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番外編17:シモンVS魔王様!
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番外編17:シモンVS魔王様!
※番外編12の続き
【初代様には仲間が居ない!】とのクロスーバー小話!
In魔王城
上層階 広間
シモンとキトリスは上層階まで到達したよ!
スタスタ
キトリス「……それにしても、魔王ってどんなヤツだろ(前見た時は一瞬で逃げ出したからな)」ぼそ
シモン「もう。師匠、まだソレ言ってるの?魔王は俺が倒したって言ってるでしょ?」
キトリス「いや、だから……お前が倒したのは」
シモン「魔王は倒したから、ね?」苦笑
シモンは少しだけ困ったような笑顔でキトリスを見たよ!
キトリス「いや、だから(な、なんだこの顔……)」
シモン「師匠?」にこ
キトリス「な、なんだよ(困ったボケ老人みたいな扱いをされている気がする)」
シモン「もう、じゃあもう一回話しておくけど。魔王は師匠が言ってた通りの奴だったよ」
キトリス「俺の言った通り?(俺、何て言ってたっけ……?)」
シモン「師匠は言ってたよ、魔王は……」
-----スゲー強くて悪いヤツ。私利私欲の為に人々を苦しめ、嘘で世界を支配する。それが魔王!
シモン「って。忘れちゃったの?」
キトリス「あぁ、確かそんな風に言ったような気がするわ(ソレ、完全にテキトーに言ったやつだ)」
シモン「だいたいは合ってたけど、別に強くはなかったよ。泣きながら命乞いされたし。一振りで終わったもん」
キトリス「一振り……(だろうな。あの王様レベル1だったし)」
シモン「だから、この世界にはもう魔王なんて……」ピク
キトリス「シモン……?」
シモン「……」カチャ
その瞬間、シモンが腰の剣に触ったよ!
ここまでシモンは小石でモンスターを倒したから、剣を抜くのは初めてだよ!
シモン「何か、来る」じっ
キトリス「っ!(まさか……!)」バッ
??「……お前らか」コツコツ
--------
魔王 Lv.100
HP:9999 MP:999
--------
キトリス「っ!あの全身甲冑のヤツ……間違いない。魔王だ!おい、シモン!」
シモン「ねぇ、師匠?」
キトリス「な、なんだよ(シモン……?)」
シモンはキトリスと話してるのに、ちっともキトリスを見てないよ!
視線はずっと魔王に向けられてる!
シモン「師匠がずっと戦いたがってたのは、アイツ?」
キトリス「……あ、あぁ」
シモン「ふーん。確かに、アイツ相当強い。……師匠は強いヤツには目がないもんね」
魔王「……」
シモン「なんか、ムカつく」
キトリス「お、おい!そんな事言ってる場合か!シモン、俺と二人でアイツを……」
シモン「師匠は下がってて」
キトリス「っへ?」
魔王「……」
シモン「師匠じゃ、絶対にアイツには勝てないから。俺が倒す(俺の方が強い所を見せないと)」
キトリス「っっっ!」
シモンは魔王の事だけ見てハッキリ言ったよ!
キトリスは初めてシモンからハッキリと実力を下にされる発言をされて、物凄く衝撃を受けてるみたい!
キトリス(シモンから、初めてそんな風に言われた)
シモン「ねぇ。お前、一体何者だよ」
魔王「……お前」
シモン「ふーん、一応喋れるんだ。良かった」
キトリス(シモンのヤツも、魔王も……全然俺の事、見てねぇ)ソワ
シモンと全身甲冑の魔王が対峙してるよ!
物凄い緊張感!
魔王「お前、濃いな」
シモン「は?」
魔王「お前ほどのヤツは初めてだ。……でも」かちゃ
シモン「っっぐ!」
気付いたら魔王の剣がシモンにふりかざされてたよ!
シモンは自分の剣でとっさに防いだ!
でも――!
--------
名前:シモン Lv.30
クラス:勇者
HP:7503
--------
キトリス「シモン!!(ちょっ!あの、シモンに一気に2000越えのダメージって!一人じゃ、絶対にヤバイ!)」ばっ!
シモン「来るなっ!」
キトリス「っは!?なんで!二人で戦わないとっ!ソイツは一人じゃ……!」
シモン「逆だよ」
キトリス「へ?」
シモン「師匠が居ると……勝てないし(俺が一人で勝てなきゃ、意味ない)」
魔王「……よく分かってるじゃねぇか。雑魚はむしろ足手まといになる」
キトリス「っっっ!(足手まとい……!!)」
シモン「は、何言ってんの?」
魔王「でも、お前一人でも俺には勝てない。そのナマクラじゃな」
シモン「黙れよ。この剣をバカにするな」
魔王「まぁ、何使っても俺が勝つだろうが……久々に少しは楽しめそうだ」
--------
久々に【初代様】×【レベル30】の続き!
シモンVS魔王様!
そして完全に外野に追いやられたキトリス!
