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第六章
第43話『期待は確かに受け取った』
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汗始末を終えた僕は、居間へと向かった。
すると、衝撃的な光景に驚嘆の眼差しを送る。
「ふふんっ、しーにいより早起きしたよっ」
「しのにいは寝坊助さんなのです」
なんと、楓と椿が僕に起こされることなく椅子に座っているのだ。
得意気に話しているけれど、すぐにその異様な姿に笑いを堪える。
「しーにいは私たちを見習った方がいいよ」
「そうですそうです。私たちみたいに早起きしたほうがいいです」
ボッサボサになった、まるで爆発でも起きてしまったかのような髪型に。
そんな、可愛らしいやりとりを守結はクスクスと小さく笑う。
必死に堪えているせいで、時折「ぷっ、ぷぷっ」という声が漏れてしまっていた。
この際、普段からのことを含んだ説教の一つでもしたほうが良いのだろうけれど、どうにもその可愛らしい姿をされてはそんな気力は削がれてしまう。
ここは便乗したほうが良さそうだ。
「そうだね。僕も、もう少しだけ早起きできるように努力するよ」
「だねっ」
「そうですっ」
「ぷはっ」
「守結姉どうしたの?」
「風邪ですか?」
守結は、あ……しまった、と言わんばかりの顔をしている。
「い、いいや? ちょーっとだけ喉が痛かったかなぁって確認してみたの」
「なーんだ、そういうことね」
「なら良かったのです」
そんなやりとりを見せられるものだから、今度は僕が笑いそうになる。
僕と守結は目線で確認し合い、このノリを続けるよう心に決めて席に着いた。
後から入ってきた兄貴も当然の如く、僕と同様の対応を受ける。
邂逅一発目からそんなことを言われれば、さすがの兄貴も困り顔を見せていたけれど。
逆に、さすがは兄貴とも言える、僕たちの顔色を窺うことなく悪ノリに切り替え始めたのだから。
そんなこんなで始まる朝食。
「朝一に食べる守結姉のご飯はさっいこうだねぇ」
「守結姉が作るご飯は世界一美味しいのです」
「いやぁ、それは言い過ぎだよ?」
「いやいや、お世辞なんて言ってないよ!」
「そうです。守結姉は、将来はシェフになってお店を開くべきです」
「ね? お兄ちゃんもしーにいも、美味しいと思ってるよね」
「だな」
「だね」
僕と兄貴は即答かつ首を縦に振る。
「……ありがとう」
僕と兄貴が織りなす無言の連携は、守結に反論させる余地を与えなかったようだ。
ここでも悪ノリのような感じになってしまっているけれど、本当に美味しいのだから仕方ない。
楽しい食事の時間も後半戦を迎えたところで、守結は唐突に何かを思い出した。
「あっ! 忘れてた」
一同は何を? と首を傾げるも、急に立ち上がってはソファー前にある机へ駆け寄って何かを手に持つ。
そして、振り返っては僕に目線を送った。
「これ、志信宛てに手紙が届いてたんだった」
「そうなんだ?」
手紙が来るような相手の心当たりが皆無なため、疑問を持たざるを得ない。
それにつけ加えた言葉に守結は口を結ぶことになる。
「そうそう、志信が早朝からジョギングに行ってる間――あっ」
「あっ」
守結は咄嗟に空いている手で口を塞ぐ。
僕も、それはまずい、とつい反応してしまった。
互いに恐る恐る楓と椿の方を見ると……。
何も聞こえていなかったのだろう、僕と守結が視線を送っても、こちらの気持ちはなんのその。
目の前にある料理が第一優先事項であって、他のことには何も興味が移らないようだ。
口の周りにソースが付いていても拭かないぐらいに。
もう十五歳だよね? と、内心ではツッコミをつい入れてしまった。
クスクスと小さく笑う守結は、いつの間にか寄って来てくれて手紙を手渡してくれる。
「はい、これ」
「ありがとう」
その後、守結は自席へ戻った。
手紙を観察。
表には差出人の氏名が記入されていない――裏にも。
あろうことか、この家の住所もない。
でも、こればかりは特に不審な点があるというわけではない。
なぜならこういう場合は、行政や学園などの組織から差し出されていることがほとんどだからだ。
以前、入学式や転入確認書などが送付されてきたときと全くの一緒だった。
初見の時はさすがに疑いの目は持ったものの、父さんが書置きしてくれていたメモ紙にそう書かれていたから、疑いすぎることはなくすぐに納得できた。
中身も気になることもあって、急ぎ足もとい急ぎ手で残りを掻っ込む。
「ごちそうさまでした」
「お粗末様でした」
