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四章 どうしてこなるんだ

3 父上とハイネ

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 僕が東の城に帰って来て一週間。帰ってきたんだと気が抜けたら体は重くだるい。薬湯とか飲んでるけど、体力のなさは顕著だ。多い魔力と人の体の痩せっぷりのバランス悪いようで、動けないほどではないけどぼんやりするんだ。仕方なく部屋で本読んだり、疲れたらお昼寝してたりして過ごしていた。
 ああそれと、僕が戻ってすぐに父上に城が連絡したようで、翌日に慌てて来た。本当にフットワークが軽いな父上。

「本当に生きていたのか」
「ええ。おかげさまで」

 父上は肩ががっくり落ちるほど安堵してくれた。よかったと本当に思うが、戻って来ると信じきれていなかった、すまないなって。こちらからの手紙の内容から、精霊がお前を返してくれるとは思ってなかったからだそう。

「俺が精霊王なら、返さなかったと考えたんだ」
「うん。そう考えるのが妥当と思うよ」

 客間で昨日ロベールに話した内容をした。そうか、不思議な技で複製を作ったのかと、なんともはや人知を超えた生き物だなあって。

「子も産まされた……か。体はなんともないのか?」
「うん。不思議な力で産む前の状態にしてくれてるみたい」
「そうか」

 それにしてもなと、父上は唸りながら、

「人のような感情を持つ精霊の王か。人にまでなってもこの所業は、やはり相容れない生き物なんだな」
「ええ。時の感覚が違うんですよ。死に対する考え方も違うんです」

 人としての生が終わる時が永遠の死のはずだったけど、血に力を残している。生まれ変われないけど、生きてはいる。王だから出来たんだろうけど、反則技だよね。外に魂の一部を出して人型を取り、なおかつ僕らの一族の中にもいる。理解し難い者たち。

「僕らは人やなにかの形をとるけど、それ自体が仮初めなんだ。人で言うところの魂のみが僕らで、形がないのが普通の精霊。妖精と君たちが呼ぶのが僕らかな?」
「へえ……」

 いきなりハイネの声がした。
 精霊とはその名の通り霊なんだよ。精神体とも言うかな。形を取って、人の目に見える者たちはかなり長生きで形が取れるだけ。僕はもう自分がいくつかなんて分からない。親の木ももうない。悠久の時を生きいて来たから人にもなれたし、子もなせる。

「君たちの言う妖精が精霊王だ。僕と兄様だけだけどね」
「自然の摂理ガン無視なんだね」
「あはは。どこの話だったかなあ。長く大切に使われる物が、意志を持ち動くってどこかで聞いたんだ。僕らも長く生きたから出来るんだよ。魂も体も変質するのかな。僕ら自身も自分たちが全てわかってる訳じゃない」
「へえ……」

 お前誰と話してる?ハイネとか言う王か?と、ものすごい嫌そうな顔で僕を見つめる父上。

「そうです。僕のわからないことなんかを補足してくれます」
「へえ……そう。俺はそいつを殴りたいけどな。リシャールの気持ちを考えれば許せない。出て来いハイネ!親より先に死んだかもと悲しむ親の気持ちが、お前に分かるのか!ふざけんな!」

 父上はドンッとテーブルを拳で打ち、耳が痛いくらいに叫んだ。フーフーと息を上げ、血走った目に涙を溜めて睨みつける。すると僕のスーッと意識が下がった。

「モーリッツ、ごめん」
「なにがごめんだ!どれだけロベールが、俺たち家族が心を痛めたか理解出来ないだろ!お前に世話になっておきながら、こんなことを言うのは筋違いだと分かっている。だが、人を愛した精霊と信じていた!なのにッ」

 ハイネは哀しそうな気持ちを隠さなかった。感情が僕に流れ込む。身を切られるような苦しい感情が。

「うん。僕も家族がいたから……気持ちはわかってるつもりだった。でもね、家族を持てばより兄様への気持ちが……」

 そんなのは分かってる!俺がどれだけ妻を愛してるかお前は知ってるはずだ。こんな歳になっても抱くほど愛してる。愛しくて愛しくて……クソッその愛の結晶がリシャールだ!なぜ配慮してくれない!と感情が爆発していた。

「うん。実行する前にみんなに、リシャールに承諾してもらう必要はあったね。僕も突然で対処出来なかった」
「相談があればこんな辛い思いもしなかったし……まあ、ロベールが承諾したかは不明だが、他のやり方もあったはずだろ!」

 ハイネはごめんなさい。やり方はたくさんあったんだ。リシャールの体から人型に移って、体が馴染んで人形がハイネだと感じる頃に、子を作ることも出来た。とても長い時が必要だけど、出来たんだと泣きそうな声で。え?出来たの?

