71 / 129
第四章
第24話『何かを変えたい、変わりたい』
しおりを挟む
帰りながら話が進む。
帰り道の風景などの情景描写を入れて移動しながら話をする。
校門を出た一華と叶。
帰路に就いた2人の進行方向は同じ。
偶然同じというわけではなく、互いの家は近所といえるほどの距離感なのだ。
夕陽に照らされる街並みを眺めながら足を進める。
「そういえばさ、テストの点数」
「ぎくっ」
自分の点数を指摘されると察した一華は、まずいと思う。
「いや、今更点数についてとやかく言おうってんじゃないよ。見えちゃってさ」
「何を?」
「志信の点数がさ。ほら、真後ろだから」
「ほうほう、それで?」
「満点だった」
「うひょー。凄いね」
「ね」
関心を寄せるも、同時に肩身が狭くなる一華。
「叶ちゃんも八十点で高得点だったよね。……てことは、私が足を引っ張っちゃったんだね」
「んまあ、一樹も慌ててたし大丈夫じゃない?」
「え、でも……」
「気にしすぎだよ。個人戦だったら、確かに反省しないといけないだろうけど今の私たちはパーティ。みんなでやってるんだから、得意不得意を補い合うのは当然」
「うん。それはそうなんだけど……」
「ほーら、また丸まってるっ」
歩いてる最中、一華は自分の不甲斐なさに背中を丸めていた。
それを見逃さず、叶は一華の背中に手のひらを打ち込む。
「――いったぁい!」
「じゃあ、その癖を治すこと」
「うぅ……ヒリヒリする」
一華は届かない自らの背に手を回す。
傍から見れば、ただ背中をかけずにもがいている人にしか見えない。
偶然にも誰一人として近くを歩いていないため、笑い者にならずに済む。
痛みに気をとられ、奇怪な動きをしているも漂ってくる匂いに気を移す。
「あぁ~いい匂い~」
「この時間にこの匂いは中々にお腹を刺激するね」
「くぅ~、よだれ出てきそう」
「いや出てるよ」
「えっ、うそうそっ」
「うそ」
「ねー、もー!」
本当に些細な会話をする2人。
どこにでもいる学生であり、普通の日常。
自宅までの距離はまだまだ。
気持ちの良いそよ風に髪を靡かせ、乱れた髪をサッサッと整える。
「それでさ一華。聞きたいことがあるんだけど」
「なになに? 今日の晩御飯はまだ何にするか決まってないよ?」
「いや、そういうのじゃない。真剣な話」
「……どうしたの、急にそんな真剣な顔して」
一華は叶の表情をチラッと見、その普段とは違う声色と表情に察するものがあった。
ヘラヘラと笑顔を浮かべていた一華の表情から、一瞬にして影が落ちる。
「無理してるでしょ」
「な、なんのことかなー……って、誤魔化せないってことだよね」
「うん。ちゃんと答えて」
「叶ちゃんには全部お見通しだね。さすがは幼馴染。――そうだね。叶ちゃんの言う通りだよ」
「だったら、ちゃんと私に相談してよ。そうじゃなくても、志信だったらちゃんと考えてくれるって」
叶の訴えに、一華は足を止め「うーん……」と喉を唸らせる。
それに気づいた叶も足を止めた。
「叶ちゃんはわかると思うんだけど、私は昔からこんなだから、さ。少しは頑張ってみようかなって、少しはみんなの役に立って見せようって」
「でも、最近の一華は無理しすぎだって」
「そうだね。自分でもそう思ってる。盾に隠れて、震える手と足を必死に隠して、すぐにでも泣き出しそうな顔を隠して。動いてもいないのに、呼吸が整わなくって、倒れそうで」
「そんなの観てたらわかる。だから、そういうのをちゃんと言わないと、絶対に後から――」
「わかってる。わかってるんだよ。自分がどれくらいできるか、できないか。でもね、叶ちゃんもわかってるでしょ? 私は他の人より本当に何もできない。役立たず。そのせいで、門崎さんのパーティから追い出されちゃった」
これは一華の被害妄想でも拡大解釈でもない。
現に一華は、他の誰より体力並びに学力も足りていない。
さらには、根性と思い切りの良さが重要となる前衛クラスだというのに、それもない。
今までなんとかやれてこれたのは、やはり叶の優秀な補助あってのものだった。
「本当にね、叶ちゃんにはいつも感謝してるんだよ。感謝してもしきれないぐらい。それと同じく、ごめんなさいって思ってる」
「そんなことはないよ。私たち、幼馴染でしょ? 親友でしょ?」
「だからなんだよ。だから、私ももう少しだけ頑張ってみようって、私もみんなみたいに頑張りたいって」
「だとしても、ちゃんと言ってくれないとダメ」
