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狼の街に来ました 3

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「ん……?」

あれ、ここどこだっけ。
薄暗い部屋の中をぼんやりと見回す。なんだか頭がぼーっとするな。寝ぼけてるのかな。
えーと、確か…やっと街に辿り着いて、宿に久々に泊まることになったんだっけ。
ああ、そうだ。宿で二人を待っていたんだ。あれ、そのまま寝ちゃったんだっけ?
……違う、ここは宿じゃない!
ガバッとベッドから起き上がる。

「やっと目が覚めたか」
「お兄さん…」

目の前には宿のお兄さんがイスに座ってこっちを見ていた。
そうだ。ズーレを買おうとしたらこの人が案内してくれたんだ。でも怪しい店で入りにくくて…、俺がぐずぐずしていたらお兄さんの雰囲気が急に変わって、怖くなってとっさに逃げたんだ。
でも走り出そうとした途端、誰かがぶつかってきて何かを嗅がされて。
――それから記憶がない。

誘拐?

違う場所で目覚めるってデジャヴ過ぎる。マジかー…しかも今回は100%俺のせいだ。迂闊過ぎた数分前の自分を殴りたい。
はーッ。大きくため息をついて目の前のお兄さん、いや男をじろっと睨みつけた。
でも意外なことに嬉しそうな笑顔を向けられた。

「な、何?こっちは怒ってんだけど」

「いやー、だってさぁすぐに目を覚ますはずなのに、一向に目を覚まさねーし。薬屋のラグに何回も確認しちゃったぜー。お前ちっこいから薬が効きすぎたみてーだな。気分悪くねーか?」

「えっ、大丈夫だけど…」

あれ?妙に友好的なんだけどどういうこと?
俺が混乱していると、ドアが開いて人がぞろぞろ入ってきた。

宿の男と似たり寄ったりの年齢の男達だ。ぱっと見は皆まともそうで、とてもじゃないけど後ろ暗い事をしているようには見えない。

「ボス~!メシ持って来たぜ」
「ストラんちの賄い分けてもらったんだけど、今日のはすげーぞ。肉がめちゃくちゃ入ってる」
「お、チビ起きたのか。って、かわいいな!」
「えー見たい見たい。うわっ」
「よかった~。心配したんだぜ。ラグの勘違いで薬使いすぎちゃったと思ってさ」
「俺がんなヘマするわけねえだろ。だてに薬屋の跡取りやってねーし。坊主、あの薬はただの眠り薬だ。体に悪いもんは何も入ってねーから安心しな」
「それにしても可愛いな~。クンクン。匂いもめちゃいいし。ボスが緊急召集かけた訳が分かったわ」
「お前何歳なの?黒髪と黒目って珍しいよな~。どこの出身?」

あ、あれ?この人たちまで予想外に友好的なんだけど。
ワイワイした様子にますます犯罪集団感が薄れていく。
勢いに圧されて呆然とただ見上げていたら、お兄さんが声を張り上げた。

「お前らのせいで怯えてんじゃねーか。メシ置いたらさっさと出て行け!」

お兄さんに一括されて入ってきた男達が笑いながら部屋から出ていく。あ、こっちに手を振ってる奴もいる。一体どうなってんだ?

「…俺って誘拐されたんだよね?」

「ああ、でももう大丈夫だ!俺達が助けてやったからな。あの誘拐犯達も後できちんと始末してやるから安心しろ」

「は?」

「?」

会話が噛み合っていない。それじゃまるで俺がガロスさん達に誘拐されていたみたいじゃないか。

「待って待って。えーと、あんた達は誘拐犯、なんですよね?宿屋とか薬屋とかで一見真面目に働いているように見せて、実は裏で誘拐してお金を稼いでいる犯罪集団…」

「はああ!?俺がそんなことする訳ねーだろ!俺達は誇り高い狼一族だぞ!狼獣人は子供やか弱い生き物を助けるって本能があるんだ。この街は平和な方だけどそれでも弱くて困っている奴はいる。いくら言っても親父世代は忙しいだのなんだの言って細かいとこまで取り合ってくれねーからな。だから俺がこうして仲間と自警団を作って街の警護にあたってんだ」

狼獣人?自警団?ちょっと、情報が多すぎるんだけど!

「そしたら子供を連れたおっさん二人組がうちに泊まりに来るじゃねーか。子供の顔はずっと隠しているし部屋に一人閉じ込めておくし怪しすぎだろ。親父は冒険者のパーティーだっつってたけど、俺は騙されねえ。お前あいつらに攫われて来たんだろ?こんな子供を…許せねえ!とっちめてやる!」

「なっ!違います!俺があの二人を旅に付き合わせてるんです!他にもいつも面倒を見てくれて…とにかく、すっごいいい人達なんです!変な誤解は止めてください」

「可哀そうに。そう言うように命令されてるのか?」

だめだ、話が通じない!
どう説得したらいいのか途方に暮れた俺を見てどう思ったのか、目の前の男は自信満々の笑顔で自分の胸をドンっと叩いた。

「安心しろ。もう何を言っても大丈夫だ。それにこれからは俺が守ってやる!」

「は?」

「この街で暮らせばいい。お前が大きくなるまでずっと面倒見てやる。俺はこの街の長の息子だ。やがて俺が継ぐことになってるからな。そのくらいの無理なんて簡単に通せるさ」


◆◆◆


持ってきてもらったご飯を食べつつ考える。肉がたっぷり入ったポトフが体にじんわり染みる。旨い。

ちょっと情報を整理しよう。

どうもこの街は狼獣人とやらの一族の街らしい。
そういえばこの街は似た顔つきの人が多かったな。髪から肌まで全部茶色っぽい、精悍な印象の人々。狼獣人って民族の見た目がそうなんだろう。
でも狼獣人なんて言葉通りに取ったら狼人間みたいなファンタジーな存在っぽい。
だけどこうして見てみても犬耳やしっぽもないし、肌も出てて全身毛むくじゃらなんてこともない。ごく普通の人間に見える。
そういえば自分たちのことを誇り高いって言ってたな。この民族の人々の性格が狼のように誇り高いからそう呼ばれているってことなのかも。

それで俺を誘い出したお兄さんこと『ウィル』は、その一族の次期当主だそうだ。
あの宿屋の息子らしいので宿屋の親父さんが今の当主だそう。当主ってお屋敷で偉そうにしてるってイメージだったけど普段は副業してるんだな。まあそれは全然いい。働き者でいい事だ。

ただ問題は息子のウィルさんが行き過ぎた正義感と有り余ったパワーが引き起こした今回の誘拐事件だ。
ウィルさんは何故か俺を見てどこかから攫われた子供だと勘違いしたらしい。
そしてそのまま俺を助けるつもりでガロスさん達から攫ってここに閉じ込めているわけだ。

ボスって言われて皆に慕われている様なのは何よりなんだけど、思い込みで突っ走っちゃうのって次期リーダーとしてどうなんだろう。他人事ながら心配だ。

いや、他人の心配してる場合じゃないな。
今考えなきゃいけないのは俺のことだ。
この人達は俺を助け出してるつもりらしい。だから俺自身が危害を加えられることはなさそうでそこはホッとした。

でも、さっきガロスさん達をやっつけるって言ってた……。
強い二人のことだ。遅れを取ったりはしないだろうけど、相手は複数となると話は変わる。それにさっき見た男たち以外にもまだ自警団のメンバーはいるのかもしれない。
それに本人達にそのつもりはなくても俺は人質みたいなもんだ。優しいガロスさん達が俺のせいで攻撃するのを躊躇したら?もし大けがでもしたら?
血に濡れた二人の姿が頭を過って心臓がきゅっと縮こまる。

一刻も早くここから逃げなきゃ!

「サクヤはお代わりは?」
「…もうお腹いっぱいです」
「全然食ってねえじゃん。そんなんじゃ大きくなれねえぞ。ほら俺の肉分けてやる!」
「いや、ほんとにいらないから…モゴ!」

無理矢理、口に肉を突っ込まれて目を白黒させる。
ウィルさんは大盛シチューを三杯ペロリと平らげさらにお代わりしているけど、この世界の人と同じ食事量なんて俺には無理だ。しかもただでさえ心配事で食欲なんてわかないのに。
これ以上は本当に無理だと口を閉じて顔を横にぶんぶん振っていたら、ウィルさんはシュンとしながらもようやく諦めてくれた。

「ボスが自分の肉を人に…」
「うわ、直接食べさせてるし。マジじゃん」
「でも相手は人間だぜ?めちゃくちゃ可愛いけど」
「見た目より匂いだろ。人間だろうがなんだろうがあれは皆やられるわ。ボスがその気じゃなかったら俺だって」
「「「分かる」」」

ご飯を持ってきてくれた仲間達が後ろでコソコソしゃべっている。? 何だろう?

