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街の悪者を退治しよう 2

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長い話になりそうだったので、場所を移すことになった。
もう日が暮れ始めたので急いで宿を取る。ギリヤさんから薦められた宿だ。その1階で開いている酒場に集まった。

俺は室内なのにフード付きコートを羽織ったまま。暑い。
胸元を緩めると、すかさず横からレイシスさんにボタンを留められる。う~。

店内はガヤガヤしており、隅のテーブルに固まっている俺たちには誰も注目していないようだ。
別にコートを脱いだって問題ないと思うんだけどなぁ。
まあ心配しているからこその厚着だと思えば無碍にはできないか。

手慣れた様子でギリヤさんが注文を通すと、すぐにテーブルは大皿と酒瓶に埋め尽くされた。

「よ~し、作戦会議だ!」

難しい話には興味ないみたいで、ウィルは並べられた料理に夢中だ。すごい勢いでお皿が空になっていく。
それを横目に、俺達はギリヤさんと街の救出作戦について話し合った。

一番の問題だったのが領主の息子、エルバートの健康問題。
病気の状態で領主など勤められるはずもないし、助け出せたとしてもすぐに亡くなってしまうかもしれない。

でもこれも魔女の仕業のひとつだとしたら?
それも領主の弟からの依頼なんじゃないのか?
だって現状では領主の弟、ワールダーの都合のいい形になっている。魔女と何かの取引をしてこの状態にしてもらっている可能性は高い。

もしもそうだとしたら、このまま放っておくのはまずい。
少しでも早くエルバートを助け出さないと、いずれ病死に見せかけて彼が殺されてしまう。
たぶん領主とその息子が同時に死んだりしたらさすがに皆がおかしいと気づく。だから病気に見せかけてるだけなんじゃないだろうか。でももう病気になってずいぶん経つならいつ亡くなったって不自然じゃない。

街には表立ってはいないもののこの現状を何とかしなきゃとい思っている有志は何人もいるらしい。なんとギリヤさんはそのリーダーなんだって。
ただ魔女の目がどこにあるか分からないからギルドも通せないし表立って行動もできない。
ずっと悔しい思いをしながらも、水面下で少しずつ仲間を増やすことしかできなかったそうだ。

「いつか、とは思っていたが機を見つけられないままズルズル来ちまった。
だが、お前らと会って決めた。何よりお前達二人の戦力はでかい。チャンスは今しかねえ」

作戦目標は、ワールダーの拘束。
それと同時に相手の混乱に乗じてエルバートを奪還する。
エルバートはこの街のどこかにはいるはずなんだけど、ワールダーに匿われていて居場所の特定も必要になる。
ワールダーへのクーデターも同時にする事を考えると、確かに戦力がないと動けないっていうのは納得だった。

無事に救出できたとして、エルバートの病が治せるかどうかは分からない。
けど彼の病気が取引によるものなら、ワールダーを捕まえれば魔女も病の術を解くかもしれない。
その可能性にかけるようだ。

やる気の漲った顔をしたギリヤさん。だけどひとつ息を吐くと、その表情は少し苦いものに変わった。

「……お前らは冒険者だ。ただ働きをするとは思ってねえ。俺もギルド職員の端くれなんだ。俺だってそんなことお前らにして欲しくねえしな。
もちろん仲間達からいくらかの謝礼集める。だが、とてもじゃねえがB級に依頼できるような金は今のこの街じゃ用意できねえ。それでも協力してくれるのか?」

ギリヤさんの戸惑った表情にハッとする。
俺はとっくに手伝う気満々だ。
こんなことを聞いてしまったら放っておけない。
……たけど、ガロスさん達は冒険者だ。彼らがトラブルを解決するのは正義感じゃない。あくまで金銭を挟んだ依頼だ。
ここで彼らに手伝ってもらうのは冒険者としての在り方を歪めてしまうんだろうか。

