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第2章
11:わたしのかんがえた、さいきょうのふたつな!
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◇◆◇
夕暮れに染まる中庭から、授業を終えた生徒たちの笑い声が響いてくる。
朝食の後から、アルディはパッタリと私の方へ近づいて来なくなった。
「どうやら、完全に怒らせてしまったようだな」
クドルナ学園は教科ごとに特別教室が用意されている。そのため、全ての授業が移動教室となり、決まった自分の席というのは存在しない。全て生徒の自由だ。
しかし、今日はアルディが一切私に近付いてこない事もあり、ずっと一人で過ごす事になってしまった。もちろん、私が一人だからと「マルセル、隣いいかい?」なんて、気軽に話しかけてくる学友は一人も居ない。
それどころか、私の前後左右の席は全て二~三つ空いた状態で使用されている。
「まったく、嫌われたモノだな」
五年前の茶会の一件以来、学友達からはすこぶる嫌われている。さもありなん。王太子に対して暗殺の嫌疑のかけられた相手と繋がりを持ちたい貴族など居るはずもない。
「まぁ、それは別にかまわないが……」
あぁ、そうだ。別に学友達から嫌われている事も、一人で過ごすのも大した問題ではない。そもそも、五十半ばの私にとって、十三歳の彼らの会話に付いて行くのはなかなか難儀なので、むしろちょうど良い。
しかし、隣にアルディが居てくれないと一つだけ大きな問題が露呈する。それは——。
「【毒盛りマルセル】は……頼むからやめてくれ」
隣にアルディが居ないと「毒盛マルセル」という陰口を盛大に叩かれる。マルセルが傍に居なければ【秘声】など不要だと言わんばかりに、ハッキリと聞こえるように言ってくるのだから、良い加減うんざりだ。
こんなにも捻りのない二つ名を一日中耳にするのは、私としては心底遺憾であり、ストレスでしかない。
「まず、音の響きが終わってる」
「特盛り」に似た音のせいで、牛丼屋で注文しているようでいけない。これじゃ「毒」という言葉の怖さが全部吹き飛んで、代わりに妙な滑稽さが耳に残るだけだ。
あぁ、ダサい!ダサ過ぎる!
「待てよ……。いっその事、私が新しい二つ名を考えるのはどうだろうか」
あぁ、それはいいかもしれない。
そして、コッソリその二つ名が流行るように仕向ければ「毒盛マルセル」を打ち消し、私の付けた最高の二つ名で物語の正式なスタートを切れるかもしれない。よし、そうしよう!
「蛇毒の末裔、なんてどうだ。由緒ある設定を匂わせつつ、不気味さを演出できている。いいな。……いや、待て。死の杯、なんてのはどうだ。陰鬱かつ強烈でありながら、酒を連想させるところがとても私らしい……」
うんうん、いいじゃないか。少し楽しくなってきたぞ。
私が軽快に十五通り目になる「最高の二つ名」を思い浮かべた時だった。
「陰鬱かつ強烈とは……誰の事を言っているのかな?」
「っ!」
頭上から冷ややかで刺すような声が降り注いできた。
「マルセル・ギネス。よもや説教中にまで空想にふけるとはな」
思わず背筋が凍り、その瞬間、私はやっと自分が今どこにいるのかを思い出した。
「あ、えっと……いやぁ」
「君はいつになったら私の星読の授業を、まともに聞いてくれるのかね?」
私は【星読み】担当教諭のコパイ氏に教官室に呼び出され、説教を食らっているところだ。
罪状は、私の酷い独り言による授業の妨害。
そう、つい先日も私に罰として、落葉の降りしきる秘匿の森の掃除を命じて来た〝あの〟教師だ。
「なぁ、ギネス。授業中どころか、こうして説教中にも一人で呟き続ける、その稀有なる才能を活かして、いっそのこと教室外で独り芝居でも披露してみたらどうだ?」
実はここがもう恋愛シミュレーションゲームという舞台の上なのですが、とは言えない。
ああ、言えるワケがないだろう!なにせ、彼の怒りはごもっともなのだから!