食べ終わった皿を台所へ運んで、ソファーに腰を下ろす。
差出人には申し訳ないけれど、封を切るようなものが近くにないため、無作法に切り開く。
中には一枚の紙が折り畳まれているものがある。
取り出して開き、横書きの文章となっていた。
内容は後に、最初と最後に目を配り差出人を確認。
だけど、人物名に該当する文字は見当たらなかった。
内容もそれほどの文量ではない、短時間で読めそう。
『先日は急な訪問に対し、真摯に向き合ってくれて本当にありがとう。
あの時、君とのやりとりは本当に面白いものだった。今でも憶えている。あの時の君の答え、そしてあの目。嘘のない真っ直ぐな目だった。
だからこそ僕はあの時、キミを勧誘しようと思った。これは嘘ではない。
つらつら書いても仕方がないね。
今回の学事祭、キミが……いや、キミたちのパーティが頂に立つと期待しているよ。頑張ってくれ。
最後に、立場的に名前を記すことはできない。失礼だとはわかっているが、申し訳ない。
ただのファンだけではなく、隣に立てることを待ち望んでいるよ』
これは……。
名前が書かれていなくたって、こんなの誰だかわかってしまう。
僕だけが、僕だから。
みんなに背を向ける。
――全身の肌が逆立った。
――胸が熱くなった。
――涙が込み上がってきた。
クラン【大成の樹】リーダー、上木道徳さん。
僕がわからないなんてありえない。
僕だってそうだ。忘れていない。忘れられるはずがない。
あの時に交わした言葉や向かい合った存在感。
そして、上木さんは言ってくれた。
――「俺は待っているぞ」と。
憧れの人にあそこまで言われて、燃え上がらない人なんていない。
期待に応えたい。応えなきゃいけないんだ。
この学事祭は、負けられない。
これから先、どんな試験が待ち受けているかはわからないけど、やるんだ。
もう一つ、思い出す。
上木さんは、去り際に妙なことを言っていたような気がする。
源藤さんの介入、生徒会長の光崎さんがどうとか。
たしかに、光崎さんとは一悶着あった。
だとすれば、光崎さん関連はもうおしまいだと思いたい。
だけどここ最近、源藤さんの名前をよく聞く気がする。気のせいだろうか……?
思考に耽っていると、肩を叩かれてビクッと体を浮かす。
「志信?」
「うおっ」
「えっ⁉ ご、ごめん。驚いたよね、急にごめん」
その正体は守結だった。
「どうしたの?」
「うん。みんな食べ終わって、登校の準備に移ったよ」
「わかった。僕も支度をしないとだね」
すると、衝撃的な光景に驚嘆の眼差しを送る。
「ふふんっ、しーにいより早起きしたよっ」
「しのにいは寝坊助さんなのです」
なんと、楓と椿が僕に起こされることなく椅子に座っているのだ。
得意気に話しているけれど、すぐにその異様な姿に笑いを堪える。
「しーにいは私たちを見習った方がいいよ」
「そうですそうです。私たちみたいに早起きしたほうがいいです」
ボッサボサになった、まるで爆発でも起きてしまったかのような髪型に。
そんな、可愛らしいやりとりを守結はクスクスと小さく笑う。
必死に堪えているせいで、時折「ぷっ、ぷぷっ」という声が漏れてしまっていた。
この際、普段からのことを含んだ説教の一つでもしたほうが良いのだろうけれど、どうにもその可愛らしい姿をされてはそんな気力は削がれてしまう。
ここは便乗したほうが良さそうだ。
「そうだね。僕も、もう少しだけ早起きできるように努力するよ」
「だねっ」
「そうですっ」
「ぷはっ」
「守結姉どうしたの?」
「風邪ですか?」
守結は、あ……しまった、と言わんばかりの顔をしている。
「い、いいや? ちょーっとだけ喉が痛かったかなぁって確認してみたの」
「なーんだ、そういうことね」
「なら良かったのです」
そんなやりとりを見せられるものだから、今度は僕が笑いそうになる。
僕と守結は目線で確認し合い、このノリを続けるよう心に決めて席に着いた。
後から入ってきた兄貴も当然の如く、僕と同様の対応を受ける。
邂逅一発目からそんなことを言われれば、さすがの兄貴も困り顔を見せていたけれど。
逆に、さすがは兄貴とも言える、僕たちの顔色を窺うことなく悪ノリに切り替え始めたのだから。
そんなこんなで始まる朝食。
「朝一に食べる守結姉のご飯はさっいこうだねぇ」
「守結姉が作るご飯は世界一美味しいのです」
「いやぁ、それは言い過ぎだよ?」
「いやいや、お世辞なんて言ってないよ!」
「そうです。守結姉は、将来はシェフになってお店を開くべきです」
「ね? お兄ちゃんもしーにいも、美味しいと思ってるよね」
「だな」
「だね」
僕と兄貴は即答かつ首を縦に振る。
「……ありがとう」
僕と兄貴が織りなす無言の連携は、守結に反論させる余地を与えなかったようだ。
ここでも悪ノリのような感じになってしまっているけれど、本当に美味しいのだから仕方ない。
楽しい食事の時間も後半戦を迎えたところで、守結は唐突に何かを思い出した。
「あっ! 忘れてた」
一同は何を? と首を傾げるも、急に立ち上がってはソファー前にある机へ駆け寄って何かを手に持つ。
そして、振り返っては僕に目線を送った。
「これ、志信宛てに手紙が届いてたんだった」
「そうなんだ?」
手紙が来るような相手の心当たりが皆無なため、疑問を持たざるを得ない。
それにつけ加えた言葉に守結は口を結ぶことになる。
「そうそう、志信が早朝からジョギングに行ってる間――あっ」
「あっ」
守結は咄嗟に空いている手で口を塞ぐ。
僕も、それはまずい、とつい反応してしまった。
互いに恐る恐る楓と椿の方を見ると……。
何も聞こえていなかったのだろう、僕と守結が視線を送っても、こちらの気持ちはなんのその。
目の前にある料理が第一優先事項であって、他のことには何も興味が移らないようだ。
口の周りにソースが付いていても拭かないぐらいに。
もう十五歳だよね? と、内心ではツッコミをつい入れてしまった。
クスクスと小さく笑う守結は、いつの間にか寄って来てくれて手紙を手渡してくれる。
「はい、これ」
「ありがとう」
その後、守結は自席へ戻った。
手紙を観察。
表には差出人の氏名が記入されていない――裏にも。
あろうことか、この家の住所もない。
でも、こればかりは特に不審な点があるというわけではない。
なぜならこういう場合は、行政や学園などの組織から差し出されていることがほとんどだからだ。
以前、入学式や転入確認書などが送付されてきたときと全くの一緒だった。
初見の時はさすがに疑いの目は持ったものの、父さんが書置きしてくれていたメモ紙にそう書かれていたから、疑いすぎることはなくすぐに納得できた。
中身も気になることもあって、急ぎ足もとい急ぎ手で残りを掻っ込む。
「ごちそうさまでした」
「お粗末様でした」
食べ終わった皿を台所へ運んで、ソファーに腰を下ろす。
差出人には申し訳ないけれど、封を切るようなものが近くにないため、無作法に切り開く。
中には一枚の紙が折り畳まれているものがある。
取り出して開き、横書きの文章となっていた。
内容は後に、最初と最後に目を配り差出人を確認。
だけど、人物名に該当する文字は見当たらなかった。
内容もそれほどの文量ではない、短時間で読めそう。
『先日は急な訪問に対し、真摯に向き合ってくれて本当にありがとう。
あの時、君とのやりとりは本当に面白いものだった。今でも憶えている。あの時の君の答え、そしてあの目。嘘のない真っ直ぐな目だった。
だからこそ僕はあの時、キミを勧誘しようと思った。これは嘘ではない。
つらつら書いても仕方がないね。
今回の学事祭、キミが……いや、キミたちのパーティが頂に立つと期待しているよ。頑張ってくれ。
最後に、立場的に名前を記すことはできない。失礼だとはわかっているが、申し訳ない。
ただのファンだけではなく、隣に立てることを待ち望んでいるよ』
これは……。
名前が書かれていなくたって、こんなの誰だかわかってしまう。
僕だけが、僕だから。
みんなに背を向ける。
――全身の肌が逆立った。
――胸が熱くなった。
――涙が込み上がってきた。
クラン【大成の樹】リーダー、上木道徳さん。
僕がわからないなんてありえない。
僕だってそうだ。忘れていない。忘れられるはずがない。
あの時に交わした言葉や向かい合った存在感。
そして、上木さんは言ってくれた。
――「俺は待っているぞ」と。
憧れの人にあそこまで言われて、燃え上がらない人なんていない。
期待に応えたい。応えなきゃいけないんだ。
この学事祭は、負けられない。
これから先、どんな試験が待ち受けているかはわからないけど、やるんだ。
もう一つ、思い出す。
上木さんは、去り際に妙なことを言っていたような気がする。
源藤さんの介入、生徒会長の光崎さんがどうとか。
たしかに、光崎さんとは一悶着あった。
だとすれば、光崎さん関連はもうおしまいだと思いたい。
だけどここ最近、源藤さんの名前をよく聞く気がする。気のせいだろうか……?
思考に耽っていると、肩を叩かれてビクッと体を浮かす。
「志信?」
「うおっ」
「えっ⁉ ご、ごめん。驚いたよね、急にごめん」
その正体は守結だった。
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