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第二章
第13話『真綾は話に入れず、ただ悔しさを噛み締める』
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「祝、新しいパーティに乾杯!」
3人は、それぞれにジュースが入った大ジョッキを小突き合う。
「――ぷっはぁ。これこれ、キンッキンに冷えてて最高っ」
「真綾、それはさすがにおじさんすぎる」
「え? でも実際この喉越しは最高じゃない?」
「まあわからないでもないが、一気に飲むとお腹を下すぞ」
「そういうこと」
街中の一角。どこにでもあるような飲食店で、祝いの席が始まる。
周りの目もあるためそこまで騒げない……と思いきや、昼間から他の探索者も酒を交わしていたりするから案外そんなこともない。
いわゆるファミリーレストランであり、続々と運ばれてくる料理の数々の値段はそこまで高いものではなく量が満足できる。というより、数が凄いわけだが。
テーブル上に敷き詰められた品々を観て、一同はよだれを抑えるのが必死。
「こんなに頼んで大丈夫なのか?」
「うんうん。これぐらいだったらもう少し頼んでも大丈夫だよ」
「それもそうなんだが、食べられるのかって話」
「たぶん大丈夫。予想以上にみんな食べられると思うから」
「和昌だって、食べる時は沢山食べるでしょ?」
「どう……なんだろうな。普段は節約しているから、お腹一杯になるまで食べるのなんてかなり久しぶりだから」
「えぇー。ダメだよ、ちゃんと食べないと。育ち盛りなんだから」
「私も同じぐらい食べているはずなのに」
天乃は真綾の胸部へ視線を向け――もとい、鋭い目線で睨みつける。
真綾はそんなこととはつゆ知らず、早速ハンバーグを口の中に放り込んでいた。
「身長は私の方がちょっと大きいのに」
「ほへ?」
160センチの真綾に162センチの天乃。といった感じの背比べではあるが。
さらさらでストンと落ちている黒長髪ストレートの天乃に比べ、フワッと柔らかい髪質かつ茶髪のハイポニーテールの真綾。対極の髪型ではあるが、真綾のポニーテールは若干の身長補正があるため、身長の差はパッと観ただけではわからなくなっている。
現に、和昌の目線でも座高は全く同じように見えてしまっていた。
「和昌って普段は家でなにしてるの? 趣味でなにかやってたりするの?」
唐突にそんな話題を振られるものだから、心臓がキュと持ち上がり咽る。
「ちょっとガツガツ食べ過ぎだよ。お水飲んで」
「ゴホッゴホッ――ん、んん」
「急いで食べなくなってご飯は逃げないよ」
「そ、そうだな。悪い」
(いやいや、そういう話じゃないんだ。せっかくそういう話題が出ないように振舞っていたっていうのに、どうしてそうも的確な質問をしてくるんんんだっ)
和昌は必死に思考を巡らせる。
だがすぐに結論を出す。
(ああそうだ。隠そうとするから変に思われるだけで、シンプルに考えるんだ。そう、普通に違和感なく、一部を除いて淡々と事実を伝えればいいだけじゃないか)
「基本的に家ではゲームをやってることが多いな。1人暮らしだから、家事をやったりとか」
「へぇ~1人暮らしなんだ。じゃあ今度、お家に行っても大丈夫ってことだねっ」
「いや、それはマズいだろ」
「なんで? もうパーティメンバーなんだし、飲食店で作戦会議をするとかよりはいいと思うんだけど」
「気楽に話せるっていうのはメリットだよね。私も賛成」
「おいおい、俺の意見ってこのパーティでは反映されない仕組みでもあるのか?」
半ば強引に話が進んでいくも、話はすぐに切り替わる。
「それにしてもゲームかぁ~。私は家でゴロゴロしながらコミックを読んだり動画を観たりだから全然わからないや」
「私は携帯ゲームとかならやってるよ」
「お、どんなやつ?」
「ストーリー系のやつだったり、オンライン対戦系だったり。ストーリー系なら、長年続いてるタイトルとかもやったりするよ」
「ちゃんとしたゲーマーじゃん。対戦系って、格闘ゲームとかシューティングゲームとかあるけど、どういうの?」
「どっちもやるよ。今度、戦ってみる?」
「おうおう、やろうぜ」
和昌と天乃の話が弾んでいき、完全に蚊帳の外へ追い出されてしまった真綾。
最初こそ、ほんわかした気持ちでその光景を眺めていたが、だんだん疎外感が膨れ上がっていく。それと一緒に膨れ上がっていく頬。
真綾は自分もその輪になんとかは入ろうと、関連性がありそうな話題で切り込む。
「ねえねえ。ゲーム機の値段ってどれぐらいなの?」
「機種にもよって違うな。天乃って、2大派閥のどっちが好みなんだ?」
話題に切り込んだにもかかわらず、尚も和昌は天乃へ話題を振り、視線を向け続けるものだから嫉妬心が刺激される。
「どっも気になるんだけど、あれかな。もしかしたらそれ以外のゲームをする手段ってあったりするの?」
「あ、ああ。それ以外だと、スマホでやったり、パソコンでゲームをしたりっていう選択肢がある。まだあるけど、基本的にはそんな感じ」
「じゃあじゃあ、全部購入するって言ったらどれぐらいかかるの?」
天乃が会話に入ってこられないよう、言葉を詰めに詰めまくる。
「ぜ、全部となると……かなりの金額になるな。携帯用のゲームだと、本体だけでそれぞれ2万円。スマホは今すぐにでも始められるとして。パソコンはどれぐらいのゲームをやりたいか、ゲームをしながらなにかをしたいか、動画を編集したり配信をしたりとかで値段が変わってくるな」
「そ、それぞれで2万円ずつ……じゃあ、和昌がやっているようなゲームをやるためにはどれぐらいの値段がするの?」
「俺……は、ゲーム以外にもいろいろとやりたいって思ってたからかなりスペックのいいパソコンだったけど、それでいいか?」
「うん!」
「BTOってやつで、ある程度のパターンはあるものの構成を自分で決められて店で組んでくれるやつ。値段は35万」
「さ、さんじゅっ――う、うわあ……すぐに買うって無理そう……」
「まあな。俺も最初はゲームがギリギリできるようなノートパソコンでやってて、そこから数カ月以上頑張ってお金を貯めたからな」
和昌もいろいろと始めた当初は小学生。
お小遣いを貯め、お年玉も貯め、親の手伝いをしてお金を貯めるなどして必死に目標金額だけを見定めて行動していた。
自分で訊いておきながらダメージを負ってしまった真綾は、「どうかお願い。天乃も和昌が持っているようなパソコンを持っていないで」という一途の望みを抱くも、その希望はすぐに打ち砕かれる。
「私もゲーミングPCを持ってるよ」
真綾は【ゲーミングPC】とう単語を初めて耳にするも、その意味はすぐに理解できた。だからこそ、無言のまま自身もコミックで観ていた通りに『ガーンッ』とまるで雷が落ちて来たみたいに撃沈してしまった。
「おっ、マジか! ちなみにどれぐらいのスペックで……?」
「最近の新作もできるぐらいには」
「おぉ! じゃあさ、今度一緒にゲームやろうぜ! てか今度と言わず、今日の夜とかどうだ?」
「いいね。ちょうど用事ないよ」
と、自分抜きで話が盛り上がり始まってしまうのだから、自動的に追撃を食らってしまう。しかも自身が話の種を蒔いてしまったのだから、そのダメージは倍増している。
「どうした真綾。さっき冷たい飲み物を一気飲みしたからお腹でも痛くなってきたか?」
「……違うの。全然違うの」
真綾は「その優しさが、今は辛いの」と心の中で付け加え、トホホ……とテーブルに並ぶサラダを口に運ぶ。
「いやあ、まさかのまさかだったな。なんだか嬉しくなって食も進むな」
「わかる。私もなんだかお腹一杯になるまで食べたくなってきた」
「あー! 私だって楽しくなってきたので、たーっくさん食べちゃいますよーだ。あー、もしかしたら半分ぐらいは食べられちゃうかもーっ」
真綾は若干の涙目で、半ば自暴自棄になってしまう。
「これからが楽しみだなっ!」
つい先ほどまで、パーティを組むことに抵抗を覚えていた人間はどこにいってしまったのか。と、もしも受付嬢がこの場に居合わせていたら間違いなくツッコまれていただろう。
この後、テーブルが埋まってしまうほどの料理は1時間もかからずに空き皿となってしまった。
終始、諦め気分半分の真綾とルンルン気分の和昌と天乃という構図で――。
3人は、それぞれにジュースが入った大ジョッキを小突き合う。
「――ぷっはぁ。これこれ、キンッキンに冷えてて最高っ」
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「え? でも実際この喉越しは最高じゃない?」
「まあわからないでもないが、一気に飲むとお腹を下すぞ」
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街中の一角。どこにでもあるような飲食店で、祝いの席が始まる。
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「こんなに頼んで大丈夫なのか?」
「うんうん。これぐらいだったらもう少し頼んでも大丈夫だよ」
「それもそうなんだが、食べられるのかって話」
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「和昌だって、食べる時は沢山食べるでしょ?」
「どう……なんだろうな。普段は節約しているから、お腹一杯になるまで食べるのなんてかなり久しぶりだから」
「えぇー。ダメだよ、ちゃんと食べないと。育ち盛りなんだから」
「私も同じぐらい食べているはずなのに」
天乃は真綾の胸部へ視線を向け――もとい、鋭い目線で睨みつける。
真綾はそんなこととはつゆ知らず、早速ハンバーグを口の中に放り込んでいた。
「身長は私の方がちょっと大きいのに」
「ほへ?」
160センチの真綾に162センチの天乃。といった感じの背比べではあるが。
さらさらでストンと落ちている黒長髪ストレートの天乃に比べ、フワッと柔らかい髪質かつ茶髪のハイポニーテールの真綾。対極の髪型ではあるが、真綾のポニーテールは若干の身長補正があるため、身長の差はパッと観ただけではわからなくなっている。
現に、和昌の目線でも座高は全く同じように見えてしまっていた。
「和昌って普段は家でなにしてるの? 趣味でなにかやってたりするの?」
唐突にそんな話題を振られるものだから、心臓がキュと持ち上がり咽る。
「ちょっとガツガツ食べ過ぎだよ。お水飲んで」
「ゴホッゴホッ――ん、んん」
「急いで食べなくなってご飯は逃げないよ」
「そ、そうだな。悪い」
(いやいや、そういう話じゃないんだ。せっかくそういう話題が出ないように振舞っていたっていうのに、どうしてそうも的確な質問をしてくるんんんだっ)
和昌は必死に思考を巡らせる。
だがすぐに結論を出す。
(ああそうだ。隠そうとするから変に思われるだけで、シンプルに考えるんだ。そう、普通に違和感なく、一部を除いて淡々と事実を伝えればいいだけじゃないか)
「基本的に家ではゲームをやってることが多いな。1人暮らしだから、家事をやったりとか」
「へぇ~1人暮らしなんだ。じゃあ今度、お家に行っても大丈夫ってことだねっ」
「いや、それはマズいだろ」
「なんで? もうパーティメンバーなんだし、飲食店で作戦会議をするとかよりはいいと思うんだけど」
「気楽に話せるっていうのはメリットだよね。私も賛成」
「おいおい、俺の意見ってこのパーティでは反映されない仕組みでもあるのか?」
半ば強引に話が進んでいくも、話はすぐに切り替わる。
「それにしてもゲームかぁ~。私は家でゴロゴロしながらコミックを読んだり動画を観たりだから全然わからないや」
「私は携帯ゲームとかならやってるよ」
「お、どんなやつ?」
「ストーリー系のやつだったり、オンライン対戦系だったり。ストーリー系なら、長年続いてるタイトルとかもやったりするよ」
「ちゃんとしたゲーマーじゃん。対戦系って、格闘ゲームとかシューティングゲームとかあるけど、どういうの?」
「どっちもやるよ。今度、戦ってみる?」
「おうおう、やろうぜ」
和昌と天乃の話が弾んでいき、完全に蚊帳の外へ追い出されてしまった真綾。
最初こそ、ほんわかした気持ちでその光景を眺めていたが、だんだん疎外感が膨れ上がっていく。それと一緒に膨れ上がっていく頬。
真綾は自分もその輪になんとかは入ろうと、関連性がありそうな話題で切り込む。
「ねえねえ。ゲーム機の値段ってどれぐらいなの?」
「機種にもよって違うな。天乃って、2大派閥のどっちが好みなんだ?」
話題に切り込んだにもかかわらず、尚も和昌は天乃へ話題を振り、視線を向け続けるものだから嫉妬心が刺激される。
「どっも気になるんだけど、あれかな。もしかしたらそれ以外のゲームをする手段ってあったりするの?」
「あ、ああ。それ以外だと、スマホでやったり、パソコンでゲームをしたりっていう選択肢がある。まだあるけど、基本的にはそんな感じ」
「じゃあじゃあ、全部購入するって言ったらどれぐらいかかるの?」
天乃が会話に入ってこられないよう、言葉を詰めに詰めまくる。
「ぜ、全部となると……かなりの金額になるな。携帯用のゲームだと、本体だけでそれぞれ2万円。スマホは今すぐにでも始められるとして。パソコンはどれぐらいのゲームをやりたいか、ゲームをしながらなにかをしたいか、動画を編集したり配信をしたりとかで値段が変わってくるな」
「そ、それぞれで2万円ずつ……じゃあ、和昌がやっているようなゲームをやるためにはどれぐらいの値段がするの?」
「俺……は、ゲーム以外にもいろいろとやりたいって思ってたからかなりスペックのいいパソコンだったけど、それでいいか?」
「うん!」
「BTOってやつで、ある程度のパターンはあるものの構成を自分で決められて店で組んでくれるやつ。値段は35万」
「さ、さんじゅっ――う、うわあ……すぐに買うって無理そう……」
「まあな。俺も最初はゲームがギリギリできるようなノートパソコンでやってて、そこから数カ月以上頑張ってお金を貯めたからな」
和昌もいろいろと始めた当初は小学生。
お小遣いを貯め、お年玉も貯め、親の手伝いをしてお金を貯めるなどして必死に目標金額だけを見定めて行動していた。
自分で訊いておきながらダメージを負ってしまった真綾は、「どうかお願い。天乃も和昌が持っているようなパソコンを持っていないで」という一途の望みを抱くも、その希望はすぐに打ち砕かれる。
「私もゲーミングPCを持ってるよ」
真綾は【ゲーミングPC】とう単語を初めて耳にするも、その意味はすぐに理解できた。だからこそ、無言のまま自身もコミックで観ていた通りに『ガーンッ』とまるで雷が落ちて来たみたいに撃沈してしまった。
「おっ、マジか! ちなみにどれぐらいのスペックで……?」
「最近の新作もできるぐらいには」
「おぉ! じゃあさ、今度一緒にゲームやろうぜ! てか今度と言わず、今日の夜とかどうだ?」
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と、自分抜きで話が盛り上がり始まってしまうのだから、自動的に追撃を食らってしまう。しかも自身が話の種を蒔いてしまったのだから、そのダメージは倍増している。
「どうした真綾。さっき冷たい飲み物を一気飲みしたからお腹でも痛くなってきたか?」
「……違うの。全然違うの」
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「あー! 私だって楽しくなってきたので、たーっくさん食べちゃいますよーだ。あー、もしかしたら半分ぐらいは食べられちゃうかもーっ」
真綾は若干の涙目で、半ば自暴自棄になってしまう。
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