「でもねモーリッツ。気持ちを止められなかった。この体があれば愛しい兄様との子どもが持てるって気持ちが先走ってしまって、それしか見えなくなったんだ」
「お前が我らに力をくれたのは、偶然だと分かった。とても残念に思うよ」

 ビクンッとハイネの体は震えた。自分の子孫にこんな言葉を言われたのが相当ショックで、心はすでに大号泣って気持ちが流れてくる。

「違う!モーリッツそれだけは違う!僕は自分子をとても愛していた。本当にかわいくて大切で愛しかった。兄様との子も愛しいけど、同じだけ人の妻も自分の子も愛してた。それは疑わないで!」
「どうだか」

 ハイネは父上のその言葉に、次の言葉を失った。ハイネの力が引き継がれるのは分かっていた。生きるのに困ったら、精霊の力で冒険者や戦士になれるかと思っていたから無駄にならない。自分からのプレゼントのつもりだった。それを否定され、悲しみに心が締め付けられている。

「モーリッツ……僕はあなたも愛してる。僕の血を引き継ぐみんなを愛してる。それに嘘はない。愛しい僕の子どもたちだと……そんなこと言わないで……」
「我らもあなたを愛していた。我らの矜持となっていたのに、それを壊したのはハイネ、あなただ」

 グッと喉を鳴らし、大粒の涙をハラハラとこぼす。ごめんなさい……ごめんなさい……愛してるのにモーリッツを愛してるのにと、天を仰ぎワーッと泣き出した。子どものような泣き方で、こんなところが精霊らしいなとか僕は思ってしまった。父上は泣きじゃくるハイネを冷たい目で見つめていた。声も掛けず、うわーんと泣くハイネを見つめていた。

「黙れハイネ。俺たちは今のお前の気持ちをこの一年味わっていた。悲しく辛い一年だ。お前たちなら何百年というところか。この気持ちがわかるか?」
「うわーん!ごめんなさいモーリッツ!ごめんなさい!」

 父上のこんな冷たい声と対応を僕は見たことはなかった。結婚してから怒鳴り散らからしてることが多かったけど、愛は感じてた。それがまったくないと感じるほど、父上の目は冷たい感情しか伝わらなかった。

「俺はアルフォンス、リシャールは俺たち夫婦の宝だ。何物にも代えがたいな。お前はそれを踏みにじった」
「ごめんなさい!嬉しくてッそれしか……うわーん!」

 はあって父上は溜息ついて、ハイネ(僕)の隣に座り、抱き寄せた。

「うちの一族は、お前のその優しさが染み付いてる一族だ。忘れてくれるな」
「うん。お詫びはどうすればいい?やれることなんでもするよ?」
「まあそれはしてもらってるからいい。リシャールにもう一人産んでもらえば事足りる」

 え?なにしれっと言ってんだこのオヤジ!

「ハイネ、これからも我ら一族の誉れでいてくれ。こんなことが起きないようにしてくれ。人の命は短く、短い生にたくさんのことを詰め込む。その邪魔はしてくれるな」
「うん、本当にごめんね。モーリッツ、こっち向いて」
「あん?」

 顔を上げた父上にブチューっと接吻。もうキスじゃなくて接吻。ねっとりと……ああこの感じ、体をいじくってるやつだ。ハイネは父上の頭を抱えてもうね、愛する者にするキスなんだよ。……でもこんなキスを父上とはしたくないのが本音。ちょっとキモい。

「ふふっモーリッツ、子ども作ってよ。立派な竜が生まれるから。リシャールだけでなくあなたの子に必ず生まれるから。かなり無理して、体をいじったから必ず生まれる」
「ハァハァ……へ?」

 父上はなんの話しと呆然とハイネを見つめる。

「それと、あなたも竜になれるからね。リシャールと共に。ついでにふたりとも死ににくくなってるから大きな病気にはなりにくい。百年は軽いよ」
「ええ?」

 父上はエロいキスで蕩けてたのが、その言葉の衝撃で目を剥いた。

「それは真か?」
「うん。僕は精霊王だもの。誰の指図も受けない。僕の大切な一族のモーリッツ。愛してるよ」
「ああ……うん」

 ハイネって心に声を掛けてくれれば、力の使い方も教えてあげる。書物に残っているもの以外も結構出来るんだよと、ハイネは父上に軽くチュッとする。いや止めてこれ僕の体だから。

「そ、そうか。なら……妻とまた……いや、妻はもう無理か?ならちょっと妻と相談だな。……いや、許してくれるかな」

 ブツブツと顎を擦りながら考え込む父上。

「ふふっ今後火竜のように力が減ることはないように、時々力を分けてあげる。僕の愛する一族が繁栄するようね」

 うん。ありがとうと父上はぎこちなく笑い、またなリシャールと立ち上がった。んで、ふらふらと部屋を出ていった。おい!僕との話しは?

「もうそれどころじゃない感じだね。まあ、聞かれれば後で僕が話しておくよ」
「ったく父上はもう!」

 そんなことがあった以外は静かな城でゆっくり過ごした。ミュイも呼び戻して、当然トリムもね。でもね、城の文官やメイドさんの一部がかなり怒っててねえ。

「リシャール、メイドのトムが俺にクッキーくれない。お針子のジェームスが新しい服くれない。みんなじゃないけど、あいさつすると無視する」
「あー……ちゃんと謝った?」
「うん。ごめーん、俺精霊だから王には逆らえなくてさって」
「その軽い感じで?」
「うん」

 そりゃあ怒るわ。トムとジェームスは僕が気に入って雇ったんだよ。貴族の師弟ではあるけど、身分が低く準男爵家や騎士のお家の子たちなんだ。僕に感謝してくれて、僕とロベールをとても慕ってくれてるんだよね。ふたりはとても可愛らしくて努力家。ミレーユと共に僕の身の回りの衣服のお世話してくれてるんだ。

「軽い感じでなくて、本当に悪かった。リシャールを守れなくてごめんって言えば、きっと許してくれるよ」
「そっか。他の人も実はそう思ってる?」
「かもね」

 この城の人ならトリムの立場の説明すれば許してくれるよ。王を大切に思う気持ちのある人たちだから。それに僕を王妃、妃殿下と慕っていた人ほど怒ってるんだ。その気持ちは分かるよね?と、説明したら。

「そっか。みんなは俺がハイネ様やディオ様が好きなのと同じなんだな。ならきちんと説明して謝ってくる!」
「うん」

 スーッと飛んで行き、小一時間ほどいなくなってたトリム。部屋に戻る頃にはおっきなクッキーを手にしていた。

「丁寧に説明することにしたんだ。精霊は王を父のように思うんだ。だから絶対で、契約より上になるって。もっと細かく話したんだけど、そしたらみんな納得してくれて、これくれた」
「でしょう?みんな貴族だから、その気持ちは理解するんだ。よかったね」
「うん」

 この国は王を慕う者が多い。きちんと話せば理解してくれるんだよ。僕もアーダルベルト様大好きだからね。僕の紅茶のカップの側に座り、バリバリとクッキーを食べて幸せそうにしている。僕の肩にはミュイ。一年前の穏やかな時が戻ったんだ。子どもたちは、

「母様、起きてて大丈夫なの?お疲れでは?」
「大丈夫だよ。食事も戻った時よりは食べられるようになってるから」
「でも……」

 エミリオは僕の手を取り、スリスリと擦る。母様のふっくらした手がお痩せになりと、自分の頬にそっと当てる。

「僕には事情がよく理解できませんが、辛かったと聞いてます。僕とお昼寝しましょう?」
「ふふっじゃあベッドに行きますか」
「はい!」

 僕のベッドにふたりで並んで眠る。エミリオは母様の頬のふっくらがなくなって、ここにシワがと、目尻に指を添える。

「もう少しすれば元に戻るから。ねんねしましょう」
「うん。母様大好き」

 不安なのか日に何度も僕の部屋に来る。乳母のジョナサンも、さすがにエミリオを止めはしなかった。あんなに怖いのに、今はなにも言わず連れて来て下がる。彼も親だからね、気持ちを察してくれるんだろう。いつまで黙ってるかは不明だけど。
 こんな日々の中、ハイネに森の復活の短縮方法を教えてもらったり、畑の野菜の促進の仕方や水の浄化、魔族への対抗措置などをベッドに横になっている時に教わる。

「精霊の王よ。我に力を、光を我に与えよ。手を上げて大声で言ってね。リシャールには見えない精霊が手に集まりそれを打ち込むと、魔族の力を無効化する。やりすぎると彼らは人族になるから量は注意してね」
「え?なにそれ」

 うーんとね。魔族の亜種が人族なんだよって。へ?なにそれ初めて知ったけど?