さて、どうなる?(本当にどうなる!)
※番外編12の続き
【初代様には仲間が居ない!】とのクロスーバー小話!
In魔王城
上層階 広間
シモンとキトリスは上層階まで到達したよ!
スタスタ
キトリス「……それにしても、魔王ってどんなヤツだろ(前見た時は一瞬で逃げ出したからな)」ぼそ
シモン「もう。師匠、まだソレ言ってるの?魔王は俺が倒したって言ってるでしょ?」
キトリス「いや、だから……お前が倒したのは」
シモン「魔王は倒したから、ね?」苦笑
シモンは少しだけ困ったような笑顔でキトリスを見たよ!
キトリス「いや、だから(な、なんだこの顔……)」
シモン「師匠?」にこ
キトリス「な、なんだよ(困ったボケ老人みたいな扱いをされている気がする)」
シモン「もう、じゃあもう一回話しておくけど。魔王は師匠が言ってた通りの奴だったよ」
キトリス「俺の言った通り?(俺、何て言ってたっけ……?)」
シモン「師匠は言ってたよ、魔王は……」
-----スゲー強くて悪いヤツ。私利私欲の為に人々を苦しめ、嘘で世界を支配する。それが魔王!
シモン「って。忘れちゃったの?」
キトリス「あぁ、確かそんな風に言ったような気がするわ(ソレ、完全にテキトーに言ったやつだ)」
シモン「だいたいは合ってたけど、別に強くはなかったよ。泣きながら命乞いされたし。一振りで終わったもん」
キトリス「一振り……(だろうな。あの王様レベル1だったし)」
シモン「だから、この世界にはもう魔王なんて……」ピク
キトリス「シモン……?」
シモン「……」カチャ
その瞬間、シモンが腰の剣に触ったよ!
ここまでシモンは小石でモンスターを倒したから、剣を抜くのは初めてだよ!
シモン「何か、来る」じっ
キトリス「っ!(まさか……!)」バッ
??「……お前らか」コツコツ
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魔王 Lv.100
HP:9999 MP:999
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キトリス「っ!あの全身甲冑のヤツ……間違いない。魔王だ!おい、シモン!」
シモン「ねぇ、師匠?」
キトリス「な、なんだよ(シモン……?)」
シモンはキトリスと話してるのに、ちっともキトリスを見てないよ!
視線はずっと魔王に向けられてる!
シモン「師匠がずっと戦いたがってたのは、アイツ?」
キトリス「……あ、あぁ」
シモン「ふーん。確かに、アイツ相当強い。……師匠は強いヤツには目がないもんね」
魔王「……」
シモン「なんか、ムカつく」
キトリス「お、おい!そんな事言ってる場合か!シモン、俺と二人でアイツを……」
シモン「師匠は下がってて」
キトリス「っへ?」
魔王「……」
シモン「師匠じゃ、絶対にアイツには勝てないから。俺が倒す(俺の方が強い所を見せないと)」
キトリス「っっっ!」
シモンは魔王の事だけ見てハッキリ言ったよ!
キトリスは初めてシモンからハッキリと実力を下にされる発言をされて、物凄く衝撃を受けてるみたい!
キトリス(シモンから、初めてそんな風に言われた)
シモン「ねぇ。お前、一体何者だよ」
魔王「……お前」
シモン「ふーん、一応喋れるんだ。良かった」
キトリス(シモンのヤツも、魔王も……全然俺の事、見てねぇ)ソワ
シモンと全身甲冑の魔王が対峙してるよ!
物凄い緊張感!
魔王「お前、濃いな」
シモン「は?」
魔王「お前ほどのヤツは初めてだ。……でも」かちゃ
シモン「っっぐ!」
気付いたら魔王の剣がシモンにふりかざされてたよ!
シモンは自分の剣でとっさに防いだ!
でも――!
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名前:シモン Lv.30
クラス:勇者
HP:7503
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キトリス「シモン!!(ちょっ!あの、シモンに一気に2000越えのダメージって!一人じゃ、絶対にヤバイ!)」ばっ!
シモン「来るなっ!」
キトリス「っは!?なんで!二人で戦わないとっ!ソイツは一人じゃ……!」
シモン「逆だよ」
キトリス「へ?」
シモン「師匠が居ると……勝てないし(俺が一人で勝てなきゃ、意味ない)」
魔王「……よく分かってるじゃねぇか。雑魚はむしろ足手まといになる」
キトリス「っっっ!(足手まとい……!!)」
シモン「は、何言ってんの?」
魔王「でも、お前一人でも俺には勝てない。そのナマクラじゃな」
シモン「黙れよ。この剣をバカにするな」
魔王「まぁ、何使っても俺が勝つだろうが……久々に少しは楽しめそうだ」
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久々に【初代様】×【レベル30】の続き!
シモンVS魔王様!
そして完全に外野に追いやられたキトリス!
さて、どうなる?(本当にどうなる!)
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