それなら……。
無理強いはできないけど、せめて自分の気持ちは伝えておきたい。

「ガロスさん、レイシスさん。あんな話を聞いて放っておけないです。俺も魔女のせいで苦しんでるのは同じだし……俺は協力したいです。っていうかします。
それで二人にも出来たら手伝ってほしい。俺からも報酬を用意するんで!
今までの俺の取り分……だと少ないか。あ!えーと、何か俺にできることがあれば何でもします!だからッ」
「ばっ!?」
「わっはっは」
「くくく」
「?」

俺の話を聞いていきなり顔色を変えたギリヤさん。
反対に笑い出したガロスさんレイシスさん。
皆の反応に俺はキョトンとしてしまう。

「サクヤ君!君は軽々しくそんなことを言っちゃだめだ!君には甘い顔しか見せていないがこいつらはB級なんだぜ?血も涙もない決断が平気でできる野郎たちだ!君みたいな可愛い子、売っぱらわれ金に変えられちまうぞ!」
「へ?」
「ああ……、危なっかしい……。真っすぐ過ぎてこいつらの側に置いておくのが心配だ。魔女の話さえなきゃ家で匿ってやるのになぁ」
「だーれがお前なんかに渡すかっての!それにどんなに大金積まれたってサクヤを売ったりなんかしねーし!」

どう反応していいかわからず焦る俺の方を見て、レイシスさんがクスリと笑った。

「ふふ……。サクヤ、心配するな。俺達は協力するのに元々異存はない。何と言ってもこれに協力すれば、我々が一番欲しい『報酬』が手に入る」
「報酬?」
「ああ、魔女についての情報だ」

笑いを収めたレイシスさん、ガロスさんの獲物を見定めた瞳を見てゴクリと喉を鳴らす。
そうか……

「弟は魔女と繋がっているから、ですね?」
「ああ、この周辺に魔女の城があるのは確かだろうが、必ず隠蔽の魔術が施してあるはずだ。通常の方法では辿り着けまい。
だがその弟なら魔女とコンタクトをとっていた可能性がかなり高い。場所を特定できるかもしれん」

おお!確かにこれならWin-Winだ!

「それはさておき、サクヤの報酬も期待しているからな」
「えっ、いや情報が貰えるからお金はいいって」
「俺も聞いたからな~!次は何やってもらおうかな~!うわ、俄然やる気が出てきた」

呆然とする俺にギリヤさんが同情の視線を向ける。

「冒険者はどいつも抜け目ないハイエナだ。おいしい餌をチラつかれたら食らいつくまで離さない。
気の毒だが勉強代と思って諦めな。次からは不用意な発言はしちゃだめだぞ」
「…ハイ」

肩を落とし、横でひたすら肉に齧りついているウィルに視線を向ける。

「ウィルも手伝ってくれる?」
「ん?サクヤがやりたいことなら何でも手伝うぞ!」

うぅ、純粋な発言に癒される。大人、怖い。



◆◆◆


「よかった。見張りはこの先にはいないみたい」
「サクヤの魔法って便利だなぁ。今までの見張りも心の中を覗いて、そいつの死角を狙って通ってれば気づかれなかったし」

うーん、そういってもらえるのは嬉しいけど、絶対に安全って訳じゃない。相手が気まぐれに唐突な行動取られたらアウトだしなぁ。
それよりウィルのがすごいと思う。ギリヤさん達が入手したエルバートのハンカチ。その匂いだけでここまで来れたんだし。
そもそもウィルに言われないと建物があるの気づかなかったよ。
これもきっと隠蔽の魔術ってのを掛けてるんだよね。ギリヤさん達がずっと見つけられないのも納得した。

今は夜中、作戦決行中だ。

俺とウィルで弟を救助。
ガロスさんとレイシスさん、ギリヤさんを中心とした街のメンバーで領主代理ワールダーの拘束へと向かってる。

ガロスさん達には俺たち二人で行かせるのを心配されたけど、弟の救出の一番のネックは居場所の特定だったから、ウィルがいれば大丈夫だろうということでこんなメンバー割りに決まったのだ。

領主代理の方は私兵を持っていたり、武器も最新式のを揃えていたりとかなり厄介な相手らしい。
こっちよりそちらに戦力を割くのは当然だと思う。

そんな訳で俺達は闇夜に紛れて弟が軟禁されている別邸へこそこそ忍び込もうとしているところだ。

「この部屋っぽいな。強い匂いがする」
「あ、窓が空いてるね」

見上げると換気のための窓が付いていた……が小さい。

「俺は通れるけど、ウィルは入るかなぁ?」
「無理矢理でも行く!」
「待った!無理したら嵌っちゃうよ。大丈夫、部屋には他に見張りもいないみたいだし。ホラ、隣の部屋にはもっと大きな窓があるじゃん。
先に俺が入って中から鍵を開けるから、ちょっと待ってて」
「くぅん」
「ウィル、俺は平気だから」
「う~~~~、気を付けろよ!何かあったら窓ぶち破って入るから叫べよ!」
「やめて!こっそり侵入したのが全部無駄になるッ!」

ひと悶着した後よじ登って窓を潜った先にはシンプルでこじんまりした部屋があった。
あのやたらキラキラした悪徳領主の屋敷と比べると、真の領主の部屋とは思えない質素さだ。

「だ、誰……?」
「あっ」

ベッドの上からこちらを不安げに見つめる瞳に気づきハッとする。
でもその姿を見て俺は固まってしまった。

「君が……エルバート君……なの?」

話に聞いていた通りの風貌。茶色い髪に青い瞳。それに見せてもらった前領主の姿絵にも面差しが似ている。
でも思わず尋ねてしまう程、彼が本人だってことが信じられなかった。
だって確か今年で23のはずなのだ。
なのに目の前にいるのは、どう見たってせいぜい10歳にしか見えない小さな子供。ガリガリに痩せて全然成長していないその姿に驚きが隠せない。

「は、はい。あなたは……?」

ベッドの脇にあったランプの光量を大きくしたようで、部屋が暖かみのある光で満たされる。
ずっと暗闇にいたから、光が染みて思わず目を細めた。
そうか、この姿もその『奇病』のせいなんだ。成長してないだけじゃない。骨が浮くくらいに痩せちゃってて、こうして話すのも辛そうに見える。この状態を何年もなんて……。
これがわざと作った病なんだとしたら……絶対に許せない!
俺はなるべく不安にさせないよう、優しく聞こえるように気を付けて声を掛けた。

「えっと、俺はサクヤっていう冒険者です。
怪しいものじゃないから、心配しないで。君はここに囚われているんだよね?助けに来たんだよ」

あ、口調がつい子供に向けたものになっちゃった。
つい相手の見た目に引きずられるなぁ。さっきも君付けで呼んじゃったし。
でもエルバート君は俺の口調なんて全然気にしなかった。それよりもその内容に大きく目を見開いた。

「僕を?あなたが?
そんな……危ないです。そんなことをしたら叔父さんがあなたにどんな酷いことをするか……」
「大丈夫。その叔父さんの方にも仲間が向かっているんだ。きっと今頃捕まえているはずだよ」
「ええっ!?いや、きっと無理です。叔父さんの強さは異常なんです。あの人の私兵には魔女の息が掛かっている者が何人かいて。そんな彼らを倒せるとはとても思えません。
僕はここに囚われていたって構いません。街の皆やその人達が傷つくのを見たくない。止めるように言ってください」

魔女の手先?
ドクンと心臓が嫌な音を立てる。
大丈夫……、ガロスさん達はすごく強いんだ。きっと彼らなら何とかしてくれるはず。
ふーっ。俺は大きく息をついて動揺を落ち着けた。
俺は俺のできることをしないと。エルバート君はずっとここに軟禁されて碌な情報が入っていないはず。街の状態を知らないから、自分さえ我慢すればって思ってるんじゃないだろうか。

