいることが多い。兄様と二人で普段の様子を聞かせてくれた。
気兼ねなくとは完全にいかない歳にはなっちまったが、やはり兄弟だ話すのは楽しい。
俺は兄弟好きだし。城の外に出てもこうして昔と同じに接してくれる。お前は家臣だと線を引かないのがこんなに嬉しいとは思わなかった。
「んふふっ」
「なんだ?エリオス」
「兄様たちが外に出たにも関わらず、優しくて嬉しいなあって思ってさ」
「はあ?どこにいようが弟だろ」
「はい。それが嬉しゅうございます」
何いってんだエリオスはと兄様は首を傾げたが、この気持ちは外に出た者しか分からない事なんだろう。
その後はサントスの「番がかわいくて堪らん独演会」が続いた。
「そう言えば兄様は番とか言いませんね?」
「うん?ああ、当たり前だし、俺がそう思っていればいい」
「ファウル兄様?僕に対する嫌味ぃ?」
ふふっと声が漏れた。
「違う。俺はみんなに分かってもらわなくてもいいと考えているだけだ。俺がかわいいと感じればそれでいい。なあイスマエル」
「はい。私もそう考えますね」
そうね俺も同じ。俺がセリオを愛していればいい。
「みんな冷たーい!かわいいを見せびらかしたいの!僕は!」
「すればいいさ。俺たちはしないだけだ」
こんな実のない話で盛り上がれるのも兄弟だなあ。楽しい時間はいい。
「二人だとなんだかな」
「うん」
新しい街は順調そのものだ。それに山も警備が行き届き、フェンリルたちもゆったりと過ごせているらしく遊びに行けば「何しに来た」なんて感じ。
「楽しんでるかな。ディエゴもフィトも。準備の時から楽しそうだったからね」
「楽しんでるだろ。これほどの長期休暇は初めてだからさ」
二人は自分の伴侶を連れて新婚旅行にでかけたんだ。落ち着いている今を逃したら、いつ行けるかも分からないからな。
「ディエゴの所はお父様が援助してくれたからイアサントに行くって言ってたね」
「ああ。フィトは長らく帰っていないドナシアンにな。実家は隣国も近いからそこにも行くって言ってた」
「そうねぇ。北の国ってどんななんだろうね」
隣の文官室も静かなもんだ。
ということで俺ちは午後は城に行きファウル兄様主催のお茶会。セリオは奥様会。
「やっと落ち着いたのか」
「はい。ご無沙汰しておりました。兄様」
俺たち兄弟だけで。こうやってお茶会するのは何年ぶりだろう。俺が城にいる頃……も誰かしらいなかったな。初めてか。
「ちい兄様ぁ」
「なんだよサントス。その呼び方は懐かしいな」
「でしょう。なんかさあ家族だけのお茶会自体しなくなったからね」
ニコニコと楽しそうだ。
「そうですね。俺はほとんど参加しなかったし」
イスマエルは騎士だから、あの頃は見習いで訓練に忙しくて。あんなに細かったのに今や騎士たちに混ざっても遜色ないくらい。
「イスマエルお前今役職は?」
「はい。副団長見習い」
「ほほう。頑張ったんだな」
当たり前だろって顔である。少しむかつく。
「兄様が遊んでいる間、俺はずっと鍛えてたし、騎獣も乗りこなせるように頑張ってた」
「はい。ごめんなさい」
真面目だからね、こいつは。
「ねえ。ちい兄様の新しい街に僕行ってみたんだ。あれなんで?なんでドナシアン?」
あ~……
「聞かなくても分かるだろ。ロドリグ様の案だよ」
「にしてもさ。あの特区みたいなのは?」
「それは俺も気になった。なんなんだ?」
兄様まで乗り出して来た。というか行ってたんだ。ならうちにも寄れよ。
「あれは自国の店との差別化だよ。売上が減っても可哀想だしいっそって」
「上から見てもあそこだけ他国みたいですよね」
イスマエルもか。お前も来ればいいのに。
「ドナシアン貴族のユーリ様のお抱え商人の特区なんだ。断れなくてな」
「ユーリ様?」
ドナシアンに魔法使いを借りに行った時の話をして聞かせた。
「あ~あれね。そっか、こちらからそんなに行ってたんだ」
「うん。同じだけ受け入れろってさ。でも競合するような店はなかったし、高いから客を選ぶ。問題にはならなかったよ」
「ふーん。街道側のいかがわしい店は?兄様にしては珍しいね」
「ゲフン……あれは」
あれはなあ。拒否はした。したんだけど人族エロいからさあ。旅行と下半身はセットなんだそうだ。だから諦めた。
いやあ、夜は常に人がひしめいてるんだよ。美しいエルフとか、猫族、他諸々。この国では珍しい種族が多くて特にこの国のお金持ち猫族が通ってる。ふう。
「あはは。あそこ庶民だけでなくて貴族も行ってるって噂だよ。きれいな子が接客してくれるってさ。城の催しで話してるのは耳にしたりするよ」
「へえ……」
兄様がお前は稼ぐのがある意味下手だよねってニヤッとしている。うん?
