41 / 188
ブラウンシティ
DREAM
しおりを挟む
《登場人物》
ルル→魔法使い。幼少期に無くした母の形見のダイヤモンドを探して旅している.
ハート→7大都市に指名手配されている組織ドールの心臓。
ギターが好きな一面がある。
ナギ→ルルの前に突如助太刀に現れた
謎の女。前夜祭第一競技でルルが負けた相手。
《本編》
「ルルちゃんなんでもいいから
特大の水魔法を私に向けてうってくれる?」
「え、、でも…」
「大丈夫!お願い!」
「はい!わかりました!」
ルルは集中力を高め息を静かに吹いた。
「行きます!大海水豪波!」
(やるね!大海水豪波なら十分だ!)
「憑依・大海水豪波」
「え!?どういうこと!?」
「技に憑依したところで私は倒せん!」
「倒すんじゃないの!あなたを救うのよ!」
「無駄口をたたくな!」
「邪王波!」
大海水豪波は邪王波によって破られ
水が飛び散った。
「ああ!やっぱり私の技じゃ邪気には
勝てない…」
「いや、これでいいのよ!」
「え!?」
「秘技・水眠術!」
「な、まさか始めからこれを…」
ナギの使用した水眠術とは技を発動させる条件として
自分が技を放つ相手に触れていること、
また使用する相手の体に水が付着していることの2つを条件とするためナギは
ルルの技に憑依したのだ。
「しまった…い、意識が…」
気がつくと私の意識は夢の中へ…
「ここは…私はなぜここに…」
「どうした!?もうギターを弾いてはくれぬのか!?」
「そ、そんな…」
ハート(オリビア)は目を疑った。
話しかけてきたのはジェンだった。
「どうしてジェンがここに!?」
「お前のギターを聴きにきたんじゃよ!
また聴きたくなってな!
どうじゃ!?あれから随分時間も経って
お前は大スターになったじゃろ!?」
「なってないよ…ジェンが死んじゃって
ジェンを生き返らせるために私は
仲間を集めて宝石を探して旅をしてるの」
「ほう…」
「その宝石があればジェンが生き返れるはずなんだよ!
またジェンに私の曲を聞かせられるんだよ!」
「オリビア…忘れたのか?
お前はわしだけに聞かせるためにギターを弾いた訳じゃないだろ!?
もともとみんなを楽しませるために
はじめたんじゃろ!?」
「でも!ジェンは私のせいで殺されて…」
「別にお前のせいじゃないじゃろw
わしは何一つ後悔してないぞ。
オリビアのうたを聴けたこと。」
「今の私はジェンに歌を聞いて欲しくて…」
「なら歌ってくれよ。
あの歌を。お前が作ってくるといって
わしが死んだから聴けなかった歌を。」
「ジェン…」
「わしはオリビアのファンなんじゃ。
今も昔も。そしてこれからも。」
オリビアは泣いていた。
「この歌は私の名前が題名なの。
オリビア。平和って意味のうた。
きいてね。ジェン。」
オリビアは今までの気持ちをすべて
この曲にぶつけて歌った。
「どうかな?」
「やはりわしの目に狂いはなかったな。
オリビア。こんなに素晴らしい歌を
歌えるんじゃ!もっとみんなに世界中の
みんなにお前のうたを聞いてもらうんじゃ!そうすればきっと邪念など
忘れるくらい心が晴れるはずじゃ!
もちろんやってしまったことは消えないがお前の歌で人助けだって!
罪を償うことだって出来る!
そう出来ると信じている!
だから歌え。お前のその大好きなギターでな。」
「ジェン…んん」
オリビアは泣きながらジェンと抱き合っていた。
「わかったよ。私の大好きなギターで
大好きな歌を歌うよ!約束する!」
「そうか!それなら最後にもう一つ
わしと約束してくれ!」
「もう一つ?」
「いつかお前もこの世を旅立つ時が来る。
その時真っ先にお前の歌をわしに聞かせてくれ。」
「うぅ…ジェン…。
わがっだよ…やぐぞぐするよ!」
「わしはいつまでも待っている。
あわててくるでないぞ。」
そう言い残しジェンは夢の中から消えていった。
「ナギさん!?あのこれって…」
「もう心配いらないね。
眠りながら笑っている。
そのうち起きるけどもう争う気はないはずだ。邪気が消えていくから間違いないよ…」
「終わったんですね。」
「ああ、よく戦ったね、終戦だ。」
その後ルルたちのもとにボロボロの
状態のリズたちが合流し
長かった組織ドールとの争いは終わった
ルル→魔法使い。幼少期に無くした母の形見のダイヤモンドを探して旅している.
ハート→7大都市に指名手配されている組織ドールの心臓。
ギターが好きな一面がある。
ナギ→ルルの前に突如助太刀に現れた
謎の女。前夜祭第一競技でルルが負けた相手。
《本編》
「ルルちゃんなんでもいいから
特大の水魔法を私に向けてうってくれる?」
「え、、でも…」
「大丈夫!お願い!」
「はい!わかりました!」
ルルは集中力を高め息を静かに吹いた。
「行きます!大海水豪波!」
(やるね!大海水豪波なら十分だ!)
