264 / 284
第4章:俺の声を聴け!
241:示された選択肢
しおりを挟むその後は相良さんに送ってもらいつつ宿を解約し防犯面から家へ拠点を移した。渡り人が残した家はたとえSランクでも侵入出来ず壊れないらしい。カタログギフトがあれば家具は何とかなるし。
オーフェンさんと春子さん、灯里と高梨さんの都合は相良さんが調整役を買って出てくれた。
シリウスさんのせいで出歩くのが危険と判断された為だ。最低限の防御が出来るまでは引きこもり生活になってしまった。
家に入ってリビングに行く。
まだ夕方なので電気をつけた。
カタログギフトでカーテンを出し窓につける。
窓側にレースのカーテンをかけ内側に好みのカーテンをかけた。
かけるところはレールになっておらず固定にされていて動かない。
カーテンを開けるときは左右に結ぶ必要があるみたい。
夕方なので閉めておいた。
アイテムボックスから出してたカタログギフトを出そうとして手が止まる。
……あれ? このカタログギフトって出したっけ?
そこには昨日ネット通販したカタログギフトが入っていた。
む? ……もしかして。
さらにアイテムボックスを漁るとそこにはレトルトパウチが入っていた。
「通販したのアイテムボックスに入ってる!!」
あっちで通販したらネットバンキングからお金が減ってアイテムボックスに入る? そう言うことなの?
そんな嬉しいシステムなの?!
あ、そうだ!お金おろしに行かないと!!
カタログギフトを開き銀行ATMが有るホテルを選択した。
今回は宿泊。申し込み番号と日付と名前を入力しはいを押した。
「いらっしゃいませ。ご予約頂きました橋沼様ですね。お部屋が18階の1805室になります。こちらがカードキーになります。チェックアウトは12:00となります。それではごゆっくりどうぞ」
鍵を受け取り周りを見た。
人の多さにビックリする。
私横入りになってない? 大丈夫?
フロントには数列人の列が出来ていた。その他にもロビーには今から買い物に行く家族連れや部屋に行く荷物を持った人々、団体旅行客や海外から来てると思わしき人々それはもう沢山人が居た。
と……とりあえず部屋に行こう。
その場の雰囲気に呑まれATMに行く前に部屋に行くことにした。
あれ?エレベーターどれに乗れば良いの?これは10階まで……。 こっちは最上階直通……。これは高階層用……。 18階に行けるエレベーターどれ?!
ウロウロと辺りをうろつきようやく見つけたエレベーターに乗り部屋に行った。
ドアに鍵を差し込み鍵を開けドアを開けるとカードキーを抜き取り中の差し込み口に差し込み部屋の明かりをつけた。
ドアに鍵をしドアチェーンを掛けた。
部屋の中はツインベッドで意外と広い。
入ってすぐ左にトイレとバスがあり、その先左奥にベッド、右側に机とテレビがある。
奥にある窓は広く都会の風景が広がった。
ベッドに腰掛けアイテムボックスからお茶を取り出し飲む。
そういえば私あの列並んで無いよね? 突然現れてビックリされなかったんだけど魔法の効果なのかな?
今までは人も少なくて気にならなかった事が急に気になり出した。
でも騒ぎになってないし……普通人が突然現れたら騒ぎになるよね。
それが無いってことは大丈夫って事で良いのかな?
よし。ATM探しに行くか。
気合を入れ直しお茶をアイテムボックスに仕舞い部屋を出た。
41
お気に入りに追加
239
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。

神は眷属からの溺愛に気付かない
グランラババー
BL
【ラントの眷属たち×神となる主人公ラント】
「聖女様が降臨されたぞ!!」
から始まる異世界生活。
夢にまでみたファンタジー生活を送れると思いきや、一緒に召喚された母であり聖女である母から不要な存在として捨てられる。
ラントは、せめて聖女の思い通りになることを妨ぐため、必死に生きることに。
彼はもう人と交流するのはこりごりだと思い、聖女に捨てられた山の中で生き残ることにする。
そして、必死に生き残って3年。
人に合わないと生活を送れているものの、流石に度が過ぎる生活は寂しい。
今更ながら、人肌が恋しくなってきた。
よし!眷属を作ろう!!
この物語は、のちに神になるラントが偶然森で出会った青年やラントが助けた子たちも共に世界を巻き込んで、なんやかんやあってラントが愛される物語である。
神になったラントがラントの仲間たちに愛され生活を送ります。ラントの立ち位置は、作者がこの小説を書いている時にハマっている漫画や小説に左右されます。
ファンタジー要素にBLを織り込んでいきます。
のんびりとした物語です。
現在二章更新中。
現在三章作成中。(登場人物も増えて、やっとファンタジー小説感がでてきます。)
超絶美麗な美丈夫のグリンプス ─見るだけで推定一億円の男娼でしたが、五倍の金を払ったら溺愛されて逃げられません─
藜-LAI-
BL
ヤスナの国に住む造り酒屋の三男坊で放蕩者のシグレは、友人からある日、なんでもその姿を見るだけで一億円に相当する『一千万ゼラ』が必要だという、昔話に準えて『一目千両』と呼ばれる高級娼婦の噂を聞く。
そんな中、シグレの元に想定外の莫大な遺産が入り込んだことで、『一目千両』を拝んでやろうと高級娼館〈マグノリア〉に乗り込んだシグレだったが、一瞬だけ相見えた『一目千両』ことビャクは、いけ好かない高慢ちきな美貌のオトコだった!?
あまりの態度の悪さに、なんとかして見る以外のことをさせようと、シグレは破格の『五千万ゼラ』を用意して再び〈マグノリア〉に乗り込んだのだが…
〜・Å・∀・Д・ω・〜・Å・∀・Д・ω・〜
シグレ(26) 造り酒屋〈龍海酒造〉の三男坊
喧嘩と玄人遊びが大好きな放蕩者
ビャク(30〜32?) 高級娼館〈マグノリア〉の『一目千両』
ヤスナでは見かけない金髪と翠眼を持つ美丈夫
〜・Å・∀・Д・ω・〜・Å・∀・Д・ω・〜
Rシーンは※をつけときます。

真面目系委員長の同室は王道転校生⁉~王道受けの横で適度に巻き込まれて行きます~
シキ
BL
全寮制学園モノBL。
倉科誠は真面目で平凡な目立たない学級委員長だった。そう、だった。季節外れの王道転入生が来るまでは……。
倉科の通う私立藤咲学園は山奥に位置する全寮制男子高校だ。外界と隔絶されたそこでは美形生徒が信奉され、親衛隊が作られ、生徒会には俺様会長やクール系副会長が在籍する王道学園と呼ぶに相応しいであろう場所。そんな学園に一人の転入生がやってくる。破天荒な美少年の彼を中心に巻き起こる騒動に同室・同クラスな委員長も巻き込まれていき……?
真面目で平凡()な学級委員長が王道転入生くんに巻き込まれ何だかんだ総受けする青春系ラブストーリー。
一部固定CP(副会長×王道転入生)もいつつ、基本は主人公総受けです。
こちらは個人サイトで数年前に連載していて、途中だったお話です。
今度こそ完走させてあげたいと思いたってこちらで加筆修正して再連載させていただいています。
当時の企画で書いた番外編なども掲載させていただきますが、生暖かく見守ってください。

烏木の使いと守護騎士の誓いを破るなんてとんでもない
時雨
BL
いつもの通勤中に猫を助ける為に車道に飛び出し車に轢かれて死んでしまったオレは、気が付けば見知らぬ異世界の道の真ん中に大の字で寝ていた。
通りがかりの騎士風のコスプレをしたお兄さんに偶然助けてもらうが、言葉は全く通じない様子。
黒い髪も瞳もこの世界では珍しいらしいが、なんとか目立たず安心して暮らせる場所を探しつつ、助けてくれた騎士へ恩返しもしたい。
騎士が失踪した大切な女性を捜している道中と知り、手伝いたい……けど、この”恩返し”という名の”人捜し”結構ハードモードじゃない?
◇ブロマンス寄りのふんわりBLです。メインCPは騎士×転移主人公です。
◇異世界転移・騎士・西洋風ファンタジーと好きな物を詰め込んでいます。
俺以外美形なバンドメンバー、なぜか全員俺のことが好き
toki
BL
美形揃いのバンドメンバーの中で唯一平凡な主人公・神崎。しかし突然メンバー全員から告白されてしまった!
※美形×平凡、総受けものです。激重美形バンドマン3人に平凡くんが愛されまくるお話。
pixiv/ムーンライトノベルズでも同タイトルで投稿しています。
もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿
感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_
Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109
素敵な表紙お借りしました!
https://www.pixiv.net/artworks/100148872
日給10万の結婚〜性悪男の嫁になりました〜
橘しづき
恋愛
服部舞香は弟と二人で暮らす二十五歳の看護師だ。両親は共に蒸発している。弟の進学費用のために働き、貧乏生活をしながら貯蓄を頑張っていた。 そんなある日、付き合っていた彼氏には二股掛けられていたことが判明し振られる。意気消沈しながら帰宅すれば、身に覚えのない借金を回収しにガラの悪い男たちが居座っていた。どうやら、蒸発した父親が借金を作ったらしかった。
その額、三千万。
到底払えそうにない額に、身を売ることを決意した途端、見知らぬ男が現れ借金の肩代わりを申し出る。
だがその男は、とんでもない仕事を舞香に提案してきて……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる