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四章 戦とアンジェ
13 入院?なぜ俺が(アンゼルム視点)
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俺はベッドの上で呆然と窓の外を見ていた。外はすでに暗く、夕食も気落ちしてほとんど食べられなかった。なぜ俺はここにいるんだと言う思いが強すぎるんだ。
ここにはローベルトすら連れて来れずひとり。みんな休めと、頭が回らぬうちにここにぶち込まれた。俺がなにをしたんだよ!ちょっとキレてハンネスを攻撃しただけなのに。あいつが俺のクルトに触るのが悪いんだ。どうしてこうなったか俺は理解出来なかった。
「クルト……」
時間が来ると強制魔法で眠らされ、翌朝無理やり起こされ食事。その後医師の診断で放置だ。その診断もゆっくり休めとしか言われない。
ここはラングールの領地の近い、小さな直轄地の病院。貴族だけではなく民も入院する、療養所のような病院なんだ。まあ貴族と民は棟は違うがな。
城の医師はクルトに執着しすぎると言う。そりゃあ愛する妻に執着もするだろ?番の本能もあるし、愛されれば愛し返すものだ。なにがおかしいんだよ。さっぱり分からない。はあ……外に行こう気が滅入る。
病院の玄関の受け付けの看護師に声を掛けて庭を歩く。ここは暗黒の森に近く、乾いた風が吹いて気持ちはいい。小鳥の鳴き声と人の話し声、穏やかな空間だ。俺は近くのベンチに腰を掛け、医師の言葉を繰り返し考える。
「アンゼルム様、番が愛しいのはなにも問題はありません。ですが、社会生活が出来ぬほど追いかけるのは相手にも負担だし、あなたの行動の制限にもなります。適切な距離が保てるにはどうするのが正解か、ゆっくり考えましょう」
なーにが適切な距離だ!取ってたよ!ちゃんと俺は城にも出仕していたし、領地の仕事もしていた。クルトをお茶会にも出席させてたし、他のノルンとダンスもさせてた。なんの問題があるんだよ。クルト……
「あー……イライラする。この上なくイライラする」
そんな感じで一週間が過ぎた。俺はやる気も失せて、ベッドでぼんやりすることが多くなっていた。イライラもクルトの不在で寂しくて歯ぎしりをすることもなくなった。何もしたくない。
ぼんやり窓に目をやると雨か……窓に打ち付ける水しぶきを眺めた。クルト……今なにしてる?寂しいよ。フラフラと歩いて窓に近づき開けた。風が強く、雨が吹き込み顔も体も濡れた。木々の葉は濡れて色鮮やかだな。そうか今は初夏か、緑のきれいな季節だったよ。
「季節を感じたのはいつぶりだ?見ているようで見ていなかったな」
シャツが濡れて張り付くが、いい季節だ。寒くもなく……屋敷の庭のバラはクルトの好みのオレンジの花が咲き誇っているのだろうか。俺も好きな色だ。ああそうだ。俺はオレンジ、赤とか暖色の色が好き。水色やピンク、緑……それはベルントが好きな色だ。俺の好みじゃない。花すら目に入っていなかったなあ。
見上げれば雨粒が顔に打ち付ける。クルトもこの雨を見ているのだろうか。リーンハルトたちはなにをしているのか。帰りたいな。
翌週になりさらにどうでもよくなる。本気で何もしたくない。食事も注意されたから完食はしているが、本当は食事すら面倒臭い。
それに本を読んでも頭には入らない。諦めてテーブルに置いて、ミーンミーンとうるさいセミの声を聞きながら、長イスでふて寝をしていた。
ここから逃げようと思えば逃げられる。でもクルトがもっと心配するかと行動には移せずにいた。
「なにもしない三週間。生まれて初めてだな」
特に薬が出る訳でもなく、病院内は好きに移動出来る。軽い軟禁状態だ。
セミの声を聞きながら目を閉じると、クルトの弾ける笑顔が浮かぶ。アンジェと嬉しそうに呼ぶ姿が目の裏に浮かぶ。なんで俺はここにいる?なにが間違っている?分からない。まぶたが熱くなり目尻から雫が流れ落ちる。ここに来て初めて涙がこぼれ頬を伝う。
「クルト……」
親が死んだ時すら涙は流さなかった。ベルントの死も後悔はしたが、クルトの涙で俺の涙は引っ込んだ。それ以降も忙しく、自分のことを考える時間はなかった。
「番になってからはクルトしか見えなくなった。クルトもアンジェと懐き、俺の心も体も欲した。嬉しかったんだ」
