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第2章
5:名役者のアルディ?
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「そ、そんなの、この世界で一番大好きに決まってるじゃないか!」
こらこらこらっ!なんだこの下手くそなセリフ回しは!?
私だったら、こんなセリフ、死んでも台本に書きやしない!こんなの小学生の学芸会の台本の方がまだマシだ!あぁっ、恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい!
「っぁ、う」
自分の口にしたセリフの稚拙さに、思わず顔が赤くなるのを止められない。
「へぇ、世界で一番ね」
「~~っ!」
そんな私をアルディの深紅の瞳がジッと見つめてくる。それが更に羞恥心を募らせてくるのだから堪らない。
しかし、どうだ。次の瞬間、アルディはまるで「正解!」と言わんばかりに破顔してみせた。
「そうだろうそうだろう!マルセル、なにせ君は、僕の為に世界のありとあらゆる毒を学び、その身で治験し、治癒魔法まで勉強してくれてるんだからな!そんな人間、この世界のどこを探したって居やしない!」
どうやら、無事に「正解」を導き出せたらしい。稚拙だと思ったセリフ回しだったが、どうやら十三歳という年齢にとってみたらちょうど良い塩梅だったという事だろうか。
胸を撫でおろした瞬間、掌にスルリとした温かい感触が走った。
「それに知ってるんだぞ?」
「え?」
アルディの手がソファに投げ出された私の掌を包み込むように重ね合わせている。
「君が僕に隠れて、防御魔法も勉強してるってこと」
「……なんでソレを」
「僕は王太子だ。何でも知ってるよ」
ホッとしたのも束の間、どういうワケかアルディの射抜くような瞳は未だに私に向かって深く刺さり続ける。
なんだなんだ、一体何が始まるんだ!こんな幼い時分の台本なんて依頼されてないから分からないぞ!
「なぁ、何のためだい?誰のために防御魔法を極めようとしてるんだい?なぁ、なぁなぁ?」
「……」
「マルセル?」
聞いていたアルディの設定と、目の前の彼は少し違う気がする。
天使のような顔に似合わない、どこか俗っぽい笑みを浮かべている彼に、私は思わず眉を潜めた。
「……アルディは、こんなに道化のような、バカっぽい性格ではなかったような気がするのだが」
「んーーー?」
もしかして、私が見逃していた設定でもあっただろうか。
「マルセル、それはわざとか?それとも無自覚な独り言?」
「……それとも、私が設定から解釈を読み違えたとか?それとも、彼は影武者か何かか?」
「マルセルときたら、また、自分の事を〝私〟なんて言って……。これはどうやら独り言のようだな」
いや、そんな事はない。私は与えられた情報を曲解するタイプの創作者ではないはずだ。
「ほらほら、マルセル!王太子を無視するなんて……不敬だぞー!」
「っうわ!」
じゃれつくようにソファの上で押し倒してきた十三歳になった彼に、私は目を瞬かせた。同時に、頬をアルディの両手で挟み込まれる。未だ幼さの残ったあどけない天使のような顔が視界いっぱいに映り込んだ。
「……アルディ」
「ん?」
「キミは本当に美しいな」
「それはどうも」
私の言葉にアルディは、言われ慣れていると言わんばかりに肩を竦めてみせた。
確かにその顔は、どこからどう見ても設定資料に描かれていた「王太子アルディ」の幼少期の姿そのものである。
「本当に、将来が楽しみだ」
「……また、そんな皇賢導の爺さん達みたいな事を」
あぁ、そうだ。多少口は悪いが、これは幼いが故の粗さに違いない。きっと、成長するにつれて設定通りになっていくのだろう。
「それと、マルセル。やっぱり食事の件はいい。どうせ僕は毒殺対策で、この世の殆どの毒を受け付けないからね」
「……ダメだ。俺が先に食べる」
「まったく過保護め。そこまでする必要はないのに」
「あるさ。だって」
白い肌と美しい銀糸のような髪に囲まれた可愛らしい顔。これが、数年後には精悍に成長を果たすというのだから信じられなくもあり、楽しみでもある。
「死ななくとも、舌が痺れたら食事が美味しくないだろう」
「っ!」
「食事くらい美味しく食べなさい」
私はパチパチと驚いたように目を見開くアルディを、どこか遠くに感じながら無意識のうちに彼の頬を撫でた。
「マルセル……」
アルディ・フランシス。
この剣と魔法の存在する架空の世界で、覇権国家として君臨する大国アルベルの王位継承第一位。
彼の基本設定には確かこう書いてあった。
全てを愛し、そして全てに疑いの目を向ける。知略を巡らす孤高の王太子。
「まったく、この五年で十八回も死にかけて」
「マルセル?それは間違いだぞ!」
アルディはどこか得意げに微笑んでみせると、窓から差し込んでくる朝日をめいっぱい浴びて楽しそうに声を上げた。
「僕が死にかけたのは、全部で十九回だ!」
「……なるほど」
いや、なるほどもクソもない。もちろん、笑ってる場合でもない。
「マルセル、君は僕の命の恩人だ!これまでも、そしてこれからも!」
ああ、そうだ。なにせ、その十八回だか十九回だかは全部私が必死に蘇生処置を施してきたのだから。
「命に代えて僕を守り続けてくれ!」
「ああ、言われなくてもそうするさ」
物語が正式に幕を上げる五年後までは。
私がこの命に代えても守り、そして命に代えても殺してやる。
そう思い、脚本家の本懐を遂げるため、この世界に来てからずっと必死にやってきたつもりなのだが——。
「さぁ、僕の命はキミに掛かってるんだから!コパイ先生に目を付けられて、僕から目を離してくれるなよ!」
「……っぐ、ぅ。アルディっ、くるしいっ!離せっ」
「それは聞けない命令だなぁ、マルセル!」
無邪気に私の体に抱き着いてくるアルディに、私は、ここ数年間ずっと消えない戸惑いを、今日も今日とて抱き続けているのであった。
これで、大丈夫なのだろうか。私は、何かを間違えているような気がしてならない。
「さぁ、マルセル。そろそろ皆が起き出す頃だ。一足先に食堂へ行こうか」
「そうだな」
「ふふ。キミのお陰で、今日は美味しい食事が食べられそうだ」
なんだか、アルディにとてつもなく信頼されてしまっている気がする。
周囲に未だ他の生徒が居ないのを良い事に、ギュッと肩を組んでくるアルディに、私はどうしたものかと思考を巡らせた。
≪全てに疑いの目を向ける≫孤高の王太子。
それが、アルディの基本設定だ。私は企画書を何度も何度も読み直したし、読み込んできた。
そして、いつもの結論に落ち着く。
「……まぁ、演技ということだろうな。これも」
「マルセル?」
「いや、なんでも」
私はマルセル・ギネス(13)。
五年後この子を殺す脚本を書いた——人でなしの巨匠、ヨシカワイチギである。
こらこらこらっ!なんだこの下手くそなセリフ回しは!?
私だったら、こんなセリフ、死んでも台本に書きやしない!こんなの小学生の学芸会の台本の方がまだマシだ!あぁっ、恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい!
「っぁ、う」
自分の口にしたセリフの稚拙さに、思わず顔が赤くなるのを止められない。
「へぇ、世界で一番ね」
「~~っ!」
そんな私をアルディの深紅の瞳がジッと見つめてくる。それが更に羞恥心を募らせてくるのだから堪らない。
しかし、どうだ。次の瞬間、アルディはまるで「正解!」と言わんばかりに破顔してみせた。
「そうだろうそうだろう!マルセル、なにせ君は、僕の為に世界のありとあらゆる毒を学び、その身で治験し、治癒魔法まで勉強してくれてるんだからな!そんな人間、この世界のどこを探したって居やしない!」
どうやら、無事に「正解」を導き出せたらしい。稚拙だと思ったセリフ回しだったが、どうやら十三歳という年齢にとってみたらちょうど良い塩梅だったという事だろうか。
胸を撫でおろした瞬間、掌にスルリとした温かい感触が走った。
「それに知ってるんだぞ?」
「え?」
アルディの手がソファに投げ出された私の掌を包み込むように重ね合わせている。
「君が僕に隠れて、防御魔法も勉強してるってこと」
「……なんでソレを」
「僕は王太子だ。何でも知ってるよ」
ホッとしたのも束の間、どういうワケかアルディの射抜くような瞳は未だに私に向かって深く刺さり続ける。
なんだなんだ、一体何が始まるんだ!こんな幼い時分の台本なんて依頼されてないから分からないぞ!
