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第五章
第41話『特別試験終了』
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落ち着け、焦るな。
一度の勝利に甘えるな。
思慮深く観察し、絶対に油断するな。
『グアァァァァァァァァァァ!』
困惑と怒りが入り混じっているのだろう。
咆哮を上げ、己を鼓舞するレンジャーラット。
突然姿を現した人間が、勢いよく接近してくるのだから無理もない。
「はあああああっ!」
僕は勢いをそのままに懐まで潜り込もうとする。
だが、そんなことを簡単にさせるほど相手もバカじゃない。
『グゥッ!』
右手を振りかぶろうとするも、
「ここだ! プロボーク!」
『ウゥッ!』
レンジャーラットの動きが一瞬止まり、顔が強引に一華の方向へ向けられる。
それを見逃すはずがない。
僕は足元まで潜り込み、スキルを発動させる。
「スタン!」
地面から垂直に跳んで、左盾でアッパーを食らわせる。
『~っ!』
レンジャーラットは声にならない声を上げ、顎を跳ね上がらせた。
だがまだ全然足りない。
落下する前に胸ぐらの厚毛を左手で鷲摑み、
「スタン!」
今度は不安定な体制のせいで勢いは足りないけど、右盾の縁でもう一撃を顎へスキルを叩き込んだ。
着地後、後方に飛んで距離をとる。
残念ながら二回程度ではスタン状態まで持っていくことはできない。
でも、意識はできていても防げない攻撃を二度も同じ場所に食らえば、後方に二、三歩下がり、ふらついている。
「ファストヒール、フィウヒール。一華、まだ終わりじゃない。次!」
「うん!」
この戦術が現状況では最も安全策。
スキルの特性を最大限に活かした戦い方。
スタン状態にしてしまえば、もはや勝利。
「っ!」
『グッ、グッア! アッ!』
あろうことか怒りの感情が爆発させ始めた。
まさに子供の地団駄。
足を腕を、力の限り空を斬っては地面を叩く。
モンスターでも人間だったとしても緊急事態において、捨て身の安全策。
――攻撃こそ最大の防御。
あれでは近づけない。
「インサイト!」
一瞬だけ行動が止まった。
でも、一瞬だけだった。
くっ! 一華、ごめん!
最悪にも、一華が作ってくれた一瞬の好機に乗り遅れてしまった。
再び動き出すレンジャーラット。
一体どうしたら……。
「志信くん! あのバリアちょうだい!」
そう言いながら、僕の横を全速力で駆け抜ける一華。
「なっ! 無茶な!」
「大丈夫、今の私ならやれるよ!」
何の根拠があって。
そんなこと、口が裂けても言えなかった。
仲間の覚悟を無下にすることはできない!
「フィジックバリア!」
「ブロッキング! ――――くっ、きゃぁ!」
一華は振り回される暴君に自ら突撃していった。
そして左腕の攻撃をスキルで防ぎきり、右腕の攻撃を生身で受ける。
右の攻撃事態は無効化されるも、次いで左の攻撃に体を吹き飛ばされてしまった。
でも、今度は出遅れたりはしない。
既に僕は一華と入れ違うように懐へ潜り込んでいた。
「はぁあああああ! スタン――スタン!」
再び床から垂直に跳んで、顎に二発ぶち込む。
まだ終われない。
完全に視界がグラグラと揺れ始めるのを見逃さず、剛毛にしがみついて後頭部付近まで上り詰める。
レンジャーラットはそのことに気づいているようだったが、手も足もおぼつかない状態になっているため、完全に掴もうとする手が空振りをしていた。
「もう少しだけ付き合ってもらうよ」
少しの間を待つ。
そして、
「これで終わりだ! スタン、スタンッ!」
スキル再使用時間を待機し終え、僕はレンジャーラットの脳天に二発スキルをぶち込んだ。
もはや完全なスタン状態に陥った。
立ってはいられず、後方に力無く倒れてしまう。
僕はタイミング良くその場から飛び降た。
これで、後はみんなの援護を――、
「し、志信くん!?」
その第一声は美咲だった。
「ど、どうしてここに……ってこれはどういう状況……?」
「ああ、みんなもソルジャーラットを倒し終わったんだね」
「そ、そう! いろんなことがって、共闘することになって、でもこいつが現れて、一華が――」
「う、うん。まずは落ち着いて、ある程度の状況はわかったから」
続いて、あちら側で戦闘していた全員がこちらに向かってきた。
「あっれー? しっのぶじゃーん!」
「おいおい、随分と遅刻しやがって……って、これって……」
相も変わらず高いテンションの結月。
そして、レンジャーラットが初見とそうじゃない組の反応は別れ、そうじゃない組は全員が目を点にしていた。
「説明は後でするから、こいつが気絶している内にみんなで総攻撃しよう」
「そうなんだけど、わかってはいるんだけど、こうしてみるとなんだか可哀そうにも思えてくるよね」
と、冗談を交える彩夏。
言いたいことはわかる。
でも、そんなことは言ってられない。
再びこいつが行動を起こし、力の限り暴れはじめればどうなるかはわからない。
――だけど、そうはならなかった。
パチッパチッパチッ。
そんな軽快なリズムの拍手が耳を叩いた。
「いやぁ、素晴らしい。さすがは我学園の生徒たちだ」
「……明泰学園長」
全員の視線はその人に集まる。
学園長はゆっくりと僕たちの目の前まで歩みを進めた。
「みんなに朗報だよ。現時刻を以って特別試験は終了、お疲れさまでした」
「でも、まだこいつは倒せていません」
「いいや? そんなものは一見しただけでわかるよ。だって、後は集中攻撃するだけでしょ? だったら結果は見えてるし、大丈夫、しっかりとそいつの分も加点しておくから。あーでも、そいつの得点は志信君パーティにだけだけどね? 文句はないよね」
後ろの方から、声を合わせて「はい」との返答があった。
「いやぁ、それにしてもこの試験に立ち会えて本当に良かったよ。本当に良いものを見させてもらった。是非ともあの子にも見て……――いや失敬、みんなは疲れているだろうしこの後の授業へは参加しなくて大丈夫だから。じゃあ、解散!」
学園長の話が終わるやすぐに振り向くと、レンジャーラットは跡形もなく姿を消滅させていた。
そこから視線を横にずらすと、門崎さんが美咲に「ありがとう、おかげで気に抜けることができたわ」と頭を下げている。
美咲は「いえいえ、お疲れ様」と手をひらひらと左右に揺らしていた。
一連の流れが終わると、2人は笑顔を交わしてもう一つのパーティはこの場から去って行った。
「そうだ美咲、ついてきて」
「う、うん?」
事情を説明している時間の猶予はない。
美咲を急かすかたちで誘い、ある方向へ走り出す。
「一華! 大丈夫⁉」
「えっ、えっ!」
「――……あっ、あっはは……いったたぁ」
大の字に倒れる一華を見て驚愕する美咲。
「急いで回復を」
「う、うん!」
急いで2人で回復スキルを使用し、一華の傷を癒す。
ほどなくして、後方から駆け寄る音が一つ。
「一華!」
視界に飛び込んできたのは叶だった。
叶は横たわる一華を抱き寄せる。
「か、叶ちゃん――いっ、痛いよぉ~」
「……もう、こんなに無茶して……あんたはそんな――」
「うん。だからだよ。だから頑張ったんだよ」
「…………そっか。よく頑張ったね」
少しだけ視界に入った。
2人の頬には薄っすらと涙が伝っているのを。
ここでどんなことが起こったのかは僕にはわからない。
きっと、計り知れないほどの苦労をしたのかもしれない。
沢山の苦痛が伴ったのかもしれない。
光崎さんは絶望的状況だと言った。
それでも僕はみんなを信じた。
そして、こうして全員で勝利を掴み取ることができた。
突如始まった特別試験もこれで終了。
これからもまだ続く学事祭。
新たにできた目標を叶えるためにはこのまま勝ち続けなければならない。
でも、大丈夫。
僕はみんなを信じている。
僕たちなら――勝てる、と。
一度の勝利に甘えるな。
思慮深く観察し、絶対に油断するな。
『グアァァァァァァァァァァ!』
困惑と怒りが入り混じっているのだろう。
咆哮を上げ、己を鼓舞するレンジャーラット。
突然姿を現した人間が、勢いよく接近してくるのだから無理もない。
「はあああああっ!」
僕は勢いをそのままに懐まで潜り込もうとする。
だが、そんなことを簡単にさせるほど相手もバカじゃない。
『グゥッ!』
右手を振りかぶろうとするも、
「ここだ! プロボーク!」
『ウゥッ!』
レンジャーラットの動きが一瞬止まり、顔が強引に一華の方向へ向けられる。
それを見逃すはずがない。
僕は足元まで潜り込み、スキルを発動させる。
「スタン!」
地面から垂直に跳んで、左盾でアッパーを食らわせる。
『~っ!』
レンジャーラットは声にならない声を上げ、顎を跳ね上がらせた。
だがまだ全然足りない。
落下する前に胸ぐらの厚毛を左手で鷲摑み、
「スタン!」
今度は不安定な体制のせいで勢いは足りないけど、右盾の縁でもう一撃を顎へスキルを叩き込んだ。
着地後、後方に飛んで距離をとる。
残念ながら二回程度ではスタン状態まで持っていくことはできない。
でも、意識はできていても防げない攻撃を二度も同じ場所に食らえば、後方に二、三歩下がり、ふらついている。
「ファストヒール、フィウヒール。一華、まだ終わりじゃない。次!」
「うん!」
この戦術が現状況では最も安全策。
スキルの特性を最大限に活かした戦い方。
スタン状態にしてしまえば、もはや勝利。
「っ!」
『グッ、グッア! アッ!』
あろうことか怒りの感情が爆発させ始めた。
まさに子供の地団駄。
足を腕を、力の限り空を斬っては地面を叩く。
モンスターでも人間だったとしても緊急事態において、捨て身の安全策。
――攻撃こそ最大の防御。
あれでは近づけない。
「インサイト!」
一瞬だけ行動が止まった。
でも、一瞬だけだった。
くっ! 一華、ごめん!
最悪にも、一華が作ってくれた一瞬の好機に乗り遅れてしまった。
再び動き出すレンジャーラット。
一体どうしたら……。
「志信くん! あのバリアちょうだい!」
そう言いながら、僕の横を全速力で駆け抜ける一華。
「なっ! 無茶な!」
「大丈夫、今の私ならやれるよ!」
何の根拠があって。
そんなこと、口が裂けても言えなかった。
仲間の覚悟を無下にすることはできない!
「フィジックバリア!」
「ブロッキング! ――――くっ、きゃぁ!」
一華は振り回される暴君に自ら突撃していった。
そして左腕の攻撃をスキルで防ぎきり、右腕の攻撃を生身で受ける。
右の攻撃事態は無効化されるも、次いで左の攻撃に体を吹き飛ばされてしまった。
でも、今度は出遅れたりはしない。
既に僕は一華と入れ違うように懐へ潜り込んでいた。
「はぁあああああ! スタン――スタン!」
再び床から垂直に跳んで、顎に二発ぶち込む。
まだ終われない。
完全に視界がグラグラと揺れ始めるのを見逃さず、剛毛にしがみついて後頭部付近まで上り詰める。
レンジャーラットはそのことに気づいているようだったが、手も足もおぼつかない状態になっているため、完全に掴もうとする手が空振りをしていた。
「もう少しだけ付き合ってもらうよ」
少しの間を待つ。
そして、
「これで終わりだ! スタン、スタンッ!」
スキル再使用時間を待機し終え、僕はレンジャーラットの脳天に二発スキルをぶち込んだ。
もはや完全なスタン状態に陥った。
立ってはいられず、後方に力無く倒れてしまう。
僕はタイミング良くその場から飛び降た。
これで、後はみんなの援護を――、
「し、志信くん!?」
その第一声は美咲だった。
「ど、どうしてここに……ってこれはどういう状況……?」
「ああ、みんなもソルジャーラットを倒し終わったんだね」