「駄目だよ。今のままだって街は平和じゃないから。
君の叔父さんは魔女のやることに協力しているみたいだし、魔女が何をしたって放ったらかしなんだよ?
他にも街の人達からすごく重い税金を搾り取ったり、法律の厳罰化をしたりめちゃくちゃしてるみたい。
そもそもこの話が出たのは街の有志の人達からなんだ。その人達から僕たちのパーティーに協力してくれって頼まれたからなんだよ?」
「そ、そんな……。叔父さんも僕と同じように家訓を聞いて育てられたはずなのに。上に立つも者は誰よりも街のために身を尽くさねばならないって。
叔父さんだって一族の一員だ。権力に惹かれているのは知っていたけど、我欲に溺れ街の人にそこまで酷いことをするなんて……」
「だから、君を助けに来たんだ。
君が表舞台に出たら、ワールダーはもう領主代理としての立場はなくなるだろ?」

俺の話を愕然とした表情で聞いていたエルバート君。
彼は聞いていた通り、彼は正義感の強い人みたいだ。
当然頷いてくれると思ったのに、彼は暗い表情になって顔を俯けてしまった。

「……でも、無理です。
僕は見ての通りずっと原因不明の病にかかっていて……、今夜はたまたま調子がいいだけなんです。いつもだったら、こんな風に話せてもいないと思う。それでいつ来るか分からない発作にいつも怯えていて。
こんな状態で領主を務めるなんてとても……」
「エルバート君……」
「悔しいです…父上が亡くなるときに、くれぐれも街を頼むって言われたのに。
その後間をおかずにこんな状態になってしまって、結局何も出来ていない……うっ、ゴホゴホ!!」
「エルバート君!興奮しちゃだめだっ、落ち着いて」

体を支え背中を擦ってやる。
とてもこの年齢のものと思えない、軽くて華奢な肩が咳に合わせて激しく揺れた。

少し話しただけでも分かる。
見た目はまるで子供のようでも中身は立派な大人だ。しかもかなりの人格者。
彼が領主になってくれたら一番いいんだけど……、どうやったらこの病気が治せるんだろう?
呼吸が落ち着いてきたのを見計らって、俺は疑問を口にした。

「治癒魔法とかじゃ治せないのかな?」
「ゴホ…ふぅ……。はい、ここに軟禁される前、病気になったばかりの頃にいろいろ治療をしてもらったんですが。どれも無理で……」
「そうか……」

やっぱり色々試してるよな。
エルバート君が細い手を白くなるくらいにぎゅっと握り込む。

「おじさんが許せないのは勿論です……。
でも一番許せないのは、それが目の前で行われているのに何もできない僕だ……!」

悲鳴のような言葉に息を飲む。
もし彼が見た目通りの子供だったら、こんなに深く悩まなかっただろう。
でも彼は中身は立派な青年なんだ。この状況は悔しいよな……。

……

……ん?


「あ!」

病気は治せないけど、この方法ならいけるんじゃないか?

「サクヤさん…?」

えっと、チェストの上に置いてないかな。あっ、あった!

「ちょっと借りるね」

そうして借りた手鏡に映し出した彼の姿は期待通りのものだった。
よし、いける!

「エルバート君!今から魔法を使うから、君は自分のなりたい自分を思い浮かべて!」
「え?一体何を……」
「自分の本当になりたい姿!ホラ、このままじゃ嫌なんでしょ」
「……自分の、本当の姿……」

エルバート君は視線を自分の小さな手に向けた。その眼差しは真剣だ。
いくぞ、俺のへっぽこ魔法!
俺はエルバート君に向けて真実の魔法を掛けた。

途端に彼の周りを淡い光が包み込む。
そして次第にそのシルエットが大きくなっていく。
自分の変化にギョッとするエルバート君。

「!?」
「どう?」
「く、苦しい!」
「ええッ、失敗!?…あ、違う!服!脱いで!!子供服だった!このままじゃ鬱血しちゃう!」

成長する体を解放するために二人掛かりで急いで服を剥ぎ取っていく。

「ふぅ」
「こ、これは……」

そうして一息ついた後には、立派に成長した青年が小さなベッドにいた。

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