「この世界は姿のない精霊が一番最初に生まれ、それが様々な生き物に変化した。だからみんな魔力を使うことが出来るんだ」
「それ人族は知ってるの?」
「知ってるのは精霊王だけだよ」
「それ僕に話していいの?」
「構わない。聞かれないから言わなかっただけだから」

 そっか、精霊はこの世界の成り立ちを見ていた生き物なのか。ハイネはこの世界の精霊王。あちこちの森の歴代の王の記憶を継承している存在だそう。記憶の共有が出来るとはもう生き物としておかしいが、自然そのものだから。納得は出来ないが結果そうだから、もう否定のしようがない。

「この森は僕で三代目なんだよ。それだけ精霊は長く生きてるんだ。前の精霊王たちは飽きたと、どこかで眠ってる。気が向けばいつか目覚めるよ。初めはただの精霊としてね」
「ふーん」

 ハイネの話しでは、魔族の魔力が少ない人々がいつしか人族になっていったらしい。角や肌の色が変わり、寿命も減ってね。魔力が少ないせいだろうねえって。

「ココに魔素を貯める器官があるんだ。それがとても小さくなってて、瘴気を魔素に変換出来なくなった。それが人族」

 僕の胸の心臓のあたりを、ホワっと温かくして教えてくれる。いろんなことが出来なくなった魔族なんだよって。

「でもそのかわり穏やかで仲間思いで手を取り合う。個人主義が弱くなり、この世界の一番多い種族となった。今は魔族も国を作るくらいには穏やかになったけど、人とは違うから暴力は日常茶飯事だよ」
「ふーん」

 こんな話を書き留めて父上に送る。まあ、父上もハイネに話しかけてるだろうから、いらないちゃっちゃいらないんだけどね。

「あー……モーリッツは僕に話しかけてこないよ。妻になんとか産んでもらおうって頑張ってる」
「あはは……母様四十超えてるのに」
「今側室も探してるよ。身内に養子に迎えてもらう算段をしてるのかな」
「かーっさすが父上。早いね」

 ハイネが言うには思いの外候補になりたいって言う人が多いらしく、選定に難航してるそう。子が欲しい家の要望と、家柄より相性優先で探してるらしい。

「うちはお金あるから、貧乏なお家の文官の家が必死だね」
「まあね……」

 王家の側室制度に準じ、嫌なら産んだらすぐに慰労金と共に去っていいとなっているそう。王もお金の援助をしてくれるそうだ。まあ、五年を目処らしいけどね。

「兄様はどうしてるんだろ。お手紙送っても元気だよってしか返ってこないんだ」
「アルフォンスはね。父上が悪い意味で活き活きしててキモいと思ってるよ。俺はそんな子どもいらなーいってね」
「へえ……兄様も体質改善に行く?」

 行かないってハイネ。この間ね、僕とアルフォンスは会話は出来ないんだけど、寝る前にベッドで兄上呟いたそうだ。

「ハイネ、聞こえるか?リシャールに頼んでくれ。俺に子をくれって」
「え?なにそれ」
「アルフォンスはリシャールの産んだ子なら育てるってさ。他の人の子は愛せないから、家のために落ち着いたらくれって」

 それ以上の言葉はなかったけど、リシャール愛してるよって気持ちが胸にいっぱいで、温かかったそう。兄様……

「アルフォンスはリシャール大好きなんだ。いつも心の片隅でリシャール幸せかな?って思ってるんだよ」
「うん」

 ジワーッとまぶたが熱くなった。兄様……会いたい。兄様に会いたいなあ。こちらに来てからまともに会ってないんだ。城を出るまではすぐそこにいたから安心出来てたのに、こんなに離れちゃって、お嫁に行くのってこういうことなんだなって、東に来てから心から実感したんだ。父様も母様もね。あの太くて逞しい腕の美しい母様……元気に父上殴ってるかな。もう、遠い昔のような気がする。

「リシャール寝よう?心が弱ってるから寂しいんだよ。今日はロベールもいないからね」
「うん」

 ロベールは西の城に行ってて今日は帰らない。寂しいなあってエミリオを抱いて目を閉じた。








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