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第四章
番外編1.追放の末に
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式典が終わってすぐに、重罪を犯した三人罪人として罰を受ける身となった。
ゾフィスは聖職者でありながらも、偽物の聖女を真の聖女として迎えただけでなく、裏で寄付金を横領して自分の財産にしたり、寄付金を奪うべく、災難を招いていた。
その罪は終身刑にも当たる程の思い刑罰となり、サンドラに至ってはリリアーナを追放し、神殿の巫女に暴力を振るい怪我を負わせただけでなくリデルに呪いをかけ殺そうとした罪だけでなく、これまで気に入らない人間に呪いをかけ苦しめていたのだ。
聖女候補は女神より人々の為に力を使う様に与えられていたのに、私利私欲の為に使い続け。
最終はリリアーナを呪い殺そうとした罪は重すぎた。
対する、ロイドはリリアーナを追放した張本人でもある。
実際は追放したわけではないが、竜の生贄にして殺してしまった後は、リリアーナが受け継ぐはずの領地を自分の物にしようとしていた罪が露見した。
最終的にはアンシー辺境伯爵領地を奪うためにオーディンとルーカスを亡き者にしようと考えていたのだ。
その証拠も押さえられ三人は同じ国へ追放された。
その追放された場所はというと。
「とっとと働かぬか!亀!」
「ひぃ!」
「本当に無能な奴らめ、馬小屋の掃除が終わった後は蜂の巣の蜜を取りに行くのだ。勿論防護服などない」
「そんなぁ!」
アッテリカ王国に三人そろって送られ、現在は王宮で雑用をさせられていた。
召使以下の扱いを受け、給料はなく労働させられる始末。
住まいは馬小屋のすぐそばにある小さな小屋で三人一緒に生活を強いられている。
「うっ…」
「サンドラ!吐くな…汚い!」
中年のゾフィスは体力的も耐え切れず、老婆となったサンドラも老人同様だったので体力がないので足手まといだった。
ロイドもこれまで貴族としての生活が染みついているので掃除なんてできるはずもなく、監視役に怒鳴られる日々。
そして何故か三人を怒鳴り散らし鞭で叩くリデルの姿があった。
「のほほほ!さぁ働くのじゃ!」
「リル…怖いよ」
「私の娘が、目覚めたか。くっ…!」
国王とレンはリデルが変な方向に逞しくなり恐ろしさを感じながら嘆き悲しんだ。
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まだまだ幼いリデルは影響されやすかった。
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