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しおりを挟む「この手紙を三人にも呼んでほしいの、
今悩んでいることしか書いてなかったけど、読んでみて」
読み始めてから少し経ちセトが口を開き
「なるほどね、今も昔もそういう偏見あるよね...宮がこういう人を助けたいって気持ちはわかる。」
セトの言葉に妃凪も頷き。
「細かい内容は会ってから聞きます
人ひとり探すくらいすぐに出来るから、三が日が経ったら、この人に会ってみようと思う」
「わかりました。では我々も一緒にお供いたします」
「ありがとう沖刃、でも今回は私一人で行きます。
初めて会うのに大人数で来たらビックリしちゃうでしょ」爽やかな表情で答える宮様に。
「ですが、護衛無しというのは危ないです。
もし、なにかあったら」心配そうに宮様を見つめる妃凪に「心配してくれてありがとう。
地上に出る時は(神の称号)は誰にも見えぬようにするから大丈夫。」
妃凪の頭を優しい手つきで撫でると、妃凪も少し安心したように目を細め落ち着いた声で。
「わかりました。大宮様がおっしゃるなら....ですが、なにかあればすぐに駆けつけます。」
「わかった。ありがとうね。
三人共昨日今日でバタバタであまり休んでないでしょ、明日までが三が日だから今日は、早めに休んで」その言葉に、妃凪は宮様に頭を下げ。
「では、先に失礼します。」妃凪が先に神殿から出た
「宮様、私もここで失礼します。」
「うん。ゆっくり休んで」
「はい。お前はまだここに居るのか?」
セトの方に視線を向けて聞き、小さな声で
「もう少しここに居る」と答え。私は神殿を出て自分の書斎へと戻った。
「宮、この前
成千神と親密に話してたけどなに話してたの?」
「....セトが気にするような話じゃないよ
セトも疲れてるでしょ。そろそろ休んで」
「...わかった。じゃあまた明日」
「うん。」
宮のいる神殿を出て、縁側に腰を下ろした。
言わなきゃいけない事は、ちゃんと言わないとな...
成千神といったいなに話してたんだろう...。
季節の花々を見ているとまた、モヤモヤしてきたので「ふぅ~」と息を吐き、立ち上がり自室に戻った。
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