今日は隣にアルディが居てくれなかった事もあり、私の独り言を止めてくれる相手は誰も居なかったのだ。
「いつもいつも私の授業ばかり妨害して……なんだ?君は、私を侮っているのか?」
「そ、そんなことはありません!」
慌てて否定の言葉を口にするが、どうも相手には伝わっていないようだ。まるで「白々しい」とでもいうように、長い前髪の隙間から覗く目がジッとこちらを見つめてくる。
「では、どうして私の言葉が耳に届かない?貴族の君にとって、庶民の私の言葉など取るに足らないからではないのか?」
「違います!絶対に、断じて!そんなこと、一切思っていません!」
ギロリと鋭い視線を向けられた私は、激しく首を横に振りながら彼の姿を見つめた。
真っ黒いローブと伸びきった長い前髪のせいで、その顔はよく見えない。設定では確か年齢は三十代半ばだったはずだ。そんな隠屈な容姿にとてもお似合いのこの性格は、他の教師とは比べ物にならないくらいキャラクターが立っている。
まあ、当然と言えば当然だ。なにせ、彼も攻略対象者の一人なのだから。
「君がいくら歴史ある貴族の子息と言えど、ここではイチ生徒に過ぎない。そして私は君の担当教諭だ。そこを忘れてはならない」
「はい、もちろんです!お、俺は先生を心の底から尊敬しています!本当です!」
「ほう」
私の言葉に、ふとそれまでコツコツと机を叩き、不機嫌さを露わにしていた彼の指先がピタリと動きを止めた。
「では、心からの反省の意を示すキミに、その気持ちが真実である事を証明してもらうとしよう」
「……え?」
嫌な予感しかしない。
だが、ここは聞かないワケにもいくまい。おずおずと「なんでしょうか」と口にすると、それまで前髪で表情の読み取れなかったコパイ氏の口元がゆっくりと深い笑みをたたえた。
「遺忘の間の清掃を、キミに託したい」
「え、遺忘の間って……あの?」
「そうだ、他にどの〝遺忘の間〟がある?」
こらこらこら!まったく、この教師ときたら!
遺忘の間というのは、簡単に言えば学内にある倉庫の一つだ。学園で使われる様々な道具が、雑多に詰め込まれている。それも、この学園が創立してからの「数百年分」が。
「なんだ、不満か?君のように『優秀』な生徒に、これ以上ふさわしい仕事があるとも思えないが。それとも、先ほどの言葉は偽りかな?」
まったく、本当に良い性格をしているじゃないか。私の担当であれば、この彼を主役に脚本をひと舞台作れるに違いない!——のだが。
「……わかりました」
彼は『私の担当』ではない。
あくまで、私の担当は「アルディ」ただ一人だ。
彼には彼のシナリオライターが居る。頼まれもしないのに他人の仕事に茶々を入れるのは、プロとしてご法度だ。最も恥ずべき行為である。
「遺忘の間の清掃、承りました」
「よろしい」
私だって良い大人だ。下げたくもない頭を下げた事も、とんでもない要求をクライアントに付き付けられて激昂しそうになった事も、一度や二度の話ではない。こんな、たった一度の夕鈴後の清掃如きで四の五の言うまい。
そう、思った時だった。
夕暮れに染まる中庭から、授業を終えた生徒たちの笑い声が響いてくる。
朝食の後から、アルディはパッタリと私の方へ近づいて来なくなった。
「どうやら、完全に怒らせてしまったようだな」
クドルナ学園は教科ごとに特別教室が用意されている。そのため、全ての授業が移動教室となり、決まった自分の席というのは存在しない。全て生徒の自由だ。
しかし、今日はアルディが一切私に近付いてこない事もあり、ずっと一人で過ごす事になってしまった。もちろん、私が一人だからと「マルセル、隣いいかい?」なんて、気軽に話しかけてくる学友は一人も居ない。
それどころか、私の前後左右の席は全て二~三つ空いた状態で使用されている。
「まったく、嫌われたモノだな」
五年前の茶会の一件以来、学友達からはすこぶる嫌われている。さもありなん。王太子に対して暗殺の嫌疑のかけられた相手と繋がりを持ちたい貴族など居るはずもない。
「まぁ、それは別にかまわないが……」
あぁ、そうだ。別に学友達から嫌われている事も、一人で過ごすのも大した問題ではない。そもそも、五十半ばの私にとって、十三歳の彼らの会話に付いて行くのはなかなか難儀なので、むしろちょうど良い。
しかし、隣にアルディが居てくれないと一つだけ大きな問題が露呈する。それは——。
「【毒盛りマルセル】は……頼むからやめてくれ」
隣にアルディが居ないと「毒盛マルセル」という陰口を盛大に叩かれる。マルセルが傍に居なければ【秘声】など不要だと言わんばかりに、ハッキリと聞こえるように言ってくるのだから、良い加減うんざりだ。
こんなにも捻りのない二つ名を一日中耳にするのは、私としては心底遺憾であり、ストレスでしかない。
「まず、音の響きが終わってる」
「特盛り」に似た音のせいで、牛丼屋で注文しているようでいけない。これじゃ「毒」という言葉の怖さが全部吹き飛んで、代わりに妙な滑稽さが耳に残るだけだ。
あぁ、ダサい!ダサ過ぎる!
「待てよ……。いっその事、私が新しい二つ名を考えるのはどうだろうか」
あぁ、それはいいかもしれない。
そして、コッソリその二つ名が流行るように仕向ければ「毒盛マルセル」を打ち消し、私の付けた最高の二つ名で物語の正式なスタートを切れるかもしれない。よし、そうしよう!
「蛇毒の末裔、なんてどうだ。由緒ある設定を匂わせつつ、不気味さを演出できている。いいな。……いや、待て。死の杯、なんてのはどうだ。陰鬱かつ強烈でありながら、酒を連想させるところがとても私らしい……」
うんうん、いいじゃないか。少し楽しくなってきたぞ。
私が軽快に十五通り目になる「最高の二つ名」を思い浮かべた時だった。
「陰鬱かつ強烈とは……誰の事を言っているのかな?」
「っ!」
頭上から冷ややかで刺すような声が降り注いできた。
「マルセル・ギネス。よもや説教中にまで空想にふけるとはな」
思わず背筋が凍り、その瞬間、私はやっと自分が今どこにいるのかを思い出した。
「あ、えっと……いやぁ」
「君はいつになったら私の星読の授業を、まともに聞いてくれるのかね?」
私は【星読み】担当教諭のコパイ氏に教官室に呼び出され、説教を食らっているところだ。
罪状は、私の酷い独り言による授業の妨害。
そう、つい先日も私に罰として、落葉の降りしきる秘匿の森の掃除を命じて来た〝あの〟教師だ。
「なぁ、ギネス。授業中どころか、こうして説教中にも一人で呟き続ける、その稀有なる才能を活かして、いっそのこと教室外で独り芝居でも披露してみたらどうだ?」
実はここがもう恋愛シミュレーションゲームという舞台の上なのですが、とは言えない。
ああ、言えるワケがないだろう!なにせ、彼の怒りはごもっともなのだから!
今日は隣にアルディが居てくれなかった事もあり、私の独り言を止めてくれる相手は誰も居なかったのだ。
「いつもいつも私の授業ばかり妨害して……なんだ?君は、私を侮っているのか?」
「そ、そんなことはありません!」
慌てて否定の言葉を口にするが、どうも相手には伝わっていないようだ。まるで「白々しい」とでもいうように、長い前髪の隙間から覗く目がジッとこちらを見つめてくる。
「では、どうして私の言葉が耳に届かない?貴族の君にとって、庶民の私の言葉など取るに足らないからではないのか?」
「違います!絶対に、断じて!そんなこと、一切思っていません!」
ギロリと鋭い視線を向けられた私は、激しく首を横に振りながら彼の姿を見つめた。
真っ黒いローブと伸びきった長い前髪のせいで、その顔はよく見えない。設定では確か年齢は三十代半ばだったはずだ。そんな隠屈な容姿にとてもお似合いのこの性格は、他の教師とは比べ物にならないくらいキャラクターが立っている。
まあ、当然と言えば当然だ。なにせ、彼も攻略対象者の一人なのだから。
「君がいくら歴史ある貴族の子息と言えど、ここではイチ生徒に過ぎない。そして私は君の担当教諭だ。そこを忘れてはならない」
「はい、もちろんです!お、俺は先生を心の底から尊敬しています!本当です!」
「ほう」
私の言葉に、ふとそれまでコツコツと机を叩き、不機嫌さを露わにしていた彼の指先がピタリと動きを止めた。
「では、心からの反省の意を示すキミに、その気持ちが真実である事を証明してもらうとしよう」
「……え?」
嫌な予感しかしない。
だが、ここは聞かないワケにもいくまい。おずおずと「なんでしょうか」と口にすると、それまで前髪で表情の読み取れなかったコパイ氏の口元がゆっくりと深い笑みをたたえた。
「遺忘の間の清掃を、キミに託したい」
「え、遺忘の間って……あの?」
「そうだ、他にどの〝遺忘の間〟がある?」
こらこらこら!まったく、この教師ときたら!
遺忘の間というのは、簡単に言えば学内にある倉庫の一つだ。学園で使われる様々な道具が、雑多に詰め込まれている。それも、この学園が創立してからの「数百年分」が。
「なんだ、不満か?君のように『優秀』な生徒に、これ以上ふさわしい仕事があるとも思えないが。それとも、先ほどの言葉は偽りかな?」
まったく、本当に良い性格をしているじゃないか。私の担当であれば、この彼を主役に脚本をひと舞台作れるに違いない!——のだが。
「……わかりました」
彼は『私の担当』ではない。
あくまで、私の担当は「アルディ」ただ一人だ。
彼には彼のシナリオライターが居る。頼まれもしないのに他人の仕事に茶々を入れるのは、プロとしてご法度だ。最も恥ずべき行為である。
「遺忘の間の清掃、承りました」
「よろしい」
私だって良い大人だ。下げたくもない頭を下げた事も、とんでもない要求をクライアントに付き付けられて激昂しそうになった事も、一度や二度の話ではない。こんな、たった一度の夕鈴後の清掃如きで四の五の言うまい。
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