「うん、確かにちょっとだけ頑張り過ぎてたかも。心配掛けちゃってごめんね」
その謝罪を受け、叶は一華を抱きしめる。
「これ以上心配掛けないでね」
「うん……」
一華は、叶が本当に心配してくれているのを理解はしていた。
自分が逆の立場だったとしても、同じく心配するのだから。
それでも、一華の心にはある棘がずっと刺さっていた。
その棘はチクチクと大した痛みではないにしろ、抜けることはない。
これは、気持ちの持ちようですぐにでも抜ける。
だが、そんな煩わしい棘を一華は自らの意思で取り除かない。
抱擁し、頭を数回撫でた叶は一華から離れる。
「こんなところを他の人に見られたら、恥ずかしいね」
「だから離れたの」
「叶ちゃん良い匂いだったから、もう少しギューッとしてくれても良かったのに~」
「またそんなことを言ってると」
「あっあっ、ごめんなさい!」
叶は一華に手の側を見せつける。
身の危険を感じるや速攻で頭を両手で隠しながら謝る一華。
先ほどの教室でもらった一撃が完全にトラウマとなってしまっていた。
まるで親と子。
何度も頭を下げる姿は、本当に観ていて面白いのだが……この光景こそ他人に見られたら変な噂が広がってしまう。
「もういこ」
そこからは先ほどと変わらず、中身のあるようなないような内容を話しながら歩いた。
楽しい時間はあっという間に終わってしまう。
気づけば分かれ道となり、右に一華、左に叶と別れる。
2人は最後に向かい合う。
「それじゃ」
「うん、ばいばいっ」
帰り道の風景などの情景描写を入れて移動しながら話をする。
校門を出た一華と叶。
帰路に就いた2人の進行方向は同じ。
偶然同じというわけではなく、互いの家は近所といえるほどの距離感なのだ。
夕陽に照らされる街並みを眺めながら足を進める。
「そういえばさ、テストの点数」
「ぎくっ」
自分の点数を指摘されると察した一華は、まずいと思う。
「いや、今更点数についてとやかく言おうってんじゃないよ。見えちゃってさ」
「何を?」
「志信の点数がさ。ほら、真後ろだから」
「ほうほう、それで?」
「満点だった」
「うひょー。凄いね」
「ね」
関心を寄せるも、同時に肩身が狭くなる一華。
「叶ちゃんも八十点で高得点だったよね。……てことは、私が足を引っ張っちゃったんだね」
「んまあ、一樹も慌ててたし大丈夫じゃない?」
「え、でも……」
「気にしすぎだよ。個人戦だったら、確かに反省しないといけないだろうけど今の私たちはパーティ。みんなでやってるんだから、得意不得意を補い合うのは当然」
「うん。それはそうなんだけど……」
「ほーら、また丸まってるっ」
歩いてる最中、一華は自分の不甲斐なさに背中を丸めていた。
それを見逃さず、叶は一華の背中に手のひらを打ち込む。
「――いったぁい!」
「じゃあ、その癖を治すこと」
「うぅ……ヒリヒリする」
一華は届かない自らの背に手を回す。
傍から見れば、ただ背中をかけずにもがいている人にしか見えない。
偶然にも誰一人として近くを歩いていないため、笑い者にならずに済む。
痛みに気をとられ、奇怪な動きをしているも漂ってくる匂いに気を移す。
「あぁ~いい匂い~」
「この時間にこの匂いは中々にお腹を刺激するね」
「くぅ~、よだれ出てきそう」
「いや出てるよ」
「えっ、うそうそっ」
「うそ」
「ねー、もー!」
本当に些細な会話をする2人。
どこにでもいる学生であり、普通の日常。
自宅までの距離はまだまだ。
気持ちの良いそよ風に髪を靡かせ、乱れた髪をサッサッと整える。
「それでさ一華。聞きたいことがあるんだけど」
「なになに? 今日の晩御飯はまだ何にするか決まってないよ?」
「いや、そういうのじゃない。真剣な話」
「……どうしたの、急にそんな真剣な顔して」
一華は叶の表情をチラッと見、その普段とは違う声色と表情に察するものがあった。
ヘラヘラと笑顔を浮かべていた一華の表情から、一瞬にして影が落ちる。
「無理してるでしょ」
「な、なんのことかなー……って、誤魔化せないってことだよね」
「うん。ちゃんと答えて」
「叶ちゃんには全部お見通しだね。さすがは幼馴染。――そうだね。叶ちゃんの言う通りだよ」
「だったら、ちゃんと私に相談してよ。そうじゃなくても、志信だったらちゃんと考えてくれるって」
叶の訴えに、一華は足を止め「うーん……」と喉を唸らせる。
それに気づいた叶も足を止めた。
「叶ちゃんはわかると思うんだけど、私は昔からこんなだから、さ。少しは頑張ってみようかなって、少しはみんなの役に立って見せようって」
「でも、最近の一華は無理しすぎだって」
「そうだね。自分でもそう思ってる。盾に隠れて、震える手と足を必死に隠して、すぐにでも泣き出しそうな顔を隠して。動いてもいないのに、呼吸が整わなくって、倒れそうで」
「そんなの観てたらわかる。だから、そういうのをちゃんと言わないと、絶対に後から――」
「わかってる。わかってるんだよ。自分がどれくらいできるか、できないか。でもね、叶ちゃんもわかってるでしょ? 私は他の人より本当に何もできない。役立たず。そのせいで、門崎さんのパーティから追い出されちゃった」
これは一華の被害妄想でも拡大解釈でもない。
現に一華は、他の誰より体力並びに学力も足りていない。
さらには、根性と思い切りの良さが重要となる前衛クラスだというのに、それもない。
今までなんとかやれてこれたのは、やはり叶の優秀な補助あってのものだった。
「本当にね、叶ちゃんにはいつも感謝してるんだよ。感謝してもしきれないぐらい。それと同じく、ごめんなさいって思ってる」
「そんなことはないよ。私たち、幼馴染でしょ? 親友でしょ?」
「だからなんだよ。だから、私ももう少しだけ頑張ってみようって、私もみんなみたいに頑張りたいって」
「だとしても、ちゃんと言ってくれないとダメ」
「うん、確かにちょっとだけ頑張り過ぎてたかも。心配掛けちゃってごめんね」
その謝罪を受け、叶は一華を抱きしめる。
「これ以上心配掛けないでね」
「うん……」
一華は、叶が本当に心配してくれているのを理解はしていた。
自分が逆の立場だったとしても、同じく心配するのだから。
それでも、一華の心にはある棘がずっと刺さっていた。
その棘はチクチクと大した痛みではないにしろ、抜けることはない。
これは、気持ちの持ちようですぐにでも抜ける。
だが、そんな煩わしい棘を一華は自らの意思で取り除かない。
抱擁し、頭を数回撫でた叶は一華から離れる。
「こんなところを他の人に見られたら、恥ずかしいね」
「だから離れたの」
「叶ちゃん良い匂いだったから、もう少しギューッとしてくれても良かったのに~」
「またそんなことを言ってると」
「あっあっ、ごめんなさい!」
叶は一華に手の側を見せつける。
身の危険を感じるや速攻で頭を両手で隠しながら謝る一華。
先ほどの教室でもらった一撃が完全にトラウマとなってしまっていた。
まるで親と子。
何度も頭を下げる姿は、本当に観ていて面白いのだが……この光景こそ他人に見られたら変な噂が広がってしまう。
「もういこ」
そこからは先ほどと変わらず、中身のあるようなないような内容を話しながら歩いた。
楽しい時間はあっという間に終わってしまう。
気づけば分かれ道となり、右に一華、左に叶と別れる。
2人は最後に向かい合う。
「それじゃ」
「うん、ばいばいっ」
0
お気に入りに追加
71
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺だけ展開できる聖域《ワークショップ》~ガチャで手に入れたスキルで美少女達を救う配信がバズってしまい、追放した奴らへざまあして人生大逆転~
椿紅颯
ファンタジー
鍛誠 一心(たんせい いっしん)は、生ける伝説に憧憬の念を抱く駆け出しの鍛冶師である。
探索者となり、同時期に新米探索者になったメンバーとパーティを組んで2カ月が経過したそんなある日、追放宣言を言い放たれてしまった。
このことからショックを受けてしまうも、生活するために受付嬢の幼馴染に相談すると「自らの価値を高めるためにはスキルガチャを回してみるのはどうか」、という提案を受け、更にはそのスキルが希少性のあるものであれば"配信者"として活動するのもいいのではと助言をされた。
自身の戦闘力が低いことからパーティを追放されてしまったことから、一か八かで全て実行に移す。
ガチャを回した結果、【聖域】という性能はそこそこであったが見た目は派手な方のスキルを手に入れる。
しかし、スキルの使い方は自分で模索するしかなかった。
その後、試行錯誤している時にダンジョンで少女達を助けることになるのだが……その少女達は、まさかの配信者であり芸能人であることを後々から知ることに。
まだまだ驚愕的な事実があり、なんとその少女達は自身の配信チャンネルで配信をしていた!
そして、その美少女達とパーティを組むことにも!
パーティを追放され、戦闘力もほとんどない鍛冶師がひょんなことから有名になり、間接的に元パーティメンバーをざまあしつつ躍進を繰り広げていく!
泥臭く努力もしつつ、実はチート級なスキルを是非ご覧ください!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【悲報】人気ゲーム配信者、身に覚えのない大炎上で引退。~新たに探索者となり、ダンジョン配信して最速で成り上がります~
椿紅颯
ファンタジー
目標である登録者3万人の夢を叶えた葭谷和昌こと活動名【カズマ】。
しかし次の日、身に覚えのない大炎上を経験してしまい、SNSと活動アカウントが大量の通報の後に削除されてしまう。
タイミング良くアルバイトもやめてしまい、完全に収入が途絶えてしまったことから探索者になることを決める。
数日間が経過し、とある都市伝説を友人から聞いて実践することに。
すると、聞いていた内容とは異なるものの、レアドロップ&レアスキルを手に入れてしまう!
手に入れたものを活かすため、一度は去った配信業界へと戻ることを決める。
そんな矢先、ダンジョンで狩りをしていると少女達の危機的状況を助け、しかも一部始終が配信されていてバズってしまう。
無名にまで落ちてしまったが、一躍時の人となり、その少女らとパーティを組むことになった。
和昌は次々と偉業を成し遂げ、底辺から最速で成り上がっていく。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
(完結)足手まといだと言われパーティーをクビになった補助魔法師だけど、足手まといになった覚えは無い!
ちゃむふー
ファンタジー
今までこのパーティーで上手くやってきたと思っていた。
なのに突然のパーティークビ宣言!!
確かに俺は直接の攻撃タイプでは無い。
補助魔法師だ。
俺のお陰で皆の攻撃力防御力回復力は約3倍にはなっていた筈だ。
足手まといだから今日でパーティーはクビ??
そんな理由認められない!!!
俺がいなくなったら攻撃力も防御力も回復力も3分の1になるからな??
分かってるのか?
俺を追い出した事、絶対後悔するからな!!!
ファンタジー初心者です。
温かい目で見てください(*'▽'*)
一万文字以下の短編の予定です!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の規格外ダンジョンだったみたい〜
むらくも航
ファンタジー
ド田舎の村で育った『エアル』は、この日旅立つ。
幼少の頃、おじいちゃんから聞いた話に憧れ、大都会で立派な『探索者』になりたいと思ったからだ。
そんなエアルがこれまでにしてきたことは、たった一つ。
故郷にあるダンジョンで体を動かしてきたことだ。
自然と共に生き、魔物たちとも触れ合ってきた。
だが、エアルは知らない。
ただの“遊び場”と化していたダンジョンは、攻略不可能のSSSランクであることを。
遊び相手たちは、全て最低でもAランクオーバーの凶暴な魔物たちであることを。
これは、故郷のダンジョンで力をつけすぎた少年エアルが、大都会で無自覚に無双し、羽ばたいていく物語──。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
最弱ユニークギフト所持者の僕が最強のダンジョン探索者になるまでのお話
亘善
ファンタジー
【点滴穿石】という四字熟語ユニークギフト持ちの龍泉麟瞳は、Aランクダンジョンの攻略を失敗した後にパーティを追放されてしまう。地元の岡山に戻った麟瞳は新たに【幸運】のスキルを得て、家族や周りの人達に支えられながら少しずつ成長していく。夢はSランク探索者になること。これは、夢を叶えるために日々努力を続ける龍泉麟瞳のお話である。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる