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一章 森の中の国
12 大好きなお兄様
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ふたりとも夕食ですよと、クオールに起こされて食堂に行くと、アルフレッド様夫婦とルーカス様夫婦はすでに来ていて、食事を始めていた。
「ふたりともいい顔になったな」
「はい。ご心配かけました。兄上」
「いいや」
僕らが座るとすぐに食事が運ばれてきた。それに口をつけていると、王様夫婦もいらした。
「おおっリシャールいい顔になったな」
「はい。お手数をおかけしました」
みんな初めて見たよ緑の竜。背中に草が生えててなんか優しげな面立ちで、ぬいぐるみみたいな可愛さがあったよねって。火竜のいかつい感じとはずいぶん違うんだなあって。精霊が竜の姿を取っているだけと、よくわかる見た目だったとワイワイし出した。
「目もクリクリしててかわいいよね」
「うん。あれは確かに戦には向かないな」
緑と金色の光に包まれてるような、不思議な光も纏ってて、あれはかなり上位の精霊だと思うとアーダルベルト様。
「この地は青竜が守り神のようにエルフの王に従っていた。もしかしたらここの出身の精霊かもな」
「そうですね。遠からず近くもない場所ですし、ありえますね」
我らには火竜、この血の火竜の記憶がある。いつかリシャールにも、その竜の記憶が見えるかもなあと。ええ?血の記憶?そんなものまで王族は引き継いでるの?僕は驚いてしまった。
「モーリッツもアルフォンスも変身は出来ずとも、多少の力はあるんだよ。血の共鳴というか共感というかな」
「うそ……そんな話聞いたことないし、僕はなかったですよ?」
みんなあははと盛大に笑った。その血の絆でお前が変身したのを感じて、アルフォンスは部屋に飛び込んできたんだろ?って。ええっそうなの?
「そうなんだよ。この人ではない血は感覚の意識の共有もするらしく、感じるんだ。なにかあればな」
「へえ……すごい」
リシャールは力を自ら封印してたんだろうなあって。その幼い頃辛かったことで無意識になと、アルフレッド様。だから今まで感じなかったのだろうって。
「そうですか……」
「ごめんな。俺がもっと強ければ違ったんだろうが、強ければお前との絆は出来なかった。なら結果オーライ?」
「あはは、そうですね」
まあ、なにがあろうと我らはリシャールの味方だ。其方はもう私の子だ。なにがあっても守るよと、アーダルベルト様は優しげに微笑んでくれた。
王のアーダルベルト様はは若くして結婚され、アルフレッド様が生まれたからとてもお若いんだ。まだ四五歳なんだよね。父上より若いんだ。だから未だに美しく元気。王妃は当然四十前だ。お近くで見るのはここに来て始めだけど、とても美しい方。
ストレートの黒髪で茶色の瞳、スレンダーな体躯で手足は長い。見惚れる美しさだ。なのに剣術はすごくて、ご実家の方の流派なのか、踊ってるみたいに戦うんだ。
「お前たち明日からどうするんだ?」
「はい。王家の別荘にでも行こうかと思っています」
「どこのに行くの?兄様」
「あー……入江にある別荘かな。南のさ」
ああ!あそこはいいよね。今は泳げるかな?村からも少し離れてるからビーチもいいよねと、ルーカス様。あそこならんふふっと笑った。
「僕もついて行きたいかも」
「やめろルーカス。なんの嫌がらせだ」
兄のアルフレッド様が眉間にシワで諌めた。冗談ですよ。新婚旅行に身内がついていくとか、なんの嫌がらせですかと、僕でもいやですよって笑う。
「でもね。リシャール様と仲良くなりたいのは本当なんだ。お話する時間が欲しいなあって」
「ああ、それは俺も」
こんな食事の時間だけではなくなあってアルフレッド様。王妃様はなら旅行から帰って来たら、家族でお茶会をいたしましょうと微笑んだ。
「母上、よい提案です。ひと月後に設定しましょう。兄上よろしいか」
「ああ。頼む」
奥様方もうんと頷く。だそうだよと、ロベール様が僕に微笑んだ。
「はい。楽しみです」
「じゃあ母上お願いします」
「ええ。ロベール準備しておきますね」
王妃は後妻とは思えないくらいみなと打ち解けていた。この人の才能と努力なんだろうね。少し肌に色があるのが、この人にはとても似合ってて美しく見えた。王様もそんな妻を愛おしそうに見つめて、この家族は本当に仲がいいのが分かる。どっかの国の王位争いなんて、この国にはないんだなと思わせた。
食事が終わり部屋に下がると、すぐにベッドに連れこまれ?なんで!
