ルルの大冒険

睦月初日

文字の大きさ
上 下
101 / 188
ブラックキャッスル

ローズ登場!

しおりを挟む
3つの方向に分かれた頃…
ルルたちは北側に歩いていた。

「ここからさらにエレベーターがあるみたいだね。」

「どうやらこの上にローズがいるようね。」

(兄さん…)

北側にはさらに上へとつながる
エレベーターがあった。

「よし!いこう!!」

3人は天空エレベーターへと乗った。




「チーン…」

「着いた、、、」

「ふーっ…」

(よし!)

3人は気合を入れ直した。



すると人影が…

「以外だったなぁ、、
まさかカルテットガーディアンが
倒されるとは。
どうやら少々見くびっていたようだ。」


「!!?」

3人は同時に振り返った。

「来たね、、ローズ…」

するとローズの後ろで黄金丸が拘束されていた。

「兄さんを返せ!!」


「おや?これはこれは誰かと思えば
おちこぼれ剣士の黄金丸くんの妹の
ツバメちゃんではないか。」


その言葉を聞きツバメの怒りは
頂点に達した。


「おちこぼれ…   だと!?」

「ああ!私のパーフェクトの力の前では
おちこぼれにすぎない!!」


「…ってみろ、、」


「あ?」

「もう一度言ってみろ!!!!」


ツバメは先ほどのジョーカーを
倒した時よりさらに凄まじいオーラを
放った。


「ふっふっふっ…
だからお前たち兄妹はおちこぼれだと
言うのだ!!
わたしの策略に見事にハマってくれた!
さあ!わたしの駒となれ!!」

するとツバメの怒りのオーラを
精神操作しローズはルルとナギの
敵としてしまった。

「私はたった今から貴様ら2人を
抹殺することを任務とする、、」


「な、なんてことを…
しかもツバメから聞いていたのとは
情報が違っているわ。
怒りや悲しみのエネルギーさえ
一定の数値以上になれば
死人でなくても操れるみたいね。」


「ナギさん…
どうやら協力してツバメちゃんを
退けつつ黄金丸君を助太刀し、
ローズを倒すしかなさそうです。」


「ツバメは5大武器の使用者、
さらに怒りが頂点に達していて
操作されている身だけど
強さは今までルルが戦ってきた
誰よりも強い…
覚悟はいいわね?」


「そんなものは黄金丸くんを
助けに来ると決めた時から
出来てます!!
ナギさん!一緒に戦って下さい。」


「よし!よく言ったわ!」
(自分の体の傷もまだ完全には
治っていないというのに…
ほんと、仲間のために体をボロボロに
するところルージュさんにそっくり。
さすが親子ね、、)

「さあ!いくわよ!」


ローズはナギとルルが相手なため
さらに敵を用意していた。

「驚くのはまだはやい!あと1人
こいつも貴様らの敵となるのだ!!」


すると目の前に現れたのはルルの母親の
マリーナ=ルージュだった。


「な、そんなバカな…
ルージュさんがどうして…」

「お、おかあさん…」


「フハハハ!!
こいつがわたしのとっておきの駒!
マリーナ=ルージュだ!
死体を回収し私が精神操作をすることで
完成した究極体!!
これ以上の人形は存在しない!!」

ルルはローズの言葉に我慢できなかった

「おかあさんを人形ですって!?
いいわ…私を敵に回すとどれだけ
痛い目に合うか思い知らせてあげる!!」

(この女…怒りのオーラが一定の数値以上なのにどうして精神操作できないのだ…
まあ、いい、マリーナ=ルージュに勝てる奴はこの世界にはいない!
私の勝ちは決定してるのだ!!
あとはあいつらの幸運石をいただいて
野望が…ついに野望が叶うのだ!)

ローズ→(精神操作)ルージュ&ツバメ
        vs
ルル      &                  ナギ
いよいよ開戦!!!

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?

アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。 泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。 16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。 マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。 あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に… もう…我慢しなくても良いですよね? この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。 前作の登場人物達も多数登場する予定です。 マーテルリアのイラストを変更致しました。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました

ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。

愛していました。待っていました。でもさようなら。

彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。 やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。

悪役令嬢は処刑されました

菜花
ファンタジー
王家の命で王太子と婚約したペネロペ。しかしそれは不幸な婚約と言う他なく、最終的にペネロペは冤罪で処刑される。彼女の処刑後の話と、転生後の話。カクヨム様でも投稿しています。

慟哭の螺旋(「悪役令嬢の慟哭」加筆修正版)

浜柔
ファンタジー
前世で遊んだ乙女ゲームと瓜二つの世界に転生していたエカテリーナ・ハイデルフトが前世の記憶を取り戻した時にはもう遅かった。 運命のまま彼女は命を落とす。 だが、それが終わりではない。彼女は怨霊と化した。

夫が正室の子である妹と浮気していただけで、なんで私が悪者みたいに言われないといけないんですか?

ヘロディア
恋愛
側室の子である主人公は、正室の子である妹に比べ、あまり愛情を受けられなかったまま、高い身分の貴族の男性に嫁がされた。 妹はプライドが高く、自分を見下してばかりだった。 そこで夫を愛することに決めた矢先、夫の浮気現場に立ち会ってしまう。そしてその相手は他ならぬ妹であった…

王太子妃の仕事って何ですか?

七辻ゆゆ
ファンタジー
婚約を破棄するが、妾にしてやるから王太子妃としての仕事をしろと言われたのですが、王太子妃の仕事って?

処理中です...