緑の竜と赤い竜 〜僕が動くと問題ばっかり なんでだよ!〜

琴音

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三章 東の城 

5 ジョナサン……

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 精霊王に会ってみたいなって思いながら森あそびを継続してたけど、その間にもう一人赤ちゃんを産んだ。この子はアン、姫だった。アンリ様がお祝いに来てくれて鑑定してくれたんだ。

「母様、また森ですか?」
「うんリーンハルト。いい子にしててね」
「はーい」

 寂しそうにうつむく我が子を撫でていると、早よ行け!って教育係の乳母の目は怖い。お前は子を構い過ぎる、あっち行けって極太の腕を組んでいる。

「あのねジョナサン。僕子ども大好きなの、愛してるの。だから……」

 クワッと目が落ちそうなくらい開いて、だまらっしゃい!と耳が痛くなるほどの声で。

「お子様たちは将来ただの貴族になるのではございません。お嫁に行っても独立しても変わらないのです。ですから王族としての心構えや役割、火竜として目覚めた時の対応など、たくさん身に付けねばなりません。そしてなによりも王族の一員としての自立心を養わねばなりません」

 最初は優しく諭されてたけど、二人目からは怖くなって、とうとう彼はブチギレた。

「でも……」
「でももヘチマもございません!あなたのお家は貴族でも特にゆるい!王族に失敗は許されないのです!」
「うっ……またね。エミリオ」
「はい……母様」

 リーンハルトとふたり、あまりの怖さに震え上がり、僕は子ども部屋を後にした。母様と寂しそうな目に後ろ髪を引かれる思いで。それから日課の森に行って、精霊たちとおしゃべりしてるうちに、先ほどのことがどんどん怒りに変わった。

「なんで母親が近くにいちゃダメなんだよ!愛情たっぷりのなにがダメなんだ!」
「まあねえ……」

 ちょうど精霊たちがいなくなったタイミングで叫んだ。

「リシャール様はかわいいし、民にも我らにも愛想よくて好かれてます。ですがそれは外から来て王族になったからまかり通る。初めから王族はそうはいかないのですよ」
「分かってるけどムカつく」

 仕方ないことなのですよとふたりは、僕の肩をポンと叩く。そんなリシャール様が好きですが、諦めろって。

「我らは代々東の城に仕えてます。ですからロベール様の従兄弟の、お二人の王子の子供時代を知っています。ですからね……うん、そのね」
「でもさあ」

 あなたの家の評判は知ってます。民に大変愛される領主一族と。でもねえ、あれは王族には向かないのですよって。

「無意識の純粋さを我らはあなたに感じています。その育て方にあるのでしょう。ですが、貴族としては好ましいものでも、王族はそれだけでは足りない。人を惹き付けるものを持たねばなりません」
「いや、僕の子は……」

 ふたりは首を横に振る。お嫁や婿に行こうが戦があれば招集が掛かり、当主と共に参戦せねばなりません。戦場で指揮を取り、敵を討ち取らねばならない。その心構えを作るのですよって。貴族の師弟は全員がそれを保つ必要はない。王族は姫も場合によっては参戦するんですよって。

「うん……」
「ジョナサンは代々東の乳母、教育係をやる家系の者です。大丈夫、しっかりしたお子様になりますよ」
「うん……」

 これに関しては誰一人味方はいない。ロベールも、子どもたちが将来困らないようにするための教育だから、ムカつくだろうがジョナサンを大目に見ろとしか言わないし、僕の護衛すら味方にならない。寂しい。

「あなたのお家の育て方は、人を愛するってことに、比重が置かれているように感じます。悪いことではありませんが、それでは王族は辛くなります。あなたもお嫁に来たばかりの頃、苦労されたのでしょう?」
「うん」

 さあ、お茶をどうぞと琺瑯のカップを渡された。美味しい。ほらクッキーもありますよって。

「俺たちにとってリシャール様は、それはもう理想の妻ですよ。俺もこんな妻が欲しいと思わせます」
「ありがとう」

 引っ込み思案だったとは思えない愛くるしい笑顔に、夜は夫を楽しませ、子を愛する。妻として夫の心の支えにもなるなんて最高ですと。

「でもね。悪意に立ち向かえる強さが必要なんです。後からじゃ遅いんです」
「うん……僕のわがままでした」

 項垂れてるとふたりは本当にかわいいと抱いてくれた。かわいいままでいて下さいって。あなたに生涯仕えますからって。

「うん。ありがとう」
「なんでか俺リシャール様好きなんです」
「俺も。ずっとお側にいます」

 それからリシャールなにしてんのーってまた別の精霊たちがやって来て、森の現状などを教えてくれる。楽しい時間を過ごし、昼間のムカつきは収まっていた。が、城に帰ると再びモヤモヤ。夜おやすみの声がけに子ども部屋を訪ねると、子どもたちは無言でうつむいていた。

「どうしたの?」
「はい。母様にあまり近づいてはなりませんって。母様とは適切な距離を保ちなさいって言われました」
「え……」

 ジョナサンは昼の担当で、いまはクリスに代わっている。クリスはすみませんと頭を下げる。

「リシャール様は子ども部屋に来過ぎですからね」
「そう?」
「ええ。二歳を過ぎたら貴族も週に何度かしか触れ合わないものなのですよ。それを毎日おやすみって来るし、暇があればちょこちょこと。ジョナサンはそれが気に入らないんです」
「マジか」

 クリスはあなたのお家がおかしいだけ。王侯貴族は子を乳母に丸投げが基本で、酷いお家だと学園に行くまでの幼い頃は、月に一度くらい顔見ればいいなんで家もある。王族は特に自立心を持たせようとしますからと。

「ロベールたちもそうなの?」
「ええ。ですから兄弟で支え合いました」
「そう……」

 それも目的のひとつです。兄弟が仲良く争わず、後継者争いが起きないようにするためです。まあダメな時もあるけど、これが功を奏しているのは歴代の事実。特にあなたのお子様方は万が一の時、王に立つ。きちんとした子どもにならねばなりませんからと。

「母様、僕よくわからない。抱っこ」
「うん」

 僕はエミリオを抱き上げて、脚にすがりつくリーンハルトを撫でた。

「母様、俺は来年王都の学園に行きますから、そのことは理解はしています。ですが……母様。俺は母様が大好きです。父様も……無理矢理離されるのは辛いです」
「うん」

 僕はエミリオを下ろしてふたりを抱いた。大切な僕の子どもたちで、かわいくて堪らないんだ。涙出る。

「私はこれもありかなあって最近思います。学園に行けばそれなりの苦労はありますから、そこで鍛えられます。それにリシャール様は後からでも身につけたし」
「うん。でも苦労するのが同じなら、早くからってのも分かるんだ。でもかわいくて」

 夜は大目に見ますから、ジョナサンが下がってたらおいで下さいと。

「いいの?」
「ええ。これくらいでは変わりませんよ。たぶん」
「母様、ならお迎えに参ります!隣ですし俺すぐに!」
「うん。待ってる」

 ふたりはとても喜んだ。俺がいなくなったらエミリオは寂しいからって。それにもうすぐ俺はこの部屋を出るしねと、リーンハルトはニカッと笑う。

「もうすぐ入学半年前です。今俺の部屋に荷物を移動してまして、明後日かな?」
「そうだね。あっという間に大きくなった気がするよ」

 母様と抱きつくこの子たちがかわいくてスリスリ頬ずりしてたら、そろそろ寝る時間だから退室をと促された。規則正しい生活は学園の寮生活に必要。これは慣れだから崩すなって。それもそうね。またねと頬にキスして下がった。

 遅かったなとロベール。

「ごめんね。昼間ジョナサンに怒鳴られてさ」
「ああ、聞いてるが……まあなあ、どちらの気持ちも分かるからなんとも言いがたい」

 はいどうぞとクオールが僕にお酒をくれた。これ果物用の甘いぶどうで作ったものですよ。あなた好きでしょうって。

「ありがとう。おっホントに甘い」

 食前酒ほどは甘くないけど、いい甘さだ。美味しい。どれとロベールもくれって。

「ああ、ぶどうの香りが強いな。新鮮なぶどうの香りだ」
「はい。発酵の弱いものらしいですね。よく冷やした方が美味しいらしいです」

 ふーんと僕から奪ったグラスを全部飲んだ。

「たまには甘いのもいいな」
「クオールおかわり」
「はい」

 注いでもらって半分飲んだ。おいしいーい。

「ロベールぅ」

 よしよしとチュッチュッとキスしてくれる。

「僕も分かってるんだ。身につけていれば苦労は少なくなるって。でもさ、親と離さないと身につかないものなの?うちの兄上はあんなだよ?」
「生まれつきの性格もあるからなあ。お前アルフォンスと似てないだろ。父親にも母親にも」

 ヒドっ!確かに性格だけ見れば……もらわれっ子のよう。でも……兄上も優しいし子煩悩だし、僕の窮地にはいつも助けてくれる。

「そっくりだよ!」
「そこだけな。それ以外は魔物だよ奴は」
「ゔっ……確かに僕にはその強さは持ち合わせていません……ね」

 いじけんなよ。お前の強さは俺が知ってる。記憶の彼方の俺の求婚をすぐに受け入れくれた。竜に変身してもすぐに受け入れて、公務もしてくれる。せまるユアン様も退ける強さがあるよって。

「いや……それはロベールがいるから。あなたに愛されてるのを自覚してるから出来てるだけで……その、僕本来の強さかは疑わしい」
「そう?ヘルナーに立ち向かっていくお前が本来なんだろ?それを取り戻しただけだよ」

 そっかな?西では護衛の騎士とも距離があったし、初めはミレーユたちも敵みたいだったしなあ。

「その発言は止めて下さい。敵のつもりではなく、早く馴染んでもらいたくて、そのね?」
「今は分かってるけどさ」

 クオールは、あれはあなたが来るまではその対応でよかったのです。妃殿下たちも、城から離れ公爵になられた王子の奥様方も、このような対応で問題はなかった。あなただけが心を痛めたのですよって。

「ひよこメンタルとは聞いてたのですが、ここまで?と愕然としました」
「ごめん……ロベールしか見えてなくて」
「でしょうね」

 今や別人のように森には遊びに行くし、訓練場ではアイドルのよう。姫様姫様とかわいがられ、民からもかわいらしいと評判。話しやすくていいって。さすが伯爵家の姫だと言われるようになりましたねえと、目が冷たい。

「なんだよ」
「初めからそのようにしてくれればねえ」
「ロベールのおかげなの!昔に戻れたって言うならロベールが……あの…」

 なんか恥ずかしくなった。僕ロベールいなかったら今どんななってたの?ブルッと武者震いがした。想像する僕ヤバすぎる。運よくお嫁に行けても「お前つまんないなあ」とか言われて、屋敷に捨てられて愛人連れ込まれたり、愛人との子はお前の子として育てろよって言われたり……部屋で惨めに泣いてる姿しか思いつかない。怖くてロベールに抱きついた。

「どうした?」
「クオールの言葉に、悪い想像が浮かんで怖くなったの」
「どんなの?」

 サラッと浮かんだ話をしたら、ふたりともぶはははって大笑い。

「そこまでされればお前は切れて暴れてるよ。本来のお前が出て、とっくに実家帰ってるって。あはは」
「そうですよ。何かきっかけがあれば本来の性格を取り戻すはずですから、きっと盛大に仕返しするのでは?あははっ」

 むーっ僕は残ったワインを流し込んだ。くはーっうまっ

「お前自分のキレ易さを甘く見てるよ。俺との結婚式を思い出せよ。あれだけキレるんだ、そんなことにはならないよ」
「分かんないでしょう?取り戻せず泣いてるかもしれないでしょう?」
「ないない。そうならモーリッツたちがブチ切れて連れ戻されてるよ」

 そこまでになる前にな。あははとふたり。愛人作る前にだろうなあって。

「そっかな」
「お前が恥だと隠さなければな」

 でも俺はそうはならないと思う。追い詰められればお前はきっと覚醒する。俺がきっかけになっただけで、お前は本来こんな奴だよって。

「だから愛してる。俺のリシャール」
「うん」

 なんにしてもお子様もふたり生んで、それもかわいく能力も高く、魔力も王族の子の平均より高い。妃殿下としての役目は十分果たした。

「アンは子を産むのが義務ではありません。王族だからと押し付けるのも違いますが、いることによってあなたが成長出来るんですよ」
「ふふっそれは感じる。僕も育ててもらってるって」

 私も感じるのです。子を持つことによって得られるものがあると。いなくても得られるのでしょうが、いることによって強制的に身につく。それが悪くないと感じますって、クオールはふんわりした笑顔を作った。

「父上の顔だね」
「ええ。私も自分の子はかわいいですから」

 まあ、ジョナサンとは上手くやってくれって。あれも悪い奴じゃない。規律の塊なだけ。仲良くとは言わないが、それなりには尊重してやってくれって。あれは責任感は人一倍、能力の高い子を適当にでは不味いと考えてるだけ。
 例えば気に入らないやつを魔法で攻撃とかしたら、相手は大怪我で済まないかもしれない。いくら王族でも、誤魔化しなど効かない事態になるかもだろ?と僕の顔を覗き込む。

「あの子たちの性格じゃ、しなさそうだけど」
「キレたら分からん」
「まあ」

 だから幼い頃に躾は叩き込んでる方がいい。俺たちもそうなんだよって。

「内緒だけど、おかしな王子や姫がいたのも確かだ。自制が効かず暴れたりとかな。大昔はいたんだよ」
「ふーん」

 まだ釈然とはしないけど、壕に入ったら郷に従えだよね。諦めるか。

「そうしてくれ」
「はーい」

 だけど、納得したからジョナサンと仲よくなれる訳でもなく。子どもたちと離れるのを名残り惜しそうにしてると、目が血走り、

「奥様、もうお出かけの時間でしょう?」
「おほほほ、そうですね」

 こちらもきっと視線がおかしいのは分かっているが、争わず部屋を出る。そして夜はたっぷりかわいがる。

「母様、今日はなにしてたの?」
「今日はお出かけしたら雨が降って来て、仕方なく戻って図書室にいました」
「なに読んでたの?」
「えっとねえ………」

 なーんてふたりを寝かしつけながら、幸せを味わう。ゾワゾワゾワするくらい幸せ。んふふっそして子どもたちの就寝を見届けて部屋を出る。

 なんて幸せなんだ!





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