20 / 66
第三章
第20話『強くなるためには挑まなければならない』
しおりを挟む
討伐したばかりだからまだ【岩鳥】の数は少ない。
[お、音が戻った]
[戦闘の時間だ―]
[キタキタキター]
コメント欄は、音が戻ってきて若干興奮状況にあるが、カズアキは意識の中にない。気軽に視聴者へコメントを返している余裕はなく、ただ歩いているだけでも集中力を高めていてるから。
向かう先に立ちはだかっているのは2体。
「カズアキ、それぞれ1体ずつやろう」
「わかった」
「名前通りの硬さではないから、そこまで注意する必要はないよ。だけどスピードが乗ってくると重さからか攻撃力が増すから、それだけは意識の中に入れておいて」
カズアキは頷き、標的へ目線を移す。
(現状からするに、1対1だったらの話なんだろう。これが複数体になれば危険ってことなんだろうな)
と、さきほどソラノと会話をしながらマアヤとセリナの常に動き回っていた戦い方と照らし合わせる。
当然だが、モンスターは待ってはくれない。攻撃だけではなく、出現するタイミングも。だからこそ油断をしてはいけないし、目の前に居るモンスターだけを集中していたらあっという間に囲まれてしまう。
(ゲームだったら、基本的にはいつの間にか囲まれている――なんてことはないっていうのにな)
『キュゥー』
残り5メートルになったところで【岩鳥】はカズアキを認識。
「よし、こい」
出方を窺い、剣を正面で構える。
『キュッ』
岩鳥はカズアキへ一直線に突撃。
「はっ」
一般人が投擲する野球ボールよりも遅い速度であったため、臆することなくタイミングを見計らって斬る。
結果、攻撃を回避されることすらなく討伐完了。
その呆気ない終わりに、事前に抱いてた緊張は杞憂であったと一安心する。
ソラノの方へ視線を移すも、既に討伐済みでカズアキがほんの少しだけでも心配する余地はなかった。
「なあソラ――」
「次、来るよ」
ソラノは構えを崩していなかったことに、声をかけられ初めて気づき、カズアキも視線を前方へ戻す。
[1体だったら余裕だったがどうなるか]
[気を付けてー]
[これがダンジョンなのか……]
ついさっきまでたったの2体だけしか居なかった岩鳥が、少しだけ目線を外していた内に4体に増えていた。
そして既に臨戦態勢。
「そっちに1体いくよ!」
油断をしていたわけではないが、構えを完全に解いてしまって剣の位置は下にある。
しかし回避はせず、タイミングを見計らって剣を振り上げた。
攻撃は見事に命中し、岩鳥は消滅。
[うおおおお]
[ナイス判断]
[ナイスゥ!]
決まったぜ、とゲームの見様見真似でカッコいいと思う剣技を披露することができ、振り上げられた剣と合わせてドヤ顔をする。
(違う、こんなことをしている場合じゃない。ソラノを援護しないと)
しかし、視線を移すとちょうど最後の1体を討伐し終えたところだった。
「つよ……」
カズアキは『こっちは反応が遅れてやっとのところで討伐したというのに』、という気持ちが言葉として漏れて出しまう。
だが『また同じ失敗をしてはいけない』と、すぐに視線を前方に映すと、今度は1体も岩鳥の姿はない。
しかし。
視界の右端、なにかが視界に飛び込んでくるのを察知して体を仰け反らせる。
「な、なんだ」
通り過ぎたであろうそのなにかへ視線を向けると、岩鳥。
そしてその延長線上にも3体が。
「カズアキ、私は右をやるから」
岩鳥は左に居るのになぜ、と思い振り返ると、そこにも岩鳥が3体。
そう、2人が前方の岩鳥と戦闘している間に両側にも出現してしまっていたのだ。
「無理そうだったら、回避に専念して。すぐに援護するから」
「がんばってみるよ」
(一瞬でも援護をしようと考えたがお門違いだったな)
先ほどは1体だけだったから対応できたのに、と手に汗握りながら視線を左へ戻す。
[頑張れー!]
