ゆるゆる王様生活〜双子の溺愛でおかしくなりそう〜

琴音

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三章 イアサント王国の王として

11.温泉楽しい!

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 んんっ……あっ……ん!ぷはっ

「いきなりなにすんの!」
「だってやっと三人になれたからさ」
「うん。今日は朝から視察で昼も街のレストランで人目ガッツリでさ。触れなかったんだもん」

 もん!じゃねぇ。とりあえず触んな!まずお風呂楽しませてと言って眺めた。

 おお!なんて天井が高いんだ。ドーム状になってて真ん中はガラスがはめ込まれ、外の光が入れられる作り。真っ白な石で全部作られていて緑も多く休憩用の椅子や簡易のベッドもある。浴槽は大きく床を掘った物で湯口は獅子の口からザバァって注ぎ湯が溢れている。

「こっち出ると露天だぞ?」

 上が丸くなったステンドガラスがデザインされたドアを開けると中よりこじんまりした浴槽があって、周りは大小様々な木や花が植えてある。外からは見えない作りだね。

「うわ~お外でお風呂とか……はあ。入る!」

 足を少し入れるとちょうどいい湯加減だ。そのまま中に入ると段差があり椅子のようになっていた。そこに座り……

「あ~気持ちいい~!不思議な匂いもするね」
「それが温泉成分らしい。何だったかな?硫黄?火山の火口あたりが黄色いだろ?あれが溶け込んでるんだとアンセルムが言ってたぞ」

 僕の隣に二人は入り優しく抱いてくれる。

「あ~この奥の火山か。ほほう、あの黄色いのね。お肌もツルツルするし水が柔らかい様な?」
「ああその硫黄以外にもなんか成分が溶け込んでて身体にいいらしい。腰痛とか切り傷とか軽いものなら治るって」
「へえ……魔力込みかな?」

 だろうなって、怪我は何もしなくて自分の力だけだと中々治らないからなと。

「あ~」
「おっさん臭いぞルチアーノ」
「自分たちもあ゙~とか声出てるじゃん!」
「俺たちはいいんだよ。お前から出るのがなんか似合わなくてさ」

 いいだろ?温泉って微笑んでチュッ

「うんいいね……」

 目を閉じてゆるゆるとお湯を楽しむ。何も言えねぇって気分になる……あん……あっ

「やめて……乳首すわな……ああ……ハァハァ……」
「やめるの?ちんここんなに勃ってるのに?」

 ニチニチと擦る手が……

「あ……あはっ…んんっ……」

 ザバってお湯から出されて二人の膝の上でジュスランが咥えてステファヌが濃厚キス……

「やっ……あっみんなに聞こえるかも……」
「はは、それはないよ。全ての露天は魔石で防壁張ってるからからな。音は届かないよ」

 あうっ!

「出ちゃ……う……」
「出せばいいだろ?」
「くっ……ああ!」

 うん美味いなと。

「今度は俺のちんこ食べて」
「うぐっ!ステファ……ヌ……」
「いつもと違うと興奮する?」
「あっする……んうぅあ……」
「いい中ビクビク……気持ちいい」

 うぅ……もうどうでもいいや……快感に集中して来て後ろからズクズクとされるのとジュスランが乳首捏ねてキスされて……舌も唇も……あ……

「俺もう……グッ!イク!」
「あふん……中熱い……気持ちい……」

 僕も刺激でドクドクと……

「次俺ね」

 抱き上げられて座位でゴンゴン……お風呂だけど風が通り抜けるから匂いも籠もらず……

「ジュスラン……もっとあっあんっ……ひっ」
「ふふっなんてエロい顔するんだお前は」
「あ……んうぅあ……」
「愛してるよ」

 ドンと奥にドクドク……中が液で満たされクチュクチュと溢れる……気持ちいい……クタッとジュスランに倒れ込んだ。

「か~わいいチュッ」
「もうムリ暑い……」
「だな。身体洗って出るか」
「うん」

 ここのメイドさんが僕らを洗ってくれて……いつもと違う指に……ヤバいここの人うまい。気持ちいい……

「不快な感じはありますか?」
「ハァハァ……ない……気持ちいい……」
「それはようございます」

 ふふっとジュスランが、

「ここのメイド上手いだろ?」
「うん……うぐっ!」

 ステファヌが背中から抱いてくれてて、

「ルチアーノの自慰みたいでエロ……」
「ハァハァ……だって……」

 終わりましたとメイドさん。中の洗浄は魔法で簡単なんだけどそれはしなくて、これも楽しみで解すのもね。閨の気分を高めて中に傷とかあれば癒やしたりの意味もある。身体のメンテナンスの場でもあるんだ。

