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しおりを挟む2月26日
【脱毛レポ ― 番外編 ― 】
アオイさんと「サツバツるるぶ!」
コタローです^^
あれ?脱毛レポにはちょっと早いんじゃないかって思ったアナタ。
そうです!ちょっと早いんですけど、アオイさんがまたウチに来てくれたんです!脱毛の経過を見てくれるという事で来てくれたアオイさん(丁寧!)
だから今回は、脱毛をしたワケじゃないので「番外編」という事で記事を書きますね。
ここ数年、誰かと仕事の後に会う事なんてぜーんぜん無かったので、最近アオイさんがウチに来てくれるのが、ちょっと……いや、物凄く嬉しいです!
はっぴー^^
独りが寂しいって気付けるのは、独りじゃなくなった時なんだよ。
はい!この記事を読んでくれてる皆さんなら、すぐ分かったと思います!
『好きピ』の葵ちゃんが、芸能界の中でイジメに合い泥団子を食べさせられた時の台詞です。この台詞、最初に読んだ時は、よく意味が分からなかったんですけど、最近アオイさんと家から帰る時によく思い出します。
ほんとに、葵ちゃんは十六歳なのにスゴいなー!
三十五歳のおじさんにも色々と大切な事を教えてくれます^^ありがとー!
いや、葵ちゃんの話は置いといて……。(よいしょ)
アオイさんはお仕事で来てるのに、俺がこんな風に楽しんでたらいけないのは分かってるんですけど、でもやっぱり嬉しくて。
アオイさんが帰る時は少し寂しいです。
あ、俺の脱毛はちゃんと順調に進んでるみたいです(ほっ)
良かった良かった。
みなさん、俺は少しずつツルツルのコタローになってるみたいですよ!
あ、そうそう!もう一つ!
アオイさんが、うちから帰る時に「お勧めの漫画はありますか?」って聞いてくれたので、最近ハマった「サツバツるるぶ!」をお勧めして、なんと――!
貸しちゃいました(わーー!)
返すのは次の施術日で良いとお伝えしたんですけど、アオイさんは凄く真面目な方なので「読んだら持ってきます」って言ってくれました。
申し訳ない……申し訳ないけど……!!
でも、持って来てくれたら、その分アオイさんに会える機会も増えるので、俺は「分かりました」って言ってサヨナラしました(ずるい奴め!)
次に会う時は感想会もしましょうねって言って貰えたので、もしかしたら、また近いうちにアオイさんに会えるかもしれません^^ひゃー!
その時は、また報告しに来るので聞いてください。
それでは、番外編なので今日はこれくらいで!
ではまたー^^ふりふり!
≪コメント 0件≫
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これはとあるサロンの、然程広くないロッカールームの一角での出来事である。
「っふーーー」
一人の若い男が、真っ白なスクラブに身をつつみ、その眉間に手を添えていた。頭は天を仰ぐように上空へと向けられている。そして、眉間を抑えている方と逆の手には、スマホが握りしめられている。
「……キモ過ぎだろ。マジで」
口にされたその声は酷く上擦っており、男の口元は酷く歪んでいた。
「ヤバ、何アイツ。は?俺に会えるのがそんなに楽しみって?俺が帰る時寂しい?っは、これだから友達のいねぇ陰キャは秒で依存してくるからキモいんだわ。マジ無理。鳥肌立つわ」
ブツブツと口にされる言葉は、それを向ける相手への罵詈雑言で彩られている。ただ、手の隙間から見える素肌は、異常な程赤く染まり、隠しきれていない耳などは、高熱にうかされる病人のように熱を帯びているのが見てとれた。
「キモ過ぎだから……早く読んで返しに行かねぇと」
男は額に滲む汗を眉間に寄せていた手で拭うと、手に持っていたスマホに素早く文字を入力した。
入力した文字を見返す事なく男は送信ボタンを押す。
--------
タローさん。借りてた漫画、面白過ぎてすぐに読み終わってしまいました。今日、返しに行ってもいいですか?感想も言いたいので。
--------
「っはぁ……ったく、社交辞令ダル過ぎだわ」
ロッカーにあるソファに腰かけた男は再び口にすると、すぐに手の中で震えたスマホに、ハッキリと口角を上げた。
--------
はい、もちろんです!
是非、感想会しましょう^^!
--------
男は相手から返ってきた「^^」の顔文字に、フッと表情を緩めると吐き出すように言った。
「……あぁ、マジでかわい」
≪コメント 1件≫
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ヴィオ
タローさん、アオイさんと仲良くなれて良かったですね!もしかしたら、夜泊まっていくように言ったら、お泊り会してくれるかもしれませんよ!
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番外編おわり!
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後書き
次書く時は、ツンを抱えたアオイ視点でヤっちらかせたい所存。
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