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ブラックキャッスル
雷龍波動剣
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(次で決めてやる!!)
(次で最後だ!!)
(2人ともすごいオーラ…
この勝負、どっちが勝ってもおかしくない。)
「ビリビリ…ビリビリ…」
アルウィンのエネルギーが剣へと集中した。
「ブーン…ブーン…」
キングのオーラも拳に集中した。
(いざ!尋常に勝負!!!)
「ハァーーー!」
キングは拳を振りかぶる。
「超奥義・雷龍波動剣!!」
アルウィンは豪雷剣を振りかぶる。
「ドッカーーーン!!!!!」
ものすごい衝撃が起きた。
「勝敗は!?」
煙が晴れたあと、立っていたのは
キングだった。
「そ、そんな…
アルウィンが負けるなんて…」
「アルウィンと言ったか?
敵としてあまり褒めたくはない。
だが、これだけ言っておいてやる。
控えめに言っておそらくこれほどの
剣豪はこれで2人目だ。
かつて一度だけ敗北した
ルフィアという女の次…
いや、下手すれば同等ぐらいの
実力がある。
お前たちなら総監たちをあいつから
救えるはずだ。
頼んだぞ。」
「バタンッ…」
キングはその場に倒れた。
「!?」
「こ、これは…」
するとアルウィンが起き上がり
両手を上に上げた。
「勝ったーー!!」
アルウィンは今までルルたちに見せたことないぐらいの笑顔だった。
「これであと1人だ。」
リズがつぶやいた。
「おい、待て!
相手はこれまでの3人と同等、
それ以上の可能性も十分ある。
そんな体で行く気か?」
「順番からいって俺しかいないだろ。」
「私も少しは回復できた。
あとは”清水傷”をつかえばなんとか
戦える…。」
(ダメだ…
こんな状況じゃ、おそらく勝てない。
ジョーカー…
未知の実力者だが、
あの3人と同じ称号を持っているんだ。
勝てるわけがない…
本来やってはいけないが
死ぬよりマシのはずだ。)
「ルル、このミッション。
辞退しよう。」
アルウィンが2人に向かっていった。
「な、なんだと!?」
リズがアルウィンの言葉に反応した。
「アルウィン…」
するとリズはアルウィンの胸ぐらを掴んだ。
「テメェ…
自分が何言ってるのかわかってるのか!?」
するとアルウィンは泣きそうになりながら…
「でも!!
こうするしかないんだ!!」
リズは手を離した。
「アルウィン…」
ルルはアルウィンを見ながら
アルウィンが泣くのはなかなかない。
苦渋の選択をしたということを
理解した。
「私だって任務のリタイアは
不名誉なことは十分わかっている。
だが、全滅するよりは
リタイアの方が100倍マシだ!
だからブライアンさんのところに
3人で行こう。」
アルウィンがそう言ったあとすぐだった。
「残念!!
逃がしはしねーぜ!!」
1人の男が現れた。
「な!?」
(しまった…
見つかってしまった。)
「まさかキングまで破られるとはな。
俺が出動したのは三代悪魔の時以来だぜ。
褒美に俺1人で3人全員の相手を
してやろう。
ここで君たちは全滅するが
君たちの強さは総監には十分伝わったはずだ。」
(くそ、
あと一歩だったのに。)
「仕方ねぇ。俺がやる!!」
リズが前に出た。
「ダメだよ!リズは体の傷が…」
「そう言ってられないだろ!
やるしかない。
3人で帰るんだろ?
作戦変更だ。
リタイアの報告を成功の報告に
変えるんだ!」
「リズ…」
「野郎…
簡単に言ってくれるぜ。」
(おそらくこの気配から感じるに
ベスト9の人たちとほぼ同等。
回復次第、
3人でかかるしかない)
アルウィンがそう考えていたその時、
「そこの3人、下がってなよ。
この男は私が相手するよ。」
1人の女が現れた。
「誰だ?テメーは」
「あたし?
あたしはツバメ。
あなたたちのことは
兄さんから聞いてるよ。
あたしも兄さんを助けに来たんだ。」
「え?
兄さんてまさか…」
「そう。あたしは黄金丸の妹のツバメ。
ま、腕には自信があるから。」
「ごちゃごちゃ言ってないで
さっさとこのジョーカーに
かかってこい。
何人集まろうと全滅することは
決まっている!!」
「ひとつだけ忠告してあげる。
あたしを見くびらないことね。
本気で行くわ。
覚悟することね。」
(次で最後だ!!)