[こっちもドキドキしてきた]
[落ち着いてやってこ]
緊張してからか、目の前で飛ぶ岩鳥に集中しないといけないとはわかっていながらもコメント欄を確認してしまう。しかし、温かい声援により若干だけ緊張が和らぐ。
(あいつらのスピードはそこまで早くないんだから、冷静に見極めるんだ)
『キューッ』
カズアキの挑戦が始まる。
「くっ――」
3体が並行して飛んでくるならまだ楽だというのに、不規則に並んで飛び込んでくるのをできるだけ屈んで回避。目線の高さだったのが功を奏した。
「やっぱりタイミングを計るしかないよな」
目で捉えられる速度とはいえ、自ら走って追いつくことはできない。
(タイミングがバラバラだからといって回避しているだけじゃ埒が明かない。幸いにも攻撃は1回でも当てれば倒せるんだ、やるしかない)
『キュッ』
小さくも甲高い声を合図に、再び3体の岩鳥が飛び込んでくる。
「はっ!」
カズアキは真正面中央の1体へ剣を振り下ろし、討伐。
勢いそのまま背中を丸めるように体を前に倒し、回避。
頭上を通過していくのを察知し、体を起こして剣を構え直す。
『キューッ!』
仲間を倒されて奮起しているのか、鳴き声が尖る。そして加速。
「こうなったらやるしかねえ!」
剣を野球のバットみたいにフルスイング――結果、消滅。
モンスターであれど、興奮状態になってしまうと冷静な判断ができなくなる。
カズアキの攻撃は不格好で、相手が人間であれば間違いなく当たらないような攻撃であった。
[ナイスゥ!]
[豪快な一撃だ]
[緊張感のある戦いだった]
つい先ほどの経験を活かし、辺りに視線を配り警戒。流れでソラノを視界に捉えるも、当然の如く討伐し終えていた。
「下がろう」
ソラノはそう言い残し、返事を待たずして後方に駆け出す。カズアキも一足遅れて後を追った。
「それじゃあ、今日は帰るだけだから配信はここまで! おっつかれさでした~っ」
カズアキが後方に合流すると同時ぐらいで、マアヤは配信を終了。ニコニコの笑顔で視聴者へ手を振っていた。
「2人ともお疲れ様。こっちの配信は終わったから、そっちも終わりにしよ~」
「あ、ああ」
カズアキはバクバクと動き続ける心臓と荒れた呼吸そのままに、一度だけ深呼吸をして切り出す。
「それでは皆さん、ご視聴ありがとうございました。俺はもうヘトヘトなので、今日のところは配信を終了します」
[おつおつ!]
[お疲れ様!]
[家に帰るまで油断せず!]
温かいコメント欄に、心が温まる。
「不定期で申し訳ないのですが、次もまたよろしくお願いします。ありがとうございました」
カズアキは深々と一礼をし、10秒後ぐらいに頭を上げて配信を終了した。
「このまま帰りたいところだけど、さすがに休憩してからにしよっか」
「そうしてくれると助かる」
「カズアキ、いい感じの戦いっぷりだった」
「ありがと」
ソラノからの言葉に、素直に嬉しくて目線を合わせられないカズアキ。
「今日の稼ぎは1人当たり3000円ぐらいかな?」
「おいセリナ」
「なによ、お金は大事でしょ?」
「そりゃあそうだが」
セリナは宙に目線を向けて儲けの計算をしている。
「だが冷静に考えたら3000円って凄いな」
「でしょ、私ががめついみたいな言い方をするのやめてよね」
「すまん」
ここに至るまでの魂紅透石を合わせたとしても、ここまでの時間は1時間程度。しかも岩鳥と戦闘したのはたったの数分間。それだけで3000円も稼げたのだから文句の付け所がない。
「確かに儲け話だけど、今日はここまでだよ。無理して怪我をしたら元も子もないんだから」
「マアヤの言う通り」
「わかってるわよ」
分け隔てなく話をしている3人を前に、カズアキは会話に入ることができなかった。
なぜなら、元気そうに話をしている3人とは違い、自分だけが呼吸が乱れ、緊張感から解放され全身が披露している。つまり、今回の狩りがこれで終わりになったのが自分に原因があるということ。
いや、言葉を濁さずに言えば――カズアキだけが足を引っ張っているという状況。それに気が付いてしまったのだ。
「といっても長い間は休憩できないから、後数分ぐらいかな」
「はいはーい」
「だね」
(戦闘慣れしていないから仕方がない、なんてことはただの言い訳だ。このままじゃダメだ。みんなの足を引っ張り続けているままじゃ。もっと強くならないと)
カズアキは想いを胸に秘める。
誰の迷惑にならないため、強くなりたいと。
護られているだけじゃなく、強くなってみんなのために闘いたい、と。
[お、音が戻った]
[戦闘の時間だ―]
[キタキタキター]
コメント欄は、音が戻ってきて若干興奮状況にあるが、カズアキは意識の中にない。気軽に視聴者へコメントを返している余裕はなく、ただ歩いているだけでも集中力を高めていてるから。
向かう先に立ちはだかっているのは2体。
「カズアキ、それぞれ1体ずつやろう」
「わかった」
「名前通りの硬さではないから、そこまで注意する必要はないよ。だけどスピードが乗ってくると重さからか攻撃力が増すから、それだけは意識の中に入れておいて」
カズアキは頷き、標的へ目線を移す。
(現状からするに、1対1だったらの話なんだろう。これが複数体になれば危険ってことなんだろうな)
と、さきほどソラノと会話をしながらマアヤとセリナの常に動き回っていた戦い方と照らし合わせる。
当然だが、モンスターは待ってはくれない。攻撃だけではなく、出現するタイミングも。だからこそ油断をしてはいけないし、目の前に居るモンスターだけを集中していたらあっという間に囲まれてしまう。
(ゲームだったら、基本的にはいつの間にか囲まれている――なんてことはないっていうのにな)
『キュゥー』
残り5メートルになったところで【岩鳥】はカズアキを認識。
「よし、こい」
出方を窺い、剣を正面で構える。
『キュッ』
岩鳥はカズアキへ一直線に突撃。
「はっ」
一般人が投擲する野球ボールよりも遅い速度であったため、臆することなくタイミングを見計らって斬る。
結果、攻撃を回避されることすらなく討伐完了。
その呆気ない終わりに、事前に抱いてた緊張は杞憂であったと一安心する。
ソラノの方へ視線を移すも、既に討伐済みでカズアキがほんの少しだけでも心配する余地はなかった。
「なあソラ――」
「次、来るよ」
ソラノは構えを崩していなかったことに、声をかけられ初めて気づき、カズアキも視線を前方へ戻す。
[1体だったら余裕だったがどうなるか]
[気を付けてー]
[これがダンジョンなのか……]
ついさっきまでたったの2体だけしか居なかった岩鳥が、少しだけ目線を外していた内に4体に増えていた。
そして既に臨戦態勢。
「そっちに1体いくよ!」
油断をしていたわけではないが、構えを完全に解いてしまって剣の位置は下にある。
しかし回避はせず、タイミングを見計らって剣を振り上げた。
攻撃は見事に命中し、岩鳥は消滅。
[うおおおお]
[ナイス判断]
[ナイスゥ!]
決まったぜ、とゲームの見様見真似でカッコいいと思う剣技を披露することができ、振り上げられた剣と合わせてドヤ顔をする。
(違う、こんなことをしている場合じゃない。ソラノを援護しないと)
しかし、視線を移すとちょうど最後の1体を討伐し終えたところだった。
「つよ……」
カズアキは『こっちは反応が遅れてやっとのところで討伐したというのに』、という気持ちが言葉として漏れて出しまう。
だが『また同じ失敗をしてはいけない』と、すぐに視線を前方に映すと、今度は1体も岩鳥の姿はない。
しかし。
視界の右端、なにかが視界に飛び込んでくるのを察知して体を仰け反らせる。
「な、なんだ」
通り過ぎたであろうそのなにかへ視線を向けると、岩鳥。
そしてその延長線上にも3体が。
「カズアキ、私は右をやるから」
岩鳥は左に居るのになぜ、と思い振り返ると、そこにも岩鳥が3体。
そう、2人が前方の岩鳥と戦闘している間に両側にも出現してしまっていたのだ。
「無理そうだったら、回避に専念して。すぐに援護するから」
「がんばってみるよ」
(一瞬でも援護をしようと考えたがお門違いだったな)
先ほどは1体だけだったから対応できたのに、と手に汗握りながら視線を左へ戻す。
[頑張れー!]