「おめーら、うるせーぞ!こんなところで油売ってねえでさっさと持ち場に戻れー!」

ウィルさんが怒鳴ると部屋にいた男達は一目散に部屋から出て行った。
怒鳴った後だからかウィルさんの顔が赤い。

逃げる上で一番の問題はこのウィルさんだ。
ずっと俺のそばから離れてくれない。ガロスさん達がまた攫いにくるんじゃないかって警戒してるせいなんだけど、これじゃ監禁されてるのと変わらない。

ドアの外には常に誰かがいる。もし仮にウィルさんを振り切って部屋から出れたとして……だめだ、逃げ切れる気がしない。
じゃあと窓辺に寄ってみる。
ここはさっき連れてこられた建物の中の部屋らしい。根城にしてるだけあって寝泊まりするのに必要なものは一通りあるようだ。
う……ここ三階か。石造りの建物は屋根も庇も付いてない。もしここから逃げるなら壁を伝って降りなきゃだめってことで。うん、無理だ。
通行人に助けを求めたくても人通りがほとんどない。たまに通る人がいてもわざわざ三階の窓を眺める人なんて、1人もいない。
うー、夜まで待つしかないのかな。
皆それぞれ本職があるみたいだし、きっと時間が経てば見張りの数も減るはずだ。

でもその間にガロスさん達が傷つけられたら?
だめだ、だめだ!ただ待つなんてやっぱりできない。

何か……、何かないのかな。

……

あ!腕輪!
2人から借りてる遠呼びの腕輪!あれって光らせて信号代わりに使うものだけど、確かレイシスさんなら魔法を使ってその場所に行けるって言ってたような。
慌てて袖をめくって見たけど腕には何も付いてなかった。

「ウィルさん、俺の腕輪は?」
「ああ、魔道具っぽいアクセサリーは外したぜ?隷属の魔術が仕込んであったら大変だからな」

う~、この人って親切心でやってくれてることが全部逆にハマってる。
今のところめちゃくちゃ優秀な誘拐犯だよ。

「外したって、何処かに置いてあるの?まさか、捨てたりなんてこと…」
「!?な、なんでそんな悲しそうな顔をするんだ!アレはあのオッサンどもに無理やり着けられたもんなんだろ?」

ショックを受けた顔をしただけなのに、ウィルさんはこっちが驚くほど動揺した。
ああ、子供だと勘違いしているから泣き出すとでも思ったのかな。そういえば一族の人達は弱々しい者を守りたくなる性格をしてるんだっけ。子供に弱いってこと?
よし、それなら下手な演技だけど泣き落としは案外効くかもしれない。それにこの会話の流れはいい感じだ!このまま勘違いして貰おう。

「あれは俺のです。大事な物なんだ。だから返してください!」
「ああ、分かった。でももしかしたらオッサン共に追加で変な魔術掛けられてるかもしれねーし。調べてみて何にもなかったらな。
それより飯食ったならもう寝ろ!お前はずっと大変な目にあってたんだから。まずしっかり休まねえと」
「うわ!」
「ぎゃ!」

いきなり抱き上げられて落ちるのが嫌で首にギュッとしがみ付いたら悲鳴が上がった。なんで?
見上げてみると赤い顔。それに短く切られた髪の毛が逆立ってるのを見てこっちの方がギョッとする。

「ウィルさん、毛が!」
「い、いきなりそんな可愛いことしてくんな!ビビんだろうが!」
「ええ?」

いきなり抱き上げてきたのはそっちじゃん。ひどい言いがかりだ。
静電気だったのか、しばらくしたらウィルさんの髪の毛はふわっと通常の様子に戻った。
その後、乱暴な口ぶりとは反対にウィルさんは俺をそっとベッドへと降ろした。そうしていそいそと布団を被せてくれる。優しい…。でもごめん。今ベッドなんかに入れられたら増々動きが取れなくなるんだけど。どうしてこの人は俺をどんどん窮地に追い込むんだ。

それより腕輪だ。
さっきの話じゃ捨てたりはしていないみたいだ。それなら自警団のアジトであるこの建物内に保管している可能性が高い。
ただ俺がウィルさん達を掻い潜ってこの建物をくまなく探すなんてどう考えても無茶だ。
せめてもう少し場所が絞れないかな。
う~ヒント~…。はぁ、こういう時○らえもんがいたら不思議道具ですぐに見つかるのになぁ。それこそ魔法みたいに。ん?魔法?

「あ」

そうだ。俺の魔法なら。
ヒントを聞き出すことはできるんじゃないか?
うわ~、ダメ魔法だとずっと思ってたけど役に立つ日が本当に来たよ!役立たずだと思っててごめん。

そうと決まれば手を繋がないと。

「あの…」
「どうした?寝れねえか?」

ダメだ。さりげない台詞が何も浮かばない。仕方ないので直球で行くことにする。

「手を繋いでもらっていいですか?」
「!」
「ええっ!?」

俺は目をごしごし擦る。
俺の言葉に顔を赤くしたウィルさん。いや、それはどうでもよくって…なんと再び髪の毛が逆立っているばかりか、今度は頭の上にちょこんと犬のような耳が出現したのだ。

「う、キツ…わりぃ!」

俺にそう一言いうとおもむろにズボンを脱ぎ出した。
そして脱いだ姿に度肝を抜かされた。下着姿にじゃない。ふわりと立派なしっぽが揺れていたのだ。

「ウィルさん、し、しっぽが……」
「わりぃ、獣化した。もう!あんまり可愛い事ばっかりすんなよ!」
「獣化?」
「え?言っただろ?狼獣人だって。本能が刺激されると獣化するんだよ」

なんだって!?
じゃあ俺が始め想像した通りにファンタジーな生き物だったんだ。

「もっと獣化したら狼に変身するの?」
「ははっ!やっぱりサクヤは子供だなぁ。動物型にまで変身したらそりゃもう人じゃねえじゃん。サクヤの育ったとこじゃ獣人はあんまりいなかったのか?俺たちは普段も獣の特性がたくさんあるけど、獣化したらその力がさらに強くなるんだ。中でも狼はすっげえ強い。群れで生きるのを好むから冒険者になる奴はほとんどいないんだけど、もしなってたら簡単に上位冒険者になるんじゃねーかな」
「へえ~」

全然知らなかったので素直に感心する。
そんな俺を見てウィルさんはしばらく得意げにしていたが、やがて顔を赤くして難しい表情になった。真一文字に結んだ口を見ると牙が見える。

「手を繋ぎたいって不安なんだな。そうだよな…、助けられたってすぐに実感なんて湧かねえよな。
よし!それなら俺が添い寝をしてやる!安心して寝れるぞ!」

いらん!

でもやる気満々なウィルさんにベッドの中にぐいぐい入って来られたら俺に止める術はない。
ふさふさのしっぽが俺の手に当たる。柔らかいな。って違う、癒されている場合じゃない。手を繋がないと。

「あ、あの、手を…」
「まっ、まだ寂しいのか?……分かった」

言うが早いかぎゅっと抱き着かれた。ぎゃー!

「サクヤはまだこども…理性…おれの理性…ああでもいい匂い…だめだ、俺。頑張るんだ…」

横からブツブツ呟きが聞こえる。普通に怖い。それにこの態勢もヤバイ。

「止めてくださいッ。この体勢、嫌です!」
「ッ!苦しかったか?」

ウィルさんがガバッと仰け反る。助かった。さっきは互いに横を向いた形で抱き着かれていたんで、背中に置かれた手が簡単に後頭部まで移動しそうで怖かったのだ。
ただでさえピンチなのだ。ここで発情の呪いなんか発情したら目も当てられない。
飛びのいてくれた隙に向きを変える。
ごろんと仰向きになって、俺に覆い被さる形になっているウィルさんを見上げる。
冷静に考えるとこの体勢のおかしさに恥ずかしくなるけど今は深く考えないことにする。とりあえずこれなら俺の最大の弱点である頭は背にしたベッドが守ってくれるはず。

呆然と俺を見降ろすウィルさんの手を勝手に掴む。ありがたいことに力が入っていなかったようで俺の力でも思った通りに動いてくれた。
片手を指を絡めるように繋ぐ。よし!これなら簡単に振りほどけない。

「あの、ウィルさん?」
「はぁ、はぁ、はぁ…な、なんだ?」

真実を知る俺の魔法。
手を繋いだ相手がウソを言えば雷のような衝撃が相手を襲う。
不審に思われないためには、はっきりした場所が分かるまで魔法を使っているってバレない方がいい。質問は慎重に選ばないと。
ゆっくり手に魔力を籠らせる。

「さっきの俺の腕輪のことなんですけど、あれは…この建物の中にあるんですよね?」

相手がどう答えるか分からないので緊張で心臓がバクバクする。
でもこれだけ範囲が広ければ嘘を付かずに本当のことを答えてくれるんじゃないだろうか。

「あ?ああ。あるぞ?ちゃんと取っておいてあるから心配するな」

ウィルさんの様子に変化はない。
ということは、この建物内にあるってことは本当?うん、そうに違いない。
練習は毎日しているし、発動はほぼ100%するようになったってレイシスからはお墨付きを貰っている。
よし、これで希望が見えた。

「そ、それよりサクヤ。お前今何歳だ?」
「へ?」
「俺……、可愛そうな子供だからこうして助けたんだけど、でもそれだけじゃなくて。
お、お前だから、すぐにでも助けたいって思ったんだ。すぐに仲間に連絡して。即決行したんだ。
お前が何歳でもいいんだ。もちろん何年でも待つつもりだ」
「はあ…」

いきなり何の話だ?
ああ、族長を継ぐから身寄りのない子供でもずっと面倒見てやるぞってさっき言ってたっけ。その話の続きかな。

何故か見上げたウィルさんの顔が異常に赤い。さらに鼻息がすごい。俺もいっぱいいっぱいだったし気づいてなかった。どうしたんだ?
ウィルさんは大きく息を吸い込むと繋いだ手をぎゅっと握り込んだ。

「それに、誰よりも大事にする……だから、俺と番にならないか!?」
「は?」
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