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第2章
4:大根役者のイチギ
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申し訳ない。本当に、申し訳なくてたまらない。
あまりにも納得のいかない急展開のせいで、ただただ長い昔話を聞かせたかのようになってしまって。
でも、仕方ないだろう。
本当に酒を飲んでライターズ・ハイの状態で原稿をしたため終わったら……この世界で、私は「マルセル坊ちゃん」と呼ばれていたのだから。
「……確かに、観客を引き込むために序盤に理屈抜きの急展開を持ってくるのは作品作りのセオリーと言って良いのだろうが」
それにしたって、これはあまりに強引過ぎやしないだろうか。
「一体どうしてこんな事に……」
なんて、実はもう思っていない。
更に申し訳ない事に、こんな言葉を呟いておきながら、実は私はもうこの状況に驚いていないのだ。なにせ、急性アルコール中毒の末、八歳のマルセルの中に「異世界転生」してから、私は既に——。
「あれから、もう五年も経つのか……」
「どうした、マルセル?」
呟いた瞬間、隣から透き通ったボーイソプラノの声が聞こえてきた。
視線を向けると、柔らかな銀色の髪を太陽の光に煌めかせた美少年がこちらを覗き込んでいる。
ここは、クドルナ学園の銀階生専用の談話室だ。銀階とは、現代で言うところの「中学生」に当たる年齢区分を指す。
そう、八歳だったマルセルは今や十三歳になってしまった。
まだ授業が始まるには随分と早く、日も昇ったばかりなせいか周囲に生徒の姿は無い。朝の透き通った冷たい空気に、私の煎れたハーブティーの香りがほんのり漂っている。
「っふふ、マルセル。もしかして目を開けたまま寝てるのか?僕が誰だかわかる?」
そんな早朝の談話室に居るのは、私ともう一人。目の前の天使のように愛らしい——。
「アルディ……」
「正解」
可愛いらしい天使の名を口にすると、その瞬間、相手は花が咲くようにフワリと笑ってみせた。
そこには、私と同じく十三歳になった王太子、アルディ・フランシスの姿があった。
「またいつもみたいにボーッと空想してたんだろ?」
「もしかして、また俺は独り言を……?」
「言ってた。気を付けないと、またコパイ先生の怒りを買って夕鈴後に永遠にコキ使われてしまうぞ」
「永遠にって……そんな大げさな」
「大げさなもんか」
柔らかな銀髪が肩に流れ、紅い瞳は野性と知性が同時に宿る。幼いながらも、鋼のような強さを秘めた美貌だ。
「こないだの、秘匿の森を掃除させられた時もそうだっただろ?掃いたそばから葉が落ちてきてるのに、キミときたら空想に夢中で気付かないまま、夜更けまで掃除し続けて……っふふ。あの落葉の山は傑作だった」
笑い声と共にクスクスと揺れる振動が、触れ合う肩越しに伝わってきた。
いつも思うが、この子の距離感はともかく近い。常に体のどこかが触れ合っている気がする。
「……コパイ先生からの嫌がらせなんて、今更だ。気にしても仕方がないよ」
「ダメだ、そんなの」
「ア、アルディ?」
視界いっぱいに、キラキラと輝くアルディの姿が映り込む。そして、白磁のように真っ白で傷一つない手が、私の頬を優しく撫でる。
そのあまりにも人間離れした美しさを前に、相手は子供だと分かっていても無駄に心臓を高鳴らせてしまう。顔が、良すぎる。
「だってマルセルが傍に居なきゃ、僕は何者かによって毒を盛られ、今度こそ助からないかもしれないんだからな?」
「……アルディ、そんな事は」
「無いって言い切れるか?義母様はいつだって僕を狙ってる。他にも僕を邪魔に思ってる人間なんて山ほどいるんだ」
窓から差し込む朝日を浴びるその姿は、無垢な天使のように愛らしいにもかかわらず、その口から零れる言葉はどこまでも物騒だった。
「それに昨日だって夕食のあと舌が痺れたからね。きっと、また毒でも盛られてたんだろう」
「はぁっ!?なんで、その場ですぐに言わないんだ!」
「そんなに驚くようなことか?いつもの事だろ」
談話室のソファの背もたれにポスンと体を預けながら、チラと視線だけこちらに向けてくる。そんな、あまりにも無防備なアルディの姿に、私はなんとも苦々しい気持ちになった。
毒を盛られるのがいつもの事?まったく、この子は王太子にもかかわらず危機感が薄すぎる!
「あぁぁ、もう。やっぱりこれから君の食事は、俺が事前に食べて確認する」
「別にそこまでしなくていい。マルセル、君ときたら本当に過保護だなぁ」
「笑ってる場合か!キミは毒を舐め過ぎてる!」
「あぁ、確かに他人よりも毒は舐めてきただろうね?」
「アルディっ!」
どこか飄々とした調子で返事をしてくるアルディに、私はキュッと眉が寄るのを止められなかった。
元々、王太子であるアルディには毒味役の付き人が居た。しかし、いつの頃からかその付き人の任を解職してしまったのだ。自分の代わりに他人が倒れる姿を見たくないという理由だったが、そのせいで〝あの〟悲劇は起きた。
「……頼むよ、アルディ。俺は、もうあんな思いは御免だ」
溜息と共にそう漏らすと、何がおかしいのかアルディはその可愛らしい顔をパッと輝かせた。
「あんな思いって、僕が茶会で倒れた時の事を言ってるのか?もう五年も前の事なのに?」
「何笑ってるんだよ。……俺の気も知らないで」
「ふうん、そんなに僕が死ぬかもしれないのが怖かったのか?」
「当たり前だろっ!?だって!」
「だって?」
どこか期待した表情でこちらを見てくるアルディに、私は言葉に窮してしまった。同時に、脳内で最後に書き殴った原稿のラストを思い浮かべる。
マルセル『アルディ、これでキミは永遠に俺のモノになった!』
≪マルセルは、血塗れのアルディを腕に抱え慟哭する≫
そう、これが私の書いた、私の望むアルディとの最高のエンディングだ。
アルディは十八歳になったら、この私、マルセル・ギネスが殺す予定なのである。それなのに、物語の幕が開く前にっ!誰が盛ったかも分からない毒で死なれてでもみろ!
「……だって、アルディが死んだら嫌だからだ」
「ほうほう、ふーん。なんで嫌なんだ?」
なんで嫌なのか?だって!?
そんな脚本(ものがたり)、ちっとも面白くないからだよ!とは、さすがに言えない。
「そんなの、キミが……たっ、大切だからに決まってるだろ!」
いけない、声が上擦ってしまった。まったく、とんだ大根役者だ。仕方がないだろう。なにせ私は「脚本家」であって「役者」ではないのだから。
すると、そんな私にアルディは特に気にした風でもなくニコリと笑って見せた。
「マルセルときたら、本当に僕の事が好きなんだなぁ。まったく」
「……も、も、もちろんだ!大好きだよ!」
「ふーん、じゃあどのくらい好きなんだ?」
「ど、どのくらい……えっと。そうだな」
アルディの矢継ぎ早の問いに考える。マルセルというキャラクターならば、この問いにどう答えるだろうか、と。
「そ、そんなの……」
「そんなの?」
アルディの試すような瞳がジッとこちらを見つめてくる。その瞳に、思わずゴクリと唾液を飲み下した。
あまりにも納得のいかない急展開のせいで、ただただ長い昔話を聞かせたかのようになってしまって。
でも、仕方ないだろう。
本当に酒を飲んでライターズ・ハイの状態で原稿をしたため終わったら……この世界で、私は「マルセル坊ちゃん」と呼ばれていたのだから。
「……確かに、観客を引き込むために序盤に理屈抜きの急展開を持ってくるのは作品作りのセオリーと言って良いのだろうが」
それにしたって、これはあまりに強引過ぎやしないだろうか。
「一体どうしてこんな事に……」
なんて、実はもう思っていない。
更に申し訳ない事に、こんな言葉を呟いておきながら、実は私はもうこの状況に驚いていないのだ。なにせ、急性アルコール中毒の末、八歳のマルセルの中に「異世界転生」してから、私は既に——。
「あれから、もう五年も経つのか……」
「どうした、マルセル?」
呟いた瞬間、隣から透き通ったボーイソプラノの声が聞こえてきた。
視線を向けると、柔らかな銀色の髪を太陽の光に煌めかせた美少年がこちらを覗き込んでいる。
ここは、クドルナ学園の銀階生専用の談話室だ。銀階とは、現代で言うところの「中学生」に当たる年齢区分を指す。
そう、八歳だったマルセルは今や十三歳になってしまった。
まだ授業が始まるには随分と早く、日も昇ったばかりなせいか周囲に生徒の姿は無い。朝の透き通った冷たい空気に、私の煎れたハーブティーの香りがほんのり漂っている。
「っふふ、マルセル。もしかして目を開けたまま寝てるのか?僕が誰だかわかる?」
そんな早朝の談話室に居るのは、私ともう一人。目の前の天使のように愛らしい——。
「アルディ……」
「正解」
可愛いらしい天使の名を口にすると、その瞬間、相手は花が咲くようにフワリと笑ってみせた。
そこには、私と同じく十三歳になった王太子、アルディ・フランシスの姿があった。
「またいつもみたいにボーッと空想してたんだろ?」
「もしかして、また俺は独り言を……?」
「言ってた。気を付けないと、またコパイ先生の怒りを買って夕鈴後に永遠にコキ使われてしまうぞ」
「永遠にって……そんな大げさな」
「大げさなもんか」
柔らかな銀髪が肩に流れ、紅い瞳は野性と知性が同時に宿る。幼いながらも、鋼のような強さを秘めた美貌だ。
「こないだの、秘匿の森を掃除させられた時もそうだっただろ?掃いたそばから葉が落ちてきてるのに、キミときたら空想に夢中で気付かないまま、夜更けまで掃除し続けて……っふふ。あの落葉の山は傑作だった」
笑い声と共にクスクスと揺れる振動が、触れ合う肩越しに伝わってきた。
いつも思うが、この子の距離感はともかく近い。常に体のどこかが触れ合っている気がする。
「……コパイ先生からの嫌がらせなんて、今更だ。気にしても仕方がないよ」
「ダメだ、そんなの」
「ア、アルディ?」
視界いっぱいに、キラキラと輝くアルディの姿が映り込む。そして、白磁のように真っ白で傷一つない手が、私の頬を優しく撫でる。
そのあまりにも人間離れした美しさを前に、相手は子供だと分かっていても無駄に心臓を高鳴らせてしまう。顔が、良すぎる。
「だってマルセルが傍に居なきゃ、僕は何者かによって毒を盛られ、今度こそ助からないかもしれないんだからな?」
「……アルディ、そんな事は」
「無いって言い切れるか?義母様はいつだって僕を狙ってる。他にも僕を邪魔に思ってる人間なんて山ほどいるんだ」
窓から差し込む朝日を浴びるその姿は、無垢な天使のように愛らしいにもかかわらず、その口から零れる言葉はどこまでも物騒だった。
「それに昨日だって夕食のあと舌が痺れたからね。きっと、また毒でも盛られてたんだろう」
「はぁっ!?なんで、その場ですぐに言わないんだ!」
「そんなに驚くようなことか?いつもの事だろ」
談話室のソファの背もたれにポスンと体を預けながら、チラと視線だけこちらに向けてくる。そんな、あまりにも無防備なアルディの姿に、私はなんとも苦々しい気持ちになった。
毒を盛られるのがいつもの事?まったく、この子は王太子にもかかわらず危機感が薄すぎる!
「あぁぁ、もう。やっぱりこれから君の食事は、俺が事前に食べて確認する」
「別にそこまでしなくていい。マルセル、君ときたら本当に過保護だなぁ」
「笑ってる場合か!キミは毒を舐め過ぎてる!」
「あぁ、確かに他人よりも毒は舐めてきただろうね?」
「アルディっ!」
どこか飄々とした調子で返事をしてくるアルディに、私はキュッと眉が寄るのを止められなかった。
元々、王太子であるアルディには毒味役の付き人が居た。しかし、いつの頃からかその付き人の任を解職してしまったのだ。自分の代わりに他人が倒れる姿を見たくないという理由だったが、そのせいで〝あの〟悲劇は起きた。
「……頼むよ、アルディ。俺は、もうあんな思いは御免だ」
溜息と共にそう漏らすと、何がおかしいのかアルディはその可愛らしい顔をパッと輝かせた。
「あんな思いって、僕が茶会で倒れた時の事を言ってるのか?もう五年も前の事なのに?」
「何笑ってるんだよ。……俺の気も知らないで」
「ふうん、そんなに僕が死ぬかもしれないのが怖かったのか?」
「当たり前だろっ!?だって!」
「だって?」
どこか期待した表情でこちらを見てくるアルディに、私は言葉に窮してしまった。同時に、脳内で最後に書き殴った原稿のラストを思い浮かべる。
マルセル『アルディ、これでキミは永遠に俺のモノになった!』
≪マルセルは、血塗れのアルディを腕に抱え慟哭する≫
そう、これが私の書いた、私の望むアルディとの最高のエンディングだ。
アルディは十八歳になったら、この私、マルセル・ギネスが殺す予定なのである。それなのに、物語の幕が開く前にっ!誰が盛ったかも分からない毒で死なれてでもみろ!
「……だって、アルディが死んだら嫌だからだ」
「ほうほう、ふーん。なんで嫌なんだ?」
なんで嫌なのか?だって!?
そんな脚本(ものがたり)、ちっとも面白くないからだよ!とは、さすがに言えない。
「そんなの、キミが……たっ、大切だからに決まってるだろ!」
いけない、声が上擦ってしまった。まったく、とんだ大根役者だ。仕方がないだろう。なにせ私は「脚本家」であって「役者」ではないのだから。
すると、そんな私にアルディは特に気にした風でもなくニコリと笑って見せた。
「マルセルときたら、本当に僕の事が好きなんだなぁ。まったく」
「……も、も、もちろんだ!大好きだよ!」
「ふーん、じゃあどのくらい好きなんだ?」
「ど、どのくらい……えっと。そうだな」
アルディの矢継ぎ早の問いに考える。マルセルというキャラクターならば、この問いにどう答えるだろうか、と。
「そ、そんなの……」
「そんなの?」
アルディの試すような瞳がジッとこちらを見つめてくる。その瞳に、思わずゴクリと唾液を飲み下した。
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