そうだ。求められ俺の気持ちに見合う愛情が返ってくることの喜びに溺れた。当たり前が当たり前に返ってくることに喜んだんだ。
クヌートが独立してあの屋敷には俺とベルントだけの生活になった。だが、ベルントは病までは鍛冶に精を出し、俺に見向きもしない日々。
今日はどこどこの冒険者の注文が入ったとか、Sクラスの、国でも五本の指に入る凄腕たぞと嬉しそうに俺に報告する。だからなんだよ、俺は国のために頑張ってるのに。俺がそう言えば「当たり前だろ?お前は黒の賢者で大臣なんだから」とどこ吹く風。
アンジェが名を馳せてるのは国内だけだろ?俺は世界中だ!この間はバルシュミーデの貴族だぞって……俺の話なんざ聞きもしなかった。
「落ち込んでると嫌なことを思い出す」
やめようと思えば思うほど脳裏には浮かんでくる。
「病になろうが俺は一時期でも鍛冶職人として名を馳せた。アンジェはどう?黒の賢者としての評判は?大臣としてなにか残した?」
「そんなもの……戦もないこのご時世になにを言ってるんだ」
「ふふん。なら俺の勝ちだな」
勝ちって……夫婦になってまで勝ち負けを持ち込むなと叱ったが、俺たちの関係はコレが元だ。切磋琢磨して上りつめようと約束したじゃないか!と。俺は病を治すんだ、そして名声を取り戻す!見てろよとガハハと笑った。
だが、ベルントは日増しに弱り、とうとう余命を告げられた。すると今度は、俺の次の嫁を見せろと言い出した。
「当たり前だろ?俺より劣っている嫁なんざ認めない。アンジェを差し出せるかっての!」
「それは……」
「アンジェは公爵だ。身分で脅してでも俺より優秀な者を見つけて来いよ。当然だろ?」
「ああ……」
一年ほど俺は相手を探し、気乗りせず迷って、もうひとりでいようと思い始めた頃、クルトを見かけた。そして心に決めたとベルントに報告した。
「ああ、あのラングールか、身分が低いな。クルト様は白の賢者なのか?」
「いいや、アンが賢者のことはほとんどない」
ベルントは呆れたように手を広げ、首を横に振る。ベッドの上で少しやつれても彼は尊大なまま。
「アンジェ、俺は言ったよな?俺より優秀な者をとさ」
「ああ。だが俺は彼を気に入ったんだ。とても愛らしくて惹かれたんだ」
「うーん。確かにあそこの家は見た目はいいよ。アルバンも見目麗しいが、それだけだろ?」
俺はその言葉に少しカチンと来た。ミンミーみたいに可愛らしくてとてもいい匂いがした。困った感じで見上げて笑うのも、愛らしいと感じる人だった。
「俺は彼に決めたんだ。他を探す気はない」
「ふん。ならいいさ。かわいさも俺よりなんて中々いないだろうしさ」
あの時はベルントに言い切ったが、クルトは一回りも下。俺は目に入っていないようで、ダンスも断られていた。だけど時が経つうちに割り切れなくなりモヤモヤ。俺は作戦変更で金で押し切って嫁にもらった。元々フリッツ様とはいい関係だったから、ふたつ返事だったんだ。
その頃にはベルントはもう体を動かすのも辛く、あいつは諦めてクルトと仲良くして旅立った。が、クルトのいない所では……
「なあ、あれでいいのか?なんの取り柄もなさそうだな。控えめと言えば聞こえはいいが、ただかわいいだけの子どもだろ」
「確かにな。だが俺は気に入っている」
ふーんとなにか思いついたように、ベルントはニヤニヤしだした。
「アンジェは若い子が好みなのか?なあ?」
俺が元気でも、アンジェは愛人でも作ったのかなあって思ったんだ。楽しめるもんなって。
「なっ!なんて下品なことを言うんだ!断じて違うぞ!」
ウソはつかなくてもいいのにと、ベルントはいやらしく笑った。
「あの子は育つと色っぽい子になりそうだったからさ。それに同い年とは違って、いつまでも相手してくれるだろ?」
俺は怒りで体が冷える気がした。ベルントを、なにか別の生き物のようにも感じてしまったんだ。こんな醜悪な言葉を発するやつだったかと。
「なんてことを……ベルント。言って良いことと悪いことがあるぞ!」
「そうかよ。アンジェは俺と寝るのが好きだから聞いただけだよ」
もう怒りを通り越して脱力した。ベルントと交わってたのは抱くのが好きだったからじゃない。お前と心の繋がりを持ちたくて抱いてたのに、なぜ理解しないんだと悲しかった。こんなだから子を作らなかったんだ。彼と心から分かり合えたらその時にと。それに、こんなやり取りばかりだからベルントの死は後悔は多かったが、悲しみは少なかった。
