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ムールカの思惑
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「しかし、ムールカ」
「私も、お姉さまとお話がしたいと思っていたのです。こんなことになるまでお姉さまを追い詰めてしまった原因はきっと、私たち家族にもあったのでしょうから」
ムールカの言葉に従い、リドさまがわたしに道を譲る。
わたしは震える足で一歩ずつムールカに歩み寄り、扇で隠れた彼女の顔が見える位置に入る。
ムールカは、笑っていた。
わたしたちを取り囲む人垣には聞こえない音量で、ムールカは語る。
「正直驚きです。あなたがここまで、変わることなんてないと思っていました。そんなに見た目を偽ってまで、婚約者の地位を手放したくなかったんですか?」
「……なんのこと?」
「ふふ、笑ってしまいそう。でも笑っちゃだめだわ、周りに変に思われるもの。
朝から外に出ていた、というのは意外でした。ずっと部屋で陰気に引きこもっているものだと思っていましたから。だけど納得です。まさか雑技団のような者たちに混ざって曲芸の練習をしていたとは」
「曲芸?」
「その見た目ですよ。よく偽ったものですね、まるで壁じゃないみたいなお顔。私とは顔立ちが全く異なると思っていましたが、今なら姉妹だと言ってもみんなに納得してもらえそうじゃあないですか」
壁顔は、化粧の知識と技術がなくて、化粧品の力を上手に使えなかったせいだった。
今の顔は、化粧品の力を正しく借りることができるようになったから壁顔にならなくなっただけだ。
化粧は本来の顔の良い部分を強調しているだけで、曲芸なんかじゃない。
「偽ってなんかいないわ。これが本来の、わたしの顔だもの」
わたしの言葉を聞いたムールカは扇でもう一度顔を隠した。お腹を押さえ、苦しそうだ。
わたしたちから少し離れて様子を窺っている周囲の人々には、もう一度ムールカが泣き出したように見えたかもしれない。
「ああ、おかしい! 笑わせないでください。あなたなんかが、美しくなれるわけないじゃないですか。天族に何かおかしな術をかけてもらったんでしょう?
天族は見目麗しい人が多いというのも頷けます、皆そうやって、化粧をしただけだと言って顔かたちを変えるような怪しげな術を使っているのですね」
「術……?」
「とぼけた声、反応。お姉さまのそういうところがとても嫌いです。話が通じないんだもの。
だけど、そんなことはもうどうでもいいです。どうせ今日でお別れなのだから」
「待って、ムールカ。お別れってどういうことなの?」
ムールカが扇の向こうでどんな顔をしているのかわからない。
だけど少なくとも、その目はひどく楽しそうだった。
「あなたは今日ここで、王太子の婚約者としての地位を失います。妹を虐待していたという罪によって」
「どうしてそうなるの? その背中の傷、随分ひどいようだけど、誰にやられたの?」
「まあ! 全部お姉さまのせいではないですか。あなたが無理やり私に馬乗りになって、鞭打つように私を嬲ったのです」
「何を……言っているの?」
「ただの事実です。あなたが私をこんなに痛めつけた。だから、婚約者の資格を剥奪されるのは当然です。そして、空いたその穴を埋めるためには、私が殿下と婚約するしかない。
盟約に記されたシェンブルクの娘は、もう私しかいないのですから」
ムールカが、表情がわたしにだけ見えるように扇を逸らす。
にっこり笑った笑顔が、彼女の真意を如実にわたしに教えてくれた。
そこまでされれば、いくらなんでもわたしにだってわかる。
「……なら、その傷はわざと自分でつけたのね。わたしを陥れるために」
つまり、ムールカはわたしを追い落とし、空座となったリドさまの婚約者の位置に潜り込むために、芝居を打ったのだ。
「だけどわたしには……アリバイがある。ミーナも天族の皆も、わたしが早朝から城に来ていたことを証言してくれている」
「あいかわらず残念なおつむしかお持ちでないお姉さま。だからあなたは下賤な天族の民にしか相手にされないのです。
証言だなんてどうだってよろしいの。現に私の背には傷があるのだから。……天族だなんて怪しげな者たちと通じていたと言い張るあなたと、殿下の庇護下にある私。みなさんの支持が得られるのは、どちらだと思いますか?」
そう言われてしまっては、支持が集まるのは確かにムールカだろう。
権力者とそれ以外の主張のどちらを信じますかと言われたら、貴族だったら誰だって権力がある方を選ぶ。
間違っている、えん罪だととわかっていたとしても、保身に走るのは貴族として生き残るためには当然の行動だ。
メイド長やミーナ、天族の皆がわたしを庇ってくれたことが、わたしにはどんな宝石をもらうより嬉しかったけれど、この場にいる多くの貴族にとってその証言に価値はない。
身分の低い者の言葉は、信用に値するものではないのだ。
そういう社会で、わたしたちは暮らしている。
「あなたの唯一の価値である『王太子の婚約者』という地位を失えば、シェンブルクに恥をかかせたあなたをお父様もお母様も許しはしないでしょう。これでようやく、あなたはシェンブルクから追い出されます」
両親はわたしたちに無関心だった。
あの人たちの関心はただ、わたしが盟約を果たしてリドさまに嫁ぐことだけに向けられていた。その務めさえ果たせば、あとはどうでもよかったのだろう。
だから、わたしがその務めを果たせないとわかったらきっと、もうあの家には入ることさえ許されない。
体が冷たくなっていく。わたしはここで妹を虐待した罪で断罪され、家を追放されるのかもしれない。
王太子の婚約者という立場も、シェンブルクの娘という肩書も、望んで手に入れたわけではない。
けれどもその二つだけが、孤立しているわたしに残されていたよすがだった。
その二つがあったからこそ、ルールーさんだってわたしを見つけてくれたのだ。
それを失ったら、自分がどうなってしまうのか想像さえできない。
ムールカはそれをわかっている。わかっていてそれを奪い取るために入念に準備し、今ここに立っている。
だけど、何がそこまで。
どうしてムールカは、そこまでしてリドさまの婚約者という地位を欲したのだろう。
「ムールカはそこまでして、リドさまと婚約したかったの? そんなに、あの人を愛しているの?」
恋は、どんなことをしてでも相手が欲しくなるという暴力的な想いだとシェラは言っていた。
ムールカもそうなのだろうか。
しかしわたしの疑問を聞いたムールカは、眉根にシワを寄せ、わたしを睨みつけた。
怒り、呆れ、それだけでは説明のつかない、歪んだ顔だった。
「まだそんなことを言うんですか? どうしようもないほどにおめでたい人」
「私も、お姉さまとお話がしたいと思っていたのです。こんなことになるまでお姉さまを追い詰めてしまった原因はきっと、私たち家族にもあったのでしょうから」
ムールカの言葉に従い、リドさまがわたしに道を譲る。
わたしは震える足で一歩ずつムールカに歩み寄り、扇で隠れた彼女の顔が見える位置に入る。
ムールカは、笑っていた。
わたしたちを取り囲む人垣には聞こえない音量で、ムールカは語る。
「正直驚きです。あなたがここまで、変わることなんてないと思っていました。そんなに見た目を偽ってまで、婚約者の地位を手放したくなかったんですか?」
「……なんのこと?」
「ふふ、笑ってしまいそう。でも笑っちゃだめだわ、周りに変に思われるもの。
朝から外に出ていた、というのは意外でした。ずっと部屋で陰気に引きこもっているものだと思っていましたから。だけど納得です。まさか雑技団のような者たちに混ざって曲芸の練習をしていたとは」
「曲芸?」
「その見た目ですよ。よく偽ったものですね、まるで壁じゃないみたいなお顔。私とは顔立ちが全く異なると思っていましたが、今なら姉妹だと言ってもみんなに納得してもらえそうじゃあないですか」
壁顔は、化粧の知識と技術がなくて、化粧品の力を上手に使えなかったせいだった。
今の顔は、化粧品の力を正しく借りることができるようになったから壁顔にならなくなっただけだ。
化粧は本来の顔の良い部分を強調しているだけで、曲芸なんかじゃない。
「偽ってなんかいないわ。これが本来の、わたしの顔だもの」
わたしの言葉を聞いたムールカは扇でもう一度顔を隠した。お腹を押さえ、苦しそうだ。
わたしたちから少し離れて様子を窺っている周囲の人々には、もう一度ムールカが泣き出したように見えたかもしれない。
「ああ、おかしい! 笑わせないでください。あなたなんかが、美しくなれるわけないじゃないですか。天族に何かおかしな術をかけてもらったんでしょう?