(2人ともすごいオーラ…
この勝負、どっちが勝ってもおかしくない。)
「ビリビリ…ビリビリ…」
アルウィンのエネルギーが剣へと集中した。
「ブーン…ブーン…」
キングのオーラも拳に集中した。
(いざ!尋常に勝負!!!)
「ハァーーー!」
キングは拳を振りかぶる。
「超奥義・雷龍波動剣!!」
アルウィンは豪雷剣を振りかぶる。
「ドッカーーーン!!!!!」
ものすごい衝撃が起きた。
「勝敗は!?」
煙が晴れたあと、立っていたのは
キングだった。
「そ、そんな…
アルウィンが負けるなんて…」
「アルウィンと言ったか?
敵としてあまり褒めたくはない。
だが、これだけ言っておいてやる。
控えめに言っておそらくこれほどの
剣豪はこれで2人目だ。
かつて一度だけ敗北した
ルフィアという女の次…
いや、下手すれば同等ぐらいの
実力がある。
お前たちなら総監たちをあいつから
救えるはずだ。
頼んだぞ。」
「バタンッ…」
キングはその場に倒れた。
「!?」
「こ、これは…」
するとアルウィンが起き上がり
両手を上に上げた。
「勝ったーー!!」
アルウィンは今までルルたちに見せたことないぐらいの笑顔だった。
「これであと1人だ。」
リズがつぶやいた。
「おい、待て!
相手はこれまでの3人と同等、
それ以上の可能性も十分ある。
そんな体で行く気か?」
「順番からいって俺しかいないだろ。」
「私も少しは回復できた。
あとは”清水傷”をつかえばなんとか
戦える…。」
(ダメだ…
こんな状況じゃ、おそらく勝てない。
ジョーカー…
未知の実力者だが、
あの3人と同じ称号を持っているんだ。
勝てるわけがない…
本来やってはいけないが
死ぬよりマシのはずだ。)
「ルル、このミッション。
辞退しよう。」
アルウィンが2人に向かっていった。
「な、なんだと!?」
リズがアルウィンの言葉に反応した。
「アルウィン…」
するとリズはアルウィンの胸ぐらを掴んだ。
「テメェ…
自分が何言ってるのかわかってるのか!?」
するとアルウィンは泣きそうになりながら…
「でも!!
こうするしかないんだ!!」
リズは手を離した。
「アルウィン…」
ルルはアルウィンを見ながら
アルウィンが泣くのはなかなかない。
苦渋の選択をしたということを
理解した。
「私だって任務のリタイアは
不名誉なことは十分わかっている。
だが、全滅するよりは
リタイアの方が100倍マシだ!
だからブライアンさんのところに
3人で行こう。」
アルウィンがそう言ったあとすぐだった。
「残念!!
逃がしはしねーぜ!!」
1人の男が現れた。
「な!?」
(しまった…
見つかってしまった。)
「まさかキングまで破られるとはな。
俺が出動したのは三代悪魔の時以来だぜ。
褒美に俺1人で3人全員の相手を
してやろう。
ここで君たちは全滅するが
君たちの強さは総監には十分伝わったはずだ。」
(くそ、
あと一歩だったのに。)
「仕方ねぇ。俺がやる!!」
リズが前に出た。
「ダメだよ!リズは体の傷が…」
「そう言ってられないだろ!
やるしかない。
3人で帰るんだろ?
作戦変更だ。
リタイアの報告を成功の報告に
変えるんだ!」
「リズ…」
「野郎…
簡単に言ってくれるぜ。」
(おそらくこの気配から感じるに
ベスト9の人たちとほぼ同等。
回復次第、
3人でかかるしかない)
アルウィンがそう考えていたその時、
「そこの3人、下がってなよ。
この男は私が相手するよ。」
1人の女が現れた。
「誰だ?テメーは」
「あたし?
あたしはツバメ。
あなたたちのことは
兄さんから聞いてるよ。
あたしも兄さんを助けに来たんだ。」
「え?
兄さんてまさか…」
「そう。あたしは黄金丸の妹のツバメ。
ま、腕には自信があるから。」
「ごちゃごちゃ言ってないで
さっさとこのジョーカーに
かかってこい。
何人集まろうと全滅することは
決まっている!!」
「ひとつだけ忠告してあげる。
あたしを見くびらないことね。
本気で行くわ。
覚悟することね。」
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