なんか思い出して疲れた。ベルントとの会話は楽しくなかったなあって。少し寝ようと俺は目を閉じた。
ここにはローベルトすら連れて来れずひとり。みんな休めと、頭が回らぬうちにここにぶち込まれた。俺がなにをしたんだよ!ちょっとキレてハンネスを攻撃しただけなのに。あいつが俺のクルトに触るのが悪いんだ。どうしてこうなったか俺は理解出来なかった。
「クルト……」
時間が来ると強制魔法で眠らされ、翌朝無理やり起こされ食事。その後医師の診断で放置だ。その診断もゆっくり休めとしか言われない。
ここはラングールの領地の近い、小さな直轄地の病院。貴族だけではなく民も入院する、療養所のような病院なんだ。まあ貴族と民は棟は違うがな。
城の医師はクルトに執着しすぎると言う。そりゃあ愛する妻に執着もするだろ?番の本能もあるし、愛されれば愛し返すものだ。なにがおかしいんだよ。さっぱり分からない。はあ……外に行こう気が滅入る。
病院の玄関の受け付けの看護師に声を掛けて庭を歩く。ここは暗黒の森に近く、乾いた風が吹いて気持ちはいい。小鳥の鳴き声と人の話し声、穏やかな空間だ。俺は近くのベンチに腰を掛け、医師の言葉を繰り返し考える。
「アンゼルム様、番が愛しいのはなにも問題はありません。ですが、社会生活が出来ぬほど追いかけるのは相手にも負担だし、あなたの行動の制限にもなります。適切な距離が保てるにはどうするのが正解か、ゆっくり考えましょう」
なーにが適切な距離だ!取ってたよ!ちゃんと俺は城にも出仕していたし、領地の仕事もしていた。クルトをお茶会にも出席させてたし、他のノルンとダンスもさせてた。なんの問題があるんだよ。クルト……
「あー……イライラする。この上なくイライラする」
そんな感じで一週間が過ぎた。俺はやる気も失せて、ベッドでぼんやりすることが多くなっていた。イライラもクルトの不在で寂しくて歯ぎしりをすることもなくなった。何もしたくない。
ぼんやり窓に目をやると雨か……窓に打ち付ける水しぶきを眺めた。クルト……今なにしてる?寂しいよ。フラフラと歩いて窓に近づき開けた。風が強く、雨が吹き込み顔も体も濡れた。木々の葉は濡れて色鮮やかだな。そうか今は初夏か、緑のきれいな季節だったよ。
「季節を感じたのはいつぶりだ?見ているようで見ていなかったな」
シャツが濡れて張り付くが、いい季節だ。寒くもなく……屋敷の庭のバラはクルトの好みのオレンジの花が咲き誇っているのだろうか。俺も好きな色だ。ああそうだ。俺はオレンジ、赤とか暖色の色が好き。水色やピンク、緑……それはベルントが好きな色だ。俺の好みじゃない。花すら目に入っていなかったなあ。
見上げれば雨粒が顔に打ち付ける。クルトもこの雨を見ているのだろうか。リーンハルトたちはなにをしているのか。帰りたいな。
翌週になりさらにどうでもよくなる。本気で何もしたくない。食事も注意されたから完食はしているが、本当は食事すら面倒臭い。
それに本を読んでも頭には入らない。諦めてテーブルに置いて、ミーンミーンとうるさいセミの声を聞きながら、長イスでふて寝をしていた。
ここから逃げようと思えば逃げられる。でもクルトがもっと心配するかと行動には移せずにいた。
「なにもしない三週間。生まれて初めてだな」
特に薬が出る訳でもなく、病院内は好きに移動出来る。軽い軟禁状態だ。
セミの声を聞きながら目を閉じると、クルトの弾ける笑顔が浮かぶ。アンジェと嬉しそうに呼ぶ姿が目の裏に浮かぶ。なんで俺はここにいる?なにが間違っている?分からない。まぶたが熱くなり目尻から雫が流れ落ちる。ここに来て初めて涙がこぼれ頬を伝う。
「クルト……」
親が死んだ時すら涙は流さなかった。ベルントの死も後悔はしたが、クルトの涙で俺の涙は引っ込んだ。それ以降も忙しく、自分のことを考える時間はなかった。
「番になってからはクルトしか見えなくなった。クルトもアンジェと懐き、俺の心も体も欲した。嬉しかったんだ」
そうだ。求められ俺の気持ちに見合う愛情が返ってくることの喜びに溺れた。当たり前が当たり前に返ってくることに喜んだんだ。
クヌートが独立してあの屋敷には俺とベルントだけの生活になった。だが、ベルントは病までは鍛冶に精を出し、俺に見向きもしない日々。
今日はどこどこの冒険者の注文が入ったとか、Sクラスの、国でも五本の指に入る凄腕たぞと嬉しそうに俺に報告する。だからなんだよ、俺は国のために頑張ってるのに。俺がそう言えば「当たり前だろ?お前は黒の賢者で大臣なんだから」とどこ吹く風。
アンジェが名を馳せてるのは国内だけだろ?俺は世界中だ!この間はバルシュミーデの貴族だぞって……俺の話なんざ聞きもしなかった。
「落ち込んでると嫌なことを思い出す」
やめようと思えば思うほど脳裏には浮かんでくる。
「病になろうが俺は一時期でも鍛冶職人として名を馳せた。アンジェはどう?黒の賢者としての評判は?大臣としてなにか残した?」
「そんなもの……戦もないこのご時世になにを言ってるんだ」
「ふふん。なら俺の勝ちだな」
勝ちって……夫婦になってまで勝ち負けを持ち込むなと叱ったが、俺たちの関係はコレが元だ。切磋琢磨して上りつめようと約束したじゃないか!と。俺は病を治すんだ、そして名声を取り戻す!見てろよとガハハと笑った。
だが、ベルントは日増しに弱り、とうとう余命を告げられた。すると今度は、俺の次の嫁を見せろと言い出した。
「当たり前だろ?俺より劣っている嫁なんざ認めない。アンジェを差し出せるかっての!」
「それは……」
「アンジェは公爵だ。身分で脅してでも俺より優秀な者を見つけて来いよ。当然だろ?」
「ああ……」
一年ほど俺は相手を探し、気乗りせず迷って、もうひとりでいようと思い始めた頃、クルトを見かけた。そして心に決めたとベルントに報告した。
「ああ、あのラングールか、身分が低いな。クルト様は白の賢者なのか?」
「いいや、アンが賢者のことはほとんどない」
ベルントは呆れたように手を広げ、首を横に振る。ベッドの上で少しやつれても彼は尊大なまま。
「アンジェ、俺は言ったよな?俺より優秀な者をとさ」
「ああ。だが俺は彼を気に入ったんだ。とても愛らしくて惹かれたんだ」
「うーん。確かにあそこの家は見た目はいいよ。アルバンも見目麗しいが、それだけだろ?」
俺はその言葉に少しカチンと来た。ミンミーみたいに可愛らしくてとてもいい匂いがした。困った感じで見上げて笑うのも、愛らしいと感じる人だった。
「俺は彼に決めたんだ。他を探す気はない」
「ふん。ならいいさ。かわいさも俺よりなんて中々いないだろうしさ」
あの時はベルントに言い切ったが、クルトは一回りも下。俺は目に入っていないようで、ダンスも断られていた。だけど時が経つうちに割り切れなくなりモヤモヤ。俺は作戦変更で金で押し切って嫁にもらった。元々フリッツ様とはいい関係だったから、ふたつ返事だったんだ。
その頃にはベルントはもう体を動かすのも辛く、あいつは諦めてクルトと仲良くして旅立った。が、クルトのいない所では……
「なあ、あれでいいのか?なんの取り柄もなさそうだな。控えめと言えば聞こえはいいが、ただかわいいだけの子どもだろ」
「確かにな。だが俺は気に入っている」
ふーんとなにか思いついたように、ベルントはニヤニヤしだした。
「アンジェは若い子が好みなのか?なあ?」
俺が元気でも、アンジェは愛人でも作ったのかなあって思ったんだ。楽しめるもんなって。
「なっ!なんて下品なことを言うんだ!断じて違うぞ!」
ウソはつかなくてもいいのにと、ベルントはいやらしく笑った。
「あの子は育つと色っぽい子になりそうだったからさ。それに同い年とは違って、いつまでも相手してくれるだろ?」
俺は怒りで体が冷える気がした。ベルントを、なにか別の生き物のようにも感じてしまったんだ。こんな醜悪な言葉を発するやつだったかと。
「なんてことを……ベルント。言って良いことと悪いことがあるぞ!」
「そうかよ。アンジェは俺と寝るのが好きだから聞いただけだよ」
もう怒りを通り越して脱力した。ベルントと交わってたのは抱くのが好きだったからじゃない。お前と心の繋がりを持ちたくて抱いてたのに、なぜ理解しないんだと悲しかった。こんなだから子を作らなかったんだ。彼と心から分かり合えたらその時にと。それに、こんなやり取りばかりだからベルントの死は後悔は多かったが、悲しみは少なかった。
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