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第一章
第1話『これじゃ、ゲームの中だよな』
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「さて、ログアウトができない件について」
と、全員に問いかける。
が、全員が同じく腕を組みながら「うーん……」と喉を鳴らす。
「なんでかは知らないが、まあそういうことだろうな」
エメラルドグリーンの髪を中央分けしたケイヤは俺の問いに答える。
それに次いで、栗色のストレートロングのアケミが言葉を加えた。
「ていうか――これは、ゲームの中に居るってことじゃないかな、と私は思う」
「ボクもそう思うよ。だって、さっきまでみんなでダンジョン攻略してたじゃん」
ミサヤが黒髪ポニーテールを揺らして共通認識の情報を出す。
この場に居る全員が、「確かにな」と頷く中、炎のように真っ赤なツインテールを靡かせながらアンナがパチンッと手を叩く。
「あたし、わかっちゃった。これって最近アニメとかでやってる、ゲーム内転移ってやつじゃない?」
僕含み全員の視線がアンナに集中し、再び頷く。
「まあ、そういうことだよな。それに、俺達がやっていたゲームはこんなリアルじゃなくて、キーボードにマウスを使ってモニターの奥に広がっている世界だ」
「ははっ、僕も同感だよ。これはまさにそれ、だ」
意見は満場一致。
「じゃあ、そうと決まればまずはどうするか」
「そうね、普通だったらここでわーきゃー騒ぐのが普通なんだろうけど――私達は、違うからね」
アケミが言ったことには、特に理由はない。
だが、その言葉が意味することは、この場に居る全員が当てはまることだ。
「だねっ、ボク達は根っからの廃ゲーマーだしねっ」
「あ、あたしまで一緒にしないでよね。みんなが一緒にやってほしそうにしているから付き合ってあげているだけなんだから」
「お、この期に及んでもそのキャラを突き通すなんて、アンナもノリノリだな」
「カナト、あんたあたしにぶっ飛ばされたいの?」
いやお前、ゲームしてない時の雑談してる時はめっちゃ静かじゃん。明らかにキャラ作りしてるじゃん!
まあでもそうだよな、ゲームしてる時ぐらいは別の人間になっても悪くない……よ、な?
「そういや、ゲーム内転移っていう割には、外見はゲームのキャラなんだな?」
「カナトはこういうのに詳しくなかったよね。こういうのっていろいろなパターンはあるけれど、大体は自分が操作していたキャラに自分の魂が宿ったりするものなんだよ」
「なるほどな、流石はケイヤだ。頼りになるぜ」
そういうことなら、これ以上は現状について考えなくて済む。
俺とケイヤのやり取りが終わった後、みんなの視線は俺に集まっていた。
「じゃあリーダー、ボク達は何をするの?」
こんな状況だというのに、みんながいつも通り過ぎて一瞬だけ口角が上がる。
「ゲームの中ってことはつまり、俺達の土俵だ。そして、ゲームの中に入ったとならば、確認するのはレベルとステータス。各々、探ってくれ」
と、言い終えた瞬間に、ケイヤが口を開く。
「目を閉じて、自分に集中してみたらステータスが確認できたよ」
「わかった。俺が辺りを警戒しているから、ステータスを確認してみてくれ」
何の疑いもなく、全員が立ったまま目を閉じた。
さて、警戒、か。
周りを見渡せば、なんてことのない木々や草花が生い茂る緑溢れる長閑な風景が広がっている。
ゲームの中に入ったというよりは、みんなでピクニックに来ているかのようにしか思えない。
俺達が居るのは、そんな緑に囲まれて茶色い土が絨毯のように広がっている中心。
是非ともここでキャンプでもしていってください、と言われているかのようだ。
「カナト、終わったよ」
ケイヤの落ち着いた爽やかな声に振り向くと、全員が目を開けている。
「んで、どうだった?」
「ボクはぜーんぶ1だった」
「あたしもね」
「私も同じだったよ」
「残念ながら、僕も」
「なるほどな。ってことは例外なく俺も同じってわけか」
こういうのって、大体は操作していたキャラのステータスそのままっていうのが普通じゃないのか? と嘆きたいところだが――。
「だが、それはそれでおもしれえってことだよ、な」
俺の言葉を耳にした全員の顔に笑みが浮かんでいる。
「俺も大概だが、お前らも大概だな」
「あれれ、自覚があったんだねっ」
「カナトって、本当に頭がどうかしてるわよね」
「僕は出会った最初からわかってたけどね」
「ダメだよみんな、"全員一緒"なんだから」
アケミの言葉を最後に、全員が声を出して笑った。
「んじゃ、いろいろと試すか。まずは装備にアイテムの確認だ。何かスキルは使えそうか?」
ケイヤは再び目を閉じ、アケミは目を細め、アンナは指で宙をなぞり、ミサヤは見えない刀を素振りし始めた。
タイミング良し、と判断した俺はみんながさっきやっていたステータスの確認を試すために目を閉じる。
すると、
――――――――――
カナト
レベル:1
耐力:1
攻力:1
防力:1
減力:1
敏力:1
速力:1
魔力:1
理力:1
アクディブスキル:【】
パッシブスキル:【】
ユニークスキル:【】
――――――――――
なるほどな、確かにいかにもキャラクリエイトしたてって感じだな。
それにしてもありがたいのが、ご丁寧に俺達でも読解できる仕様になっているし、何より見やすい。
ゲームをやっていた時は、全ユーザーが運営に対して抗議していたものを見事に改善している。
ちなみに前は空行も改行もなしに全てが繋がっていた。
あればかりは苦情の嵐だったのに、改善するのが大変だったのか、ついに最後まで変更されることがなかった。
「あ、見つけた」
ケイヤの声に俺は目を開ける。
「ステータスを確認して、目でスワイプするとスキルツリーの欄があった。レベルアップしていつも通りに割り振りをすればスキルが獲得できると思う」
「あっ! 武器、出たよっ」
ミサヤの声に振り向くと、腰に鞘を、右手に刀を持っている。
「あたしも出たわよ」
アンナに目線を向けると、その手には試験官のような小瓶に赤い液体が入った、見るからに回復薬であろう物が。
「残念、私だけ何も見つけられなかった」
肩を落すアケミを横目に、俺は情報を整える。
「ケイヤのは後々だとして、ミサヤとアンナはどうやったんだ?」
「簡単だよっ、武器を想像したら出てきたよ」
「あんであんたはいつもそうアバウトなのよ。あたしのもいうて簡単よ。ゲームの中にあったインベントリのスロットを思い浮かべてみたら、なんだか空中にそれが見えて、それを触ったら取り出せたわ」
「わかった。こう、かな」
二人の言う通りに早速試す。
――と、本当にその通りに武器と回復薬が出てきた。
「はは、カナトらしい」
ケイヤの微笑混じりの言葉に、反論する。
「まあ、これが俺だからな」
俺の武器は、盾と剣。
昔から愛用し、これが俺なんだと胸を張って言える装備。
「じゃあ――」
みんなに練習の提案を持ち掛けようとした時だった。
「うわああああああああああああああああああああ」
突如、俺の背後側からそんな断末魔が響き渡った。
「全員、準備を整えろ。行くぞ」
俺は全員にそう指示し、声の方に走り出す。
と、全員に問いかける。
が、全員が同じく腕を組みながら「うーん……」と喉を鳴らす。
「なんでかは知らないが、まあそういうことだろうな」
エメラルドグリーンの髪を中央分けしたケイヤは俺の問いに答える。
それに次いで、栗色のストレートロングのアケミが言葉を加えた。
「ていうか――これは、ゲームの中に居るってことじゃないかな、と私は思う」
「ボクもそう思うよ。だって、さっきまでみんなでダンジョン攻略してたじゃん」
ミサヤが黒髪ポニーテールを揺らして共通認識の情報を出す。
この場に居る全員が、「確かにな」と頷く中、炎のように真っ赤なツインテールを靡かせながらアンナがパチンッと手を叩く。
「あたし、わかっちゃった。これって最近アニメとかでやってる、ゲーム内転移ってやつじゃない?」
僕含み全員の視線がアンナに集中し、再び頷く。
「まあ、そういうことだよな。それに、俺達がやっていたゲームはこんなリアルじゃなくて、キーボードにマウスを使ってモニターの奥に広がっている世界だ」
「ははっ、僕も同感だよ。これはまさにそれ、だ」
意見は満場一致。
「じゃあ、そうと決まればまずはどうするか」
「そうね、普通だったらここでわーきゃー騒ぐのが普通なんだろうけど――私達は、違うからね」
アケミが言ったことには、特に理由はない。
だが、その言葉が意味することは、この場に居る全員が当てはまることだ。
「だねっ、ボク達は根っからの廃ゲーマーだしねっ」
「あ、あたしまで一緒にしないでよね。みんなが一緒にやってほしそうにしているから付き合ってあげているだけなんだから」
「お、この期に及んでもそのキャラを突き通すなんて、アンナもノリノリだな」
「カナト、あんたあたしにぶっ飛ばされたいの?」
いやお前、ゲームしてない時の雑談してる時はめっちゃ静かじゃん。明らかにキャラ作りしてるじゃん!
まあでもそうだよな、ゲームしてる時ぐらいは別の人間になっても悪くない……よ、な?
「そういや、ゲーム内転移っていう割には、外見はゲームのキャラなんだな?」
「カナトはこういうのに詳しくなかったよね。こういうのっていろいろなパターンはあるけれど、大体は自分が操作していたキャラに自分の魂が宿ったりするものなんだよ」
「なるほどな、流石はケイヤだ。頼りになるぜ」
そういうことなら、これ以上は現状について考えなくて済む。
俺とケイヤのやり取りが終わった後、みんなの視線は俺に集まっていた。
「じゃあリーダー、ボク達は何をするの?」
こんな状況だというのに、みんながいつも通り過ぎて一瞬だけ口角が上がる。
「ゲームの中ってことはつまり、俺達の土俵だ。そして、ゲームの中に入ったとならば、確認するのはレベルとステータス。各々、探ってくれ」
と、言い終えた瞬間に、ケイヤが口を開く。
「目を閉じて、自分に集中してみたらステータスが確認できたよ」
「わかった。俺が辺りを警戒しているから、ステータスを確認してみてくれ」
何の疑いもなく、全員が立ったまま目を閉じた。
さて、警戒、か。
周りを見渡せば、なんてことのない木々や草花が生い茂る緑溢れる長閑な風景が広がっている。
ゲームの中に入ったというよりは、みんなでピクニックに来ているかのようにしか思えない。
俺達が居るのは、そんな緑に囲まれて茶色い土が絨毯のように広がっている中心。
是非ともここでキャンプでもしていってください、と言われているかのようだ。
「カナト、終わったよ」
ケイヤの落ち着いた爽やかな声に振り向くと、全員が目を開けている。
「んで、どうだった?」
「ボクはぜーんぶ1だった」
「あたしもね」
「私も同じだったよ」
「残念ながら、僕も」
「なるほどな。ってことは例外なく俺も同じってわけか」
こういうのって、大体は操作していたキャラのステータスそのままっていうのが普通じゃないのか? と嘆きたいところだが――。
「だが、それはそれでおもしれえってことだよ、な」
俺の言葉を耳にした全員の顔に笑みが浮かんでいる。
「俺も大概だが、お前らも大概だな」
「あれれ、自覚があったんだねっ」
「カナトって、本当に頭がどうかしてるわよね」
「僕は出会った最初からわかってたけどね」
「ダメだよみんな、"全員一緒"なんだから」
アケミの言葉を最後に、全員が声を出して笑った。
「んじゃ、いろいろと試すか。まずは装備にアイテムの確認だ。何かスキルは使えそうか?」
ケイヤは再び目を閉じ、アケミは目を細め、アンナは指で宙をなぞり、ミサヤは見えない刀を素振りし始めた。
タイミング良し、と判断した俺はみんながさっきやっていたステータスの確認を試すために目を閉じる。
すると、
――――――――――
カナト
レベル:1
耐力:1
攻力:1
防力:1
減力:1
敏力:1
速力:1
魔力:1
理力:1
アクディブスキル:【】
パッシブスキル:【】
ユニークスキル:【】
――――――――――
なるほどな、確かにいかにもキャラクリエイトしたてって感じだな。
それにしてもありがたいのが、ご丁寧に俺達でも読解できる仕様になっているし、何より見やすい。
ゲームをやっていた時は、全ユーザーが運営に対して抗議していたものを見事に改善している。
ちなみに前は空行も改行もなしに全てが繋がっていた。
あればかりは苦情の嵐だったのに、改善するのが大変だったのか、ついに最後まで変更されることがなかった。
「あ、見つけた」
ケイヤの声に俺は目を開ける。
「ステータスを確認して、目でスワイプするとスキルツリーの欄があった。レベルアップしていつも通りに割り振りをすればスキルが獲得できると思う」
「あっ! 武器、出たよっ」
ミサヤの声に振り向くと、腰に鞘を、右手に刀を持っている。
「あたしも出たわよ」
アンナに目線を向けると、その手には試験官のような小瓶に赤い液体が入った、見るからに回復薬であろう物が。
「残念、私だけ何も見つけられなかった」
肩を落すアケミを横目に、俺は情報を整える。
「ケイヤのは後々だとして、ミサヤとアンナはどうやったんだ?」
「簡単だよっ、武器を想像したら出てきたよ」
「あんであんたはいつもそうアバウトなのよ。あたしのもいうて簡単よ。ゲームの中にあったインベントリのスロットを思い浮かべてみたら、なんだか空中にそれが見えて、それを触ったら取り出せたわ」
「わかった。こう、かな」
二人の言う通りに早速試す。
――と、本当にその通りに武器と回復薬が出てきた。
「はは、カナトらしい」
ケイヤの微笑混じりの言葉に、反論する。
「まあ、これが俺だからな」
俺の武器は、盾と剣。
昔から愛用し、これが俺なんだと胸を張って言える装備。
「じゃあ――」
みんなに練習の提案を持ち掛けようとした時だった。
「うわああああああああああああああああああああ」
突如、俺の背後側からそんな断末魔が響き渡った。
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