天族は見目麗しい人が多いというのも頷けます、皆そうやって、化粧をしただけだと言って顔かたちを変えるような怪しげな術を使っているのですね」
「術……?」
「とぼけた声、反応。お姉さまのそういうところがとても嫌いです。話が通じないんだもの。
だけど、そんなことはもうどうでもいいです。どうせ今日でお別れなのだから」
「待って、ムールカ。お別れってどういうことなの?」
ムールカが扇の向こうでどんな顔をしているのかわからない。
だけど少なくとも、その目はひどく楽しそうだった。
「あなたは今日ここで、王太子の婚約者としての地位を失います。妹を虐待していたという罪によって」
「どうしてそうなるの? その背中の傷、随分ひどいようだけど、誰にやられたの?」
「まあ! 全部お姉さまのせいではないですか。あなたが無理やり私に馬乗りになって、鞭打つように私を嬲ったのです」
「何を……言っているの?」
「ただの事実です。あなたが私をこんなに痛めつけた。だから、婚約者の資格を剥奪されるのは当然です。そして、空いたその穴を埋めるためには、私が殿下と婚約するしかない。
盟約に記されたシェンブルクの娘は、もう私しかいないのですから」
ムールカが、表情がわたしにだけ見えるように扇を逸らす。
にっこり笑った笑顔が、彼女の真意を如実にわたしに教えてくれた。
そこまでされれば、いくらなんでもわたしにだってわかる。
「……なら、その傷はわざと自分でつけたのね。わたしを陥れるために」
つまり、ムールカはわたしを追い落とし、空座となったリドさまの婚約者の位置に潜り込むために、芝居を打ったのだ。
「だけどわたしには……アリバイがある。ミーナも天族の皆も、わたしが早朝から城に来ていたことを証言してくれている」
「あいかわらず残念なおつむしかお持ちでないお姉さま。だからあなたは下賤な天族の民にしか相手にされないのです。
証言だなんてどうだってよろしいの。現に私の背には傷があるのだから。……天族だなんて怪しげな者たちと通じていたと言い張るあなたと、殿下の庇護下にある私。みなさんの支持が得られるのは、どちらだと思いますか?」
そう言われてしまっては、支持が集まるのは確かにムールカだろう。
権力者とそれ以外の主張のどちらを信じますかと言われたら、貴族だったら誰だって権力がある方を選ぶ。
間違っている、えん罪だととわかっていたとしても、保身に走るのは貴族として生き残るためには当然の行動だ。
メイド長やミーナ、天族の皆がわたしを庇ってくれたことが、わたしにはどんな宝石をもらうより嬉しかったけれど、この場にいる多くの貴族にとってその証言に価値はない。
身分の低い者の言葉は、信用に値するものではないのだ。
そういう社会で、わたしたちは暮らしている。
「あなたの唯一の価値である『王太子の婚約者』という地位を失えば、シェンブルクに恥をかかせたあなたをお父様もお母様も許しはしないでしょう。これでようやく、あなたはシェンブルクから追い出されます」
両親はわたしたちに無関心だった。
あの人たちの関心はただ、わたしが盟約を果たしてリドさまに嫁ぐことだけに向けられていた。その務めさえ果たせば、あとはどうでもよかったのだろう。
だから、わたしがその務めを果たせないとわかったらきっと、もうあの家には入ることさえ許されない。
体が冷たくなっていく。わたしはここで妹を虐待した罪で断罪され、家を追放されるのかもしれない。
王太子の婚約者という立場も、シェンブルクの娘という肩書も、望んで手に入れたわけではない。
けれどもその二つだけが、孤立しているわたしに残されていたよすがだった。
その二つがあったからこそ、ルールーさんだってわたしを見つけてくれたのだ。
それを失ったら、自分がどうなってしまうのか想像さえできない。
ムールカはそれをわかっている。わかっていてそれを奪い取るために入念に準備し、今ここに立っている。
だけど、何がそこまで。
どうしてムールカは、そこまでしてリドさまの婚約者という地位を欲したのだろう。
「ムールカはそこまでして、リドさまと婚約したかったの? そんなに、あの人を愛しているの?」
恋は、どんなことをしてでも相手が欲しくなるという暴力的な想いだとシェラは言っていた。
ムールカもそうなのだろうか。
しかしわたしの疑問を聞いたムールカは、眉根にシワを寄せ、わたしを睨みつけた。
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