「そ、そう! いろんなことがって、共闘することになって、でもこいつが現れて、一華が――」
「う、うん。まずは落ち着いて、ある程度の状況はわかったから」
続いて、あちら側で戦闘していた全員がこちらに向かってきた。
「あっれー? しっのぶじゃーん!」
「おいおい、随分と遅刻しやがって……って、これって……」
相も変わらず高いテンションの結月。
そして、レンジャーラットが初見とそうじゃない組の反応は別れ、そうじゃない組は全員が目を点にしていた。
「説明は後でするから、こいつが気絶している内にみんなで総攻撃しよう」
「そうなんだけど、わかってはいるんだけど、こうしてみるとなんだか可哀そうにも思えてくるよね」
と、冗談を交える彩夏。
言いたいことはわかる。
でも、そんなことは言ってられない。
再びこいつが行動を起こし、力の限り暴れはじめればどうなるかはわからない。
――だけど、そうはならなかった。
パチッパチッパチッ。
そんな軽快なリズムの拍手が耳を叩いた。
「いやぁ、素晴らしい。さすがは我学園の生徒たちだ」
「……明泰学園長」
全員の視線はその人に集まる。
学園長はゆっくりと僕たちの目の前まで歩みを進めた。
「みんなに朗報だよ。現時刻を以って特別試験は終了、お疲れさまでした」
「でも、まだこいつは倒せていません」
「いいや? そんなものは一見しただけでわかるよ。だって、後は集中攻撃するだけでしょ? だったら結果は見えてるし、大丈夫、しっかりとそいつの分も加点しておくから。あーでも、そいつの得点は志信君パーティにだけだけどね? 文句はないよね」
後ろの方から、声を合わせて「はい」との返答があった。
「いやぁ、それにしてもこの試験に立ち会えて本当に良かったよ。本当に良いものを見させてもらった。是非ともあの子にも見て……――いや失敬、みんなは疲れているだろうしこの後の授業へは参加しなくて大丈夫だから。じゃあ、解散!」
学園長の話が終わるやすぐに振り向くと、レンジャーラットは跡形もなく姿を消滅させていた。
そこから視線を横にずらすと、門崎さんが美咲に「ありがとう、おかげで気に抜けることができたわ」と頭を下げている。
美咲は「いえいえ、お疲れ様」と手をひらひらと左右に揺らしていた。
一連の流れが終わると、2人は笑顔を交わしてもう一つのパーティはこの場から去って行った。
「そうだ美咲、ついてきて」
「う、うん?」
事情を説明している時間の猶予はない。
美咲を急かすかたちで誘い、ある方向へ走り出す。
「一華! 大丈夫⁉」
「えっ、えっ!」
「――……あっ、あっはは……いったたぁ」
大の字に倒れる一華を見て驚愕する美咲。
「急いで回復を」
「う、うん!」
急いで2人で回復スキルを使用し、一華の傷を癒す。
ほどなくして、後方から駆け寄る音が一つ。
「一華!」
視界に飛び込んできたのは叶だった。
叶は横たわる一華を抱き寄せる。
「か、叶ちゃん――いっ、痛いよぉ~」
「……もう、こんなに無茶して……あんたはそんな――」
「うん。だからだよ。だから頑張ったんだよ」
「…………そっか。よく頑張ったね」
少しだけ視界に入った。
2人の頬には薄っすらと涙が伝っているのを。
ここでどんなことが起こったのかは僕にはわからない。
きっと、計り知れないほどの苦労をしたのかもしれない。
沢山の苦痛が伴ったのかもしれない。
光崎さんは絶望的状況だと言った。
それでも僕はみんなを信じた。
そして、こうして全員で勝利を掴み取ることができた。
突如始まった特別試験もこれで終了。
これからもまだ続く学事祭。
新たにできた目標を叶えるためにはこのまま勝ち続けなければならない。
でも、大丈夫。
僕はみんなを信じている。
僕たちなら――勝てる、と。
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