「憑依・大海水豪波」
「え!?どういうこと!?」
「技に憑依したところで私は倒せん!」
「倒すんじゃないの!あなたを救うのよ!」
「無駄口をたたくな!」
「邪王波!」
大海水豪波は邪王波によって破られ
水が飛び散った。
「ああ!やっぱり私の技じゃ邪気には
勝てない…」
「いや、これでいいのよ!」
「え!?」
「秘技・水眠術!」
「な、まさか始めからこれを…」
ナギの使用した水眠術とは技を発動させる条件として
自分が技を放つ相手に触れていること、
また使用する相手の体に水が付着していることの2つを条件とするためナギは
ルルの技に憑依したのだ。
「しまった…い、意識が…」
気がつくと私の意識は夢の中へ…
「ここは…私はなぜここに…」
「どうした!?もうギターを弾いてはくれぬのか!?」
「そ、そんな…」
ハート(オリビア)は目を疑った。
話しかけてきたのはジェンだった。
「どうしてジェンがここに!?」
「お前のギターを聴きにきたんじゃよ!
また聴きたくなってな!
どうじゃ!?あれから随分時間も経って
お前は大スターになったじゃろ!?」
「なってないよ…ジェンが死んじゃって
ジェンを生き返らせるために私は
仲間を集めて宝石を探して旅をしてるの」
「ほう…」
「その宝石があればジェンが生き返れるはずなんだよ!
またジェンに私の曲を聞かせられるんだよ!」
「オリビア…忘れたのか?
お前はわしだけに聞かせるためにギターを弾いた訳じゃないだろ!?
もともとみんなを楽しませるために
はじめたんじゃろ!?」
「でも!ジェンは私のせいで殺されて…」
「別にお前のせいじゃないじゃろw
わしは何一つ後悔してないぞ。
オリビアのうたを聴けたこと。」
「今の私はジェンに歌を聞いて欲しくて…」
「なら歌ってくれよ。
あの歌を。お前が作ってくるといって
わしが死んだから聴けなかった歌を。」
「ジェン…」
「わしはオリビアのファンなんじゃ。
今も昔も。そしてこれからも。」
オリビアは泣いていた。
「この歌は私の名前が題名なの。
オリビア。平和って意味のうた。
きいてね。ジェン。」
オリビアは今までの気持ちをすべて
この曲にぶつけて歌った。
「どうかな?」
「やはりわしの目に狂いはなかったな。
オリビア。こんなに素晴らしい歌を
歌えるんじゃ!もっとみんなに世界中の
みんなにお前のうたを聞いてもらうんじゃ!そうすればきっと邪念など
忘れるくらい心が晴れるはずじゃ!
もちろんやってしまったことは消えないがお前の歌で人助けだって!
罪を償うことだって出来る!
そう出来ると信じている!
だから歌え。お前のその大好きなギターでな。」
「ジェン…んん」
オリビアは泣きながらジェンと抱き合っていた。
「わかったよ。私の大好きなギターで
大好きな歌を歌うよ!約束する!」
「そうか!それなら最後にもう一つ
わしと約束してくれ!」
「もう一つ?」
「いつかお前もこの世を旅立つ時が来る。
その時真っ先にお前の歌をわしに聞かせてくれ。」
「うぅ…ジェン…。
わがっだよ…やぐぞぐするよ!」
「わしはいつまでも待っている。
あわててくるでないぞ。」
そう言い残しジェンは夢の中から消えていった。
「ナギさん!?あのこれって…」
「もう心配いらないね。
眠りながら笑っている。
そのうち起きるけどもう争う気はないはずだ。邪気が消えていくから間違いないよ…」
「終わったんですね。」
「ああ、よく戦ったね、終戦だ。」
その後ルルたちのもとにボロボロの
状態のリズたちが合流し
長かった組織ドールとの争いは終わった
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
慟哭の螺旋(「悪役令嬢の慟哭」加筆修正版)
浜柔
ファンタジー
前世で遊んだ乙女ゲームと瓜二つの世界に転生していたエカテリーナ・ハイデルフトが前世の記憶を取り戻した時にはもう遅かった。
運命のまま彼女は命を落とす。
だが、それが終わりではない。彼女は怨霊と化した。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
悪役令嬢は処刑されました
菜花
ファンタジー
王家の命で王太子と婚約したペネロペ。しかしそれは不幸な婚約と言う他なく、最終的にペネロペは冤罪で処刑される。彼女の処刑後の話と、転生後の話。カクヨム様でも投稿しています。
夫が正室の子である妹と浮気していただけで、なんで私が悪者みたいに言われないといけないんですか?
ヘロディア
恋愛
側室の子である主人公は、正室の子である妹に比べ、あまり愛情を受けられなかったまま、高い身分の貴族の男性に嫁がされた。
妹はプライドが高く、自分を見下してばかりだった。
そこで夫を愛することに決めた矢先、夫の浮気現場に立ち会ってしまう。そしてその相手は他ならぬ妹であった…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる