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第四章
第25話『もう1人の転校生』
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流石に、授業開始の残りわずかになってまで寄ってたかってくる人たちはいないようだ。
いつも通りに何事もなく自席に向かい、桐吾に挨拶をする。
「おはよう桐吾」
「おはよう志信、今日はどうしたの? こんなギリギリに当校するなんて珍しいね」
「ちょっとね、読書してたらこんな時間になっちゃったんだ」
「志信くんおはよう」
「おー、おはよー」
「うん、2人ともおはよう」
未だにこの感じに慣れない。
ほんの少し前までなかった日常。
気を使わなく、気を許せる友人であり――仲間。
心が温かくなる感じがむず痒い。
気の利いた一言がいえなく歯痒い思いを残しつつ席に着いた。
「はぁ……疲れたよ……」
「ははっ、美咲ってば、ずっと顔が引きつってたよねー。超面白かった」
「だって、あんなに沢山の人に囲まれることなんて普通はなくない?!」
「まあね、私も人のこといえなかったからなぁ」
腕を組んで若干口を尖らせる美咲は「うんうん」と頷いている。まるで、『そうよ。そういう状況だったから、動揺するのは仕方なかった!』と言いたげなようだ。
クラス中の至る所で賑わっているなか、海原先生が入ってきてクラス中の活気は一瞬にして静まり返った。
教卓まで足を進めて荷物を置いた先生は、
「皆さん、おはようございます。昨日はよく頑張りました。――ですが、これからはああいう授業が増えていきます」
今までのクラス雰囲気的には、「おぉ!」という言葉があちらこちらから湧き上がって来ていたものが、今日はそれがなかった。
その反応を見た先生は左から右までみんなを一瞥して、
「そうですか。皆さんにもようやく伝わってくれましたか……そうです。あれがダンジョン本来の姿なのです。――なので、これからはもっと気を引き締めて取り組んでください」
先ほどまで雑談で盛り上がっていた影はなく、静寂が返答だった。
受け止められない現実から少しでも遠ざかりたかったかのように。
「これからも励んでください……と、まあ暗い感じになってしまいましたけど、心機一転。朗報、と言っていいのか定かではありませんが、明るい話があります。――では、入ってきてください」
クラス中の誰もが先生の話に首を傾げるような状況のなか、先生は入り口戸の方を向いてそう言った。
軽い扉の音のあと、1人の少女が入室――。
「皆さんと今日から一緒に学ぶことになる転校生を紹介しようと思います。あぁ、はい。皆さんが言いたいことはわかりますが、うちのクラスに決まったので、そういう質問は控えてください」
と、先生は言って、黒板に彼女の名前を書き始めた。
僕は、気づいてしまった。
彼女を見たことがある。
あのスラリと伸びた足、制服の上からでもわかる引き締まった体。
腰まで伸びた黒髪に、なにより……あの整った顔立ち。茶色い瞳に鼻すじの通った顔。
忘れるはずがない。今朝、出会った彼女だ。
名前はたしか……
「じゃあ、月刀さん軽い自己紹介をお願いします」
「はい先生、わかりました。皆さん初めまして、私の名前は月刀結月と言います。元々は、第四都市ヴァドガミリアにある、クロイミリア学園に通っていました。訳あってこちらに転校することになりました。――――どうかみんな、よろしくお願いしまーすっ」
丁寧な口調にお淑やかな雰囲気。そんな今朝とは真逆のイメージが形成されていく。が、自己紹介を聞いているうちに、そんな想像をしていると、一礼が終わり――今までとは真逆、いや、イメージを壊すような挨拶をし始めた。
クラス中の大半の男子は息を呑んで、純白清楚という言葉が似合う彼女を見ていた――が、その挨拶に度肝を抜かれた彼らは、ガタッと肩を落とし始めた。
……そして、若干の静寂が訪れ――。
「「「「「おぉー!」」」」」
それら男子たちは歓声を上げ、はたまた席を立ってグッと拳を握っている人もいる。
まさに大盛り上がり。その姿を見た女子たちはため息を吐いて、やれやれと呆れている。
「はいはーい、皆さん静か―に、静かにしてくださーい。――じゃあ、席はどうしましょうかね……空き席はないので、どこかの席で3人で座ることになるのですが……」
先生は再びクラス中を一瞥。
もちろん男子たちは自分を指差して、「俺、俺!」と、無言のアピールを続けている。
ため息を吐きながら場所を探していると、
「あー! 志信だっ」
彼女はそう突如言い出し、僕を真っ直ぐ指差した。
当然、クラス中の視線は僕めがけて一点に集中。心臓が跳ね上がり、こんなわけのわからない状況に目をかっぴらいて硬直してしまった。いや、するしかない。
「あーなんだ、知り合いだったのですね。ならば都合がいいと言えましょう。月刀さんの席はあそこにしましょう。志信くん、いろいろと教えてあげてくださいね」
たぶん、口も空いていたかもしれない。
状況が呑み込めない……いろいろ教える? 僕も転校してきたばかりですけど?
僕が月刀さんと知り合い? まあ、それは一理あるかもしれないけど……これは、先生にしてやられた。
先生が廊下に前もって用意してあったであろう椅子を持ってきて、月刀さんに手渡し、そのままこちらへ。
僕は渋々桐吾の方へ詰めると、なんの躊躇いもなく隣に座した。
「ねね、また会っちゃったね。うんうんっ、これからよろしくねっ」
そうハツラツなテンションで言いながら僕の腕に絡みついてきた。
いろんなところが当たっているのを意識しないようにしていると、前のほうでガタッと音がした。
されどそんなことはお構いなしに、まるで小動物のように絡んでくる。
少しの間、周りからの突き刺さるほどの痛い視線が集まり続けている。
早く離れてほしい。と切に願っていると、ようやく満足したようで解放してくれた。
「あ、あの……月刀さん、そういうのはもうやめてもらえると……」
「うーん、どうしよっかなぁ。あ! じゃあじゃあ、結月って呼んでよ! そうしたら考えてあげるっ」
「わ、わかった。ゆ、結月さん」
「んー、だめだめ、さんなんて付けるのなしなし」
なにがどうしてこうなった。
全くと言っていいほどなにも理解ができない。
周りの人たちは、明らかに『詳しい説明をしろよ』と口に出さなくても、鋭い眼差しと共に心の中でそう言っていると簡単に予測できる。
ため息を吐きたい状況だけど、それをグッと堪えて空を……もとい天井を仰いだ。
はぁ……これからどうなるんだ……。
いつも通りに何事もなく自席に向かい、桐吾に挨拶をする。
「おはよう桐吾」
「おはよう志信、今日はどうしたの? こんなギリギリに当校するなんて珍しいね」
「ちょっとね、読書してたらこんな時間になっちゃったんだ」
「志信くんおはよう」
「おー、おはよー」
「うん、2人ともおはよう」
未だにこの感じに慣れない。
ほんの少し前までなかった日常。
気を使わなく、気を許せる友人であり――仲間。
心が温かくなる感じがむず痒い。
気の利いた一言がいえなく歯痒い思いを残しつつ席に着いた。
「はぁ……疲れたよ……」
「ははっ、美咲ってば、ずっと顔が引きつってたよねー。超面白かった」
「だって、あんなに沢山の人に囲まれることなんて普通はなくない?!」
「まあね、私も人のこといえなかったからなぁ」
腕を組んで若干口を尖らせる美咲は「うんうん」と頷いている。まるで、『そうよ。そういう状況だったから、動揺するのは仕方なかった!』と言いたげなようだ。
クラス中の至る所で賑わっているなか、海原先生が入ってきてクラス中の活気は一瞬にして静まり返った。
教卓まで足を進めて荷物を置いた先生は、
「皆さん、おはようございます。昨日はよく頑張りました。――ですが、これからはああいう授業が増えていきます」
今までのクラス雰囲気的には、「おぉ!」という言葉があちらこちらから湧き上がって来ていたものが、今日はそれがなかった。
その反応を見た先生は左から右までみんなを一瞥して、
「そうですか。皆さんにもようやく伝わってくれましたか……そうです。あれがダンジョン本来の姿なのです。――なので、これからはもっと気を引き締めて取り組んでください」
先ほどまで雑談で盛り上がっていた影はなく、静寂が返答だった。
受け止められない現実から少しでも遠ざかりたかったかのように。
「これからも励んでください……と、まあ暗い感じになってしまいましたけど、心機一転。朗報、と言っていいのか定かではありませんが、明るい話があります。――では、入ってきてください」
クラス中の誰もが先生の話に首を傾げるような状況のなか、先生は入り口戸の方を向いてそう言った。
軽い扉の音のあと、1人の少女が入室――。
「皆さんと今日から一緒に学ぶことになる転校生を紹介しようと思います。あぁ、はい。皆さんが言いたいことはわかりますが、うちのクラスに決まったので、そういう質問は控えてください」
と、先生は言って、黒板に彼女の名前を書き始めた。
僕は、気づいてしまった。
彼女を見たことがある。
あのスラリと伸びた足、制服の上からでもわかる引き締まった体。
腰まで伸びた黒髪に、なにより……あの整った顔立ち。茶色い瞳に鼻すじの通った顔。
忘れるはずがない。今朝、出会った彼女だ。
名前はたしか……
「じゃあ、月刀さん軽い自己紹介をお願いします」
「はい先生、わかりました。皆さん初めまして、私の名前は月刀結月と言います。元々は、第四都市ヴァドガミリアにある、クロイミリア学園に通っていました。訳あってこちらに転校することになりました。――――どうかみんな、よろしくお願いしまーすっ」
丁寧な口調にお淑やかな雰囲気。そんな今朝とは真逆のイメージが形成されていく。が、自己紹介を聞いているうちに、そんな想像をしていると、一礼が終わり――今までとは真逆、いや、イメージを壊すような挨拶をし始めた。
クラス中の大半の男子は息を呑んで、純白清楚という言葉が似合う彼女を見ていた――が、その挨拶に度肝を抜かれた彼らは、ガタッと肩を落とし始めた。
……そして、若干の静寂が訪れ――。
「「「「「おぉー!」」」」」
それら男子たちは歓声を上げ、はたまた席を立ってグッと拳を握っている人もいる。
まさに大盛り上がり。その姿を見た女子たちはため息を吐いて、やれやれと呆れている。
「はいはーい、皆さん静か―に、静かにしてくださーい。――じゃあ、席はどうしましょうかね……空き席はないので、どこかの席で3人で座ることになるのですが……」
先生は再びクラス中を一瞥。
もちろん男子たちは自分を指差して、「俺、俺!」と、無言のアピールを続けている。
ため息を吐きながら場所を探していると、
「あー! 志信だっ」
彼女はそう突如言い出し、僕を真っ直ぐ指差した。
当然、クラス中の視線は僕めがけて一点に集中。心臓が跳ね上がり、こんなわけのわからない状況に目をかっぴらいて硬直してしまった。いや、するしかない。
「あーなんだ、知り合いだったのですね。ならば都合がいいと言えましょう。月刀さんの席はあそこにしましょう。志信くん、いろいろと教えてあげてくださいね」
たぶん、口も空いていたかもしれない。
状況が呑み込めない……いろいろ教える? 僕も転校してきたばかりですけど?
僕が月刀さんと知り合い? まあ、それは一理あるかもしれないけど……これは、先生にしてやられた。
先生が廊下に前もって用意してあったであろう椅子を持ってきて、月刀さんに手渡し、そのままこちらへ。
僕は渋々桐吾の方へ詰めると、なんの躊躇いもなく隣に座した。
「ねね、また会っちゃったね。うんうんっ、これからよろしくねっ」
そうハツラツなテンションで言いながら僕の腕に絡みついてきた。
いろんなところが当たっているのを意識しないようにしていると、前のほうでガタッと音がした。
されどそんなことはお構いなしに、まるで小動物のように絡んでくる。
少しの間、周りからの突き刺さるほどの痛い視線が集まり続けている。
早く離れてほしい。と切に願っていると、ようやく満足したようで解放してくれた。
「あ、あの……月刀さん、そういうのはもうやめてもらえると……」
「うーん、どうしよっかなぁ。あ! じゃあじゃあ、結月って呼んでよ! そうしたら考えてあげるっ」
「わ、わかった。ゆ、結月さん」
「んー、だめだめ、さんなんて付けるのなしなし」
なにがどうしてこうなった。
全くと言っていいほどなにも理解ができない。
周りの人たちは、明らかに『詳しい説明をしろよ』と口に出さなくても、鋭い眼差しと共に心の中でそう言っていると簡単に予測できる。
ため息を吐きたい状況だけど、それをグッと堪えて空を……もとい天井を仰いだ。
はぁ……これからどうなるんだ……。
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