恋する女騎士は、溺愛してくる世継ぎの王子の顔が残念ながら好みじゃない

 フィーネは体に秘めた類まれな魔力を生かして騎士になった。
 その力を使って第六王子アナトルの護衛騎士を務めていたが、彼の失脚に伴って解雇されてしまう。

 アナトルへの恋心と仕事の両方を失って落ち込むフィーネのもとに現れたのは、美貌と才気にあふれた第一王子ユーグだった。

 解雇されたが、まだアナトルの役にたちたいのだ、と訴えるフィーネに、ユーグはある提案をする。

「……私の護衛騎士になったらどうかな。アナトルと会う機会は、他の仕事より多いと思うのだけれど」

 常敗無勝の一方的な恋しか知らなかったフィーネは、ユーグの想いに気づかない。
 ……周囲から見れば、ユーグがフィーネを溺愛していることは明らかなのだが。
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