「俺はもう父様にはお金借りてませんけど」
「そうじゃない。自分の好き嫌いでそういった店を排除するから税収が増えないんだ」
「むう……」
どこの領地も風俗店は普通の店より売上からの税の割合が高いんだ。よからぬ輩の巣窟になりかねないからな。警備の手数料って名目でね。現実は警備を厳重にやっててもなる。無理なんだよ。
「それでもさ。儲ける気があるならばな」
「はあ。だも俺はやっばり嫌なんです。絵本の中みたいなキラキラした街にしたくて」
うっと絶句して、ぶははと全員が笑った。
「なんだ絵本の中の街って。お前!うはは」
「ちい兄様子供かよ!あれはお金に困った者の一時的にでも支える部分もあるんだよ!あはは。ないと困るのはちい兄様だよ!あはは」
イスマエルはさすが俺の兄様。甘いって。
「本当に変わりませんね。兄様は。かわいらしいまんま。うはは!」
俺はみんなの爆笑を聞きながらクッキーパリボリ。いいんだもん。キレイが好きなんだもん。エロいキレイはなしか、少なくていいんだもん!
「あ~涙出た。お前はもう。だが俺はそんなお前が好きだよ。あはは」
「兄様せっかく俺の好きにできるんだもの。国の中に一つくらいそんな領地があってもいいじゃん……ボリボリ」
不貞腐れてクッキーやサンドウィッチを食べた。家族で来ても健全!いいだろ!
「いいけどさ。はぁ。ちい兄様は変わんないね」
「本当に。ですがそんな兄様の考え方もいいと……クックッ」
みんな呆れてんだろ。いいんだもーん。それなりの収入にはなってるからね!
「ならお前らは何やってんだよ!イスマエル!サントス!兄様も!」
口元を隠しながらまだ笑ってるよ兄様。
「俺か?俺は父上から仕事を引き継いでいる。父上が前王から放置の案件とか、手付かずのものを拾い上げて見直しも始めた」
「ほほう。楽しい?」
「ああ。王子としての関わりとは違うからな。やり甲斐はある」
兄様は今すぐどうこう出来る物ではないが、少しずつ変えていこうとしているそうだ。俺が他国との関わりを強く持ったからね。
そのせいで今までの国のやり方だけでは追いつかなくなっているそうだ。
「あ~それはごめんなさい」
「いやいいんだ。鎖国してないのに鎖国状態の我が国に新しい風が入っているんだ。城下町も人族もちらほら目立つようになってきて、くま族は特にな。自分で魚屋開いたりしているよ」
「へえ……」
ドナシアンからもき始めて、色んなお店に他国の物が並ぶようになっているそう。
「お前の所の赤の生地な。あれを買い付けに来たついでにってのが今は多い。国だけで金が回っていたのが、外貨を稼げるようになって来ているんだ。いい事だよ」
「そう言っていただけると嬉しいです」
兄様とイスマエルはこれが本来だろうと言う。周りに国があった頃はこんなはずなんだって。
「でも人が増えると争いも増える。衛兵だけでは無理な場所も出てきて、自警団らしきモノも出来ました。繁華街や風俗街は特にね。自ら自浄しようとしてます」
「へえ。あの辺りの者は事なかれだと思ってたがな」
「それがね……」
イスマエルは今の現状を話してくれた。
やはり遠くに来ると色々ゆるむらしく、自国ではやらないことを平気でするようになる。
ケンカもそうだし、そんな感じだと輩や犯罪者も住み着く。うちは風俗街すら他国よりも健全だったんだって。
「荒れた見た目の悪い者が闊歩する。経営者は嫌な雰囲気に悩みまして、こちらに相談してはくれてたんですよ。ですが我らの目をかい潜る者ばかりです。とうとうどこからかよからぬ薬も持ち込まれたようで……」
「ああ……」
昼間っから酒飲んで路地裏で倒れている者。薬で冷たくなっているものなんか出始めた。薬はさすがに国を上げて検挙して収まりましたが、すぐにまた何か起きてもおかしくない。
俺はそんな事に気が付きもしなかったな。うちでは見かけないし。
「いい事ばかりではないんだな」
「ええ。だから俺は兄様のやり方はいいと思いますよ。多少収入が減ろうともね」
「ありがとう。イスマエル」
はいはい!僕も!とサントスの話になった。彼は宰相になるべく兄様の隣にいることが多い。兄様と二人で普段の様子を聞かせてくれた。
気兼ねなくとは完全にいかない歳にはなっちまったが、やはり兄弟だ話すのは楽しい。
俺は兄弟好きだし。城の外に出てもこうして昔と同じに接してくれる。お前は家臣だと線を引かないのがこんなに嬉しいとは思わなかった。
「んふふっ」
「なんだ?エリオス」
「兄様たちが外に出たにも関わらず、優しくて嬉しいなあって思ってさ」
「はあ?どこにいようが弟だろ」
「はい。それが嬉しゅうございます」
何いってんだエリオスはと兄様は首を傾げたが、この気持ちは外に出た者しか分からない事なんだろう。
その後はサントスの「番がかわいくて堪らん独演会」が続いた。
「そう言えば兄様は番とか言いませんね?」
「うん?ああ、当たり前だし、俺がそう思っていればいい」
「ファウル兄様?僕に対する嫌味ぃ?」
ふふっと声が漏れた。
「違う。俺はみんなに分かってもらわなくてもいいと考えているだけだ。俺がかわいいと感じればそれでいい。なあイスマエル」
「はい。私もそう考えますね」
そうね俺も同じ。俺がセリオを愛していればいい。
「みんな冷たーい!かわいいを見せびらかしたいの!僕は!」
「すればいいさ。俺たちはしないだけだ」
こんな実のない話で盛り上がれるのも兄弟だなあ。楽しい時間はいい。
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