44 / 50
第五章
第44話『もしも、俺達だけじゃなかったら』
しおりを挟む
「おい、この村はいったいどうなってんだよ……」
冒険者の男がそう呟き、右側にいる男二人は固唾を飲んで目線を合わせる。
急ぎの旅であったため、三人の冒険者は詳細の説明を受けていなかった。
アルマ達も、片道だけの付き合いであり、村の動向が気になりすぎて説明するという配慮まで行き着けなかったというのもある。
「見苦しいところをお見せしてしまい申し訳ありません。報酬金をお持ちいたしますので、少々お待ちください」
アルマは冒険者達に不信感を抱かせないためバルドをこの場に残し、屋敷へと急ぎ向かった。
「お三方、先の依頼ではお世話になりました」
バルドは両手を脇に揃え、深々と頭を下げる。
なんせ、その冒険者達はカナト達と一緒にアルマ達をバネッサへと送り届けたメンバーだったからだ。
帰りの依頼を受けたのは偶然の組み合わせだったものの、道を知っていたからこそ説明が要らず、距離感を知っているからこそ馬を用意し、圧倒的な時短を計ることができたのだ。
「バルドさん、頭を上げてください。俺達だって、依頼を受けたにもかかわらずほとんどあの若人達に任せっきりで、仕事という仕事をほとんどできていなかったんだ。今回はしっかりと依頼をこなしただけですよ」
「そう言っていただけるとこちらの気持ちも楽になります」
「こちらこそごめんなさい。あの時いただいた報酬、あの子達に渡してしまいました」
「お気になさらず。こちらが知らなかったとはいえ、一度手渡したものをどう使おうがそちらの自由です。それに、その選択は間違っていなかったと思いますよ」
「――ありがとうございます」
互いの心に刺さっていた棘が抜け、ようやく晴れた気持ちになれた。
後はアルマの到着を待ち、報酬を受けった後に帰るのみ。
空は生憎の曇りではあるが、森から吹く風は穏やかで、近くに繋いで待機させている馬達も気持ちよさそうに穏やかな顔をしている。
しかしそんな折、事は起きてしまった。
『ワオォオオオオオオオオオン!』
全員が体をビクッと跳ね上がらせ、大体の声の方へ振り向く。
「なんだ今のは」
「お三方、これは由々しき事態になってしまいましたぞ」
「なるほど……」
今までの状況を踏まえ、もはや説明は要らない。
「報酬は、きっとお払いしますので――命大事に、お逃げください」
「……」
バルドの言う通り、これからこの村が辿る悲劇を考えれば、報酬が支払われる保証なんてどこにもない。
本来であれば、冒険者の力というのは喉から手が出るほど欲しいところではあるが、バルドは自らより半分も歳を重ねていない彼らに対し情が沸いていた。
モンスター群の勢力がわからず、しかし力を借りたとしても多勢に無勢となるのは想像するに容易い。
ならばいっそのこと、共倒れとなってしまうのであれば、その命だけでも助かってほしいと思ってしまうのは致し方がないだろう。
もしもそれが主であるアルマの意思とは反するものであったとしても。
その提案を聞き、彼らは互いに目線を交わし合い――そして頷く。
「バルドさん、報酬は上乗せってできるんですか? 馬代とかそういうの」
「ええ。それはもちろんでございます。アルマ様はそこら辺も考慮されてくださっていると思います」
「なら、俺達の考えは決まった」
こんな時に非常識な、ということを言われても受け入れる姿勢で彼らは問いを投げかけていた。
バルドも、これで心置きなく彼らを見送ることができ、アルマからの叱りを受け入れる心の準備ができたと思う。
しかし。
「バルドさん、俺達は残って戦うぜ」
「……今何と?」
「俺達はこの村に残って、戦う。一人でも多くの人を助ける」
「……ありがとうございます」
バルドは、その好意を拒絶しなければならないとはわかっていながらも、彼らの目を見てわかってしまった。
この人達は拒絶されたとしても残って戦ってくれる――のだと。
「バルドさん。そうと決まれば即行動だ。あいつらはもう既にあの橋を渡ってきていると思う。この村へ出入りできるのってあの橋だけなんですか?」
「いいえ、反対側にもあります」
「じゃあ一人でも多くの人を逃がしてください。俺達は、ここで少しでも多くのモンスターを倒し、交戦と撤退を繰り替えして時間を稼ぎます」
「……ありがとうございます。絶対に無理をなさらないでください」
「はい。冒険者としての実力を存分に発揮してやりますよ」
彼らは剣を抜刀し、準備を始める。
『ワオォオオオオオオオオオオン!』
『ガアァ!』
姿は見えないが、先ほどより距離が縮まってきている。
「さあバルドさん、行ってください!」
バルドは馬車に急ぎ乗り、鞭で馬の叩き駆け出した。
「見栄を張ってはみたものの、俺達にどれぐらいの仕事が務まるんだろうな」
「そんなのわからないけれど、やるしかないさ」
「そうよ。私達だって冒険者なんだから、力がない人を護るのは当然のことよ」
「ああ、そうだな」
不安はあれど、正義の心は捨て去らず。
