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一章 森の中の国
18 とても幸せ
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昼間はみんなと楽しくお出かけしてそして夜。なんともない。体の火照りもなく完全な通常だ。僕は隣に座るロベールの胸に擦り付いてクンクン。いつもの体臭しかしない。
「お前なにしてんの?」
「匂いがお薬飲まなくてもしなくなった」
「ああ、お前もな。誘われなくなった」
ちょっと早いけど終わったのでしょうってクオール。我らもなにも感じませんねえって、ミレーユとギオーク。
「はあよかった。頭おかしくなったのかと思うほどで、辛かったんだ」
「そうですね。アンは受ける側ですからお辛いと思います」
何度イッても萎えないし足りないと感じるし、寝ることも出来ない。そりゃあ気持ちいいけど、あの快感の拷問だよ。お薬飲まないとどうなっていたやらだ。
「あのね。この抑制剤っていつからあるの?ない時代もあったんじゃないの?」
僕は小瓶の一つを手に取っていた。この「毒の小瓶」なあ。もう少し美味しければ……ジーッと見つめていた。
「そうですなあ。私が若い頃にはすでにありましたね。これに関してはミケーレの方が知っているでしょう」
ミケーレはアンが不安に思うことを網羅して覚えているそうだ。クオールはノルンの方を。まあ、どちらも知識があるけど、自分の性別をより深堀りして覚えているのが側仕えだそうだ。
「そうですね。この国が建国した頃は魔法で抑えていました。首から魔石を下げてね」
「えー……そっちの方がいい。この毒まずい」
そう思うでしょ?これね、問題が多かったんですよって。今でもあるにはあるけど、使う人は少ない。病気で入院するような方だけですよって。
「なんで?便利でしょう?」
「そう、便利なんですが、取り外しが楽というのがまずい」
「え?」
ミケーレの話によるとその時代、首や腕に魔石を付けているのは、発情期を他人に知らせているようなものだと説明してくれた。
「確かに」
「これ大問題だったんですよ」
今よりずっと治安のよくない時代でしたから、想像できますでしょう?と。うん。
「我らは見た目でアンかノルンかは分からない。なのに、その魔石はそれを知らせてしまうんです」
「はい……嫌な想像が頭に浮かびました」
僕の頭の中は、街角で良からぬことを考えたノルンがアンを拐って、魔石をむしり取るイメージが湧いた。
「それで正解です。たくさんの民が襲われました。若いアンの働いている店や買い物の会話でわか、待ち伏せる。だから……辛く悲しいことがたくさん起こりました」
それに心を痛めたリーリュシュの薬学研究所が、長い年月を掛け試行錯誤し開発したんだそう。高価な物だったが、そんなこと言ってたらアンが安心して生活出来ないし、アンがいなくては子が生まれない。
研究所の薬が完成して国が配給で配ったが、今よりもっとひどい味と臭いで、王宮が毒を配っていると不審がられて中々普及しなかったらしい。
「だろうね……これ、今でも毒……」
「そうですが、これでも甘みもついて改良されたんですよ?苦みも抑えてね」
どろっとしたヘドロ色でもうね……ほらこれ、さっき買ったドライフルーツですよって出されて、いちじくを一つぱくり。美味い。
「ですが、効果は高く貴族からゆっくり広がって、今はこちらが主流になりました」
「美味しくないけど安全だもんね。いちじく美味い」
「はい。我らがこのような発情期でも外に買い物に行けるのも、この薬のおかげです」
さて夜も更けました。新婚ですから後はお二人で楽しんでと、みんな下がりますと出て行った。
「リシャール」
「はい。もぐもぐ……ん?」
呼ばれたから見上げるとはあとため息。
なんでそんなため息を。あなたも食べる?ほら口開けてと、いちじくを口に入れる。美味いけど違うんだよって。なにが違うの?
「お前メリハリありすぎ」
「はあ」
虚ろに蕩けて、色っぽく抱いてって抱きついて来たお前はどこ行ったと。いやあ、どっか行ったな。フンと鼻を鳴らし、飲みかけのワインを一気飲みすると、唇が重なる。
「発情期関係なく俺はお前を抱きたいんだ」
「んんっ待っ……っ」
あれだけしたんだから、少しふわふわした幸せを感じさせてと言ってみた。抱っこされて見つめ合ってとか恋人みたいに……ね?
「しながらでも出来る」
「違うの!」
「なら一回でいい」
シャツの裾から手を……あんっ……激しい欲情ではなくて……んふぅ…でもこの方が好きかも。
「気持ちよさそうだけどな」
「そりゃあ……嫌いじゃないもん」
「穴は……やはり無理か」
当然でしょ!普通の時も漏れてたら病気だよ。ならベッドに行こうと抱っこされた。
「まだ一週間しか経ってないよ?たくさん出来るのに」
「そうだけど、お前の初々しい時期は今しかない。俺に慣れてなくて、恥じらいのあるお前を抱きたい」
「そう言われると、なんだか恥ずかしいんですけど?」
気にすんな。発情もしてないから優しく抱くさと中に香油を塗りつける。
「柔らかいな。毎日たくさんしてたからふわふわだ」
「やめて」
止めるわけもなく、ガウンを捲りパンツを脱がすとすぐにぬるんと入ってくる。でも、この大きさに慣れたね。お腹に彼がいるのがとても嬉しい。
「入れてからな」
そのままキスしてくれる。あふっ…気持ちいい…入れてるせいか気持ちよさが中に…あっうっ…
「入れてると気持ちいいだろ?腰振らなくてもさ」
「うん」
いつもと同じように乳首を優しく強くと、アッ…お尻締まるッ前より……んアッ…ヒクヒクしちゃう……
「ここ好き?」
僕の玉の下を指でスルスルと撫でる。うグッそこダメ……僕そこ好きなの待ってッ
「気持ちいいよな。もっと俺を締め上げろ」
「ホント待って……ぐぅ…うっいいッ」
ダメ……気持ちいいしか分かんない。中擦ってもないのにイキそっ
「ロベールイキたい…の……苦し…お願い」
「ふふっかわいい……俺を求めるその言葉は俺を煽る。イキな」
僕の口を塞ぎ激しく腰を振る!あうっ出ちゃッ全身に力が腰が反るッンーッ僕は首に腕を回し震えた。いやぁーッ
「いい声……堪んない」
僕はあっという間に果ててだらんとした。気持ちいい……このくらいがいい。とてもいい……ハァハァ…
「俺も……クッ」
激しく動かし奥に深く押し込む。ビクンと彼がすると中が暖かい……穴から漏れる。昨日まではこんなの感じなくて欲に塗れてたから。
「いいだろ?」
「うん」
そのまま抱き合った。ふふっ嬉しいな、彼に抱かれてるの気持ちいい。本来はこの期間に妊娠させるのが俺の役目だが、すまない。まだ、子は欲しくない。お前をこうして抱いていたいと、喘ぎながら耳元で囁く。僕もうんと。
「王族が子を作ることは仕事のようなものなんだ。だけど……アルフレッドにはもういるし、急がなくともいいよな」
「うん」
ほら逆になろうと僕を上に乗せる。
「こうしたかったんだろ?」
「ふふっうん」
萎えて抜けると優しく抱いてくれる。リシャールと頬を撫で軽いキスをくれる。
「なんか夢みたいだ。毎晩お前を抱いてこうしていられるのがさ」
「僕も。この先は分からないけど、あなたは側にいてくれるし助けてくれるんでしょ?」
「ああ。俺の力が及ぶ限りな」
でもなと静かに話し始めた。俺は王にはなることは出来ない。アルフレッドを支える臣下で、国のため民のために働く。当然今もだが……
「お前を全て優先させることは出来ない」
「はい。わかっております」
させたい気持ちは山々だがなあって。
「我慢させる場面も多々あるだろうが、許してくれ」
「ええ。そのような覚悟はありますから」
「うん」
こんな感じで日々愛し合い、海で遊び近くの森に精霊を探しにも。せっかくだからと、近くの村や街を視察って名目で民と遊んだりした。そして新婚旅行の期間は終わって城に戻ったんだ。
でも帰って二週間。なんか宮中で僕らを見る文官たちの一部がおかしい。第二王子たちは何様だとヒソヒソ、こんな大変な時にロベールを参加させないとは王も甘いと。新婚でも国の一大事に遊んでるとか、諸々聞こえた。側仕えたちは気にするなと言うけど、夕食の時に僕は王に直接聞くことにしたんだ。聞いちゃだめってロベール濁すんだもん。そのうちお前の仕事もあるからって。
「そうか。そんなことを言われているのか」
「はい」
今や家族となった王族の方たちは全員シーンとして、食事の手が止まった。
「あの、やはりお聞きしてはいけないことでしたか?」
「そうじゃない。まだリシャールの耳には入れたくなかっただけだ。もう少し新婚の幸せを、噛み締めて欲しかっただけだよ」
「ありがとうございます。ですが訳分からずヒソヒソされるのは辛いです」
うーんと王は唸り、王妃も同じ。他の方に目を向ければ苦笑いして、ロベールは僕と目を合わせず下を向いた。なんなの?僕は困り顔の王が、口を開くのを見つめ待っていた。
「お前なにしてんの?」
「匂いがお薬飲まなくてもしなくなった」
「ああ、お前もな。誘われなくなった」
ちょっと早いけど終わったのでしょうってクオール。我らもなにも感じませんねえって、ミレーユとギオーク。
「はあよかった。頭おかしくなったのかと思うほどで、辛かったんだ」
「そうですね。アンは受ける側ですからお辛いと思います」
何度イッても萎えないし足りないと感じるし、寝ることも出来ない。そりゃあ気持ちいいけど、あの快感の拷問だよ。お薬飲まないとどうなっていたやらだ。
「あのね。この抑制剤っていつからあるの?ない時代もあったんじゃないの?」
僕は小瓶の一つを手に取っていた。この「毒の小瓶」なあ。もう少し美味しければ……ジーッと見つめていた。
「そうですなあ。私が若い頃にはすでにありましたね。これに関してはミケーレの方が知っているでしょう」
ミケーレはアンが不安に思うことを網羅して覚えているそうだ。クオールはノルンの方を。まあ、どちらも知識があるけど、自分の性別をより深堀りして覚えているのが側仕えだそうだ。
「そうですね。この国が建国した頃は魔法で抑えていました。首から魔石を下げてね」
「えー……そっちの方がいい。この毒まずい」
そう思うでしょ?これね、問題が多かったんですよって。今でもあるにはあるけど、使う人は少ない。病気で入院するような方だけですよって。
「なんで?便利でしょう?」
「そう、便利なんですが、取り外しが楽というのがまずい」
「え?」
ミケーレの話によるとその時代、首や腕に魔石を付けているのは、発情期を他人に知らせているようなものだと説明してくれた。
「確かに」
「これ大問題だったんですよ」
今よりずっと治安のよくない時代でしたから、想像できますでしょう?と。うん。
「我らは見た目でアンかノルンかは分からない。なのに、その魔石はそれを知らせてしまうんです」
「はい……嫌な想像が頭に浮かびました」
僕の頭の中は、街角で良からぬことを考えたノルンがアンを拐って、魔石をむしり取るイメージが湧いた。
「それで正解です。たくさんの民が襲われました。若いアンの働いている店や買い物の会話でわか、待ち伏せる。だから……辛く悲しいことがたくさん起こりました」
それに心を痛めたリーリュシュの薬学研究所が、長い年月を掛け試行錯誤し開発したんだそう。高価な物だったが、そんなこと言ってたらアンが安心して生活出来ないし、アンがいなくては子が生まれない。
研究所の薬が完成して国が配給で配ったが、今よりもっとひどい味と臭いで、王宮が毒を配っていると不審がられて中々普及しなかったらしい。
「だろうね……これ、今でも毒……」
「そうですが、これでも甘みもついて改良されたんですよ?苦みも抑えてね」
どろっとしたヘドロ色でもうね……ほらこれ、さっき買ったドライフルーツですよって出されて、いちじくを一つぱくり。美味い。
「ですが、効果は高く貴族からゆっくり広がって、今はこちらが主流になりました」
「美味しくないけど安全だもんね。いちじく美味い」
「はい。我らがこのような発情期でも外に買い物に行けるのも、この薬のおかげです」
さて夜も更けました。新婚ですから後はお二人で楽しんでと、みんな下がりますと出て行った。
「リシャール」
「はい。もぐもぐ……ん?」
呼ばれたから見上げるとはあとため息。
なんでそんなため息を。あなたも食べる?ほら口開けてと、いちじくを口に入れる。美味いけど違うんだよって。なにが違うの?
「お前メリハリありすぎ」
「はあ」
虚ろに蕩けて、色っぽく抱いてって抱きついて来たお前はどこ行ったと。いやあ、どっか行ったな。フンと鼻を鳴らし、飲みかけのワインを一気飲みすると、唇が重なる。
「発情期関係なく俺はお前を抱きたいんだ」
「んんっ待っ……っ」
あれだけしたんだから、少しふわふわした幸せを感じさせてと言ってみた。抱っこされて見つめ合ってとか恋人みたいに……ね?
「しながらでも出来る」
「違うの!」
「なら一回でいい」
シャツの裾から手を……あんっ……激しい欲情ではなくて……んふぅ…でもこの方が好きかも。
「気持ちよさそうだけどな」
「そりゃあ……嫌いじゃないもん」
「穴は……やはり無理か」
当然でしょ!普通の時も漏れてたら病気だよ。ならベッドに行こうと抱っこされた。
「まだ一週間しか経ってないよ?たくさん出来るのに」
「そうだけど、お前の初々しい時期は今しかない。俺に慣れてなくて、恥じらいのあるお前を抱きたい」
「そう言われると、なんだか恥ずかしいんですけど?」
気にすんな。発情もしてないから優しく抱くさと中に香油を塗りつける。
「柔らかいな。毎日たくさんしてたからふわふわだ」
「やめて」
止めるわけもなく、ガウンを捲りパンツを脱がすとすぐにぬるんと入ってくる。でも、この大きさに慣れたね。お腹に彼がいるのがとても嬉しい。
「入れてからな」
そのままキスしてくれる。あふっ…気持ちいい…入れてるせいか気持ちよさが中に…あっうっ…
「入れてると気持ちいいだろ?腰振らなくてもさ」
「うん」
いつもと同じように乳首を優しく強くと、アッ…お尻締まるッ前より……んアッ…ヒクヒクしちゃう……
「ここ好き?」
僕の玉の下を指でスルスルと撫でる。うグッそこダメ……僕そこ好きなの待ってッ
「気持ちいいよな。もっと俺を締め上げろ」
「ホント待って……ぐぅ…うっいいッ」
ダメ……気持ちいいしか分かんない。中擦ってもないのにイキそっ
「ロベールイキたい…の……苦し…お願い」
「ふふっかわいい……俺を求めるその言葉は俺を煽る。イキな」
僕の口を塞ぎ激しく腰を振る!あうっ出ちゃッ全身に力が腰が反るッンーッ僕は首に腕を回し震えた。いやぁーッ
「いい声……堪んない」
僕はあっという間に果ててだらんとした。気持ちいい……このくらいがいい。とてもいい……ハァハァ…
「俺も……クッ」
激しく動かし奥に深く押し込む。ビクンと彼がすると中が暖かい……穴から漏れる。昨日まではこんなの感じなくて欲に塗れてたから。
「いいだろ?」
「うん」
そのまま抱き合った。ふふっ嬉しいな、彼に抱かれてるの気持ちいい。本来はこの期間に妊娠させるのが俺の役目だが、すまない。まだ、子は欲しくない。お前をこうして抱いていたいと、喘ぎながら耳元で囁く。僕もうんと。
「王族が子を作ることは仕事のようなものなんだ。だけど……アルフレッドにはもういるし、急がなくともいいよな」
「うん」
ほら逆になろうと僕を上に乗せる。
「こうしたかったんだろ?」
「ふふっうん」
萎えて抜けると優しく抱いてくれる。リシャールと頬を撫で軽いキスをくれる。
「なんか夢みたいだ。毎晩お前を抱いてこうしていられるのがさ」
「僕も。この先は分からないけど、あなたは側にいてくれるし助けてくれるんでしょ?」
「ああ。俺の力が及ぶ限りな」
でもなと静かに話し始めた。俺は王にはなることは出来ない。アルフレッドを支える臣下で、国のため民のために働く。当然今もだが……
「お前を全て優先させることは出来ない」
「はい。わかっております」
させたい気持ちは山々だがなあって。
「我慢させる場面も多々あるだろうが、許してくれ」
「ええ。そのような覚悟はありますから」
「うん」
こんな感じで日々愛し合い、海で遊び近くの森に精霊を探しにも。せっかくだからと、近くの村や街を視察って名目で民と遊んだりした。そして新婚旅行の期間は終わって城に戻ったんだ。
でも帰って二週間。なんか宮中で僕らを見る文官たちの一部がおかしい。第二王子たちは何様だとヒソヒソ、こんな大変な時にロベールを参加させないとは王も甘いと。新婚でも国の一大事に遊んでるとか、諸々聞こえた。側仕えたちは気にするなと言うけど、夕食の時に僕は王に直接聞くことにしたんだ。聞いちゃだめってロベール濁すんだもん。そのうちお前の仕事もあるからって。
「そうか。そんなことを言われているのか」
「はい」
今や家族となった王族の方たちは全員シーンとして、食事の手が止まった。
「あの、やはりお聞きしてはいけないことでしたか?」
「そうじゃない。まだリシャールの耳には入れたくなかっただけだ。もう少し新婚の幸せを、噛み締めて欲しかっただけだよ」
「ありがとうございます。ですが訳分からずヒソヒソされるのは辛いです」
うーんと王は唸り、王妃も同じ。他の方に目を向ければ苦笑いして、ロベールは僕と目を合わせず下を向いた。なんなの?僕は困り顔の王が、口を開くのを見つめ待っていた。
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