「なぁ、何のためだい?誰のために防御魔法を極めようとしてるんだい?なぁ、なぁなぁ?」
「……」
「マルセル?」
聞いていたアルディの設定と、目の前の彼は少し違う気がする。
天使のような顔に似合わない、どこか俗っぽい笑みを浮かべている彼に、私は思わず眉を潜めた。
「……アルディは、こんなに道化のような、バカっぽい性格ではなかったような気がするのだが」
「んーーー?」
もしかして、私が見逃していた設定でもあっただろうか。
「マルセル、それはわざとか?それとも無自覚な独り言?」
「……それとも、私が設定から解釈を読み違えたとか?それとも、彼は影武者か何かか?」
「マルセルときたら、また、自分の事を〝私〟なんて言って……。これはどうやら独り言のようだな」
いや、そんな事はない。私は与えられた情報を曲解するタイプの創作者ではないはずだ。
「ほらほら、マルセル!王太子を無視するなんて……不敬だぞー!」
「っうわ!」
じゃれつくようにソファの上で押し倒してきた十三歳になった彼に、私は目を瞬かせた。同時に、頬をアルディの両手で挟み込まれる。未だ幼さの残ったあどけない天使のような顔が視界いっぱいに映り込んだ。
「……アルディ」
「ん?」
「キミは本当に美しいな」
「それはどうも」
私の言葉にアルディは、言われ慣れていると言わんばかりに肩を竦めてみせた。
確かにその顔は、どこからどう見ても設定資料に描かれていた「王太子アルディ」の幼少期の姿そのものである。
「本当に、将来が楽しみだ」
「……また、そんな皇賢導の爺さん達みたいな事を」
あぁ、そうだ。多少口は悪いが、これは幼いが故の粗さに違いない。きっと、成長するにつれて設定通りになっていくのだろう。
「それと、マルセル。やっぱり食事の件はいい。どうせ僕は毒殺対策で、この世の殆どの毒を受け付けないからね」
「……ダメだ。俺が先に食べる」
「まったく過保護め。そこまでする必要はないのに」
「あるさ。だって」
白い肌と美しい銀糸のような髪に囲まれた可愛らしい顔。これが、数年後には精悍に成長を果たすというのだから信じられなくもあり、楽しみでもある。
「死ななくとも、舌が痺れたら食事が美味しくないだろう」
「っ!」
「食事くらい美味しく食べなさい」
私はパチパチと驚いたように目を見開くアルディを、どこか遠くに感じながら無意識のうちに彼の頬を撫でた。
「マルセル……」
アルディ・フランシス。
この剣と魔法の存在する架空の世界で、覇権国家として君臨する大国アルベルの王位継承第一位。
彼の基本設定には確かこう書いてあった。
全てを愛し、そして全てに疑いの目を向ける。知略を巡らす孤高の王太子。
「まったく、この五年で十八回も死にかけて」
「マルセル?それは間違いだぞ!」
アルディはどこか得意げに微笑んでみせると、窓から差し込んでくる朝日をめいっぱい浴びて楽しそうに声を上げた。
「僕が死にかけたのは、全部で十九回だ!」
「……なるほど」
いや、なるほどもクソもない。もちろん、笑ってる場合でもない。
「マルセル、君は僕の命の恩人だ!これまでも、そしてこれからも!」
ああ、そうだ。なにせ、その十八回だか十九回だかは全部私が必死に蘇生処置を施してきたのだから。
「命に代えて僕を守り続けてくれ!」
「ああ、言われなくてもそうするさ」
物語が正式に幕を上げる五年後までは。
私がこの命に代えても守り、そして命に代えても殺してやる。
そう思い、脚本家の本懐を遂げるため、この世界に来てからずっと必死にやってきたつもりなのだが——。
「さぁ、僕の命はキミに掛かってるんだから!コパイ先生に目を付けられて、僕から目を離してくれるなよ!」
「……っぐ、ぅ。アルディっ、くるしいっ!離せっ」
「それは聞けない命令だなぁ、マルセル!」
無邪気に私の体に抱き着いてくるアルディに、私は、ここ数年間ずっと消えない戸惑いを、今日も今日とて抱き続けているのであった。
これで、大丈夫なのだろうか。私は、何かを間違えているような気がしてならない。
「さぁ、マルセル。そろそろ皆が起き出す頃だ。一足先に食堂へ行こうか」
「そうだな」
「ふふ。キミのお陰で、今日は美味しい食事が食べられそうだ」
なんだか、アルディにとてつもなく信頼されてしまっている気がする。
周囲に未だ他の生徒が居ないのを良い事に、ギュッと肩を組んでくるアルディに、私はどうしたものかと思考を巡らせた。
≪全てに疑いの目を向ける≫孤高の王太子。
それが、アルディの基本設定だ。私は企画書を何度も何度も読み直したし、読み込んできた。
そして、いつもの結論に落ち着く。
「……まぁ、演技ということだろうな。これも」
「マルセル?」
「いや、なんでも」
私はマルセル・ギネス(13)。
五年後この子を殺す脚本を書いた——人でなしの巨匠、ヨシカワイチギである。
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