[こっちもドキドキしてきた]
[落ち着いてやってこ]
緊張してからか、目の前で飛ぶ岩鳥に集中しないといけないとはわかっていながらもコメント欄を確認してしまう。しかし、温かい声援により若干だけ緊張が和らぐ。
(あいつらのスピードはそこまで早くないんだから、冷静に見極めるんだ)
『キューッ』
カズアキの挑戦が始まる。
「くっ――」
3体が並行して飛んでくるならまだ楽だというのに、不規則に並んで飛び込んでくるのをできるだけ屈んで回避。目線の高さだったのが功を奏した。
「やっぱりタイミングを計るしかないよな」
目で捉えられる速度とはいえ、自ら走って追いつくことはできない。
(タイミングがバラバラだからといって回避しているだけじゃ埒が明かない。幸いにも攻撃は1回でも当てれば倒せるんだ、やるしかない)
『キュッ』
小さくも甲高い声を合図に、再び3体の岩鳥が飛び込んでくる。
「はっ!」
カズアキは真正面中央の1体へ剣を振り下ろし、討伐。
勢いそのまま背中を丸めるように体を前に倒し、回避。
頭上を通過していくのを察知し、体を起こして剣を構え直す。
『キューッ!』
仲間を倒されて奮起しているのか、鳴き声が尖る。そして加速。
「こうなったらやるしかねえ!」
剣を野球のバットみたいにフルスイング――結果、消滅。
モンスターであれど、興奮状態になってしまうと冷静な判断ができなくなる。
カズアキの攻撃は不格好で、相手が人間であれば間違いなく当たらないような攻撃であった。
[ナイスゥ!]
[豪快な一撃だ]
[緊張感のある戦いだった]
つい先ほどの経験を活かし、辺りに視線を配り警戒。流れでソラノを視界に捉えるも、当然の如く討伐し終えていた。
「下がろう」
ソラノはそう言い残し、返事を待たずして後方に駆け出す。カズアキも一足遅れて後を追った。
「それじゃあ、今日は帰るだけだから配信はここまで! おっつかれさでした~っ」
カズアキが後方に合流すると同時ぐらいで、マアヤは配信を終了。ニコニコの笑顔で視聴者へ手を振っていた。
「2人ともお疲れ様。こっちの配信は終わったから、そっちも終わりにしよ~」
「あ、ああ」
カズアキはバクバクと動き続ける心臓と荒れた呼吸そのままに、一度だけ深呼吸をして切り出す。
「それでは皆さん、ご視聴ありがとうございました。俺はもうヘトヘトなので、今日のところは配信を終了します」
[おつおつ!]
[お疲れ様!]
[家に帰るまで油断せず!]
