緑の竜と赤い竜 〜僕が動くと問題ばかり なんでだよ!〜
特別な力を持った王族の第二王子ロベールと、失われたと思われた力に目覚めた伯爵家の二番目の子リシャール。無意識トラブルメーカーのリシャールの奮闘ファンタジー。
リシャールは内気なためか彼氏に振られてばかり。最新の彼にもつまんないと振られ、人気のない場所で泣いていた。するとこの国の第二王子のロベールが白い鹿を探しに来たとひょっこり現れた。
夜遅いのにひとりでプラプラしているように見える王子に、リシャールは危機感を覚えた。
リシャールはこんなだが、魔法省の優秀な付与技師で、すぐに仕事モードに気持ちを立て直し、城に連れ帰ったはずなのにロベールの自室に連れこまれ?
小さな共和国の一つ、グートシュタイン王国。この王国は筆頭国のリーリュシュ王国から遥かに離れ、森の中にぽつん存在する。
過去の大戦時にエルフとドワーフが敗戦色濃くなって放棄した森で、魔素が多く、金属の鉱山も多数存在する。森には精霊たちがたくさん住み着き自然豊か。魔獣や獣もたくさんで、人々は肉には困らない。
それに、人族の貴族は魔力が多く、空を飛べる舞空術に長けている。民も多くの小型の竜を使役して空を飛び、荷物や人を運ぶ。小さい国のくせに戦闘用の魔石や付与核を売る武器商人国家の、裕福な国の物語。
リシャールは内気なためか彼氏に振られてばかり。最新の彼にもつまんないと振られ、人気のない場所で泣いていた。するとこの国の第二王子のロベールが白い鹿を探しに来たとひょっこり現れた。
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