 来た時にいきなりで嫌がって暴れたけどのちにその説明があって納得した。ちゃんとしてないと病気になったりもあるからねぇ……王族、貴族はお召もあるからメンテ大切。いつも万全でないとと勉強でもサラッと言われて、イレールにはきっちり言われた。

「さてと部屋に戻るぞ!」
「うん」

 部屋に戻りイレールが冷たいこの辺の人気の飲み物だとジュスランたちの側仕えと一緒に準備しててくれた。

「私もこれは初めて飲みましたが美味しいですよ。今季の新作だそうです」

 なんだろう不思議な味がする果物?かな。美味しい。

「うん美味しいよ」
「でしょう?」
「この味城では……」
「新種でまだあんまり取れないこの辺の新しい作物だそうで、そのうち城でも召し上がれると思いますよ」
「ふ~ん」

 美味いなと僕の肩を抱いてうんうんと二人も。

「これどんな果物?」
「毛の生えた芋みたいな見た目で中が緑で種がたくさん。ほらポットの中に」

 三人で眺めた。確かに……緑でブツブツ……

「持ち帰られるか?」
「料理長に聞いてみますね」
「ああよろしく」

 飲み切ったグラスにイレールが注いでくれる。

「気に入ったの?ステファヌ」
「ん?うん。爽やかな風味で酸味もあって俺好き」

 あんまり二人とも食事に文句とかあれこれと食べたいとも言わないのに珍しい。

「ふふっ王族は好き嫌いは不可だ。他国で出たものを嫌いとか言えないだろ?何でも美味しく……は無理でも食べられないと困るんだよ」
「そうね……好きな物はあるの?」

 二人はう~んって考えてステファヌは、

「俺ランベールのパイナップル好き。魚より肉のほうが好みではあるね」
「俺はエヴァリスの桃!蟠桃って柔らかくて少し潰れてる形の桃。俺も肉の方が好きかな」

 あの桃すっごく甘くてお前のようだとニヤニヤ。……その例えイヤ。

「僕は山育ちだから魚がどうも……食べてるけど結構辛い」
「海の魚?川の魚?」
「川の魚。生臭く感じる時があってね」

 あ~って二人も。

「夏頃の……今くらいか。たまに感じるな。俺は嫌いじゃないからまあ」

 あの……とマケールが、

「私は気持ちが分かります。私も苦手ですね。駄目なんですけど自宅では拒否しています」
「ね!そうだよね!仲間いた!んふふっ」

 嬉しくてつい抱きついた。

「マケール……」
「はっ!私は何も!ルチアーノ様離れて!」
「え?なんで?」

 後ろって……ん?やだぁ……こんな事くらいでもう。

「そんな目でマケールを見ない!二人とも」
「「だって……」」
「声も揃えない!」

 む~んと二人とも……そんな些細な事で側仕えを……チュッと二人にした。

「ありがと。でもマケール僕好きだよ?」
「俺も好きだけど……ルチアーノ」

 寝よ?と二人を誘ってベッドへ。明かりを消して薄暗くなるとステファヌも僕にチュッチュッとしながら、

「見てる所では嫌なんだ。無性に嫌って気持ちが出る」
「うん……なんともどす黒い気持ちが湧くんだ、ごめん」

 パジャマを捲り乳首をグリグリしながらジュスランは低い声で囁く。

「あん!分かったから……あはん……」
「分かってないだろ?言いたくはないが純粋種は嫉妬深いんだぞ?」
「そうそう……」

 クチュクチュと耳を舐めながらステファヌも……ごめんて……

「お前は……反省な」

 後ろから自分の漏れたのだけ塗りつけてズクンッとジュスランが中に入って来てふぐっ!出た……ステファヌはその隙に全員のうなじにぬりぬり。

「不用意に俺たちを煽った代償はでかいぞ?」
「うぅん……ぎもぢいい……」
「俺たちが気が済むまで付き合え、ほら!」

 アッあっ……急に奥の……んぐぅ……

「噛んでしまくるからな!」
「ぐあっ!」
「二回目……締め付けキッツ……ちぎれそうだ」

 噛みながらの射精は奥を刺激して目の前真っ白に……まだ始めたばっかなのに……ふうんぅぅ……クルッとステファヌの方にもお尻を向けさせられるとガブリとされズンズン……吹き出すぅ……

「三回目……ルチアーノイヤラし~!」
「ハァハァ……少し……あの……」
「ヤダね」

 そのままガブガブ噛まれ……もう意識が保て……ない……

「ハァハァ……」
「ルチアーノお前すごいね。意識なくても出しまくって五回目……」
「うそ……数えないでよ……」
「何回イケるかな?ここは?」

 う~ん……そこダメ……腰がカクカク震えるよ……

「いいよな?堪んないだろ?」
「いい……そこ……」
「ステファヌ愛してるって言って?」

 ズンズンされながら……

「うっステファ……ヌ愛……うわあ!」
「ちゃんと言ってよ?六回目」
「愛してるよ……あは…うぅん……」

 ぐちゅうって抜けるとすぐにジュスランに交代で休む暇なく快感で頭が……逃げ場のない快感に息も出来ない……今度こそムリ、全身が性感帯みたい……あふん……

「あっ……これ完全に意識飛んだな」
「へ?マジ?………あ~すぐ起きないヤツか」

 俺はズンズンと押し込み射精して抜いた。今日は早かったな、まあ休みを与えなくてヤりまくって七回か、持った方かな。チュッとしてルチアーノに布団かけて横になった。

「はあ……自分の嫉妬深さが嫌になる」
「だな。見てなければまだ我慢出来るんだが、目の前は全身に黒い感情がな……」

 二人してはあ……と。あまりの感情にアンセルムや周りの者に聞いて見たがここまではならないらしい。嫌だなあとは思うけど殴りたくなるとかはないそうだ。

「血の気が多いのか?」
「う~ん、それもあるんだろうけど先祖の血が暴走している気はしている」

 ステファヌはルチアーノが両親に抱きついてるのは微笑ましくて、俺たちも親にすればよかったなんて思っだんだと。見てると自分が愛されているようで嬉しくなるんだと微笑む。だがなぁ……それ以外、アンセルムさえ嫌でなと。

 今日も盛り上がった話の時ルチアーノとアンセルムが楽しそうなのを見ててモヤモヤ。他の騎士も側仕えさえもイライラ。腹の中がどす黒く、だけど笑顔で乗り切ったよと。俺もだ。

「俺たちやばくねぇ?いつか誰か殴るか最悪……」
「そうだなぁ……王族だから許してはねぇよな」
「ああ……」

 なんも言葉が出ない。ルチアーノが愛しくて堪らない。なんと表現していいか分からないくらい愛しい。誰かに取られるものならソイツ殺しそうだし。あはは……一番はベルンハルトかもね。ヤバすぎ、あいつは戦になるよ。

「イアサントたちはならなかったのかな?」
「ん~離れてたからな」
「だねぇ……聞く意味はないか」

 二人の子供も愛しくて王族とは思えないほど子供部屋に通ってるしな。ルチアーノのとの子だと思うと愛しさが半端ない。父上はあれほど愛してる妻との子なのに俺たちは放っとかれたけどね。アレの頭も不明。妻で完結してる世界しかなかったんだろうけど……クソ親父であることには変わりない。

「ルチアーノ起きないね」
「疲れたんだろ?風呂でヤッてベッドでもだからな。体力回復魔法でも掛けるか?」
「いや……寝よ?」
「そうだな」

 二人でルチアーノを抱いて朝まで眠った。腕の中のルチアーノが愛しい。出来れば俺一人の番でいて欲しかったが……ステファヌも俺には掛け替えのない大切な肉親だ。コイツがいなくなるとかも同じだけ恐怖。仕方ないな。

 無駄な思考がグルグルと駆け巡る。考えても無駄なのにさ。これからも三人で幸せに……楽しく生きていきたい。くはあ~っ大あくびして目を閉じた。







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