温かいコメント欄に、心が温まる。
「不定期で申し訳ないのですが、次もまたよろしくお願いします。ありがとうございました」
カズアキは深々と一礼をし、10秒後ぐらいに頭を上げて配信を終了した。
「このまま帰りたいところだけど、さすがに休憩してからにしよっか」
「そうしてくれると助かる」
「カズアキ、いい感じの戦いっぷりだった」
「ありがと」
ソラノからの言葉に、素直に嬉しくて目線を合わせられないカズアキ。
「今日の稼ぎは1人当たり3000円ぐらいかな?」
「おいセリナ」
「なによ、お金は大事でしょ?」
「そりゃあそうだが」
セリナは宙に目線を向けて儲けの計算をしている。
「だが冷静に考えたら3000円って凄いな」
「でしょ、私ががめついみたいな言い方をするのやめてよね」
「すまん」
ここに至るまでの魂紅透石を合わせたとしても、ここまでの時間は1時間程度。しかも岩鳥と戦闘したのはたったの数分間。それだけで3000円も稼げたのだから文句の付け所がない。
「確かに儲け話だけど、今日はここまでだよ。無理して怪我をしたら元も子もないんだから」
「マアヤの言う通り」
「わかってるわよ」
分け隔てなく話をしている3人を前に、カズアキは会話に入ることができなかった。
なぜなら、元気そうに話をしている3人とは違い、自分だけが呼吸が乱れ、緊張感から解放され全身が披露している。つまり、今回の狩りがこれで終わりになったのが自分に原因があるということ。
いや、言葉を濁さずに言えば――カズアキだけが足を引っ張っているという状況。それに気が付いてしまったのだ。
「といっても長い間は休憩できないから、後数分ぐらいかな」
「はいはーい」
「だね」
(戦闘慣れしていないから仕方がない、なんてことはただの言い訳だ。このままじゃダメだ。みんなの足を引っ張り続けているままじゃ。もっと強くならないと)
カズアキは想いを胸に秘める。
誰の迷惑にならないため、強くなりたいと。
護られているだけじゃなく、強くなってみんなのために闘いたい、と。
21
お気に入りに追加
199
あなたにおすすめの小説

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

ダンジョン配信 【人と関わるより1人でダンジョン探索してる方が好きなんです】ダンジョン生活10年目にして配信者になることになった男の話
天野 星屑
ファンタジー
突如地上に出現したダンジョン。中では現代兵器が使用できず、ダンジョンに踏み込んだ人々は、ダンジョンに初めて入ることで発現する魔法などのスキルと、剣や弓といった原始的な武器で、ダンジョンの環境とモンスターに立ち向かい、その奥底を目指すことになった。
その出現からはや10年。ダンジョン探索者という職業が出現し、ダンジョンは身近な異世界となり。ダンジョン内の様子を外に配信する配信者達によってダンジョンへの過度なおそれも減った現在。
ダンジョン内で生活し、10年間一度も地上に帰っていなかった男が、とある事件から配信者達と関わり、己もダンジョン内の様子を配信することを決意する。
10年間のダンジョン生活。世界の誰よりも豊富な知識と。世界の誰よりも長けた戦闘技術によってダンジョンの様子を明らかにする男は、配信を通して、やがて、世界に大きな動きを生み出していくのだった。
*本作は、ダンジョン籠もりによって強くなった男が、配信を通して地上の人たちや他の配信者達と関わっていくことと、ダンジョン内での世界の描写を主としています
*配信とは言いますが、序盤はいわゆるキャンプ配信とかブッシュクラフト、旅動画みたいな感じが多いです。のちのち他の配信者と本格的に関わっていくときに、一般的なコラボ配信などをします
*主人公と他の探索者(配信者含む)の差は、後者が1~4まで到達しているのに対して、前者は100を越えていることから推察ください。
*主人公はダンジョン引きこもりガチ勢なので、あまり地上に出たがっていません
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

スキル:浮遊都市 がチートすぎて使えない。
赤木 咲夜
ファンタジー
世界に30個のダンジョンができ、世界中の人が一人一つスキルを手に入れた。
そのスキルで使える能力は一つとは限らないし、そもそもそのスキルが固有であるとも限らない。
変身スキル(ドラゴン)、召喚スキル、鍛冶スキルのような異世界のようなスキルもあれば、翻訳スキル、記憶スキルのように努力すれば同じことができそうなスキルまで無数にある。
魔法スキルのように魔力とレベルに影響されるスキルもあれば、絶対切断スキルのようにレベルも魔力も関係ないスキルもある。
すべては気まぐれに決めた神の気分
新たな世界競争に翻弄される国、次々と変わる制度や法律、スキルおかげで転職でき、スキルのせいで地位を追われる。
そんななか16歳の青年は世界に一つだけしかない、超チートスキルを手に入れる。
不定期です。章が終わるまで、設定変更で細かい変更をすることがあります。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる