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第四章
第25話『装備を活かして戦闘しよう』
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「――ということになりまして」
和昌は、真綾・天乃・芹那と現地集合を果たし、出かける前に話しをした内容を説明し終えた。ついでに芹那が補足説明を加えるかたちで。
真綾と天乃は、和昌の時と同様に「へぇ~」と関心を寄せていたものの、真綾が「あっ」と唐突に言い出す。
「狩りが終わった後に、みんなでご飯を食べに行くと思ってたのどうしよう」
「なにそれ、私も初耳なんだけど。でも予約はしてないんでしょ?」
「うん」
一瞬だけ寂しそうな表情を見せたものの、すぐに切り替わる。
「でも必要なことだもんね」
「じゃあ今日の狩りを始めていきましょ」
「今日の配信はとんでもないことになりそうね」
「そうか? いつもとそんなに変わらないと思うけど」
「そんなわけないでしょ」
和昌は芹那の言葉に疑問を抱く。
しかしわかっていないのは和昌だけだった。
「よーし、れっつらごーっ!」
「はっ!」
叶化の剣は魂紅透石の見た目そのまま、淡く紅い光を宿している。それだけではなく、その形状は剣というにはあまりにも鋭さが足りない。
だというのに切れ味は抜群であり、もしもモンスターに岩が付着していようとも容易に斬り裂いてしまうほど。
カズアキは、その見た目から使用する頻度を下げたかったのだが、思い切って使用してみると見た目とは真逆の底知れない強度に驚愕を隠せない。
それと同じくして、あの時の光景が鮮明に蘇り、疑問を抱く。
(あの時の戦いみたいに、蒼く光る条件ってなんだろうか)
マアヤとソラノと初対面を果たし、その窮地を救ったあの時に剣から放たれていた蒼い光。形状変化こそしていなかったものの、誰の目から見ても判別できる変化を忘れられるはずがない。
「どんどん行くよーっ」
今回狩場にしているのは、第2階層。
カズアキは通常の武器で苦戦を強いられてはいたが、少しだけ時間が経っているだけではなく全員で戦闘している。
数日前みたいに、緊張に体が支配されるということはない。だからこそ、いろいろと考えるちょっとした時間の余裕が出ていた。
スライムだろうと、フラワーだろうと初見の小さい蠍型モンスターでさえも次々にスッスッと斬り裂いていく。
次。次。また次、と。
「うひょー、こんなにハイペースで狩りまくってたらモンスターも見えなくなっちゃうね」
「これはこれで、回収が大変そうではあるけど」
「嬉しい悲鳴ってやつね」
視界に入ったモンスターを次々に討伐していた一行。ともなれば、ほぼ無限に出現してくるモンスターも出現するスピードが追いつかない。
3人は体力的な余裕があるのだろう、「ふう」と一息吐いたら呼吸は元通り。対するカズアキは、「はぁ、はぁ――」と呼吸がすぐには戻らず、剣を握り締めたまま膝に手をつけて前屈みで呼吸を整える。
[このパーティ強すぎぃ]
[うっほ、ナイス連携]
[今日の収穫はうっはうはですなぁ~]
[あまりにも快勝すぎて、観ているこっちも気持ちよくなる]
[無理だけはしないでねー!]
マアヤ・ソラノの配信と、カズアキの配信でコメント欄は盛り上がりをみせている。
[モンスターからドロップする石と見た目が似ている剣だね]
[それにしても、なんだか装備が凄い]
[俺も最初からその装備が気になって仕方がない!]
そして、装備への注目度も徐々に高まっていく。
「次のモンスターがまだなんだし、視聴者にちょっとだけ説明してみたら?」
「はぁ――はぁ――……休憩しながらには、ちょうどいいか」
セリナからの提案を飲むカズアキ。
深呼吸を一度し、軽い事情説明を始める。
「――という感じでして」
[ビギナーズラックというやつか]
[ラッキーすぎるけど羨ましい!]
[ゲームみたいな展開で好き]
ダンジョン攻略の配信を観る視聴者だ、これに類似したゲームを遊んだこともあるだろうし、こういった物語を観たり読んだりもしている。
嘘半分で話を聴いている人間もいるだろうが、そういう奇想天外な事を楽しむのもまた一興だとも思っている人間がほとんどだ。
「なんだか、視聴者の理解力が高すぎて若干怖い」
「だけどそういうのがとても助かる、でしょ?」
「間違いない」
[俺達に任せろ]
[俺達を信じろ]
[俺達は味方だ]
その『なんだか懐かしいノリ』が、カズアキの心をじんわりと温かくさせた。
「じゃあゲーム的に考えたら、やっぱり二刀流とかもやってみたいんじゃない?」
「うっ――それを否定できないのが悔しいところだな」
「私もわかるよ、その気持ち。やっぱりゲーマーだったら、こんな状況でやってみたいと思っちゃうもん」
「その気持ち、私もわかる」
カズアキとセリナの会話に、ソラノが入ってくる。
「え、え、え。私だけ、私だけその話に入ることができない感じやめてもらってもいいかな? かな?」
ぷんぷん、と軽く地団駄を踏んでいるマアヤ。
視聴者の大半がゲーマーというだけでなく、パーティメンバー3人がゲーマー。しかも、そのゲーマー心をくすぐる展開に、唯一ついていくことができないマアヤは少しだけ疎外感を覚えている。
「まあまあ、落ち着いてよマアヤ。狩りはまだまだ続くんだから」
「別に? 普段通り、冷静な私ですけど」
「ははは……」
誰がどう見ても不機嫌そうに片頬を膨らませているその姿は、可愛らしさを感じられる。しかしカズアキはどう対応したらいいかわからず、苦笑いを浮かべる他なかった。
「よーし、モンスターが出てきたから行くよー!」
と、マアヤが飛び出して行き、3人も足並みを揃えた。
朱護の盾を展開し、攻撃を弾く。その後すぐにマアヤ・ソラノ・セリナが攻撃を仕掛ける。
カズアキもなんとか3人の勢いに合わせようと思っても、攻撃できそうなタイミングが全然回ってこない。だから、せめてものシールドを展開しているわけだが、さっきより今回の方がよりスムーズになってしまう。
しかも、先ほどより楽――という事実に、自信を失ってしまいそうになる。
[なにこのシールド、かっこよすぎ!]
[絶対防御じゃん!]
[この配信者、強すぎワロタ]
どちらのコメント欄も、カズアキのレア装備に絶賛の嵐。
ここで、ようやくセリナの言葉を思い出した。
(あの時、言っていた事はこういう意味だったのか)
あれはセリナなりのアドバイスだった。
ラストエリクサー症候群、とはよく言ったものだ。効果や価値などは、手に入れた瞬間からわかっている。しかしその希少性から、ラスボスとの戦闘まで持ち越してしまい、挙句の果てにはラスボスとの戦闘でも使用せずエンドロールが流れてしまう。
大事に大事にバックにしまっていても、使わなければ何の意味もないという意味だったのだ。
(視聴者もこんなに反応が良いと、確かにこれが正解だったのかもな)
現状から、納得するしかない。
「はーっ! 倒した倒したっ」
先ほどより効率的すぎて、視界内のモンスターが壊滅するのも早かった。
「そろそろ、休憩とか役割分担をして魂紅透石を回収しよ」
「賛成ー。それが終わったら、引き返さない?」
「俺もそうしたい。情けないんだけど、ハイペースすぎて休憩したい」
「そうだね」
ソラノからの提案に全員が賛同。
「それじゃあ、最後の一踏ん張りと行きますかっ」
和昌は、真綾・天乃・芹那と現地集合を果たし、出かける前に話しをした内容を説明し終えた。ついでに芹那が補足説明を加えるかたちで。
真綾と天乃は、和昌の時と同様に「へぇ~」と関心を寄せていたものの、真綾が「あっ」と唐突に言い出す。
「狩りが終わった後に、みんなでご飯を食べに行くと思ってたのどうしよう」
「なにそれ、私も初耳なんだけど。でも予約はしてないんでしょ?」
「うん」
一瞬だけ寂しそうな表情を見せたものの、すぐに切り替わる。
「でも必要なことだもんね」
「じゃあ今日の狩りを始めていきましょ」
「今日の配信はとんでもないことになりそうね」
「そうか? いつもとそんなに変わらないと思うけど」
「そんなわけないでしょ」
和昌は芹那の言葉に疑問を抱く。
しかしわかっていないのは和昌だけだった。
「よーし、れっつらごーっ!」
「はっ!」
叶化の剣は魂紅透石の見た目そのまま、淡く紅い光を宿している。それだけではなく、その形状は剣というにはあまりにも鋭さが足りない。
だというのに切れ味は抜群であり、もしもモンスターに岩が付着していようとも容易に斬り裂いてしまうほど。
カズアキは、その見た目から使用する頻度を下げたかったのだが、思い切って使用してみると見た目とは真逆の底知れない強度に驚愕を隠せない。
それと同じくして、あの時の光景が鮮明に蘇り、疑問を抱く。
(あの時の戦いみたいに、蒼く光る条件ってなんだろうか)
マアヤとソラノと初対面を果たし、その窮地を救ったあの時に剣から放たれていた蒼い光。形状変化こそしていなかったものの、誰の目から見ても判別できる変化を忘れられるはずがない。
「どんどん行くよーっ」
今回狩場にしているのは、第2階層。
カズアキは通常の武器で苦戦を強いられてはいたが、少しだけ時間が経っているだけではなく全員で戦闘している。
数日前みたいに、緊張に体が支配されるということはない。だからこそ、いろいろと考えるちょっとした時間の余裕が出ていた。
スライムだろうと、フラワーだろうと初見の小さい蠍型モンスターでさえも次々にスッスッと斬り裂いていく。
次。次。また次、と。
「うひょー、こんなにハイペースで狩りまくってたらモンスターも見えなくなっちゃうね」
「これはこれで、回収が大変そうではあるけど」
「嬉しい悲鳴ってやつね」
視界に入ったモンスターを次々に討伐していた一行。ともなれば、ほぼ無限に出現してくるモンスターも出現するスピードが追いつかない。
3人は体力的な余裕があるのだろう、「ふう」と一息吐いたら呼吸は元通り。対するカズアキは、「はぁ、はぁ――」と呼吸がすぐには戻らず、剣を握り締めたまま膝に手をつけて前屈みで呼吸を整える。
[このパーティ強すぎぃ]
[うっほ、ナイス連携]
[今日の収穫はうっはうはですなぁ~]
[あまりにも快勝すぎて、観ているこっちも気持ちよくなる]
[無理だけはしないでねー!]
マアヤ・ソラノの配信と、カズアキの配信でコメント欄は盛り上がりをみせている。
[モンスターからドロップする石と見た目が似ている剣だね]
[それにしても、なんだか装備が凄い]
[俺も最初からその装備が気になって仕方がない!]
そして、装備への注目度も徐々に高まっていく。
「次のモンスターがまだなんだし、視聴者にちょっとだけ説明してみたら?」
「はぁ――はぁ――……休憩しながらには、ちょうどいいか」
セリナからの提案を飲むカズアキ。
深呼吸を一度し、軽い事情説明を始める。
「――という感じでして」
[ビギナーズラックというやつか]
[ラッキーすぎるけど羨ましい!]
[ゲームみたいな展開で好き]
ダンジョン攻略の配信を観る視聴者だ、これに類似したゲームを遊んだこともあるだろうし、こういった物語を観たり読んだりもしている。
嘘半分で話を聴いている人間もいるだろうが、そういう奇想天外な事を楽しむのもまた一興だとも思っている人間がほとんどだ。
「なんだか、視聴者の理解力が高すぎて若干怖い」
「だけどそういうのがとても助かる、でしょ?」
「間違いない」
[俺達に任せろ]
[俺達を信じろ]
[俺達は味方だ]
その『なんだか懐かしいノリ』が、カズアキの心をじんわりと温かくさせた。
「じゃあゲーム的に考えたら、やっぱり二刀流とかもやってみたいんじゃない?」
「うっ――それを否定できないのが悔しいところだな」
「私もわかるよ、その気持ち。やっぱりゲーマーだったら、こんな状況でやってみたいと思っちゃうもん」
「その気持ち、私もわかる」
カズアキとセリナの会話に、ソラノが入ってくる。
「え、え、え。私だけ、私だけその話に入ることができない感じやめてもらってもいいかな? かな?」
ぷんぷん、と軽く地団駄を踏んでいるマアヤ。
視聴者の大半がゲーマーというだけでなく、パーティメンバー3人がゲーマー。しかも、そのゲーマー心をくすぐる展開に、唯一ついていくことができないマアヤは少しだけ疎外感を覚えている。
「まあまあ、落ち着いてよマアヤ。狩りはまだまだ続くんだから」
「別に? 普段通り、冷静な私ですけど」
「ははは……」
誰がどう見ても不機嫌そうに片頬を膨らませているその姿は、可愛らしさを感じられる。しかしカズアキはどう対応したらいいかわからず、苦笑いを浮かべる他なかった。
「よーし、モンスターが出てきたから行くよー!」
と、マアヤが飛び出して行き、3人も足並みを揃えた。
朱護の盾を展開し、攻撃を弾く。その後すぐにマアヤ・ソラノ・セリナが攻撃を仕掛ける。
カズアキもなんとか3人の勢いに合わせようと思っても、攻撃できそうなタイミングが全然回ってこない。だから、せめてものシールドを展開しているわけだが、さっきより今回の方がよりスムーズになってしまう。
しかも、先ほどより楽――という事実に、自信を失ってしまいそうになる。
[なにこのシールド、かっこよすぎ!]
[絶対防御じゃん!]
[この配信者、強すぎワロタ]
どちらのコメント欄も、カズアキのレア装備に絶賛の嵐。
ここで、ようやくセリナの言葉を思い出した。
(あの時、言っていた事はこういう意味だったのか)
あれはセリナなりのアドバイスだった。
ラストエリクサー症候群、とはよく言ったものだ。効果や価値などは、手に入れた瞬間からわかっている。しかしその希少性から、ラスボスとの戦闘まで持ち越してしまい、挙句の果てにはラスボスとの戦闘でも使用せずエンドロールが流れてしまう。
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(視聴者もこんなに反応が良いと、確かにこれが正解だったのかもな)
現状から、納得するしかない。
「はーっ! 倒した倒したっ」
先ほどより効率的すぎて、視界内のモンスターが壊滅するのも早かった。
「そろそろ、休憩とか役割分担をして魂紅透石を回収しよ」
「賛成ー。それが終わったら、引き返さない?」
「俺もそうしたい。情けないんだけど、ハイペースすぎて休憩したい」
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