「足りないんだよ。飽きるまでさせて」
「ええ?」
なにいってんの?昼間したよね?
「あの…明日から別荘に行くんですよね?」
「うん。馬車だと目的地まで三日掛かる」
途中の王家指定の宿屋に泊まって向かうそうだ。荷物はワイバーンで運ぶから、先に着いてるから安心。大荷物にもならないから安心しろと。
「いやいや、そうではなくてですね」
言いたいことは分かる。行ってから楽しめばいいだろって言いたいんだろと。よくわかってるね。
「リシャール」
「はい」
話しながら僕を全裸にして自分も全部脱いだ。股間はエライことになってて、色も硬さもヤバそうに。
「俺ね。寝る時間を削ってでもお前としたい」
「はあ?」
「お前俺とのセックスは気持ちいいと言ったろ?俺もなんだ」
「はあ」
僕に乗って体を……ンッ……乳首摘むのは…あっ…首も吸わないで……うふっふあっ……っ
「鳴いて……欲しいと言ってくれ」
「こんな急がなくても僕…んんっ……逃げませんから」
「そんなことは思ってない。俺セックス好きなんだ。元々な」
それが好きな人と繋がるのはこんなにも満足して幸せな気分にしてくれると知った。触れれば幸せそうに蕩けてもくれる。我慢など出来ないと。夜伽とは全然違うんだと。
「ですが……アアッ」
「中も柔らかい」
「当たり前です!昼に……ふっ……ソコ」
「ココ堪らんだろ」
いいところを執拗にッ気持ちよくて腰が勝手に浮く!んぅーッ
「入れるね」
指を抜くとすぐにぬぷんと押し込む。
「まだきついな。だけど俺に感じて中のヒクヒクを強く感じられるのもまたいい」
「ハァハァ……待って……太いんだ…」
「うん」
マジで太くてミチミチになってるんだ。ビクビクしてるのも感じるくらい硬くて……ンッ
「こんなに漏れて少しイッたろ」
「言わないで!こんな気持ちいい初めてなの!」
「ごめん。あはは」
この人に抱かれるのが当然と体が言うんだ。ロベール様……僕は手を伸ばした頬に触れた。
「好きです。ロベール様が好き。あの頃のままのかわいいロベール様……美しくなられた」
「え?」
あ?あの頃のまま?ブワーッとみんなが言う場面が頭に浮かんだ。母様は死なないの……母様は……と泣きじゃくるロベール様。僕も一緒に悲しくなったんだ。僕母様大好きだから、母様いなくなるとか想像も出来なかったから。
「ロベール様大丈夫……僕がお側にいます。大丈夫……母様はいなくならない」
「リシャールお前……」
僕は頭に浮かんだ記憶に同化した気がした。彼の手を引き、彼のまぶたにキスをした。
「泣かないで、僕があなたの側にいる。あなたがさみしくないように。とてもさみしくなったら呼んで……ねえ?泣かないで大好きだよロベール様……」
リシャール、リシャールと呼ばれてハッとした。なんてかわいらしいんだ幼きロベール様は。
「あはは……思い出しました」
「だな。ありがとう」
ロベール様の目は赤くなっていた。僕も記憶に引っ張られて涙を零していた。
「あなたが好きです。ずっと好きだったんです」
「うん」
リシャールと唇が重なる。さっきよりずっと気持ちよくて愛しくて……
「愛してます。ロベール様愛してるのです」
「うん」
「ねえ聞いて。愛してるの大好きなの」
「うん」
心から愛してると気持ちが溢れて、どうにもならない。幼い日ふたりで遊んだ記憶がなだれ込む。忘れてた大好きなお兄様の記憶。
「ロベール様……どうしようあなたが愛しくて堪んない」
「うん」
王妃の病の前も少し思い出していた。明るく元気で、僕が転ぶと痛くないよと抱き起こしてくれて、頬にチュッとしてくれて。優しい笑顔で……
「クッ……イク……ッ」
「うん。イキな」
「アーッあ、ああ……」
僕がイッてすぐに彼も強く押し込みドクドクと。穴から精液が溢れ出しお尻が……ハァハァ
「愛してるリシャール。思い出してくれて嬉しいよ」
「うん」
なんか満足したとロベール様。お前の心を完全に手に入れたんだ。誰がなにを言おうと絶対に手放さないと笑った。
「母上が亡くなって、お前が俺を避けるようになった時、どれほど悲しかったか分かるか?あれほど俺を慕ってくれてたのに、そっけないお前をどれほど……」
「うん……」
僕は近づくなと言われて、いつもアルフォンス兄様の隣にいなさいって母様。彼を見かけると話をしたくて近づこうとするとダメってみんなが言った。そのうち僕はロベール様に話しかけられても返事もそこそこ、逃げるようになった。初めの頃は隠れて話したんだけど、そるがバレて、すごく父上に叱られたんだ。それからだね。
「お前と王子を守るためなんだ。我慢しなさい。あちらが落ち着けばまたいつか遊べばいい」
「はい……」
落ち着いた頃、僕にもロベール様にも新たな仲のいい人たちが出来ていて、そのまま疎遠になった。そして僕の中に彼に近づいてはいけない、王族自体に近づくなって気持ちが強くなった。大好きだけど迷惑掛けちゃダメって……そうだ。意識的に王族の方を目に入れないようにしてたんだ。学園の頃も、高等魔法学園の時も避けていたんだ。そのうち仲の良かった記憶も薄れ、忘れた。
「そっか……」
「うん。あなたに迷惑になりたくなかったんです。またガンブケ様のイジメのネタになっでと」
リシャール大好きと僕を抱き起こした。頭を抱え俺のリシャール。今度は俺がお前の盾となる。何も心配はいらないからなと、抱いてくれた。
「俺は変わったか?」
「いいえ。僕の大好きな兄様のままです」
「うん」
繋がったままの彼の股間は再び大きくなり、本当に飽きるまで抱かれた。僕も腕の中にいるのが幸せで、ずっと朦朧としながら抱かれて……
「も…ダメ……もう……ロベール……あぁ…」
「そうだな。射精しなくてイッたもんな。これすごく気持ちいいんだろ?リシャール」
激しい快感にそのまま意識はなくなった。
「ふたりともいい顔になったな」
「はい。ご心配かけました。兄上」
「いいや」
僕らが座るとすぐに食事が運ばれてきた。それに口をつけていると、王様夫婦もいらした。
「おおっリシャールいい顔になったな」
「はい。お手数をおかけしました」
みんな初めて見たよ緑の竜。背中に草が生えててなんか優しげな面立ちで、ぬいぐるみみたいな可愛さがあったよねって。火竜のいかつい感じとはずいぶん違うんだなあって。精霊が竜の姿を取っているだけと、よくわかる見た目だったとワイワイし出した。
「目もクリクリしててかわいいよね」
「うん。あれは確かに戦には向かないな」
緑と金色の光に包まれてるような、不思議な光も纏ってて、あれはかなり上位の精霊だと思うとアーダルベルト様。
「この地は青竜が守り神のようにエルフの王に従っていた。もしかしたらここの出身の精霊かもな」
「そうですね。遠からず近くもない場所ですし、ありえますね」
我らには火竜、この血の火竜の記憶がある。いつかリシャールにも、その竜の記憶が見えるかもなあと。ええ?血の記憶?そんなものまで王族は引き継いでるの?僕は驚いてしまった。
「モーリッツもアルフォンスも変身は出来ずとも、多少の力はあるんだよ。血の共鳴というか共感というかな」
「うそ……そんな話聞いたことないし、僕はなかったですよ?」
みんなあははと盛大に笑った。その血の絆でお前が変身したのを感じて、アルフォンスは部屋に飛び込んできたんだろ?って。ええっそうなの?
「そうなんだよ。この人ではない血は感覚の意識の共有もするらしく、感じるんだ。なにかあればな」
「へえ……すごい」
リシャールは力を自ら封印してたんだろうなあって。その幼い頃辛かったことで無意識になと、アルフレッド様。だから今まで感じなかったのだろうって。
「そうですか……」
「ごめんな。俺がもっと強ければ違ったんだろうが、強ければお前との絆は出来なかった。なら結果オーライ?」
「あはは、そうですね」
まあ、なにがあろうと我らはリシャールの味方だ。其方はもう私の子だ。なにがあっても守るよと、アーダルベルト様は優しげに微笑んでくれた。
王のアーダルベルト様はは若くして結婚され、アルフレッド様が生まれたからとてもお若いんだ。まだ四五歳なんだよね。父上より若いんだ。だから未だに美しく元気。王妃は当然四十前だ。お近くで見るのはここに来て始めだけど、とても美しい方。
ストレートの黒髪で茶色の瞳、スレンダーな体躯で手足は長い。見惚れる美しさだ。なのに剣術はすごくて、ご実家の方の流派なのか、踊ってるみたいに戦うんだ。
「お前たち明日からどうするんだ?」
「はい。王家の別荘にでも行こうかと思っています」
「どこのに行くの?兄様」
「あー……入江にある別荘かな。南のさ」
ああ!あそこはいいよね。今は泳げるかな?村からも少し離れてるからビーチもいいよねと、ルーカス様。あそこならんふふっと笑った。
「僕もついて行きたいかも」
「やめろルーカス。なんの嫌がらせだ」
兄のアルフレッド様が眉間にシワで諌めた。冗談ですよ。新婚旅行に身内がついていくとか、なんの嫌がらせですかと、僕でもいやですよって笑う。
「でもね。リシャール様と仲良くなりたいのは本当なんだ。お話する時間が欲しいなあって」
「ああ、それは俺も」
こんな食事の時間だけではなくなあってアルフレッド様。王妃様はなら旅行から帰って来たら、家族でお茶会をいたしましょうと微笑んだ。
「母上、よい提案です。ひと月後に設定しましょう。兄上よろしいか」
「ああ。頼む」
奥様方もうんと頷く。だそうだよと、ロベール様が僕に微笑んだ。
「はい。楽しみです」
「じゃあ母上お願いします」
「ええ。ロベール準備しておきますね」
王妃は後妻とは思えないくらいみなと打ち解けていた。この人の才能と努力なんだろうね。少し肌に色があるのが、この人にはとても似合ってて美しく見えた。王様もそんな妻を愛おしそうに見つめて、この家族は本当に仲がいいのが分かる。どっかの国の王位争いなんて、この国にはないんだなと思わせた。
食事が終わり部屋に下がると、すぐにベッドに連れこまれ?なんで!
「足りないんだよ。飽きるまでさせて」
「ええ?」
なにいってんの?昼間したよね?
「あの…明日から別荘に行くんですよね?」
「うん。馬車だと目的地まで三日掛かる」
途中の王家指定の宿屋に泊まって向かうそうだ。荷物はワイバーンで運ぶから、先に着いてるから安心。大荷物にもならないから安心しろと。
「いやいや、そうではなくてですね」
言いたいことは分かる。行ってから楽しめばいいだろって言いたいんだろと。よくわかってるね。
「リシャール」
「はい」
話しながら僕を全裸にして自分も全部脱いだ。股間はエライことになってて、色も硬さもヤバそうに。
「俺ね。寝る時間を削ってでもお前としたい」
「はあ?」
「お前俺とのセックスは気持ちいいと言ったろ?俺もなんだ」
「はあ」
僕に乗って体を……ンッ……乳首摘むのは…あっ…首も吸わないで……うふっふあっ……っ
「鳴いて……欲しいと言ってくれ」
「こんな急がなくても僕…んんっ……逃げませんから」
「そんなことは思ってない。俺セックス好きなんだ。元々な」
それが好きな人と繋がるのはこんなにも満足して幸せな気分にしてくれると知った。触れれば幸せそうに蕩けてもくれる。我慢など出来ないと。夜伽とは全然違うんだと。
「ですが……アアッ」
「中も柔らかい」
「当たり前です!昼に……ふっ……ソコ」
「ココ堪らんだろ」
いいところを執拗にッ気持ちよくて腰が勝手に浮く!んぅーッ
「入れるね」
指を抜くとすぐにぬぷんと押し込む。
「まだきついな。だけど俺に感じて中のヒクヒクを強く感じられるのもまたいい」
「ハァハァ……待って……太いんだ…」
「うん」
マジで太くてミチミチになってるんだ。ビクビクしてるのも感じるくらい硬くて……ンッ
「こんなに漏れて少しイッたろ」
「言わないで!こんな気持ちいい初めてなの!」
「ごめん。あはは」
この人に抱かれるのが当然と体が言うんだ。ロベール様……僕は手を伸ばした頬に触れた。
「好きです。ロベール様が好き。あの頃のままのかわいいロベール様……美しくなられた」
「え?」
あ?あの頃のまま?ブワーッとみんなが言う場面が頭に浮かんだ。母様は死なないの……母様は……と泣きじゃくるロベール様。僕も一緒に悲しくなったんだ。僕母様大好きだから、母様いなくなるとか想像も出来なかったから。
「ロベール様大丈夫……僕がお側にいます。大丈夫……母様はいなくならない」
「リシャールお前……」
僕は頭に浮かんだ記憶に同化した気がした。彼の手を引き、彼のまぶたにキスをした。
「泣かないで、僕があなたの側にいる。あなたがさみしくないように。とてもさみしくなったら呼んで……ねえ?泣かないで大好きだよロベール様……」
リシャール、リシャールと呼ばれてハッとした。なんてかわいらしいんだ幼きロベール様は。
「あはは……思い出しました」
「だな。ありがとう」
ロベール様の目は赤くなっていた。僕も記憶に引っ張られて涙を零していた。
「あなたが好きです。ずっと好きだったんです」
「うん」
リシャールと唇が重なる。さっきよりずっと気持ちよくて愛しくて……
「愛してます。ロベール様愛してるのです」
「うん」
「ねえ聞いて。愛してるの大好きなの」
「うん」
心から愛してると気持ちが溢れて、どうにもならない。幼い日ふたりで遊んだ記憶がなだれ込む。忘れてた大好きなお兄様の記憶。
「ロベール様……どうしようあなたが愛しくて堪んない」
「うん」
王妃の病の前も少し思い出していた。明るく元気で、僕が転ぶと痛くないよと抱き起こしてくれて、頬にチュッとしてくれて。優しい笑顔で……
「クッ……イク……ッ」
「うん。イキな」
「アーッあ、ああ……」
僕がイッてすぐに彼も強く押し込みドクドクと。穴から精液が溢れ出しお尻が……ハァハァ
「愛してるリシャール。思い出してくれて嬉しいよ」
「うん」
なんか満足したとロベール様。お前の心を完全に手に入れたんだ。誰がなにを言おうと絶対に手放さないと笑った。
「母上が亡くなって、お前が俺を避けるようになった時、どれほど悲しかったか分かるか?あれほど俺を慕ってくれてたのに、そっけないお前をどれほど……」
「うん……」
僕は近づくなと言われて、いつもアルフォンス兄様の隣にいなさいって母様。彼を見かけると話をしたくて近づこうとするとダメってみんなが言った。そのうち僕はロベール様に話しかけられても返事もそこそこ、逃げるようになった。初めの頃は隠れて話したんだけど、そるがバレて、すごく父上に叱られたんだ。それからだね。
「お前と王子を守るためなんだ。我慢しなさい。あちらが落ち着けばまたいつか遊べばいい」
「はい……」
落ち着いた頃、僕にもロベール様にも新たな仲のいい人たちが出来ていて、そのまま疎遠になった。そして僕の中に彼に近づいてはいけない、王族自体に近づくなって気持ちが強くなった。大好きだけど迷惑掛けちゃダメって……そうだ。意識的に王族の方を目に入れないようにしてたんだ。学園の頃も、高等魔法学園の時も避けていたんだ。そのうち仲の良かった記憶も薄れ、忘れた。
「そっか……」
「うん。あなたに迷惑になりたくなかったんです。またガンブケ様のイジメのネタになっでと」
リシャール大好きと僕を抱き起こした。頭を抱え俺のリシャール。今度は俺がお前の盾となる。何も心配はいらないからなと、抱いてくれた。
「俺は変わったか?」
「いいえ。僕の大好きな兄様のままです」
「うん」
繋がったままの彼の股間は再び大きくなり、本当に飽きるまで抱かれた。僕も腕の中にいるのが幸せで、ずっと朦朧としながら抱かれて……
「も…ダメ……もう……ロベール……あぁ…」
「そうだな。射精しなくてイッたもんな。これすごく気持ちいいんだろ?リシャール」
激しい快感にそのまま意識はなくなった。
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