しかし、死への恐怖は拭えず、各々が武器を握る手には力が入る。
「なんだかな。こういう時だからかもしれないが、あいつらの顔が思い浮かんでくるな」
「同じことを思っていたよ。今頃元気にしてるんじゃないかな」
「そうね。私達より若いのに礼儀なんて覚えちゃって。元気にしてなかったら後で叱りつけてやるんだから」
「もしも、俺達だけじゃなかったら――いや悪い。俺らしくもないな、弱音なんて」
「こういう時ぐらい、良いんじゃない?」
「そうね、こういう時だけだから」
それぞれ、思う。
もしも逃げ出したとしても、きっと誰からも責められはしないだろう。
しかし――思う。
「俺達三人で街に戻って、あいつらに武勇伝でも語ってやろうぜ」
「いいねそれ」
「賛成っ」
「さあ、行くぞ!」
冒険者の男がそう呟き、右側にいる男二人は固唾を飲んで目線を合わせる。
急ぎの旅であったため、三人の冒険者は詳細の説明を受けていなかった。
アルマ達も、片道だけの付き合いであり、村の動向が気になりすぎて説明するという配慮まで行き着けなかったというのもある。
「見苦しいところをお見せしてしまい申し訳ありません。報酬金をお持ちいたしますので、少々お待ちください」
アルマは冒険者達に不信感を抱かせないためバルドをこの場に残し、屋敷へと急ぎ向かった。
「お三方、先の依頼ではお世話になりました」
バルドは両手を脇に揃え、深々と頭を下げる。
なんせ、その冒険者達はカナト達と一緒にアルマ達をバネッサへと送り届けたメンバーだったからだ。
帰りの依頼を受けたのは偶然の組み合わせだったものの、道を知っていたからこそ説明が要らず、距離感を知っているからこそ馬を用意し、圧倒的な時短を計ることができたのだ。
「バルドさん、頭を上げてください。俺達だって、依頼を受けたにもかかわらずほとんどあの若人達に任せっきりで、仕事という仕事をほとんどできていなかったんだ。今回はしっかりと依頼をこなしただけですよ」
「そう言っていただけるとこちらの気持ちも楽になります」
「こちらこそごめんなさい。あの時いただいた報酬、あの子達に渡してしまいました」
「お気になさらず。こちらが知らなかったとはいえ、一度手渡したものをどう使おうがそちらの自由です。それに、その選択は間違っていなかったと思いますよ」
「――ありがとうございます」
互いの心に刺さっていた棘が抜け、ようやく晴れた気持ちになれた。
後はアルマの到着を待ち、報酬を受けった後に帰るのみ。
空は生憎の曇りではあるが、森から吹く風は穏やかで、近くに繋いで待機させている馬達も気持ちよさそうに穏やかな顔をしている。
しかしそんな折、事は起きてしまった。
『ワオォオオオオオオオオオン!』
全員が体をビクッと跳ね上がらせ、大体の声の方へ振り向く。
「なんだ今のは」
「お三方、これは由々しき事態になってしまいましたぞ」
「なるほど……」
今までの状況を踏まえ、もはや説明は要らない。
「報酬は、きっとお払いしますので――命大事に、お逃げください」
「……」
バルドの言う通り、これからこの村が辿る悲劇を考えれば、報酬が支払われる保証なんてどこにもない。
本来であれば、冒険者の力というのは喉から手が出るほど欲しいところではあるが、バルドは自らより半分も歳を重ねていない彼らに対し情が沸いていた。
モンスター群の勢力がわからず、しかし力を借りたとしても多勢に無勢となるのは想像するに容易い。
ならばいっそのこと、共倒れとなってしまうのであれば、その命だけでも助かってほしいと思ってしまうのは致し方がないだろう。
もしもそれが主であるアルマの意思とは反するものであったとしても。
その提案を聞き、彼らは互いに目線を交わし合い――そして頷く。
「バルドさん、報酬は上乗せってできるんですか? 馬代とかそういうの」
「ええ。それはもちろんでございます。アルマ様はそこら辺も考慮されてくださっていると思います」
「なら、俺達の考えは決まった」
こんな時に非常識な、ということを言われても受け入れる姿勢で彼らは問いを投げかけていた。
バルドも、これで心置きなく彼らを見送ることができ、アルマからの叱りを受け入れる心の準備ができたと思う。
しかし。
「バルドさん、俺達は残って戦うぜ」
「……今何と?」
「俺達はこの村に残って、戦う。一人でも多くの人を助ける」
「……ありがとうございます」
バルドは、その好意を拒絶しなければならないとはわかっていながらも、彼らの目を見てわかってしまった。
この人達は拒絶されたとしても残って戦ってくれる――のだと。
「バルドさん。そうと決まれば即行動だ。あいつらはもう既にあの橋を渡ってきていると思う。この村へ出入りできるのってあの橋だけなんですか?」
「いいえ、反対側にもあります」
「じゃあ一人でも多くの人を逃がしてください。俺達は、ここで少しでも多くのモンスターを倒し、交戦と撤退を繰り替えして時間を稼ぎます」
「……ありがとうございます。絶対に無理をなさらないでください」
「はい。冒険者としての実力を存分に発揮してやりますよ」
彼らは剣を抜刀し、準備を始める。
『ワオォオオオオオオオオオオン!』
『ガアァ!』
姿は見えないが、先ほどより距離が縮まってきている。
「さあバルドさん、行ってください!」
バルドは馬車に急ぎ乗り、鞭で馬の叩き駆け出した。
「見栄を張ってはみたものの、俺達にどれぐらいの仕事が務まるんだろうな」
「そんなのわからないけれど、やるしかないさ」
「そうよ。私達だって冒険者なんだから、力がない人を護るのは当然のことよ」
「ああ、そうだな」
不安はあれど、正義の心は捨て去らず。
しかし、死への恐怖は拭えず、各々が武器を握る手には力が入る。
「なんだかな。こういう時だからかもしれないが、あいつらの顔が思い浮かんでくるな」
「同じことを思っていたよ。今頃元気にしてるんじゃないかな」
「そうね。私達より若いのに礼儀なんて覚えちゃって。元気にしてなかったら後で叱りつけてやるんだから」
「もしも、俺達だけじゃなかったら――いや悪い。俺らしくもないな、弱音なんて」
「こういう時ぐらい、良いんじゃない?」
「そうね、こういう時だけだから」
それぞれ、思う。
もしも逃げ出したとしても、きっと誰からも責められはしないだろう。
しかし――思う。
「俺達三人で街に戻って、あいつらに武勇伝でも語ってやろうぜ」
「いいねそれ」
「賛成っ」
「さあ、行くぞ!」
10
お気に入りに追加
131
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
強奪系触手おじさん
兎屋亀吉
ファンタジー
【肉棒術】という卑猥なスキルを授かってしまったゆえに皆の笑い者として40年間生きてきたおじさんは、ある日ダンジョンで気持ち悪い触手を拾う。後に【神の触腕】という寄生型の神器だと判明するそれは、その気持ち悪い見た目に反してとんでもない力を秘めていた。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺だけ展開できる聖域《ワークショップ》~ガチャで手に入れたスキルで美少女達を救う配信がバズってしまい、追放した奴らへざまあして人生大逆転~
椿紅颯
ファンタジー
鍛誠 一心(たんせい いっしん)は、生ける伝説に憧憬の念を抱く駆け出しの鍛冶師である。
探索者となり、同時期に新米探索者になったメンバーとパーティを組んで2カ月が経過したそんなある日、追放宣言を言い放たれてしまった。
このことからショックを受けてしまうも、生活するために受付嬢の幼馴染に相談すると「自らの価値を高めるためにはスキルガチャを回してみるのはどうか」、という提案を受け、更にはそのスキルが希少性のあるものであれば"配信者"として活動するのもいいのではと助言をされた。
自身の戦闘力が低いことからパーティを追放されてしまったことから、一か八かで全て実行に移す。
ガチャを回した結果、【聖域】という性能はそこそこであったが見た目は派手な方のスキルを手に入れる。
しかし、スキルの使い方は自分で模索するしかなかった。
その後、試行錯誤している時にダンジョンで少女達を助けることになるのだが……その少女達は、まさかの配信者であり芸能人であることを後々から知ることに。
まだまだ驚愕的な事実があり、なんとその少女達は自身の配信チャンネルで配信をしていた!
そして、その美少女達とパーティを組むことにも!
パーティを追放され、戦闘力もほとんどない鍛冶師がひょんなことから有名になり、間接的に元パーティメンバーをざまあしつつ躍進を繰り広げていく!
泥臭く努力もしつつ、実はチート級なスキルを是非ご覧ください!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【悲報】人気ゲーム配信者、身に覚えのない大炎上で引退。~新たに探索者となり、ダンジョン配信して最速で成り上がります~
椿紅颯
ファンタジー
目標である登録者3万人の夢を叶えた葭谷和昌こと活動名【カズマ】。
しかし次の日、身に覚えのない大炎上を経験してしまい、SNSと活動アカウントが大量の通報の後に削除されてしまう。
タイミング良くアルバイトもやめてしまい、完全に収入が途絶えてしまったことから探索者になることを決める。
数日間が経過し、とある都市伝説を友人から聞いて実践することに。
すると、聞いていた内容とは異なるものの、レアドロップ&レアスキルを手に入れてしまう!
手に入れたものを活かすため、一度は去った配信業界へと戻ることを決める。
そんな矢先、ダンジョンで狩りをしていると少女達の危機的状況を助け、しかも一部始終が配信されていてバズってしまう。
無名にまで落ちてしまったが、一躍時の人となり、その少女らとパーティを組むことになった。
和昌は次々と偉業を成し遂げ、底辺から最速で成り上がっていく。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる